- 一般的な用法については「噴火」の記事を参照。
データ
初出 | 第3世代 |
---|---|
分類 | 特殊 |
タイプ | ほのお |
威力 | 150 |
命中 | 100 |
PP | 5 |
範囲 | 相手全体 |
直接攻撃 | × |
備考 | 自分のHPが減少するほど威力が低下する。 |
概要
第3世代で登場した、ほのおタイプの大技。迸る怒りを爆発させ、相手全体を攻撃する。
第4世代の物理/特殊分離では、特殊技に分類された。
ほのおタイプの技としては「ブラストバーン」と並ぶ威力150を誇る。
ただし高威力技のお約束で、相応のデメリットが存在する。
それは自身のHPが減れば減るほど威力が減衰していくというもの。
威力計算は「最大HPに対する現HPの割合」となっており、早い話が1でもダメージを受けた時点で威力を維持できなくなり、最終的にはたったの1になる。
この仕様上、先制技にすこぶる弱い。
ただ、HPが7割ほど残っていればまだ「だいもんじ」程度の威力は出せるため、ある程度の減衰は割り切るという考え方もある。
当初はバクーダ・コータス・グラードンしか習得者のいない、専用技に近い扱いがなされていた。
第4世代で多少増えたが、どうも火山に関係するポケモンに絞られているようで、分類名が「かざんポケモン」であるバクフーンやエンテイを始めとして、進化前を含めてもまだ1ケタという希少ぶりであった。
この時増えたポケモンは全てほのおタイプであり、以降の追加は編集時点でバクフーンのリージョンフォームであるヒスイバクフーンただ1例しか無い。
ちなみにグラードンはゲンシカイキによって後天的にほのおタイプを得ている。
最速でも(習得時点で既に「高速」とは言えなくなっていた)バクフーンとエンテイなので、「こだわりスカーフ」などで「すばやさ」を補強することが多い。
それでは間に合わないほど遅いバクーダやコータスは、味方が「トリックルーム」を展開した後に出てきて放つのが一般的である。
こうした性質と範囲攻撃になる特徴から、ダブルバトル以上の団体戦で見かけることの方が多い。
特にコータスは第7世代で特性「ひでり」を獲得したため、一度場が整いさえすれば晴れ×タイプ一致×威力150というとんでもない火力を先制でぶつけることができる。
団体戦では「ようりょくそ」持ちによる「おさきにどうぞ」という手段もあり、中でもドレディアとの並びは鉄板の域。この場合ドレディア側は攻撃に参加できないが、それでも無対策のパーティは簡単に溶けてゆく。