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エンテイ

えんてい

エンテイとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
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唯一にして絶対の神、当然、アルセウスや真・唯一神ファイヤー様を自称するにらみつけるファイヤーとは比較にもならない程の存在であった。後輩に唯一王ブースターがいる。
そのファイヤーは「にらみつける」を完全に捨て去り、ブースターは黒歴史にしようと奮闘しているが、エンテイは現在でもその気になればすぐにでも鋭い眼光を向けることができる。

……という、上記のネタ的な意味での唯一神は実質第5世代までであり、現在は禁止級(とドーブル)以外で「せいなるほのお」を覚える唯一の存在である。
そのため、準伝説まで使用が可能な標準的な対戦ルールでは文字通り唯一の神(伝説ポケモン)である。

基礎データ

ずかんNo.244
英語名Entei
ぶんるいかざんポケモン
タイプほのお
たかさ2.1m
おもさ198.0kg
とくせいプレッシャー


容姿

エンテイ(ドット)
唯☆一☆神


獅子のような風格を持つポケモン。全身は茶色の毛に覆われており、背中には噴煙を思わせるたてがみを持つ。また、体の各部に金属的な器官を持ち、特に口元のそれは形状と相まって口ひげのようにも見える。

まじめな概要

『ポケットモンスター 金・銀』(第2世代)に初登場したポケモン。
名前の指す意味はおそらく「炎帝」。
古代中国における伝説の皇帝達、三皇五帝の一人、「神農(→wiki)」の別称、「炎帝」と関係があるのだろうか・・・?

マグマの情熱を宿した大地を駆け巡るポケモン。全てを焼き尽くすを吹き上げる。
火山の噴火から生まれたと考えられ、新しい火山ができるたびに生まれてくると伝わっている。
その為、火山と密接な関係にあると考えられて、エンテイが吠えると世界のどこかの火山が噴火すると云われている。

また逞しいポケモンでみなぎる力を押さえきれず道という道を、火山のマグマよりも熱い炎を噴き出しながら駆け巡る。

日本では何故か三犬というカテゴリーに分類されるが、デザイナー斉藤むねお氏曰く、元ネタはライオンとのこと。

ゲーム中での性能

第6世代以前

銀幕にておデビューなされた

だが、それが長い受難の始まりでもあられた・・・。

捨てエンテイ


全体的に高い能力を持ちHP・こうげきが特に高く、ついですばやさが高いが、第6世代になるまで致命的なほど物理技のレパートリーが少なかった。
そもそも第3世代までほのお技は特殊扱いであり、肝心の物理技も登場時はノーマルタイプ技以外ほとんど覚えられなかった。
第3世代に登場した大技「オーバーヒート」を何故か第3世代でだけ覚えず、第4世代で登場した実質最強ほのお物理技である「フレアドライブ」を覚えない
代わりに第4世代になって覚えたのは同じほのおタイプに対抗できるストーンエッジ。違う、そうじゃない。
そんなエンテイに与えられた最大威力のほのお物理技はほのおのキバ」(威力たったの65)。特殊の「だいもんじ」や不一致の「ストーンエッジ」や「アイアンテール」の方が威力が高いという始末であった。
また、第3世代で初めて登場した際は味方のバクーダの「じしん」で容赦なく殺されていた
そのため伝説のポケモンであるのに狙ったような不遇っぷりであったエンテイは、ネタ的な意味で「唯一神」と呼ばれ人気を集めた

ただ、13作目の映画の特別前売券にて手に入った色違いエンテイがフレアドライブ」を習得しており、5世代で技の優先度が上がったしんそくまでついてくるという、正に夢のようなエンテイであった。
しかし映画限定であることや、それ以上に別の選択肢に「ぜったいれいど」が使えるスイクンがいるという時点でそちらに人気を奪い去られてしまった。
似たような立場のポケモンを比べてみても、最高威力の「フレアドライブ」が放てる上にサブ技も充実しているヒヒダルマ、「フレアドライブ」「しんそく」に加え「いかく」も「インファイト」もあるウインディがどちらもすばやさのせいで中堅程度であり、サブに乏しいエンテイの評価もよくて中堅かそれ以下くらいであった。

通常エンテイはというと、まもる」+「みがわり」+「どくどく」or「めいそう」+「かえんほうしゃ」+「たべのこし」という時間稼ぎ戦法がこの頃に確立。
「すばやさ100の特性『プレッシャー』持ち」「『どくどく』が無効のはがねタイプにほのお技を撃てる」「HPを高めることでちきゅうなげ』を使われても『みがわり』が壊れないようになる」という特徴から意外なほどエンテイとの相性が良く、ワンチャンスある程度には強いポケモンという評価が下されるようになった。

エンテイ様の嘆き
エンテイの憂鬱



第6世代以降

時は変わり、『ポケモンXY』。
バトルシャトレーヌルスワールのエンテイがなんとホウオウの専用技である「せいなるほのお」を使用してくることが判明。
エンテイの飛躍に期待を寄せるファンもいた反面、バトルシャトレーヌでは現在ではまだ手に入らない準伝説の隠れ特性個体を使用してくることもあり、どこぞのドラゴン使いのようにCPU限定技という推測もあった。

そして第5世代以前のポケモンが解禁されプレイヤー個体のエンテイも「せいなるほのお」の習得が可能なことが判明。苦節14年、ついにの専用技を賜るに至った。
この技の効果は威力100、ほのお物理、追加効果で5割やけどという、エンテイにこの上なくぴったりな性能を有する。
これにより、今まで苦手としていたバンギラスガブリアスと言った厨ポケの後出しを大きく牽制できる。
変化技が使えなくなる代わりにとくぼうが1.5倍になる「とつげきチョッキ」登場も追い風で、「せいなるほのお」でやけどを負わせて物理受け、特殊受け両方を兼ね備えることができるようなった。
やけどを負わないほのおタイプに対しては「ストーンエッジ」を打ち込めるため、ほのお単タイプとしてはトップクラスの性能と言われるまでに。
特に劇場版限定の個体は「しんそく」を使用できるため勝ち抜き性能としても申し分ない。
禁止級であるホウオウの固有技を使えるドーブル以外の唯一のポケモンであるため、上記のことも合わせてネタ的な意味を含まない唯一神と呼ばれるようになった。
その強化ぶりは2015年世界大会にてエンテイの使用者がベスト4に名を連ねたほど。お前さんホント強くなったよ。

エンテイ
エンテイ



劇場版限定個体はいじっぱり固定なので、すばやさをある程度落とした上で撃ち漏らした相手を「しんそく」で狩る戦法が主流となる。だが現在レーティングでは使用不能。
通常エンテイは「しんそく」がない分好きな性格で戦うことができるので、性格ようきで最速にしてしまうのも十分あり。「ニトロチャージ」で上から叩けるようにするのもよい(というかそれを入れないと技が足りない)。
また時間稼ぎ戦法を展開する場合「せいなるほのお」のPPが最大で8しかないのでこの技はあまり採用されない。

……とはいえ、現在のエンテイの強さの半分以上は「せいなるほのお」に依存するものであり、この技が有効活用できなくなると途端に大きく弱体化することになる。
何せ技のレパートリーは元々すこぶる貧弱なので、サブ技で切り返そうにも有用な技がないことが多い。
特にヒードランに対しては、「せいなるほのお」が無力化されるだけでなく「ストーンエッジ」も等倍でしか通らない。
習得できるじめん技に「じならし」があるが、威力不足に加えてヒードランが「ふうせん」を持っている場合もある為これだけでは不十分。
しかも第7世代でこの技を半減する上に弱点も突かれ、かつ「やけど」すら無効化するカプ・レヒレまで出て来る始末。
一応『USUM』で「じだんだ」を覚えられるようになったことで、多少サブウェポンの威力が改善された。

映画などでのイメージから、「かえんだん」や「れんごく」、「マジカルフレイム」、「ハイパーボイス」なども覚えそうではある。
かざんポケモンなので「マグマストーム」を覚えても不思議ではない。
だがどれも特殊技である為、これ以上の強化につながりそうにないのは残念なところ。

隠れ特性持ちがこれまで解禁されたことはないが、サン・ムーンにて「もらいび」から「せいしんりょく」に変更された模様。

余談だが、カロスマーク以外の個体、特に「しんそく」エンテイが規制された原因の1つに同時期に配信された「ぜったいれいど」スイクンがあまりに前世代で暴れ過ぎたのが一因である可能性が高いのが何とも皮肉。両者とも対戦での役割が確立されている為、そこまで痛手ではないのが現状ではあるが。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

DX以降の作品に登場。モンスターボールから登場すると、「ほのおのうず」で相手を空中に拘束する。

ポケモンGO

伝説いぬ


ライコウ、スイクン共々2017年9月11月までの期間限定で世界中のジムにレイドボスとして登場する
エンテイは9月中はヨーロッパ地域およびアフリカ大陸10月北アメリカ大陸に出現した後、11月にいよいよ日本を含むアジア太平洋地域へと凱旋してきた

これまで書かれてきたように、過去作での扱いがイマイチであったことから、プレイヤーの間では性能がどうなるか心配する声も上がったが、本作では物理技と特殊技の区別がないというシステム面の違いもあり、ファイヤーと並ぶほのおタイプ最強格の1匹(もちろんウインディやブースターより強い)に数えられるほどの強キャラの座へと躍り出た。

ファイヤーと比較すると攻撃と防御の種族値は劣るもののHPで大きく上回り、かつ二重弱点を抱えないため耐久面での有意性が高い(攻撃の低さもあくまでファイヤーと比較した場合であり、全ポケモン中17位と十分すぎるほど高いスペックを持っている)。
覚える技は通常技に「ほのおのキバ」「ほのおのうず」、ゲージ技に「かえんほうしゃ」「だいもんじ」「オーバーヒート」を揃える。
ファイヤーと異なり「ほのおのキバ」があることで連射性が利き、小回りが利くのがポイント。

総括するとサンダー(火力中心)に対するライコウ(バランス型)の関係とよく似ており、ゲージ技に差がない分、総合的には甲乙つけがたい状態になっている。
状況に応じて両方を使い分けると良いだろう。

少なくとも、扱いづらさばかりがフィーチャーされた原典と比べれば比較にならないほどの強化を施された大出世ポケモンと言える。
代わりに、彼の同輩が散々なことになってしまったが…。

ポケダン

救助隊

パッチールイベント関連の最初のボスとして登場。ダンジョンの難易度もさることながら、本人もそれなりに強い。
伝説のポケモンだけあって能力が高く、実力はかなりのものだが、部屋攻撃の「ねっぷう」を覚えるリザードンの存在もあり、なかなかパッとしない存在だった。
ちなみに少し仲間になりにくい為、難易度を考えると中々仲間にできないレアなポケモンだったりする。

探検隊

特定の道具を所持したときのみ出現する特別な徘徊ポケモンとして登場。
これまで範囲攻撃が「すいへいぎり」と「いあいぎり」しかなかったエンテイだが、タイプ一致の「ふんえん」を習得したことで強化された。かしこさもリーダー向けのDグループであり、リザードンとの差別化も果たした。…が、大きさが☆2になっているためメンバー構成に若干ながら支障をきたす。
なお、時・闇において上向きでふんえんを使うと「エンテー」と書かれたタイルに変化する。
では修正されたが流石唯一神、我々に新たなネタを提供してくださる。

冒険団

『炎の冒険団』のみ、クリア後に仲間にすることができる。

マグナゲート

あいにくの欠席。

シナリオで初めて対面する伝説のポケモンとして登場。その後も初めて主人公達が一時的な進化を行って戦ったり、見事なツンデレぶりを見せてくれたりと、非常にアツいシーンが多い。

クリア後に調査団ランクがある程度上がっていることが前提となるが、つぶやきを聞いて初対面した場所に向かえばバトルにもならずに仲間にできる(むしろヒードランのほうがお邪魔虫)。
教え技によりとうとう「ねっぷう」を習得できるようになった……のはよしとして、6世代で習得したせいなるほのお」が部屋攻撃、超威力、まずまずのPP、(部屋攻撃としては)破格の命中率というぶっ壊れ性能になっており、当然ステータスもトップクラス、欠点といえば強すぎるゆえに調査を渋りがちなことくらいしかない。
ねっぷう」なんて初めからいらなかった。ポケダンでも唯一神の異名は伊達ではない。「せいなるほのお」は偉大である。

アニメ版について

アニメ版の劇場映画第3作である『結晶塔の帝王ENTEI』に登場。
CVは俳優竹中直人が担当。

本物のエンテイではなくアンノーンが生み出した模造品であり、人語を理解して駆使でき、通常のほのおタイプの技とは異なるピンク色の火炎やチャージ可能な火炎や火球弾、結晶を操る力などを駆使して戦う。また、渾身の力で発射する、蒼い「はかいこうせん」的なものも使用した。

本物が登場したのはそれから2年後の『ジョウト地方編』からであるが、その時も特に前後編でもない普通の回だった。ただし、とんでもない威力の「かえんほうしゃ」をぶっぱなす、普通なら解くのが不可能な束縛を解除するなど、いちおう貫禄は見せている。

幻影の覇者ゾロアーク』では、通常のエンテイと色違いのエンテイが登場したがこちらでは色違いの方が本物で、通常色のエンテイはコーダイが作り出したコピーデータとゾロアークが化けたものであった。
ゾロアークはゾロアを助けるために従っており、スイクンからエンテイに変わったあとに炎を纏って暴れている。

2017年の映画『キミにきめた!』にも登場。ホウオウを目指すサトシたちの前に現れ圧倒的な力を見せつけた。1シーンのみだったライコウやスイクンよりもかなり優遇されている。

唯一神

上記にも書かれているが不遇さ加減でよくネタにされていたポケモンだった。

  • 第2世代ではそもそも高い攻撃を生かす方法がなかった
  • ウインディが取得できる高威力先制技であるしんそくもなかった
  • 第3世代で登場した「オーバーヒート」を覚えない数少ないほのおタイプだった。
  • ほのおタイプに対して攻撃できる物理技のサブウェポンも相変わらずなかった
  • 第4世代で登場した「フレアドライブ」を覚えない数少ない物理ほのおタイプだった。
  • 第5世代まで劇場版で配布された個体以外は「ほのおのキバ」以上のほのお物理技を覚えなかった

今となっては全てが過去の話である。「フレアドライブ」を覚えて馬力面が改善されたブースターもそうだけれど、強くなれたのは良い事なんだよ。
でも引き換えに何かキャラクターとしては大切なものを失った気もするんだ。

それでも、「せいなるほのお」のおかげで御大のように畏怖される称号に昇格したのは間違いない。

関連イラスト

炎帝
エンテイ
でーん
エンテイ×バンダースナッチ



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ダキム…唯一神と呼ばれる原因を作った人物

炎帝(神農)

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