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レジアイス

れじあいす

レジアイスとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
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「じゃきー!!」


基礎データ編集

全国図鑑No.0378
ホウエン図鑑(RSE)No.194
ホウエン図鑑(ORAS)No.203
カンムリ雪原図鑑No.198
ローマ字表記Regice
ぶんるいひょうざんポケモン
タイプこおり
たかさ1.8m
おもさ175.0kg
せいべつ不明
特性クリアボディ
隠れ特性アイスボディ
タマゴグループタマゴみはっけん

各言語版での名称と由来編集

言語名称由来
日本語レジアイスregister(英語:一時記憶装置)+ice(英語:氷)
英語Regice日本語に同じ
ドイツ語
フランス語
スペイン語
イタリア語
ポーランド語
韓国語레지아이스
中国語雷吉艾斯

概要編集

第3世代『ポケットモンスター ルビー・サファイア』で初登場した伝説のポケモン

所謂レジ系に分類されるポケモンの一匹で、昔の人々によって、ホウエン地方を始めとする各地に封印されていた。


身体全てがで出来たゴーレムのような姿をしており、パーツは全て規則正しい角柱形の組み合わせで成り立っている。

顔に当たる部分には7つの点字の様な模様があり、レジアイスの思考や感情によってサーバーの如く点滅する。


氷河の中で数千年眠っていたと云われており、研究者が調査した結果、身体を構成する氷は氷河期に南極で出来た物と同じである事が判明した。

後のシリーズで、レジギガスにより特殊な氷山から創られた事が明かされている。


常にマイナス200度もの冷気に体が包まれている為、近寄っただけでも凍らされてしまい、炎やマグマの熱でも溶ける事は無い。


バトルレボリューションまではこれでもかと言う程に光沢ピッカピカだったが、XY以降の作品ではくすんだ氷という質感になってきている。

身体は形状が形状なだけに曲げられる部分が存在せず、両手足の関節以外はほぼ全くと言っていいほど可動しない(ねじることは出来るので若干は動く)。


脚も氷柱の様に鋭く尖っているため、移動するときは地上をまるで滑るように移動する。その為か、『スタジアム』系列の作品では、技も出していないのになぜか変なステップをしている。

恐らくバランスを取っているだけだと思うのだが…。この動きは非常にシュールなので一度見てみることをお勧めする。


色違いは体色がより明るくなったぐらいであり、同期2体と比べるとかなり地味。特に3D化したXY以降は分かりづらさが余計に顕著となっており、その上ポケモンホームでのアイコンとなると本当によく目を凝らさないと分からないくらい違いが少ない。


名前の由来は「register(英語: 一時記憶装置)」+「ice(英語: 氷)」。


ゲームでの特徴編集

ルビー・サファイア・エメラルド編集

レジアイスの所まで行くにはかなり大掛かりな調査が必要。

ホウエン地方のどこかに隠されている「おふれのせきしつ」内に書かれた点字のを解く事で、ムロタウン近海にある「こじまのよこあな」の入り口が開く。その中にも点字の謎が書かれており、読み解いた通りの行動をすれば最深部への道が開く。そこにレジアイスが一匹だけ佇んでいる為、調べれば戦闘・捕獲が可能となる。


ファイアレッド・リーフグリーン編集

他ソフトから連れてくる必要がある。

また、第3世代では『おや:ハドウ(ID:50901)』の個体が配布されていた。


ダイヤモンド・パール・プラチナ編集

『プラチナ』でのみ、映画『ギラティナと氷空の花束シェイミ』の前売券に付属する引換券で、特別なレジギガスを受け取ることが出来た。このレジギガスを手持ちに入れた状態でテンガンざんへ行くと、キッサキ側出口付近にある正方形の洞窟(通常は中央にアイテムがポツンと落ちているだけで、野生ポケモンも出現しない)が「ひょうざんのいせき」なるダンジョンに変化する。ここで光る床の仕掛けを解くと、レジアイスと戦い捕獲する事が可能となる。当然ながら、キャンペーンが終了した現在ではこのイベントを行う事は出来ない。


ハートゴールド・ソウルシルバー編集

他ソフトから連れてくる必要がある。


ブラック・ホワイト / ブラック2・ホワイト2編集

『BW2』にて、イッシュ地方の地下に新しく出来た「ヤーコンロード」の最深部にある「ちていいせき」に出現。殿堂入り後、そこに現れるレジロックを捕まえると、「ひょうざんのカギ」というアイテムを入手でき、入り口の大扉に使うと部屋が「氷山の間」に切り替わる。そして、その奥にいるレジアイスとバトルできるようになる。

  • 該当するカギはホワイト2でのみ入手でき、ブラック2ではホワイト2と通信することで分けて貰う事が可能。

X・Y編集

他ソフトから連れてくる必要がある。


オメガルビー・アルファサファイア編集

道のり自体は上記のリメイク版と全く同じ。なお、同作でレジギガスを捕まえる方法として、何故かレジアイスにだけ色々と特殊な条件が追加されている(レジギガスに会う条件の4分の3がレジアイス関連である)。


また、第6世代では2016年3月4日~10月31日までの間に『ポケモンバンク個体』が配布されていた。


サン・ムーン / ウルトラサン・ウルトラムーン編集

『USUM』で、ウルトラワープライドの黄色いホールから行ける洞窟に一匹のみ出現する。 レジアイスだけと狙って行く事は難しいが、それ以外の特殊な条件は要らない分かなり楽である。


Let's Go!ピカチュウ・イーブイ編集

当然ながら未登場。


ソード・シールド編集

DLC第2弾冠の雪原で登場。カンムリ雪原の「雪中渓谷」に存在する「氷山の遺跡」に出現する。

遺跡の扉を開けるにはまず、フリージオを手持ちの先頭にして連れ歩いている状態で扉を調べる必要がある。遺跡に入った後は床の光るスイッチを踏み、石像を調べる事で戦闘・捕獲が可能になる。今作では捕獲しない限り、スイッチを踏み直せば何度でも挑戦できる為、過去作に比べて捕獲が一番楽である。


ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール編集

殿堂入りして全国図鑑入手後、ハマナスパーク受付で「導きの石版」を化石掘りで入手できる「なぞのかけらS×3個」か「なぞのかけらL×1個」と交換で入手し、導きの部屋で出現する。


LEGENDSアルセウス編集

レジギガスは登場するものの未登場。しかし、キッサキ神殿の謎解きで間接的には触れられている。


スカーレット・バイオレット編集

DLC『ゼロの秘宝藍の円盤で『ポケモンホーム』解禁となる。


性能編集

種族値

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
805010010020050580

「とくぼう」が非常に高く、特殊耐久はハピナスに次ぐ高さを誇る。攻撃面も含めればこちらの方が優秀。また「とくこう」も優れているが、反面「こうげき」・「すばやさ」は壊滅的である。高い「とくこう」や「とくぼう」を反映させる為に、特殊アタッカーか対特殊の耐久型が好まれる。


攻撃技の候補としては、タイプ一致の「れいとうビーム」、こおり技の相性補完として優秀な「10まんボルト」、高威力で多くのポケモンに弱点を突ける「きあいだま」などが挙げられる。また「チャージビーム」で「とくこう」を上昇させるのも手である。最後の手段として「だいばくはつ」もあるが、前述の通りレジアイスは「こうげき」がかなり低いので大した威力はない。


また、マイナス200度の体温が絶対零度であるマイナス273.15℃に少し届かないためか、「ぜったいれいど」は覚えない。


変化技では「どくどく」「ドわすれ」などがあり、「でんじは」で自身の「すばやさ」の低さを補う事も出来る。また唯一の回復技「ねむる」も有効。


難点としては、こおりタイプの弱点を突くタイプ技のほとんどは物理技であり、もし鉢合わせたらあっという間に倒される恐れがあること。だが逆を言えば特殊技ではほのお以外は弱点を突かれにくいため、相手を見て繰り出していけばその特殊耐久を思う存分活かせる。むしろ半減できるタイプがこおりタイプしかないことが問題であり、後出し性能がそれほど高くなく、純粋な耐久型として運用していくには不安が残る。


一方でレジアイスはその高いとくこうからこおり+でんきという攻撃面で優秀なタイプの組み合わせを使えるので、対特殊の特殊アタッカーという運用になることが多い。

なお、さかさバトルでは弱点がこおりしかなくなるため、対特殊の要塞としてプレイヤーの前に立ちはだかることになる


だが、第6世代以降環境が物理隆盛になりがちであることや、第8世代で同期のレジ系が手に入れた「てっぺき」→「ボディプレス」のコンボが不可能であることから、第8世代時点ではレジ系の中でやや取り残されてしまっている。


第9世代編集

テラスタルが登場。弱点の少ないタイプに変わるだけでも自慢の特殊耐久を活かすことができる。HD特化「とつげきチョッキ」型の場合、C特化「こだわりメガネ」テラスタル打点であっても、威力かC種族値のどちらかが生半可であれば、等倍の場合乱数4発がざらである。また「ゆきふらし」周りの仕様変更によって両受けも可能になった。アローラキュウコンと組み合わせるのがベターだろう。


使用トレーナー編集

ゲーム版

※:スーパートリプルバトルのみ


アニメ版


漫画版


番外作品編集

ポケモンカードゲーム編集

こちらを参照


ポケモンGO編集

レイドボス編集

2018年6月22日~7月19日までの1ヶ月間にレジ系最初の1匹としてゲーム内に実装された。他の伝説ポケモンと同様、レイドボスとしてジムに襲来してきた個体を倒して捕獲することでのみ入手が可能。


ただし、ボスとして登場してきた時はかなりの強敵となる。とにかく耐久性能がべらぼうに高いため、生半可な人数では碌にダメージを与えられずにタイムアップになってしまう。安定したクリアを望むなら最低でも10人は人数を揃えておきたい。


また、じめん技やかくとう技を覚えているというのも地味に厄介な点で、「こおりなんだからほのおいわはがねで大丈夫だろう」と高をくくって挑もうものならあっという間にPTを壊滅させられてしまう。特にゲージ技3つのうち2つでいわタイプの弱点を突いてくるという点は無視できるものではなく、伝説キラーとして名高いバンギラスの使用を事実上封じられてしまうことになるのは痛い。


幸い、かくとうタイプならばどの技でも弱点を突かれないので、ある程度は余裕をもって戦えるだろう。カイリキーハリテヤマ、「きあいだま」を習得したミュウツーなどを主軸にPTを組んで闘うのがお勧めだ。


性能編集

原作同様耐久寄りのスペックとなっているが、攻撃手段自体は豊富で、「こおりのいぶき」と「ふぶき」というタイプ一致技のコンボの他にも、通常技で「いわくだき」、ゲージ技で「じしん」「きあいだま」を覚えられる等かなり器用な面も持ち、攻撃の型を読まれにくいという長所がある。さらに、こおりタイプの中では貴重な単タイプであるため二重弱点が存在せず、持ち前の防御種族値の高さもあって、耐久面も申し分ない。


こういった性能なので、真価を発揮できるのはレイドバトルやジム戦よりもトレーナーバトルがメインとなるだろう。もちろん、GOロケット団の従えるシャドウポケモンとの戦闘でもその高い耐久性を活かして思う存分活躍できる。特にドラゴンタイプのポケモンを繰り出してくるパターンでは、相手の手持ちやこちらの立ち回り次第では、レジアイス1匹で3タテも可能という圧倒的な実力を見せつけてくれる。


ポケモンマスターズ編集

ラジュルネ&レジアイス編集

2023年8月28日に、バトルポイントを貯めると貰える「バディーズ呼出券」と引き換えに、ラジュルネのバディでプレイアブル実装。こおりタイプのサポートロール。

バトルで熱くなりすぎる彼女を冷やす事あり、本人も「よく出来た相棒」と誇っている。

こおりのいぶき特定の場合を除き攻撃が命中したときに急所に当たる
バツグンアップ味方を次回抜群威力上昇状態にする
SPガードG 味方全員の特防を2段階あげる
ウズウズしとる!味方のHPを最大HPの100%回復+次回ダメージ防御状態にする

バディーズ技

勝気な次女のアイスレイこおりタイプの特殊バディーズ技

パッシブスキル

マスターパッシブスキル:こおりのカリスマ
味方全員の技の威力を10%あげる。味方全員の技で攻撃を受けたときのダメージを10%軽減する。この効果は自分のチームにこおりのタグを持つ味方のバディーズが多いほどさらに上昇する
ひんし時ばくはつ
ひんし状態になる直前にだいばくはつをつかう
急所無効
相手の攻撃が急所に当たらない
被攻撃時防御アップG9
技で攻撃を受けたときに味方全員の防御を1段階あげる

メインストーリー編集

「悪の組織編・最終章」にて、ある者あるポケモンによって呼び出されたポケモンで登場




アニメ版編集

アニポケサトシの旅シリーズ編集

劇場版ミュウと波導の勇者ルカリオ編集

世界のはじまりの樹を守る守護する「ガーディアン」で、樹に近づこうとする者へ「れいとうビーム」を放ち氷漬けにしようとしてくる。対話の余地がないように見えるが、はじまりの樹とミュウの意思には素直に従う。

れーじーあーいす


ジンダイのレジアイス編集

AG190話でサトシ戦のアンカーとして登場。

動きのノロさを補う手法として「れいとうビーム」でフィールドを凍らせ、そこをスケートリンクのように滑って移動した他、「れいとうビーム」でピカチュウの動きを封じ、その隙に「ねむる」で体力を回復させる戦法を取った。

電撃で麻痺させようがダメージを与えようが動きを止めて「ねむる」で全快するしぶとさにピカチュウの敗色は濃厚だったが、あきらめずに食らいついたピカチュウの「ボルテッカー」の前に敗退した。


DP編でジンダイが再登場した際はシンジ戦の3番手に登場。コドラを攻撃をさせる間もなく氷漬けにして一撃で撃破。後続に出てきたリングマは「でんじほう」でまひ状態にし、レジロックと交代した。


キッサキ神殿でポケモンハンターJにレジギガスが狙われた際は、暴れ出したレジギガスを抑えるべく他の二匹と共に挑みかかるも「あやしいひかり」を喰らって操られてしまい、一緒になって「はかいこうせん」を乱射しながら進軍を開始。が、Jがレジギガスを捕らえようと攻撃を仕掛けたことで混乱が解け、Jの石化光線から身を挺してレジギガスを庇った。J退散後はレジギガスの「めざめるパワー」で無事に蘇生し、眠りについたレジギガスの防衛に就くことになった模様。


新無印編編集

71話にて、プロジェクト・ミュウのチェイサー・ツルギがテンガン山で対峙している場面が映った。

そのまま捕獲された様で、新無印113話の最終トライアルミッションにおいてレジロック・レジスチルと共に登場。最終トライアルミッションの会場の一つである「定めの遺跡」の封印を解く。

その後、レジロック、レジスチル、ゴウが捕獲したレジエレキシゲルが捕獲したレジドラゴと共鳴し、レジギガスの幻影を見せた。


漫画版編集

ポケットモンスターSPECIAL編集

本作では巨大怪獣並みの大きさで描かれている。

第4章では、暴走するグラードン・カイオーガの戦闘の余波による破壊を食い止めるためにダイゴによって目覚めさせる方法が模索されていた。最終的に覚醒の方法が記された石板の解読に成功したことで封印が解け、ホウエン地方の四天王とミクリ、ダイゴの指揮の下「ばかぢから」で被害の拡大を強引に食い止めていた。しかし二匹の暴走が沈静化した直後のダイゴの死亡(後にあるポケモンの力で蘇生)により統率者を失ったことでその場を飛び去って行った。


第6章では、4章での事件で力を使い果たした事で弱体化し彷徨っていた所を、エニシダが修復した石版を持ったジンダイに捕獲された。

エメラルド戦ではアンカーで登場し、同じく3番手として出てきたクリスタルから借用されたカラぴょん(カラカラ)と対戦。圧倒的すぎる体格差でゲシゲシと踏みつけ続けるだけでカラカラを戦闘不能にした。これでエメラルドの手持ちが全滅……したかと思われたが、ジンダイが突然出現した発光体に気を取られていた隙に使用された「げんきのかけら」によって初戦で戦闘不能になったジュカインが復活。勝利を確信していたジンダイの気づかぬうちに「アイアンテール」を叩きこまれて体がひび割れる程のダメージを負わされ戦闘不能となった。


第9章ではクロツグがレジギガスを目覚めさせるためにジンダイから一時的に借りていたことが明かされる。


第13章でもジンダイの手持ちとして登場している。


DP物語編集

キッサキのジムリーダー・スズナの手持ちとして登場。ギンガ団に対抗する強さを持つレジギガスを復活させる為に捕獲され、主人公・ハレタにそれ相応の実力があるかを試す為のバトルでも使用された。


余談編集

3匹と戦争をめぐる都市伝説については、反論も含めてレジ系の項を参照。


関連イラスト編集

凍てつく巨氷レジアイス

我、氷山の頂きに君臨す.レジアイスで表情35


ピクシブ内では、その涼しげな見た目から夏のイラストも多くみられる。その他、そっくりさんとのネタ絵もあったりする。


関連タグ編集


0377.レジロック0378.レジアイス→0379.レジスチル


関連ポケモン等編集

第3世代の伝説・幻ポケモン編集


ゲット関連編集


他 関連ポケモン等編集


外部リンク編集

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