概要
『ポケットモンスター エメラルド』で登場する「バトルフロンティア」の施設の一つ「バトルピラミッド」のフロンティアブレーン。肩書きは「ピラミッドキング」。
冒険好きで若い頃には命がけの冒険を繰り返してきた。非常に熱い性格で、勝負に勝っても負けても相手を激励する。口癖は「はっはっはっ!」という豪快な笑い声と「いやぁー」という枕詞…というか明らかに元ネタは藤岡弘、。
『ポケットモンスター エメラルド』とはパラレルではあるが、『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』では冒険野郎であった頃のジンダイの様子がテレビキンセツ局長によって語られており、ボルケニオンに各地方で遭遇し、その様子を記録した特番映像「ジンダイ探検隊シリーズ」も残っているという。その頃は伝説の探検家『ジンダイ隊長』と呼ばれていた(原作でも隊長と呼ばれている)。どう考えても藤岡弘、です。本当にありがとうございました。
伝説のポケモンばかり使用するが、実は弱点タイプに偏りがある。銀シンボルではかくとうタイプを、金シンボルではいわタイプを連れていくといい。
名前の由来はジンダイアケボノ。漢字で書くと『神代曙』となり、遺跡がキーワードになるのも納得のネーミングとなっている。
使用ポケモン
銀シンボル時
金シンボル時
アニメ版
CV:小室正幸
『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』では最後のフロンティアブレーンとして登場する。「喝!!」を口癖に誤りを指摘するなど、ゲーム版に比べると厳格な師匠格となっている(原作とは違ってバトルピラミッドは移動式となっている)。
1回目では遺跡に封印されていた古代の『ポケランティス王』の魂に憑りつかれたサトシと1対1でバトル。
この時はレジロックを使用し、審判を盾にするなど姑息な手段を使う王の魂のやり方にも動じず「ロックオン」からの「はかいこうせん」でジュカインを破った。
バトル後サトシに対して、「王の魂に負けたのはサトシが自分自身に負けたから」と心に油断があることを指摘する。直後にサトシが公式戦を志願した際は自分の未熟さを受け入れる素直な姿勢を感じ取り、心身ともに鍛え直すことを条件に承諾した。
2回目も1対1でこの時はサトシのコータス相手に相性で不利なレジスチルを使用。
自分が放った「すなあらし」を逆に「ねっぷう」で押し返され、さらに「のしかかり」で大ダメージを受けるもなお耐えて「ロックオン」と「でんじほう」で倒し、勝利する。
3回目は4対4のバトルで上記の通常ポケモン3匹に伝説のポケモンのレジアイスを加えた構成。
サマヨールの「くろいまなざし」やテッカニンの「すなかけ」による目つぶしなどで互角のバトルを繰り広げる。
アンカーのレジアイスは自らの技で足元を凍らせて滑りやすくしたり、ピカチュウを氷に閉じ込めその間に「ねむる」で体力回復するなど、なかなかの難敵ぶりを見せる。
しかし「ねむる」が解けてからの反撃があと一歩間に合わず、ピカチュウから「ボルテッカー」を食らい、ついにサトシに白星を献上することとなった。
続編の『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』では、トバリ兄弟に大きな影響を与えた人物として描かれている。詳しくはそれぞれ「シンジ(アニポケ)」、「レイジ(アニポケ)」の記事を参照。
また、後に本人も登場し、キッサキしんでんの調査に出向いた先でシンジから6対6のバトルを申し込まれる。
先発のレジロックはハリテヤマの「つっぱり」連発を耐え「でんげきは」を食らわせたり、さらにシンジの主力であるエレブーの「かわらわり」も耐え、さらに「まもる」でも防ぎきれない「ストーンエッジ」を放つなど、瞬く間に2タテを達成する。
レジアイスは「れいとうビーム」でコドラを凍らせて一度も攻撃させずに沈め、さらにリングマの「アームハンマー」を「きあいパンチ」で打ち消し、続いて「でんじほう」の追加効果で「きあいだま」の発射を阻止した。
レジスチルに至ってはブーバーの「かえんほうしゃ」、ニドキングの「だいちのちから」「にどげり」「10まんボルト」を立て続けに食らってもまだ立っており、「アイアンヘッド」でブーバーをひるませ、ニドキングを戦闘不能に。
結果、手持ちを1匹も倒されることなく、シンジに完封勝ちした。
とはいえ、物語がまだ中盤だった故にエレブー、コドラ、ブーバーはまだ最終形に進化しておらず、他の手持ちも序盤で捕獲したリングマなど、サトシのリザードン達に比べると手持ちのレベルは十分ではなかったのかもしれない。
また、当時のシンジは兄のことで焦っていたため、バトルの途中から冷静でなかったことも敗因の一つだと思われる(作中で試合後にジンダイから指摘されている)。
その後、キッサキしんでんで復活したレジギガスを止めるために手持ちのレジロック・レジアイス・レジスチルを使用していたが、途中でポケモンハンターJが乱入。レジギガスをかばう形で手持ち共々石化させられてしまう。
騒動が片付いたあとはレジギガスの力によって復活し、サトシ達と別れた。
因みに、トバリ兄弟と顔が似ているため、特にレイジとは因縁もあって「トバリ兄弟の父親では?」と思われていたが、血の繋がりは無いことが判明した。
アニメのみに血縁者が登場する前例はタケシ、カスミ、アスナが当てはまる。
他媒体
ポケットモンスターSPECIAL
第6章(エメラルド編)・第8章(プラチナ編)・第13章(オメガルビー・アルファサファイア編)に登場。
ゲーム同様、フロンティアブレーンの「ピラミッドキング」で、エメラルドとはブレーンの中で3番目に戦う。
当初はエメラルドのことをよく思っておらず、ぶっきらぼうな態度を取ることもあったが、施設に挑戦する以降は実力を認めている。同じフロンティアブレーンのダツラやクロツグと親しい。
使用ポケモンはレジロック、レジアイス、レジスチル。レジギガスも所有していたが、クロツグに譲っている。
なお、山本サトシ先生によると藤岡弘、に似ているという日下秀憲先生と担当編集の反応を受けて、彼を意識して描いているとのこと。仮面ライダー1号のファイティングポーズを取らせたのもその為(参考)。
ポケットモンスターエメラルド 挑戦!!バトルフロンティア
作者は後に『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール物語 DP物語』を描く伊原しげかつ。シルエットのみの登場。
ポケモンマスターズ
CV:稲田徹
NPCとして登場。ストーリーではレジロック、レジアイス、レジスチルを所有している。
なお、担当声優の稲田徹は、アニメ『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』ではマキシ役を担当している他、藤岡弘、がかつて演じた仮面ライダー1号の声の代役を『オールライダー対大ショッカー』以降長年務めている人物である。