DP物語
ぽけもんだいやもんどぱーるものがたり
シンオウ地方に住む少年ハレタが、神話に挑む物語である。
『月刊コロコロコミック』においては『ポケットモンスター金・銀 ゴールデン・ボーイズ』以来の本格的なストーリー作品であり、北米でもViz Media社によって英訳され、全8巻が発売されている。
基本的な設定は『ポケットモンスターダイヤモンド・パール』に準じているが、以下の設定のように原作との差異が大きいのが特徴であり、プラチナ編はほぼオリジナル展開である。
これ以外にも主人公がバトルに参戦したりと一見すると破天荒な展開が目立つが、基本的にはポケモンと人間がバトルを通じて交流・成長して行く王道的な少年漫画である。
初期タイトルは『ポケットモンスターダイヤモンド・パール外伝 ポケモンDP』(「物語」ではなく「外伝」)だったが、単行本では『ポケットモンスターダイヤモンド・パール物語 ポケモンDP』に修正されている。
単行本のカバーを外すと表側は一コマ漫画、裏側はカバーと連動したイラストを見る事が出来る。5巻の表側は読者を驚かす一コマ漫画になっている。
本作の作者、伊原しげかつ先生は2005年に劇場版ポケットモンスター『ミュウと波導の勇者ルカリオ』を連載していたことがある。
また、先生にとっても思い入れのある作品だったようで、pixivでも関連イラストを投稿している他、Twitter(現:X)では第7巻の一コマをパロディし、アカギをギャグキャラとして描いている(リンク)。
ハレタ
本作の主人公である少年。ディアルガに出会うために旅立ち、ポケモンジムやポケモンコンテストにも挑戦していく。
元気いっぱいの野生児。森で育ったためか、最初はモンスターボールの開け方も知らなかった。
一人称は「オイラ」で語尾に「〜ぞ」「〜だぞ」と付けることが多く、良くも悪くも性格が純粋である為、メリッサを「おばちゃん」と呼ぶなどデリカシーに欠ける面がある。
加えてポケモン界でも屈指の身体能力の持ち主であり、イワークを持ち上げ、ドサイドンを背負投げしたり、ゴウカザルの拳を受け止め、ギラティナやレジギガスといった禁止級や準伝説相手でも臆する事なく立ち向かう。まさに歩くかたやぶり。
しかし、彼の真骨頂はポケモンと心を通わすことが得意な事にあり、シンオウ三龍の他にもデオキシスやそれまで好戦的で誰も御せなかったレジギガスとも仲良くなるという実績を挙げている(デオキシスに至っては本編開始前の話である)。
父のカイセイも破天荒な性格であり、世界中を旅した末にやぶれたせかいにたどり着いてしまい、ギンガ団や国際警察にマークされる身となっている。彼の相方はプラスルである。
父の名前が「快晴」から来ているようにハレタの名前も「晴れ」から来ている。
ハレタがパートナーに選んだみずタイプのポケモン。中盤まで長らくポッチャマのまま進化しなかった。非常にプライドが高く、負けず嫌い。
そのほかの手持ちにコリンク(→ルクシオ→レントラー)、ムウマ、タマゴから孵化したリオル(→ルカリオ)やマイナン、イワーク、レジギガス、イシツブテ、ズバット、ユンゲラーがいる。
なお、デオキシスは本人の意思を尊重してゲットしていない他、パルキアをマスターボールで捕獲しようとして失敗しているので結果として手持ちにいる伝説のポケモンはレジギガスのみとなっている。
ミツミ
ナナカマド博士の助手をしている少女。
服装こそ原作の女主人公と同じだが、緑髪のポニーテールで高身長かつ巨乳であるなど容姿は全く異なる。
ハレタのお姉さん的存在で、あまり表には出さないがコンテストなどの華やかな舞台が好き。
実は幼い頃ギンガ団に拉致され戦うマシーンとして育てられた過去を持っており、その戦闘力たるやトーナメントでシロナと互角に戦って見せたほど(結果はミツミの棄権により、シロナの勝利となった)。
一度はギンガ団を裏切ったがイーブイを人質に取られたためにギンガ団に戻り、やむを得ずハレタと戦うことになってしまう。最後はハレタとの激闘の末にギンガ団と完全に決別した。
ミツミのパートナーのほのおタイプのポケモン。
シロナのガブリアスと対等に渡り合う実力を持つ。ギンガ団在籍時に、ナナカマド研究所を襲来した時にナナカマド博士から譲られたヒコザルが進化した(おそらくこの時に、ナナカマド博士に説得されて、ギンガ団脱退に至ったと思われる)。
ジュン
ハレタのライバル。名前の由来は『ダイヤモンド』の名前候補の一つであり、後にアニメ版でもこの名前が採用されている。
ミツミに惚れているがあまり相手にされずよく殴られている。
ジュンのパートナーのくさタイプのポケモン。 おそらく、ナナカマド博士から貰ったポケモンだと思われ、ナエトルから時代から大切に育成している。
※原作者本人によるイラストの一例。以前、頒布していた同人誌では巴マミとハレタを共演させている。
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