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デオキシス

でおきしす

デオキシスとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)である。幻のポケモンの一種。
目次 [非表示]

基礎データ編集

全国図鑑No.0386
ホウエン図鑑(RSE)No.202
ホウエン図鑑(ORAS)No.211
ローマ字表記Deoxys
ぶんるいDNAポケモン
タイプエスパー
たかさ1.7m
おもさ60.8kg
せいべつ不明
特性プレッシャー
タマゴグループタマゴみはっけん

各言語版での名称編集

言語名称由来
日本語デオキシスデオキシリボ核酸
英語Deoxys日本語に同じ
ドイツ語
フランス語
スペイン語
イタリア語Deoxys日本語に同じ
ポーランド語
ベトナム語
韓国語테오키스英語名の音写
中国語(簡体字)代欧奇希斯日本語名の音写
中国語(繁体字)代歐奇希斯日本語名の音写
チェコ語Deoxis英語名から
ギリシャ語Ντεοξις英語名の音写
ヘブライ語דיאוקסיס英語名の音写
ヒンズー語Deoxy英語名から
ハンガリー語Dioxis英語名から
ロシア語Деоксис英語名の音写
セルビア語Deoksis英語名から
タイ語ดีอ็อกซิส日本語名の音写

概要編集

ゲームでの初登場は第3世代『ファイアレッド・リーフグリーン』。

ルビー・サファイア』が発売された時点で改造でデータを解析したものによってジラーチと共にその存在は公表される前からネットの一部で知られていた。そのため、新作でフォルムチェンジを出す事で注目度を上げるという新概念を打ち立てたポケモンになる。


名前の由来はDNAの正式名称である「デオキシリボ核酸」と思われる。通常プレイでは出現しない幻のポケモン……だったのだが(後述)。

『ブラック・ホワイト』では一度すべてのフォルムにしないと「すがた」が図鑑登録されないので注意。なお、幻のポケモンが2匹以上になったのもこの第3世代からである。


容姿/生態編集

デオキシス

宇宙から飛来した隕石に付着していた宇宙ウイルスが特殊な光線を浴びたことでポケモンに変化した存在という、当時のポケモン世界の設定に一石ならぬ隕石を投じた存在。

SF作品によくある宇宙人のような容姿をしていて、胸には紫色の水晶体があり、これが心臓や脳みその役割を成しているようだ。劇場版アニメでは水晶体が緑色の個体も出てきた。


手は触手のように伸ばしたり、人間の手のように使ったり出来る。2本の触手が絡み合う様子はDNAの二重螺旋構造を彷彿とさせる。他のエスパータイプの例に違わず、知能もかなり高い。

状況に応じて4種類の形態に姿を変えるフォルムチェンジという能力が最大の特徴。

また、胸部の水晶体のみを残した卵のような休眠状態も存在し、映画ではこの状態で隕石に埋まっていた。水晶体さえあれば体が消し飛ぶような致命的なダメージを食らっても再生可能であるが…。


フォルムチェンジする際にオーロラが出現すると『リーフグリーン』の図鑑に記されているが、映画『裂空の訪問者 デオキシス』ではフォルムチェンジ時に限らず、水晶体のみの休眠状態の時さえ発生させることができ、これが一種のコミュニケーションツールとなっている。

更に特殊な光線を浴びて突然変異したという特殊な生まれであるが故にアニメ作品では電磁波や地磁気に影響されやすい性質が描かれており、映画に登場した個体は生物や機械の発する電磁波が別個体の放つ電磁波の探知を阻害していた為、物体に干渉できる分身である「デオキシス・シャドー」を使って人や機械の排除を行なっていた他、「デオキシス・クライシス」の個体は地磁気に影響されて暴走していた。(後述)


また、宇宙からやって来た上に姿を変える特性を持つポケモンである事から、ファンの間では同じく宇宙起源の力であるメガシンカとの関係性を指摘する声もある(第8世代の類似システムもまた宇宙生まれのポケモンが齎したものである)。


なお、名前の由来である「デオキシリボ核酸」の構成成分である「デオキシリボース」のように、酸素原子が減少した物質はデオキシ(de-oxy :"oxy"はoxygen、すなわち酸素)という名前で呼ばれることがある。DNA(デオキシリボ核酸)はRNA(リボ核酸)に対して、酸素原子が一つ少ない形をとり結果的に反応性が低くなり、遺伝情報を保存するのに適している。


フォルムチェンジ編集


デオキシスには、4種類のフォルムが存在するため、各フォルムは専用記事で解説する(リンク先参照)。ちなみにフォルムで覚える技が違うので、Lvで取得できる技の数が26種(第6世代現在)もある。

各フォルムの技はフォルムチェンジしても使える。寧ろ別フォルムの方が上手く扱えることもあるので上手く活用しよう。


各フォルムの名称に関しては、D=ディフェンス N=ノーマル A=アタックでDNAに由来していると考えられる。

ではS=スピードは何から来ているかと言うと、ドイツではDNAの事を「DNAs」と表記する事から来ているとする説や、一本鎖DNA(Single standed DNA)から来ているとする説が存在する。一本鎖DNAとは通常DNAが描くはずの二重らせん構造を有さず1本で形成されているDNAの事で、他フォルムの腕部が片腕を2本の紐状で形成しているのに対し、スピードフォルムのみ腕を1本で形成している事からこの説が唱えられている。



色違い編集

デオキシス!!色100こーい!!!

色違いは体色が黄色になる。なお、ポケモンGOでは実装されているので、幻のポケモンの色違いの中では割と入手が容易だったりする(確実に出るわけではないため運任せではあるが)。



ゲームでの特徴編集

第3世代編集

2004年に公開された『劇場版ポケットモンスター 裂空の訪問者デオキシス』の前売り券で『ファイアレッド・リーフグリーン』でオーロラチケットを入手し、「たんじょうのしま」で野生のデオキシスを捕獲することで入手できた。レベルは30。

なお、エメラルドのROM内にも捕獲イベントのデータは存在しているが、エメラルドを対象としたチケット配布は当時海外で開催されたリアルイベント限定であり、日本では没データ扱いとなっている。


野生のポケモンなのでニックネームが付けられ、当時色違いルーチンブロックなどというものはなかったため色違いの厳選も可能だった。本編のみで色違いのデオキシスを手に入れたい場合ここでしか手に入らない。


なお、GBAの俗に「第3世代」と呼ばれるROMの時代はフォルムがソフトのバージョン毎に固定されており、ファイアレッドではアタックフォルム、リーフグリーンではディフェンスフォルム、エメラルドに送るとスピードフォルムとなり、野生で出現した時とルビー・サファイアに送った時はノーマルフォルムになるという仕様になっていた。


この世代では対戦相手側のデオキシスは全てノーマルフォルムで表示される。これはデオキシスのカモフラージュ能力によるものとされているが、後の世代では引き継がれていない設定の為恐らく大人の都合であろう。


因みに『ポケモンコロシアム』においては色違いが通常色と全く変わらないグラフィックとして映し出される。恐らく色違いを引き当てるプレイヤーが想定されなかったのだろう(色違いを頑張って厳選した人は泣いていい)。


海外では「おや:SPACE C」の個体が配布されていた。


第4世代編集

2007年には『劇場版ポケットモンスター ディアルガVSパルキアVSダークライ』の前売り券特典としてLv.50のデオキシス(おや:10th)が手に入った。これは、ポケモン映画10周年記念としてユーザー側の意志で配信して欲しいポケモンを決められるよう投票で決めたためで、当時このポケモンの配信機会が乏しかったことからダントツだった。

デビュー作『裂空の訪問者』における冒頭のシーンをイメージして、とけないこおりを持った状態で配布された。デフォルトの技構成は「サイコブースト」「でんじほう」「てっぺき」「しんそく」となっているが、これらは全て第4世代では本来Lv.50時点で覚えない技である。


なお、これ以降の世代ではマップのどこかに存在する隕石を調べることによって、ソフトのバージョンに囚われず自由にフォルムチェンジさせることが可能になった。


2010年には『ポケモンレンジャー 光の軌跡』で再度配信ミッション扱いで配信されるも、2人以上の協力プレイ限定であった。ミッションのスコアによって覚える技・初期フォルムを変えるという特徴を持つ。といってもミッションが入ったROMを含むROM2~4つあれば無限にデオキシスを手に入れることができるようになり、稀少価値はこれまでに比べ大幅に落ちた。

おや:オブリビア


第5世代編集

2012年末にはプラズマ団制圧キャンペーンの一環として、BW2限定で、2012年12月15日~12月23日にイオンレイクタウンkazeをはじめとする全国のイオンモール7箇所とで開催されたプラズマ団制圧イベントと、2012年12月22日~23日に幕張メッセで開催されたジャンプフェスタ2013で通常では覚えない「わるだくみ」と「あくのはどう」を覚えているデオキシス(おや:マスダ)が先行プレゼントされた。

2013年3月20日~5月6日にポケモンセンターやイオン、イトーヨーカドーなどでもこの特別なデオキシスがプレゼントされた。(以前もらった人もOK)(だが「あくのはどう」は後の作品でわざマシンで覚えられてしまうという)


第6世代編集

オメガルビー・アルファサファイア』において、幻のポケモンでは初となる通常プレイでの捕獲が可能になった

エピソードデルタ」のラスボスで、レベルは80。レックウザイベントとヒガナイベントと3連続で挑むことになる(レックウザイベントとヒガナイベントとデオキシスイベントは実質ノンストップで展開するため)。初回出現ムービーでは、FRLGの誕生の島のイベントを彷彿とさせるような演出がある。ついでに専用曲の阿波踊りは健在である。

ちなみに倒しても殿堂入り後空の柱に出現するため、厳選するならば一回倒しておくと良い。(と言うより初戦はメガレックウザが強制的に手持ちの一番上となる為むしろ最初は倒したほうが楽)


専用戦闘MAPの成層圏はしぜんのちからに対応している(りゅうせいぐんが発動する)等、演出的には非常に優遇されているがストーリー的には登場まで全く触れられない。


戦闘自体はイベントで強制参加するメガレックウザの火力が高い上デオキシス自体の耐久が紙同然なので普通に戦うと一撃必殺で終わってしまうしんそくでも半分消し飛んでしまう。なお、仮にメガレックウザが倒されてしまっても習得技の都合上ヌケニンに効果バツグンの技を持たないどころかヤミラミミカルゲでも止まると言う醜態をさらしてしまう。初の捕獲落ちも含めて優遇されているのかいないのか不思議な立場になっている。

ただし、攻撃力は非常に高いうえにはかいこうせんを普通にぶっ放してくるため、手加減せざるを得ない捕獲時はデオキシスの攻撃技全てに完全耐性があるポケモン以外だと手痛い出血を覚悟する必要がある。


イベントで強制参加による存在確認と捕獲失敗後手に入らないと思わせないためか『ORAS』での全国図鑑の完成に必須となっている。これによりレアリティが降格した(扱いは幻のまま)。過去レアリティが昇格して元に戻った事例はFRLGEDPtホウオウルギア(本編に通常で出ないポケモンとして確定し、HGSSまで出る予定がなかったため)があるが、元々あったレアリティが降格したのは初となる。これにより「幻のポケモンが図鑑完成に必要ではない」という定義が崩れたことになる。もっとも「全国図鑑完成に必要ない非幻ポケモン」がかつていたことはあるが(『BW』期のランドロスキュレム)。これにより当サイトではデオキシスのカテゴリーが「禁止級」に変更されていた時期があった。しかし…


エピソードデルタクリア後にトクサネ宇宙センターに行くとデオキシスについて少しだけ話が聞ける。曰く、デオキシスは宇宙からホウエン地方を目指すその途中で巨大隕石と合流しただけで、星を破壊する気は微塵もなかったらしい。また、トクサネ宇宙センターで『何故デオキシスがホウエン地方を目指したのか』の研究が進められているが、経過は芳しくない。もしかしたら永遠に判明しないかもしれない。

ただ、隕石の落下予測地点(=デオキシスの目指した場所)ならエピソードデルタ冒頭で言及されている。「131ばんすいどう近くの孤島」である。初回の戦闘でデオキシスを捕獲しなかった場合、上述の通りデオキシスはそらのはしらに出現するが、このそらのはしらはまさに「131ばんすいどう近くの孤島」に存在する。そして、そらのはしらを真上から見ると三角形をしているが、この特徴はナナシマのたんじょうのしまと同じである。たんじょうのしまでもエピソードデルタでも初邂逅時は三角の状態、というのも共通している。目指したのは「ホウエン地方」というよりも「三角形(デルタ)」だったのかもしれない。


第7世代編集

USUM』ではレアリティが戻っている。公式のページ曰く「全ての伝説のポケモンを仲間にしよう!」とのことだが、ここにはデオキシスが含まれていない

つまり「デオキシスは『伝説のポケモン』ではない=幻のポケモンである」という解釈が成り立つと言え、『ORAS』の事件は特例措置だった可能性が十分ある。

これらのことからファンの間では伝説か幻かで議論が交わされているが、少なくとも第8世代時点では幻のポケモンと見なしてよいだろう。


上記特例についても第7世代で(VCだが)セレビィが、第8世代でケルディオが通常プレイで手に入るようになっており、デオキシスの例に続いた。そもそも幻のポケモンの定義が「存在自体が稀少」であるとすれば、『ORAS』のように突然飛来して手に入ることも何ら不自然ではない。近頃はある日突然大量発生することすらある。


第9世代編集

第8世代はポケモンBDSP止まりだったが、『ポケモンSV』のDLC「ゼロの秘宝」の藍の円盤でポケモンHOME経由で連れ来れるように。このポケモンを最後にSwitchで幻のポケモンが全実装された。

パルデア地方では隕石が落ちている場所が無いが、マリナードタウンの競りで「いんせき」をゲットできればフォルムチェンジさせられる。

一応は一介の少年少女が考古学的に貴重な隕石を競りで入手できることに突っ込んではいけない。

この世代では「メテオビーム」を獲得。「パワフルハーブ」+「メテオビーム」のコンボを活かすことで超パワーを押し付ける戦い方ができるようになった。


性能編集

種族値

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
N501505015050150600
A501802018020150600
D50701607016090600
S5095909590180600

詳細は各フォルムを参照

ノーマルフォルム

アタックフォルム

ディフェンスフォルム

スピードフォルム

  

番外作品編集

派生作品では凄い事になっており、また一部作品では物語の根幹にもなっている。


アニメ版編集

アニポケ第1-第7シリーズ編集

劇場版『裂空の訪問者 デオキシス編集

CV.千葉進歩野島健児

胸の水晶が「紫の個体」と「緑の個体」が登場。4年前に宇宙から飛来した。

「紫の個体」レックウザに体を吹き飛ばされ海底に沈む。しかし、水晶体が残ったため4の歳月を経て復活、片割れを探すためラルースシティに現れる。

レックウザの追撃を防ぐために街をバリアーで包んだ結果、風力発電に頼っている街を停電に陥れ、デオキシス・シャドー(下記参照)を生み出し視界の妨げになる電磁波を発する人間やポケモン、ロボットなどを拉致するなど騒動を起こす。


「緑の個体」は落着時に体を形成することがなかったためロンド博士に回収され、ラルースシティでレーザー光線によりエネルギーを供給し復活させるための研究がされていた。

意識をオーロラのような発光体として飛ばすことが可能で、ロンド博士の息子である内向的な少年「トオイ」と心を通わせていた。

紫の個体が引き起こした騒動に巻き込まれたヒトミの解析によってその目的が判明した後は、サトシのピカチュウや街に住み着くプラスルマイナンの協力で停電の中レーザー照射システムの稼働が成功し、復活を遂げる。


復活した緑の個体はバリアーを突破したレックウザに追い詰められている紫の個体に加勢したが、その戦闘の余波でラルースシティのガードシステムが暴走。大量に湧き出てきたブロックロボにレックウザが襲われた際にそれまで争っていたレックウザを護ることを決め、レックウザの両脇をバリアーで覆ったまま共にブロックロボの波に飲み込まれていった。

サトシとトオイの活躍でガードロボの暴走が収まった直後、ブロックロボの山から転落するトオイとプラスル、マイナンを救出、サトシと共に地上に送り届けた後、2匹で天高く飛び去って行った。


タイトルではいつも通り、ポケットモンスターのメインテーマのアレンジが流されるが、後半に原作における「戦闘!デオキシス」のイントロ部分(鐘の音)が流れる特別仕様となっている。


劇場版で披露したデオキシスの分身。本体と比べると体色がくすんでおり、胸の水晶体や瞳も存在しないなど生気を感じさせない不気味な雰囲気になっている。

フォルムチェンジ能力やわざなどは行使できず、レックウザに振り払われただけで消滅してしまうほど脆いが、人間一人や自動販売機ロボット程度なら難なく持ち上げて飛行できる程度の膂力を持ち、何より無尽蔵に生成することができるため人海戦術に秀でる。

デオキシスの意のままに行動し、生き物やロボットを片っ端から拉致して街の体育館に集めていた。

建物の中に避難した人間なども執拗に狙ってくるため、その見た目も相まってさながらサバイバルホラー映画のような様相を呈していた。

デオキシスを侵入者と見做し追ってきたレックウザに捜索を邪魔されないよう街全体を覆っていたバリアを突破された際は、レックウザの動きを封じるために無数のデオキシス・シャドーが取り付いたが、レックウザ自体人間や小型のポケモンとは比べ物にならないパワーを持っているうえに有効打になり得るわざも使えないので、ただただ蹴散らされるだけだった。



AG171・172話「ポケモンレンジャー! デオキシス・クライシス!」編集

バトルピラミッドへ向かう途中、サトシ一行が立ち寄った山に落下した隕石から誕生したポケモンとして登場した。

劇中明言はされなかったが描写から推察するに隕石から離れられない状態になっていたらしく、太陽風を浴びた隕石がもたらしていた地磁気の異常によって苦しみ暴れていた。

地磁気の異常を調査しに来たポケモンレンジャーのヒナタ とサトシ一行と遭遇したデオキシスは、ヒナタの連れてきたミルタンクいやしのすずでひとまず沈静化。

その後、かねてよりデオキシスに興味を持っていたマサトと接触し、操られて翻訳端末と化したニャース(ニャース自身は地球外生命体であるデオキシスの言葉が理解できなかった)共々地磁気の影響の薄い異空間に連れ去ってしまう。

異空間の中でデオキシスはマサトに、ウイルスだった頃から今までずっと孤独で寂しかったという思いの丈を打ち明けていたが、なおも大きくなる地磁気の異常に耐え切れず錯乱して表の世界に出ていってしまう。

その後マサトとニャースはサトシ達とロケット団に救出され、ヒナタはサトシのジュカインの協力を得て暴れまわるデオキシスのキャプチャに成功。じこさいせいでデオキシスを落ち着かせる。

しかし地磁気の異常は収まらず、異常気象が起きた挙句に隕石そのものが爆発。辺り一帯を吹き飛ばしかねない威力の爆風がサトシ一行やヒナタ、ロケット団に迫り来る中、立ちはだかったデオキシスはしんぴのまもりで爆風を散らし彼らを守った。

一連の異常が収まった後、隕石というゆりかごの呪縛から解放されたデオキシスはマサトとの再会を約束し世界を見て回る旅に出た。


DP112話「ピカチュウ・ポッチャマ漂流記!」編集

嵐の中を飛行中に雷に撃たれ、船の方位磁針が乱れる「魔の海域」にある無人島へ墜落。水晶体の状態となっていたところを現地に暮らす野生のヘイガニタマンタ達に発見される。デオキシスの復活に必要だったものがこの海域に点在し磁界を乱していた隕石であることを知ったヘイガニ達は、隕石を砕いては水晶体のもとに運ぶということを繰り返していた。

ロケット団の襲撃でサトシ達とはぐれ漂着したサトシのピカチュウヒカリのポッチャマも協力したことにより作業は加速度的に進展し無事に復活した。

そして再び襲ってきたロケット団を隕石を操り撃退、降ってきたコイキングメカの残骸や隕石の破片からサトシやヘイガニ達を守り、事件の後は島を旅立った。


SM124話「斬れ味バツグン!カミツルギ見参!!」編集

端役として登場。宇宙空間でレックウザと小競り合いをしており、その結果ヌイコグマ座流星群を構成する隕石の一つが本来の軌道を逸れポケモンスクールに落下する軌道に入ってしまう。この隕石はポケモンスクールのポケモン達とカミツルギの活躍により破砕されたことで事なきを得た。



漫画版編集

ポケットモンスターSPECIAL編集

第5章から登場。「個体・壱」と「個体・弐」が存在しており、レーザー光線によって変化した宇宙ウイルスが隕石グラン・メテオに付着して地球にやってきて、トクサネ宇宙センターで保管されていたが、4章の災害の混乱の最中ロケット団に盗み出された。

状況に応じてフォルムチェンジができるが、その土地の風土の影響を受け、ホウエン地方ではノーマル・スピード、カントー地方ではアタック・ディフェンスのフォルムのみに変化する。しかし、ロケット団は紅色・藍色の宝珠の欠片である「ルビー」と「サファイア」の力でカントーにホウエンの風土を再現した事で自由にフォルムチェンジできるようにしている。

また、オーロラを纏って自分の別フォルムを映し出すことで現在の自分のフォルムを相手に誤認させることができるほか、ブラックホールによる空間転送もできる。


  • 個体・壱

オーキド研究所にてレッド達を襲撃。また、シーギャロップ号でも襲撃しており、ホウオウに誘拐されてから約10年以上ぶりに両親と再会を果たそうとしたブルーの目の前で、ブラックホールで両親を拐う。

不安定な状態で酷使したためか、ロケット団から「使い物にならない」という理由で捨てられてしまう。

それから約3年後となる13章において、自分を生み出しておきながら廃棄したことへの恨みからサカキを狙い、復讐のために超巨大隕石グランメテオΔと共に彼の下に向かって惑星崩壊の危機を引き起こす。しかし、メガレックウザによってグランメテオΔは破壊され、胸のコアに攻撃を受け倒された。


  • 個体・弐

3の島で暴走族を襲って登場した個体。

脱走を試みた際にサカキがレッドとの戦闘で得た「レッドの血」を被った影響でレッドと共に共鳴を起こし、その後はサカキのパートナーとなる。

レッド・ミュウツーコンビとのバトルではフォルムチェンジを駆使して追い詰めるも、ルビーとサファイアをエネルギー増幅器ごと5の島に放置していたため、潜入したマサキとニシキに取り戻されてしまい、自由にフォルムチェンジが出来なくなった事で敗れた。

敗戦後はイエローの能力を通じて出自を語り、レッドと共に行動。最後は放置されて行方不明になっている「個体・壱」を探すため、レッド達と別れた。


DP物語編集

第1話よりも数年前に誕生。しかし間もなくギンガ団に襲われたため攻撃的な性格になり暴れていたが、主人公ハレタと森のポケモンとバトルしているうちに感情が和らいでいき、最終的にハレタと友好関係になる。その後は世界を知りたいということで旅に出た。

トバリシティにて、再びマーズ率いるギンガ団に追いつめられていた所でハレタと再会。彼女の切り札であるガルーラのげきりんでフォルムチェンジできないほど弱ってしまうが、ハレタとポッチャマが吹っ飛ばした「いんせき」によりアタックフォルムになり、げきりんの影響で混乱状態になって暴走するガルーラを倒した。ハレタにとってデオキシスは友達である為、ゲットはしないとの事で再び旅立っていった。


ポケモンローカルActs編集

和歌山県串本町ピィリグレージバコイルがデザインされたポケモンマンホールが設置されたのだが、よく見るとデオキシスのシルエットも描かれている参照)。

串本町はスペースポート紀伊の所在地であり、全員宇宙に関連するポケモンである。


余談編集

メガシンカとの関連?編集

プラットフォームが3DSに移行してからのデオキシスは、第6世代で導入されたメガシンカに通じる要素をいくつも持っている。

ORASでは、メガシンカに必要なキーストーンとメガストーンが隕石の欠片であることが語られている。実際、隕石を食べて生きているレックウザは、体内に満ちた隕石のエネルギーがメガストーンとして機能するため、ストーンなしでメガシンカが可能である。そしてデオキシスのフォルムチェンジに必要なのはいずれの作品でも隕石である。

また、デオキシスが姿を変える時にはオーロラが出ると言われているが、メガシンカの際に出現するマークはオーロラと同じ色構成を持っている。さらにこのマークはデオキシスの象徴であるDNAの二重らせんを象っている。

むろんデオキシスはメガシンカをしないポケモンだが、この共通項はメガシンカを考察する上で面白い材料と言えるだろう。

またメガシンカと繋がりがあるのではないかと思われているあるポケモン達の内、ある1匹メガシンカポケモンと酷似している為その考察にも関わりがあると言える。


関連イラスト編集

DNAポケモンやっと見つけた

Whoデオキシス

PokemonArrival


関連タグ編集

ポケットモンスター ポケモン

ポケットモンスター(架空の生物) ポケモン一覧

Ver第3世代 ルビー・サファイア・エメラルド オメガルビー・アルファサファイア エピソードデルタ
タイプエスパータイプ 単タイプ
進化・形態無進化ポケモン フォルムチェンジ ノーマルフォルム アタックフォルム ディフェンスフォルム スピードフォルム

図鑑番号順

0385.ジラーチ0386.デオキシス(N/A/D/S)→0387.ナエトル


幻ポケモン順

ジラーチ←・→マナフィ


関連ポケモン等

グループ伝説ポケモン 幻のポケモン 第3世代伝説・幻組 性別不明ポケモン 各世代最後のポケモン組 星ポケモン
コラボ和歌山ポケふた組
開発中の名称ジーゲン
因縁の相手レックウザ
宇宙人系仲間ピィ / ピッピ(アニポケ無印) ジバコイル リグレー イオルブ / キョダイマックスイオルブ
ムゲンダイナ同じく隕石と共に宇宙から飛来した伝説のポケモンで、デオキシスがメガシンカに関係する可能性がある一方でこちらはダイマックスと関係がある。

その他

要素DNA
ウルトラマン人型の地球外生命体、胸に重要な器官が存在する点などで類似、特にティガダイナは戦況において姿を変える点でも類似する。なお、ポケモンシリーズ自体ウルトラセブンカプセル怪獣から着想を得ている作品である。
一度は考えたことあるでしょ
阿波踊り阿波踊りにデオキシスのBGMを合わせた動画が投稿されており、ネタとなっている。(参照


外部リンク編集

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