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ダークライ

だーくらい

ダークライとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
目次 [非表示]

基礎データ

全国図鑑No.0491
ヒスイ図鑑No.242
ローマ字Darkrai
ぶんるいあんこくポケモン
タイプあく
たかさ1.5m
おもさ50.5kg
せいべつ不明
とくせいナイトメア
タマゴグループタマゴみはっけん

他言語版の名称

英語・ドイツ語・フランス語Darkrai
韓国語다크라이
中国語达克莱

概要

初登場は『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』。

黒い衣を纏った得体の知れない不気味な容姿をした幻のポケモン

その姿はどことなく亡霊死神を思わせ、頭部には白髪の様なものがある。またその髪の毛の様なものから片目だけが覗いている(ポケダンでは両目が覗いている)。首元には赤い首飾りの様な、牙の様なものがある。

最推し

実際には細い脚があるが、普段はその脚を収納して宙に浮いた状態となっている。

サーナイト並みの美脚。また、劇場版では白い頭部をも引っ込めて防御形態にもなっていた(こうなったダークライはポケモンたちの総攻撃も受け付けない要塞と化していた。)。


色違いダークライ

色違いは全体的にやや赤みがかったような色になり、目の色も緑色に変わっている。



新月の夜に活動。人々やポケモンを深い眠りに誘い悪夢を見せてしまう能力「ナイトメア」を持っており、その力を利用して自分の身や縄張りを守ろうとする。

本来、ダークライ自身は至って大人しい性格で、他者に対して無闇に危害を加えようとはしない。しかし、悪夢を見せてしまう事への弊害として、「月が出ていない夜には、ダークライが恐ろしい夢を見せる」という伝承が伝わってしまっている。

また、この悪夢を見せてしまう能力は、自身の意思に関係なく勝手に発動してしまうものであるらしく、コントロールや制御が出来ない。その為、悪夢で誰かを苦しめてしまう事を望まないダークライは、誰とも関わろうとせず自ら孤独に生きているらしい。

交わらぬ夢

設定から、人々に幸せの夢を見せるクレセリアの対極に位置するポケモンであると思われ、各種媒体では両者がセットで扱われることが多い。

初登場の劇場版では影の中を移動する能力を見せている。


そのミステリアスでダークな雰囲気に、自らの意志に関係なく悪夢を見せてしまうが故の悲劇性等から、幻のポケモンの中でも、非常に人気の高いポケモンでもある。


実際、『ブラック・ホワイト』発売直後に行われた「夢で会いたいポケモン人気投票」では第2位を獲得(第1位はアルセウス)。

この結果を受けてか、ハイリンクでの配信はなかったものの同年12月27日から年明けの1月11日にかけてダークライが様々なスポットで配信された。

ただし、この配信はWi-Fi通信には対応しておらず、対象スポットでしか受け取り不可能だった為に、結局受け取り忘れてしまった人も少なくなかったようだ。

…4大プレゼントの一つと銘打ってる割には随分優しくない気がするのだが…


余談だが、開設直後のポケモングローバルリンク(PGL)があまりの盛況ぶりにサーバが落ちてしまい、PGL自体が復活してもドリームワールドはなかなか再開されないというまさに悪夢のような現象が起きてしまった。


また、SNSではなにかと戦いに巻き込まれたり、誰かと戦う事を強いられる苦労人という認識をされる事がある。詳しくは『ディアルガVSパルキアVSダークライ』の項目にて。


幻のポケモンでは珍しく対の関係のポケモンがおり、しかもセット関係の両者のレアリティが釣り合っていない。

更に能力面でも、あちらはダークライが振りまく悪夢に対抗できるがタイプ相性では完全に負けているという中々面白い関係性をしている。


名前の由来・モチーフ

名前の由来は恐らく「ダーク(闇)+クライ(暗い・CRY)」、

またそれらにドイツの伝説の魔女ローレライとかけている可能性もある。


神話的なモチーフとしては、日本神話に於いて災いの神々の総称とされる禍津日神(マガツヒノカミ)の可能性がある(シンオウ三龍をはじめ、日本神話モチーフと推測される伝説ポケモンがシンオウには多いため)。


生息地・出没地

しんげつ と まんげつ

『プラチナ』では、「しんげつじま」にて野生のダークライが一匹のみ生息している。

捕獲後に「???」と表記された謎の人物による台詞が流れ、力が強いために望まずとも周囲に悪夢を見せてしまうことや、そのためにしんげつじまに来たことなどが語られる(声の主に関してはクレセリアアルセウスなど諸説ある)。

ちなみにこの新月島の近くには、クレセリアのいる「まんげつじま」が存在し、万が一ダークライが他者に悪夢を見せる事になっても、クレセリアがそれを防ぐ事になるとされている。

なお、しんげつじまのモデルは北海道の礼文島である。


『ブラック2・ホワイト2』ではとある場所にてダークライが関わった結果起こってしまった悲劇が語られている。そこではある少女が死して尚、果たせなかった約束に捉われ彷徨い続けていた。彼女とダークライの間に何があったのか、真相は明らかになっていない…。


ゲーム上の特徴

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
70909013590125600

幻のポケモンだけあってさすがの高性能。

特に特攻・素早さに優れた高速特殊アタッカー配分となっている。

しかし、攻撃・防御・特防に均等に種族値を割り振った結果HPが低めになっており、総合的に見て幻のポケモンの中ではかなり打たれ弱い部類に入る。


ダークライの性能で特筆すべき点は、専用技ダークホールと特性ナイトメアのシナジーの良さ、前述した素早さの高さである。

「ダークホール」は命中80%で相手をねむり状態にするというもので、さらに範囲が敵全体という「さいみんじゅつ」・「ねむりごな」・「あくまのキッス」の実質上位互換に位置する恐ろしい技である。

そして「ナイトメア」はねむり状態の相手に毎ターンHP最大値の1/8ダメージを与えるというもので、早い話がダークライよりも素早さが遅いポケモンは先手を取られ高確率で眠らされてしまい、さらに「きあいのタスキ」「がんじょう」等を無効にされてしまう。

また「ナイトメア」の効果は重複するので相手のポケモン全てがダークライの場合、ダブルバトルでは1/4、トリプルバトルでは中央のポケモンは3/8両端のポケモンはダブルバトルと同様1/4のダメージを受けることになる。


特に『ダイヤモンド・パール』前半の2006~2007年は通常の「さいみんじゅつ」が当たりまくる上、ねむりの効果もかなり強いものだったことから「催眠ゲー」と言われるレベルであり、ローカルでは2体以上を同時にねむり状態にする「複数催眠」はマナー違反とされていた。

そんな中でダークライは「ダークホール」により、高い素早さから敵全体がデフォルトの高命中率催眠+自身の特性による追加ダメージまで狙えるという、正に対戦相手に悪夢を見せるポケモンであり、あまねく禁止級の中でも更に頭ひとつ抜けた怪物性能として多くのトレーナーに恐れられた。


そのあまりの凶悪さに、「ダークホール」は『ブラック・ホワイト』のWi-Fi対戦において、2011年12月27日のルール改定で禁止わざに指定されることとなった。(→詳細)

また、なんでもありの『クリスマスカップ』(プライバシー保護の点からペラップ・バグが存在する「フリーフォール」以外全てが解禁)でも使用禁止のままだったので、性能調整が入るまで「ダークホール」はずっと使えない可能性が高い


先手を打って「ちょうはつ」をして対策を取ろうにも、ダークライ自体がかなり素早いので、あまり有効策とは言えない。


対策としては、「しんぴのまもり」「ラムの実」など使用してとにかく「ねむり」状態にならない事

また「ねこだまし」や火力の高い「こだわりスカーフ」持ちでも有効。他にもエーフィやネイティオの隠れ特性「マジックミラー」で逆に相手を眠り状態にしてしまうのもあり。「ふみん」を持つドンカラスや「やるき」をもったオコリザルなども有効かもしれない。

なお、全体攻撃を防ぐ「ワイドガード」についてはダークホールが変化技なので第6世代までは防げなかった。


相手を「ねむり」状態にしなくとも、フーディンポリゴンZと同等の特攻の高さを持っている為、

「あくのはどう」や「10まんボルト」、「れいとうビーム」などでごっそり体力を奪っていく可能性もあるので、注意が必要である

さらに『プラチナ』において「わるだくみ」を習得したので、侮れない火力となった。


その性能の高さやあくタイプという点から、それまで圧倒的な強さを誇っていたミュウツーやデオキシスなどのメタとして生み出されたポケモンとも取れる。ただしダークライはミュウツーとディフェンスフォルム以外のフォルムのデオキシスには素早さで勝てない上に、ミュウツーははどうだん、デオキシスはばかぢからを覚えるためこの2体になにもできないままやられるなんてことは普通にあり得ることである。

第7世代はウルトラネクロズマにも対抗できるようになった。但し素早さは負けているため、出来るなら先に倒されないようにしたい。


しかし、その第7世代において「ダークホール」が大幅弱体化。

ダークライのせいと言うよりは一般戦にこれを持ち出したドーブルのせいなのだが、とんだとばっちりを喰らう羽目になってしまった。

ダブルならともかく、シングルで泣く泣く「さいみんじゅつ」を使わざるを得なくなってしまったダークライの姿は涙を誘う……。


第8世代では一旦お休み。

第9世代では「碧の仮面」で復帰を果たし、シンオウ地方出身の幻のポケモンが全員揃った。

ただ、使えそうな新技は「サイコショック」「ナイトヘッド」くらいと少し世知辛い復活となってしまった。誰でも彼でもねむり対策ができる第8世代で復帰しなかったのは幸か不幸か……。

ついでに何故か「10まんボルト」が没収されてしまった(「かみなり」は覚える)。


余談だが、第8世代からは技廃止が行われており、BDSPでダークライもその影響を受けている。

その結果、「あやしいかぜ」が「あやしいひかり」に置き換わってしまい、そのせいでレベルが11にならないと攻撃できないと言うとんでもない事になってしまった。

(実際は低レベルで入手する事は無い為、データ上の話ではあるが)

ちなみにSVでは「あやしいひかり」すら消えて初期技は「かなしばり」一個きとうしかな?


入手方法について

初登場となった『ダイヤモンド・パール』(第4世代)では作中、ミオシティにいる悪夢にうなされている少年のうわ言からダークライの存在を推測できる。

初めての正規の入手方法は、映画ディアルガVSパルキアVSダークライの上映中に各映画館で配布されていたダークライをワイヤレス通信で受け取るというもの。劇中での対戦相手専用技であるときのほうこうあくうせつだんを覚えているが、配布時点でダークホールは覚えていない。


それ以前から所謂「なぞのばしょ」バグによって戦闘・捕獲することが可能だったが、当時はワザップなどで誤情報やガセ情報が錯綜しバグ技失敗による「なぞのばしょ」への監禁やゲームデータ自体の破損が頻発していた。任天堂がWi-Fiで修正プログラムを配信していたが現在では配信終了しているのでやるなら自己責任で。


『プラチナ』版で正規の入手をする場合、Wi-Fi通信などにより2008年12月1日から2009年1月15日までの期間限定で配信された「メンバーズカード」が必要となる。

ミオシティの少年を悪夢から解放した状態でこれを持っているとミオシティ北東にある「はとばのやど」に入れるようになり、発生するイベントで飛ばされるしんげつじまで捕獲が可能。

このダークライは映画版と異なり記念リボンがないため、第5世代以前はGTSの交換に出すことも可能であった。


だが、『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』でも2022年4月1日15:24~5月1日5:28までの新月から次新月迄の期間に、同じく『メンバーズカード』が『ふしぎなおくりもの』で配布される。


2014年夏に公開される『破壊の繭とディアンシー』の前売り券を買う事によって通常は覚えない「ゴーストダイブ」を覚えているダークライを入手できた。これによってさらに対戦環境でダークライを見る機会が増えることだろう。まさに悪夢である。


LEGENDSアルセウス』では、『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』とのデータ連動でダークライと出会う調査任務に挑戦でき、ここでのみダークライを捕獲できる。

挑戦できるのはメインストーリークリア後で、このためなのかレベルも70とかなり高い。

依頼を受けると、天冠の山麓の崖登り崖付近の窪地に出現するようになる。

注意点として、普通にボールを当てるだけでは即ワープして逃げてしまう。ただ、ワープ先はある程度固定されている上、黒いオーラのようなものが出るので判別すること自体は容易。ワープ先に現れるのと同時にポケモンボールを投げ当てると戦闘に突入する事が出来るので、ここで一気に勝負を決めよう。

なお、倒してしまっても村に戻れば再出現する。また、初回は夜にのみしか出現しないが、再出現する時にはなぜか朝や昼にも姿を現すようになる。


SV』では2023年12月7日~12月22日にふしぎなおくりものとして配布された。今回はあいことばを入力すれば直接入手できる。折しも12月8日からはディアルガとパルキアの限定☆5レイドが同時開催されているのだが、名目上は「2023年最後の新月を記念して」というBDSPを想起させる理由に依る期間設定である。


色違い個体の入手

上記のように『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』や『LEGENDSアルセウス』でも入手機会はあったが、色違い個体については2024年現在では下記のポケモンGOの伝説レイドを待つのが最も安定する

前者はイベント期間が終了しているため、2022年6月以降では入手ができないし、後者は色違い個体は出現しない。

ただしポケモンGOについても伝説レイドの種類増加に伴い1年に1回入手の機会があるかどうかも怪しい状況にある。

とはいえ幻のポケモンである以上、何年か単位の不定期の配布機会を待つよりは、ポケモンGOで機会をうかがう方がまだ確実である。


また、機会を待つ間に伝説レイドで勝てる実力をつける必要もある。

この間に他の伝説レイドで色違い個体も入手可能となるため、ついでに狙うのが良いだろう。


本編以外での活躍

本編以外でも強烈な存在感を見せ、特に『ポケモン不思議のダンジョン』『ポケモンレンジャーバトナージ』ではラスボス(『ポケダン』のものは真ラスボス的な役回りに近い)にして印象的な役割を果たした。このことからも人気は高い。


ポケモン不思議のダンジョン

詳しくはダークライ(ポケダン)を参照。

時・闇空の探検隊』では、完全な悪役、全ての元凶として登場する。

能力こそ物騒なものの基本悪意はなく善良と描写されることが多いダークライにとっては非常に珍しいパターンである。

ディアルガ等の限られたポケモンしか開けない「じくうホール」と呼ばれるタイムスリップの扉を独力で開くなどかなりの力を持っていることが描写された。


主人公らに負けると記憶を失ってダンジョンを放浪するようになり、なぞのパーツあるいはひみつのせきばんを持ってしんぴのもり13F、クレバスのどうくつ さいしんぶB2F、きせきのうみB3F、しゅぎょうのやま17F、そらのさけめB14Fのいずれかに向かうと出現、低確率で仲間になる(Lvは一律で53となっている)。


専用道具は攻撃してきたポケモンをあくむ状態にする「あんこくのローブ」


ポケモンレンジャーバトナージ

ストーリーのラスボスとして登場。

人々の悪い心を吸いとって闇の結晶に保管する能力を持っており、その水晶に宿った悪い心を利用されて「ありえないマシン」で操られてしまった後暴走し…。

ちなみにこの作品では鳴き声が表記されている(「グ ガ ガ ガ ギー」)。


悪タイプの天候技のような必殺技を引っ提げており、降り注ぐ黒い雨に不用意に触れるとダメージを受けてしまう。なお、2回戦うことになるが最初はダークライ自身が怒りに満ちて心を閉ざした影響か何度囲もうが気持ちが伝わらないので、イベントで主人公が3つの石の力をスタイラーに宿してから改めて戦う事になる。


クリア後は「おもいでキャプチャ」を受けると再戦可能。


DLCとして追加された本編の後日談「みんなのタワーをかいほうせよ!」で共闘した際は、自身の影を広げるようにして展開した暗黒空間に周囲の悪人たちを引きずり込み、一瞬で遠く離れた海にまとめて放りだすなど空間を操る描写も見られる。

このスペシャルミッションをクリアするとゲーム本編にダークライを送れる。


ポケパーク2

こちらも全ての元凶にしてラスボスとして君臨。

ゴチルゼル達を配下として従えている。CVは三宅健太

ゴチルゼル曰く、孤独や悲しみを抱えているそうだがゲーム中では詳しく説明されない。しかしポケモン達を連れ去って洗脳し、ウィッシュパークの虜にするという悪行、「悪夢」を見せるダークライらしいものと言えよう。

だがやり方こそ間違ってはいたものの、永遠に幸せが続く世界を望む心は本物であり、最終局面である行動に出る…


ポッ拳

2016年7月14日、AC版にバトルポケモンとして参戦する事が発表された。

幻のポケモンがバトルポケモンとなるのはこれが初めて。

7月20日に解禁された。


ポケモンGO

ダークライとハロウィン

復刻ギラティナ(アナザーフォルム)と入れ替わる形で、2019年10月18日11月1日にかけて開催されたハロウィンイベントに合わせて★5のレイドボスとして登場した。その後、翌2020年3月には色違いも実装された。

幻のポケモンとしては史上初となる、恒常レイドボスとしての実装となる(イベントも含めればデオキシスがいたが)。

幻のポケモンである関係上、デオキシスやゲノセクトと同様、他のプレイヤーとの交換に出すことはできないため注意。この関係上、交換によってキラポケモンにして個体値を底上げしたり、他のユーザーから色違い個体を融通してもらうという手法は使えず、優秀な個体や色違いを入手するにはレイドバトルをひたすら熟すしかない


レイドボス

まとめ4

ボスとして登場した時のCPはなんと65675

ミュウツーに次いで史上2体目の65000越えとなった(CP値の高さそのものもミュウツーに次いで現状第2位)。

耐久性そのものは低いため、ミュウツー程のタフネスはなく、大人数で畳みかければ割とあっけなく倒せる。参加するプレイヤーのレベルにもよるが、大体6~7人程度の人員が確保できればクリアは可能とされる。

とはいえ、その凶悪な攻撃力は原作譲りであり、さらにゲージ技であく技の「あくのはどう」・かくとう技の「きあいだま」・ゴースト技の「シャドーボール」とタイプの異なる3つの技を揃えているため、対策が立てにくいのが難点。そもそもあくタイプの弱点を突けるかくとう・むしフェアリーは耐久性のあまり高くない者が多いため、1体あたりの生存時間も短めになりがちなのも悩みどころである。


ゲットチャレンジもかなり難易度が高い。

PokemonGo日常49

距離自体は割と近いのだが、浮遊系キャラ特有の横方向へのスライド移動があり、しかも画面の端まで移動してしまうので、こうなるとボールを非常に当てづらくなってしまう。

かといって狙いやすい画面中央部に移動してくるのを待っていると今度は時間がかかってしまう……というジレンマ。

また、暴れる時の挙動にもややクセがあり、行動の終了後にやや不規則な動きを挟むので、慣れないうちは位置をずらされて狙い通りの場所に当たってくれないことがある。何度も投げて練習しよう。


このように、実際に手に入れるにはかなり難儀することになるが、果たしてその性能の程はというと…?


性能

なんと、現状実装されているあくタイプのポケモンの中ではバンギラスマニューライベルタル等を軽く抜き去り、ナンバー1の攻撃力を持つ(ゲットした個体を3~4回強化すると、それだけでバンギラスの攻撃力を越えてしまう)。これは、原作における特攻の高さと素早さの高さが両方反映されたためと考えられる。ただし、「ぶんまわす」を覚えたサザンドラとバンギラスにはDPSで後れを取ってしまう。このあたりは耐性とサブ技の違いによる使い分けとなるだろう。


技は通常技が「だましうち」と「バークアウト」の2種類、ゲージ技が「シャドーボール」「きあいだま」「あくのはどう」「ヘドロばくだん」(限定技)の4種類となっている。

通常技は、ゲージ回収効率に優れた「バークアウト」でほぼ確定。一方のゲージ技は、タイプ一致技である「あくのはどう」がおすすめ。ただ、対エスパー・ゴーストタイプだけでなく、汎用性の高さも考慮するのであれば、威力100の「シャドーボール」の方が不一致技ながらダメージを稼ぎやすいで、そちらを習得させるという手もある。習得技の異なる個体を複数用意して、局面に応じて使い分けるというのもありだろう。そして、いずれの場合も余裕があれば、ノーマル・あく対策として「きあいだま」をサブ技として解放させておくと、相手を選ばず活躍できるだろう。限定技の「ヘドロばくだん」はフェアリー対策に有効で、発動に必要なゲージも少なくて済むが、他の技と比べると火力の面では若干劣るのが難点。


タイプ相性や、「きあいだま」を覚えられることから、悪名高いシャドウカビゴン対策としても十分に使えるポケモン。対抗策として1匹は育てておくのも悪くはない。


このように、攻撃面が非常に優れている一方で、低めの耐久性も原作同様である点には注意。

原作ではそのあたりを素早さの高さや、専用技「ダークホール」の制圧力である程度カバーしていたのだが、本作ではそもそも素早さの概念がなく、状態異常の「ねむり」が実装されていないため、小細工抜きでのガチンコバトルを強いられることになる。

また、本作は原作と比べるとタイプ相性によるダメージ軽減率が緩めであるため、「いまひとつ」で受けた場合でも相当なダメージを受けてしまうため、耐久性の低いダークライにはこちらもやや厳しい事態となっている。最低でも相手のゲージ技くらいは回避できるように立ち回りたいところ。若しくは習得できる技が共通し、耐久性に優れたイベルタルに交代するという手もありか。


このように、仕様や環境が大きく異なっているから、原作のようなトチ狂った強さはさすがに発揮できないものの、それでも現在実装されているポケモンの中ではトップクラスの戦闘力を持つ強豪の一角であることに変わりはない。

今後追加ないしは復刻されるレイドボスやシャドウポケモンにもエスパーやゴーストタイプのポケモンがそれなりにいることが予想されるため、手に入れば大きな戦力として末永く活躍してくれることだろう。


映画版

ディアルガVSパルキアVSダークライ

デテイケ…!!

「ココハ…ミンナノニワダッ…!!」


2007年に公開された劇場版では主役級の扱いで、ストーリーの鍵を握る重要なポケモン。声優には石坂浩二が起用された。


普段はアラモスタウンのゴーディの庭の木陰等に潜んでいるようだが、その容姿等から悪いポケモンとして扱われる事が多い

しかし、本作では悪いポケモンとして誤解されているだけで、実際は人々や街を守ろうと尽力する姿が描かれている。悪夢を見せていたのはディアルガパルキアが襲来する警告のため、終始言っていた「デテイケ」というセリフは『皆の庭』を(意図せずして)破壊しているパルキアに向けられていたものだった。

ちなみに、ベロベルト男爵ベロベルトになってしまったり、眠らされたポケモンたちの虚像が実体化したのは、ダークライの見せる悪夢が二神が時空を歪ませた影響で可視化されるようになった為(一方で、男爵の変身したベロベルトは戦えていた辺り、実体化した存在が現実に干渉できるレベルには個体差があるようである)。


最後はときのほうこうあくうせつだんの衝突により生じるエネルギーをその身一つで抑え込み、余波によるアラモスタウンの消滅を防ぐも、反動で受けたダメージで動けないところに二匹の追撃が直撃。跡形もなく消滅してしまった。


過去にも植物が枯れるように力尽きた草ポケモンやら体が透明になり光り輝きながら消えていったドラゴンポケモンやら、劇場版でポケモンが力尽きる描写は直接的なものを避けた形が基本だったが、ダークライの消滅するシーンは蓄積したダメージで肉体が限界を迎え足先から全身が徐々に消えていくという前例に負けず劣らず中々ショッキングな絵面である。


しかし戦いが決着した後、パルキアによって修復されたアラモスタウンで彼を悼むサトシ達の前に無事な姿で再度登場。

あくまで「消滅」であって「死亡」ではなかった故にパルキアによる空間修復で蘇生できたのか、といった事情については解説が入らないまま、彼の無事のみを伝えて映画は幕を閉じた。


過去にアリスの祖母アリシアに助けられた事に恩義を感じており、子供の頃のアリスを陰ながら助けた事もある。

みんなの嫌われ者であり、ダークライ本人も別に街やポケモンや人々を特別好きな訳ではないが、かつて唯一自分を受け入れてくれた少女が「みんなの庭だからずっとここに居ていい」と言っていたから、ただそれだけのために二柱の神に立ち向かう様は必見。


エンディングでは、影のみの登場となるが、今までの庭園とは違い、アラモスタウンのどこからでも見える場所に影がある。これは、「今までは庭園しか自分の居場所がなかったが、今では住民やポケモン達からも受け入れられたことで、アラモスタウン全体が自分の居場所になった。」と言う意味が込められていると思われる。実際、衝突を防いだ瞬間を、アリス達と一緒に有力者のアルベルトが目撃している為、アルベルトが住民やポケモン達にその瞬間を伝えた説も少なくは無い。


使用技はダークホール(当たると眠ってしまう暗黒球を連続で打ち出すタイプと両手から暗黒空間を発生させるタイプの二つある)、でんげきは、かげぶんしん、あくのはどう。


短編

2014年夏の『破壊の繭とディアンシー』同時上映の短編『ピカチュウ、これなんのカギ?』に登場した。

他に登場する幻のポケモンがジラーチマナフィビクティニなので、なんとなくダークライだけ浮いているような気がするのは気のせいだろうか?

なお、上記している同年の配布はこの時に行われた投票で他3匹に勝った結果である。


アニメ本編

サトシの旅シリーズ

アニメ『ダイヤモンド&パール』で初登場した際は、数分しか出番もない上に、「ダークホール」も「あくのはどう」も使用しない。というか使用したのは「たいあたり」のみという非常に残念な扱い。

さらに登場した理由もロケット団の作った悪夢発生器に吸い寄せられたからであり、ただ寂しかっただけのようである。


その後、シンオウリーグで再登場した際は例のチート野郎ことタクトの手持ちとして描かれている。

勿論アニメで幻のポケモンがトレーナーの手持ちになる等と言うことはまずなく、視聴者に衝撃を与えたのは想像に難くない。


強さも圧倒的であり、サトシ戦以外ではコイツ1匹で相手が全滅してしまっている。

サトシ戦でも相性の良いヘラクロスの攻撃を耐え撃破し、フカマルコータスを瞬殺し、ジュカインをも追い詰めるが、サトシの必死の呼びかけに応えたジュカインの「リーフブレード」でようやく倒された。しかし、その後にさらなる絶望が…

なお、決勝戦もダークライ1匹で突破した為、彼のダークライを倒す事ができたのはサトシのジュカインだけである。


3度目の登場は『ポケットモンスター XY&Z』の第5話。流れ星を見ながらの野宿で熟睡しているサトシ一行の上に普通に現れプニちゃんの見ている夢にピカチュウニャースが入り込む原因を作った。

炎の化け物が襲い掛かってくるわサトシやセレナ達のポケモンが人間語を喋りながら進化と退化を自由に行うわと非常にカオスな夢だったが(一応内容はフレア団の襲撃を予知する真面目な物。放送日の前に発売の『ポケモン超不思議のダンジョン』の販促だと取れるシーンも多い)、

最後に目覚まし時計で飛び起きたサトシ達に普通に姿を見せて飛び去って行った。流石にサトシは一目見ただけで「あれはダークライ!」と叫んだが、別に後を追うそぶりは一切無し。幻のポケモンってなんだっけ。


余談だが、映画でもダークライが見せた悪夢がある種の予知夢のように働いたとされる記述や描写が存在していたり、今回においては近い未来に起きるであろう出来事を悪夢によって知らせようとしていたのではないかと推察される。


新無印では74話より登場。

突如シンオウ地方に出現したことで一般市民が悪夢にうなされて寝不足になるという事件を起こしており、サトシゴウが調査に乗り出す。

コハルヒカリの二人に保護してもらっていた満身創痍のクレセリアとは敵対関係にあると思われており、クレセリアの傷もダークライとのバトルによるものだと推測されていたが、実際にクレセリアを傷付けたのは彼女をダークライごと捕獲しようと襲撃していたマトリ率いるロケット団の精鋭部隊で、ダークライは傷付いたクレセリアを助け出そうと新月島からシンオウ地方へと飛んで来たのが一連の事件の真相だった。

サトシ達との共闘でマトリ達の強襲を退けた後は、クレセリアと共に新月島と満月島へと帰っていった。この為、アニメでは初となる純粋な味方ポジションとして描かれたダークライとなっている。


漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

初登場は第7章。しかも出てきたのが第5章を振り返る回想の中、更には敵役トレーナーの手持ちという中々衝撃の登場となった。

という訳で(姿を晒さなかったが)第5章ではロケット団幹部兼ギンガ団スパイのサキの手持ちとして登場。自身の放った技とミュウツーの技が衝突した事で誰も予想しなかっただろう第5章衝撃のラストを生み出す原因となった。


第7章ではサキが自身の代理として洗脳し手駒にしていたギンガ団したっぱに預けられ、彼がミオシティ近隣を訪れた際に人やポケモンに意図せずして悪夢をばら撒いた。

したっぱ自身は後に「軽々しく幻なんて持つもんじゃない」「私では制御できなかった」と重荷であったことを吐露している。

サキ自身もだいぶ持て余していたらしく、やりのはしらでの決戦の後、丁度出入り口の開いていたやぶれたせかいに捨てられてしまう。


第8章では前述のミオシティ近隣の一件で敵意を剥き出しにしていたクレセリアに反応し、やぶれたせかいに突入したクロツグを襲撃するも「サイコシフト」で返り討ちに。

その後もプルートに洗脳されるなど散々な目に遭わされ、事件終結後は安息の地を求めて飛び立った。


なお、本作では「ダークホール」を一度も使用していない。

伝説もポケモン達を同時に眠らせてはいるので画面外で使用した可能性はあるが……。


『快盗!ポケモン7』

ギンガ団支部のリーダー・イオが「この世の全てを思うがままにあやつるため」に狙っていたポケモンで、5年前に「波導を見る力」を持つ主人公の双子の妹・リリを誘拐・洗脳して利用したギンガ団支部に1ヶ月前にむしポケモンの糸で雁字搦めにされて洞窟へ捕らえられた。

しかし、イオがダークライ専用のモンスターボールを使って捕獲した直後、ボールを破壊しイオをダークホールで眠らせた。怒りで暴走し、助けに来たポケモン7達すら敵と見なして襲いかかる。しかも、翌日の夜になれば「新月」で本来の力を発揮してしまい、暴走状態のまま外に出てしまえば人やポケモン達に甚大な被害が及んでしまう為、ポケモン7はその前にダークライを正気にするべく対峙。

彼らに「ダークホール」を放つが、マネネの「しんぴのまもり」によって無効化されたうえに「ものまね」で眠らされ、ポケモン達の力によって強化され放たれた「はどうだん」を受けて正気に戻り、どこかへ去っていった。


外部出演

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』以降の作品で、アイテムのモンスターボールマスターボールから登場。「ダークホール」で相手を引き寄せて眠らせてしまう。


余談

ポケモン都市伝説の一つとして『ダークライをデザインしたのは実はゲームフリークのスタッフではなくアメリカの一般人少年』という説がネット上で広まったことがある。

が、ゲームフリークはダークライをデザインしたのは自社スタッフであるとの公式見解を出して完全否定している。


関連イラスト

ダークライ(供養ダークライ

ダークライダークライ

ポケモンログ『皆ノ庭』


関連タグ

伝説ポケモン 幻のポケモン ダーヒカ

DPt BDSP ドーブル


0490.マナフィ0491.ダークライ→0492.シェイミ

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幻のポケモン まぼろしのぽけもん

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