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劇場版ポケットモンスターダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライのゲストポケモンであるダークライが、ディアルガとパルキアに言い放った言葉。また本項目では、映画終盤についても解説するため、未視聴者は要注意。



概要

ネタバレ注意

































ディアルガパルキアの戦いは、そのあまりの激しさ、二体の技の強力さにアラモスタウンを巻き込んでしまい、確実に街を消滅させていく。そしてニ体の最強技が発動しようとした時、トニオは空間の崩壊を察する。絶体絶命の危機に、最早誰もが絶望したその時である。

「やめろ!」

ニ体の技で気絶していたダークライが再び覚醒し、飛び立って行った。そして、最大パワーのダークホールを発動し、ニ体の動きを止めた。

ダークライ「ここはみんなの庭だ!」

いつの日もダークライは独りぼっちだった。ナイトメアの力で周りから嫌われていた。さらには今回の事件の犯人として、倒されそうになった。それでもダークライはニ体に立ち向かった。かつて、唯一自分を受け入れてくれたアリシアと一緒に過ごし、彼女の孫であるアリスのお気に入りでもある庭を、大いなる怒りから守るために。

しかし、力が限界を超えてしまい、力尽きた自身に追い討ちを掛けるように、ニ体の攻撃をまともに受けてしまった。その結果、ダークライは紫の粒子となって、静かに消えてしまった。アリスはその瞬間を、ただ泣きながら見るしか出来なかった。

そして、再びニ体の最強技がぶつかりそうになった瞬間、サトシ達がオラシオンを時空の塔で鳴らし、ニ体の最強技を止めた。時空の塔は黄色い羽を生やし、アラモスタウンの消えた全ての建物を復元した。ニ体も怒りを鎮め、ディアルガは自分の空間へと帰っていった。そして、残されたパルキアは、サトシ達から、お説教を受けた。

サトシ「パルキアのバカヤロー!お前達のせいで、みんな...!みんな...!!この街を元に戻せよ!!!」

ヒカリ「パルキア!お願い!」

ピカチュウ「ピカチュウ!」

自分の罪を深く受け入れたパルキアは、アラモスタウンを元の世界へ戻した。ようやく全てが終わったことを悟ったサトシ達は、安心した。

そして、事件解決から何時間経ったのだろうか。サトシ達は、夕暮れのアラモスタウンで項垂れていた。

アラモスタウンは救われたが、街を守り散っていったダークライは戻ってこなかった。

ダークライはとても優しいポケモンだった。なのに自分達はダークライを悪いポケモンだと判断していた。それでもダークライは、それを恨まずに、街を守ってくれた。誰よりも街を大切にしていた。それなのに、最期まで周りから受け入れて貰えずに、死んでしまった。

アリス「ダークライ、ありがとう...。」

サトシ「ダークライ、ごめん。もっと早くお前の事を分かってあげられなくて...。」

一同は、俯いたままその場を去ろうとした。すると...?

ピカチュウ「ピカ!?」

サトシ「ん?はっ!?」

その他「あ!」

振り返ると、時空の塔の影に、先程まではなかった影があった。その影の方向を見ると...?

ポッチャマ「ポッチャ!」

ヒカリ「ダークライ!」

サトシ「無事だったんだ!」

ピカチュウ「ピーカ!」

何と塔の天辺には、死んだと思われていたダークライの姿が...!

そう、ダークライは死んだわけではなく、時空の歪みで消滅しただけであり、オラシオンとパルキアの力で戻ってきたのだ。

ダークライの復活を祝う一同。そしてアリスは、トニオに体を寄せていた。

この時のダークライは、平和を取り戻したアラモスタウンを観ながら、こう思っただろう。

ダークライ(アリス、アリシア、帰ってきたぞ。みんなの庭は、俺が守る。これからもずっと。)




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