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ゴチルゼル

ごちるぜる

ゴチルゼルとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
目次 [非表示]

基礎データ

全国図鑑No.0576
イッシュ図鑑No.138
マウンテンカロス図鑑No.128
ガラル図鑑No.269
パルデア図鑑No.236
ブルーベリー図鑑No.103
ローマ字表記Gothiruselle
ぶんるいてんたいポケモン
タイプエスパー
たかさ1.5m
おもさ44.0kg
せいべつ25%♂・75%♀
とくせいおみとおし / かちき(第6世代~) / かげふみ隠れ特性
おとしものゴチムのまつげ
タマゴグループひとがた

各言語版での名称

英語Gothitelle
ドイツ語Morbitesse
フランス語Sidérella
韓国語고디모아젤
中国語哥德小姐

進化

ゴチルファミリー

ゴチムゴチミル (Lv.32) → ゴチルゼル(Lv.41)


イッシュの進化系統の中では公開が最も早く、イッシュポケモン全体でも最速の部類に入っている。

当初はPV中に映るのみで名前も明かされず、「ゴスロリタワー(仮)」なんて呼ばれ方をしていた事も。

アニメでもいきなりゴチルゼルからの登場となった。


概要

ゴチミルの進化形。初登場は同じく第5世代。

見るからにゴスロリをモチーフにしているポケモンで、名前の由来は恐らく「ゴシック(Gothic・「ゴチック」とも)+マドモアゼル(Madmoiselle・お嬢さん)」と思われる。


ゴチミルの頃のミニスカートを着たような風貌は、全身が長いティアードスカートになったかのような黒い円錐台が積み重なった独特なスタイルに変わり、名前の通りお嬢様のような雰囲気になっている。衣服のように見えて実は模様という例もあるが、ゴチルゼルの場合は内部に脚のグラフィック(後述)が存在しており、れっきとしたスカート状のパーツである模様。

進化前から持つ白いリボン状の器官はゴチミルの頃の6つから5つに減ったが、こちらは代わりに手首に裾のような部分が付いている。


髪のような部分はゴスロリのイメージに基づいてか、ツインドリルをデフォルメしたような、各段が直接頭から放射状に広がる構造になっている。

頭頂部のリボンと合わせてカニのようだと言われることも。


星見N しってるか?

進化に伴い分類名が「てんたいポケモン」に変わり、図鑑の説明には星やサイコパワーにまつわる記述が増えた。

『ブラック』ではサイコパワーで周囲の空間が歪み遠くの星空が映るというもの、『ホワイト』では占星術未来予知を行い、トレーナーの寿命も見えるというゴチム時代を彷彿とさせるものとなっている。

また、『BW2』では「トレーナーの寿命を知ると叫び悲しむ」という一面も加えられた。

ちなみに技としての「みらいよち」もしっかり覚えられる。


さらに『ソード』では膨大なサイコパワーを手にしながらも戦いは好まない気質が、『シールド』では人々の寿命を占う能力について「ゴチルゼルに自分の最期を見せられた悪人はその日を最後に行方を絶った。」という恐ろしい側面が解説されている。


第9世代の図鑑説明ではゴチミルの図鑑説明で宇宙から来た説が浮上しており、これだけでも衝撃的な設定だが、サイコパワーで宇宙の終焉を見せたり、冷めた態度は全ての終わりを知るが故の諦観であるなど伝説のポケモンじみたスケールのデカい設定を盛られている。果たして、生まれながらにこのような能力を持ってしまった彼女たちは幸せだと言えるのだろうか…。


鳴き声は、流れ星の効果音のようなシャンシャン音が混ざる特徴的なもの。


なお3Dモデルになった後発の作品では、攻撃モーション時にスカートの裾からちらりとつま先が見え、そこから脚が白いことが分かる。また第9世代のテラレイドバトルにおけるゴチルゼル戦では、相手が高台に乗っているためかより奥の方まで見える。意外と足が長いのかもしれない。

(過去作では判別不能で、その解釈は描き手に委ねられていた。)

ゴチルゼルゴッチン


なお、初登場時点でランクルスとは対の関係となっているが、第9世代では単独で内定した。


ゲーム中の特徴

HPこうげきぼうぎょとくこうとくぼうすばやさ合計
7055959511065490

対になるポケモンはランクルスである。当初はゴチルゼルが『ブラック』、ランクルスが『ホワイト』にしか出現しなかった。

ランクルスもまた単エスパータイプであったため、対戦ではよく比較された。


タマゴグループは見た目通りの「人型」で、♂♀比率も1:3と♀の方が多くなっている。


ステータス的にはサーナイトの「すばやさ」や「とくこう」を削って「ぼうぎょ」に回したような配分となっており、この手のポケモンとしては珍しく物理耐久が高い

とは言え、ゴチミル時代からの伸びがあまり良くなく、基本的に使わない「こうげき」を低く抑えている事を差し引いても合計値でサーナイトを下回っており、進化が遅い事のメリットが無くなってしまっている

一方のランクルスは「HP」がかなり高く、結果的にゴチルゼルと変わらない耐久性を発揮できた事から、この特徴はさほど注目されなかった。


特性設定にぴったりな「おみとおしであるものの、対戦で使える場面はそう多くなく、特に攻防共に優秀な効果を発揮するランクルスには大きな差を付けられてしまった(この型の使い道はせいぜい、ハートのウロコなどのアイテムの強奪ぐらいであった)。

「すばやさ」も非常に中途半端な値で止まってしまっており、猛威を振るうキノガッサより遅い事がエスパータイプとして非常に痛く、開き直って「トリックルーム」を展開するには下から数えた方が圧倒的に早いランクルスに後れを取ると、こちらも有用な使い道は見出されなかった。こだわりトリックを使うにしても、スカーフ込でも最速123と同速で130族を抜けないので微妙に対応できない相手が出てきてしまう。

習得技も能力と噛み合わない「ローキック」や「がんせきふうじ」がある程度で差別化には繋がらず、むしろあくタイプはがねタイプへの対抗手段となる「きあいだま」を覚えられない事が他2種と比べて不安視された。


しかし、『BW2』に入ってかげふみのゴチミルが実装された事で状況は一変する。

「初の能動的に動ける『かげふみ』持ち」という唯一無二の個性を獲得した事で対戦での需要が急増し、一気に研究が進んだ。シングルバトルでは「なまけアイアントとの、トリプルバトルでは「ほろびのうた」使用者とのコンボも開拓され、それぞれ対策必須の凶悪なハメ性能を発揮した。

また、技教えによって「じゅうりょく」や「トリック」等のサポート技を多く追加してもおり、既存の「おみとおし」型も偵察兼場作り要員として一定の地位を確立していった。


ただし、「かげふみ」型は♂しか解禁されなかったことから個体数が限られ、遺伝技を持つ事もできなかったため、この時点ではまだ能力を十分に発揮できていなかった。

絵面としても地味で陰湿な部類の戦術であったためか、実装の経緯が同じ「かそくバシャーモ等に比べると環境への影響は軽微なものに留まっている。


第6世代に入ると、特性周りの設定見直しによって「かげふみ」が一般化し、技の遺伝も可能になった

ところが、この世代ではあくタイプやゴーストタイプが大躍進しており、特にゴチルゼルはよりアグレッシブに動く「かげふみ」持ちとしてメガゲンガーが登場した事により大きな痛手を受けてしまう。

ライバルだったサーナイトはフェアリータイプメガシンカを得て逆風に立ち向かえる数少ないエスパーに成長しており、そうした強化から外れたゴチルゼルの存在感は再び薄れていった。


新たな特性としてアタッカー向けの「かちき」も追加されたが、このような環境では活かせる機会に恵まれず、考察は進まなかった。

確実に強化は進んでいるはずなのだが、それが元からのゴチルゼルファン以外には中々伝わっていかない今日この頃である。


第7世代ではトリプルバトルが廃止され、活躍の場そのものが狭まってしまった。一応USUM期の全国ダブルでは、「かげふみ」でみずポケモンをキャッチしてお供のカプ・コケコで叩くコンビがある程度流行していた。


8世代では「ねこだまし」を獲得したこともあって、ポケモンホーム解禁前のダブルでバンギラスをアタッカーに据えたコンビで使われることがあった。禁止級伝説解禁シングルでは、相手がカイオーガ対策にラッキーをぶつける場合、それをキャッチして時間切れの時点でHP優位を保った状態になるように「ねむる」「めいそう」などで調整し、TODで勝つという使い方がされる。

ほかアシストパワー習得により、努力値を耐久に振ったうえでコスモパワーで耐久を限界まで引き上げて全抜きするという、積みエース的な使い方もされている。


余談だが、ゴチルゼル系統は第6世代まで遺伝でのみ「あくのはどう」を習得し、技教えや技マシンには対応していなかったが、第7世代になって漸く技マシンにも対応した。


第9世代ではコスモパワーが剥奪。一方でテラスタルの実装によりタイプ変更が可能となり、相手の攻撃を半減~無効にできるタイプに変わったうえで「めいそう」を積む戦術ができるようになった。従来のTOD、こだわりトリック等も依然可能である。

この世代で手に入れた「テラバースト」のおかげで仮想敵に合わせて打点を持ちやすくなり、万が一流れで赤ゲージまで削られても「めいそう」をたんまり積んだ諸々のタイプの「テラバースト」で落とせば問題ない。

一方で初期環境ではイッカネズミへのけん制として、どのパーティにも高率でゴーストタイプ、更にその対策としてあくタイプが投入されているため、かげふみが機能しなかったりサイコキネシスが止められることもままある。

ダブルバトルでは「すてゼリフ」を獲得したオーロンゲでゴチルゼルをサポートし、味方の「ほろびのうた」を活かす構築もある。

この世代では「きあいだま」や天体ポケモンの別名にぴったりな「スピードスター」が習得技に追加された。


レギュレーションGシーズン18シングルバトルでは、超パワー勢に対抗する耐久型が余りに増えた影響でTOD要員として腐りにくくなり、最終1位、3位、5位のパーティにエントリーされる実績を残した。

最終1位・3位構築には対ヘイラッシャカバルドンを意識したひこうテラスタル型が採用され、前者には「あまえる」による「じわれ」や「じしん」以外の通常打点への対策もあり、後者にはくさテラスタルを切ったキラフロルに刺す用のひこう「テラバースト」もあった。最終5位構築には対グライオン特化の「ふうせん」どくテラスタル型が採用された。


使用トレーナー

ゲーム版


アニメ版


漫画版

  • カトレア(ポケスペ)
  • ロット配下のプラズマ団員(ポケスペ)

番外作品

ポケモン+ノブナガの野望

ゴチミルからの継続でガラシャのベストパートナーに指定されている。ただし、技が「みらいよち」固定で、これが本編にも増して癖が強い(この技で倒してもブショーが勧誘できない!)ことから、ある意味こいつ以上に外れと言われる。


ポケパーク2

ウィッシュパークのファイトゾーンのマスターで登場し、ゴチミルやゴチムを連れている。ロックエリアから連れて来たポケモンを虜にしており、ゴージャスゾーンマスターのシャンデラが震え上がるほどの実力者だが、自ら戦いを仕掛けることは好まない。


アニメ版

  • BW21話
    • スカイアローブリッジが完成する前から周囲に住んでいた野生のゴチルゼルで、サリイという少女と仲良し。
    • サリイ一家が営む水上バスの手伝いをしており、橋が完成しバスが閉じる事になった時にはだれよりも悲しんでいた。
    • 橋が完成した後、サリイ一家と共に引っ越し、親戚のおじさんの工場がある町で一緒に働いていた。しかし、サリイはドクターになるという夢ができ、そのための勉強をしに寄宿舎のある学校に転校してしまった為、家から姿を消してしまう。
    • その後、スカイアローブリッジで空間を歪める力を使い橋の周囲に自分の思い出の世界を具現化してその世界で思い出に浸っていた(霧に「きりばらい」が通用しなかったのもこの力の副産物だからな模様)。しかしあくまで一定周囲だけ歪め作っているため、この世界の水上バスに乗ってもヒウンシティには行けずに元の場所に戻ってきてしまう。
    • サトシと対峙していた際、ドクターの資格を手に入れてスカイアローブリッジの近くの病院に配属が決まり懐かしくなってスカイアローブリッジを通ろうとしてゴチルゼルの世界に入ったサリィと再会。サリィに感謝の言葉と諭された事でサトシ達を元の世界へと戻し、想い出の世界を終わらせた。

  • カトレアのゴチルゼル
    • BW90話でポケモンワールドトーナメントジュニアカップのエキシビションマッチに登場。「おだてる」+「サイコキネシス」というかなりえげつないコンボを披露し、10分1本勝負で互いに一歩も譲らないバトルを繰り広げ、結果は時間切れの引き分けとなった。

  • バーベナのゴチルゼル
    • BWエピソードNより、バーベナのポケモンで登場。


その他

BW51話・53話・64話(回想)・67話・69話・80話(イメージ)・83話・86話(回想)・104話・106話
XY129話
劇場版キミにきめた!

関連イラスト

天体ポケモン!おそろいなの

しろくろタロットをするゴチルゼル



関連タグ

ポケモン一覧 ポケモンBW ポケモンBW2 エスパータイプ ゴスロリ


0575.ゴチミル0576.ゴチルゼル→0577.ユニラン


マイ(トレーナー)DPtに登場するゴスロリが特徴のトレーナー。当初はよく引き合いに出された。


ランクルス:対となるポケモン。

サーナイトマフォクシー:女性的な見た目にもかかわらずオスもいるエスパータイプ繋がり。

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