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概要編集

ポケットモンスター(ポケモン)におけるフォルムチェンジの種類の1つ。

主に伝説のポケモンが現世に現れた際の本来の姿ではないフォルムであり、本来の姿であるオリジンフォルムとは対になる存在である。


現在アナザーフォルムと呼ばれる形態が確認されているのは、ギラティナのみ。

に、ディアルガパルキアにオリジンフォルムが発見されたがギラティナと違いこれまでの姿がアナザーフォルムとは呼ばれていない。(実際、ポケモン図鑑でも書かれていない)。


各言語版での名称編集

言語名称
日本語アナザーフォルム
英語Altered Forme
ドイツ語Wandelform
スペイン語Forma Modificada
フランス語Forme Alternative
イタリア語Forma Alterata
韓国語어나더폼
中国語(簡体字)别种形态
中国語(繁体字)別種形態
インドネシア語Bentuk Alter
オランダ語Aangepaste Forme
ブラジルポルトガル語Forma Alterada
タイ語ฟอร์มดัดแปลง
トルコ語Değişmiş Formu
ベトナム語Dạng biến đổi

ギラティナ編集

Giratina・Altered Forme

基礎データ編集

全国図鑑No.0487
シンオウ図鑑No.210
ヒスイ図鑑No.237
ローマ字表記Giratina
ぶんるいはんこつポケモン
タイプゴースト / ドラゴン
たかさ4.5m
おもさ750.0kg
特性プレッシャー
隠れ特性テレパシー
せいべつ不明
タマゴグループタマゴみはっけん

解説編集

現世に顕現した姿。翼と六本の足が生え、口元が変わっているのが特徴。

初登場である『ダイヤモンド・パール』からある姿はコレであり、『プラチナ』から「アナザーフォルム」であると明かされた。


オリジンフォルムへフォルムチェンジするには、プラチナ~BDSPまでは「はっきんだま」、LEGENDSアルセウスからは「だいはっきんだま」が必要となる。


ゲームでの特徴編集

種族値

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
アナザー15010012010012090680
オリジン15012010012010090680

『プラチナ』(初回)を除き、遭遇するのはアナザーフォルムである。

『DP』のソフトの相手との対戦でオリジンフォルムを出す場合、相手側からはアナザーフォルムとして表示される(ステータスはアナザーフォルムのままである)。なおおみとおしを使うとはっきんだまは「???」と表示される。

『BDSP』では「破れた世界」が登場しない為、戻りの洞窟でアナザーフォルムとの戦闘だが、ハマナスパークオリジンフォルムの影とバトル可能。


ポケモンGO編集

2018年10月24日ハロウィンイベントと同時にアナザーフォルムがレベル5のレイドボスとして実装。


ボスとして登場した時のCPは34987と前回ボスのミュウツーよりも2回り程低く、自慢の体力はレイドボスシステムの関係で死んでいる上、弱点もフェアリー・こおり・あくとそれなりに多い。このため、レベル5のレイドボスの中では攻略はしやすいだろう。


そして肝心の味方にした際の性能に関してだが……


まずポケモンGOでの仕様として、原作でのこうげき・とくこうの高さが攻撃に、ぼうぎょ・とくぼうの高さが防御に回されるのだが、CPの優先度は「攻撃>防御・HP」であるため、アナザーフォルムの最大CPは伝説の中でも低めになってしまっている。それでも3000台後半であるため十分高い方ではあるが。

次に耐久が高いポケモンの用途として考えられるジム防衛だが、伝説のポケモンであるため不可能となってしまっている。

技にも恵まれておらず、通常技はシャドークローりゅうのいぶきと問題ないのだがゲージ技はドラゴンクローかげうちげんしのちからシャドーダイブ(2022年追加の限定技)とどういうわけかシャドーダイブ以外は3ゲージの威力の低い技ばかりとなっている。


……といった具合に、ミュウツーの後に登場したボスとして鳴り物入りで出たにもかかわらず散々な性能であったことから、当初はまるで見向きもされず、落胆の声があちこちで上がった。


ところが2ヶ月後、事態は急変する

トレーナーバトル実装で低CP高耐久ポケモンに高い需要が生まれ、中でもギラティナはハイパーリーグ(最大CP2500)の大エースとして見出されたのだ。

伝説由来の耐久力に高水準の攻撃力というだけで十分心強いが、技も軽減されにくいゴースト・ドラゴンとあって様々な相手に対応しやすい。

先ほど3ゲージの威力の低い技ばかりで恵まれていないと書いたが、シールドの削り合いとなるトレーナーバトルでは話は別で、チャージが少ない技を連発すれば相手にシールド展開を要求しやすくなり、早く守りを崩せるのだ。

また、2018年2月「げんしのちから」に原作同様能力上昇の追加効果まで付与され、ささやかながら更なる強化を施された(もっとも、効果が発動するのは原作同様わずか10%と低めなのであまりあてにはならないが)。


とはいえ、フェアリー・こおり・あくに弱い点は変わっていないため、これらの技を使用してくるポケモンには警戒が必要。特に、みずタイプはかなり多くのポケモンが「ふぶき」や「れいとうビーム」等のこおり技を習得しているため要注意である。

また、ハイパーリーグで運用することを考えた場合、ハガネールギャラドスタチフサグマアクジキング分が悪い相手も存在する。確かに汎用性の高いキャラであることは間違いないが、絶対的に強いとも言い切れないので、その点はしっかり意識しておこう。


いずれにせよ、思いがけない形で活躍の機会に恵まれることになったのはギラティナにとっては喜ばしいことに違いない。

能力を大幅に制限された姿・状態であっても、優秀な働きぶりを見せてくれるあたりは、さすがは伝説のポケモンといったところだろう。


関連記事編集


0486.レジギガス0487.ギラティナ(アナザーフォルム/オリジンフォルム)→0488.クレセリア


同複合タイプ編集


第4世代伝説・幻ポケモン編集




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