※ネタバレ注意!!
この先は『Pokémon LEGENDS アルセウス』の物語の根幹に関わる重大なネタバレが含まれています!!
真のエンディングを見届けていない場合、閲覧は自己責任でお願いします!
概要
時間の神ディアルガ・空間の神パルキアが誕生した時に一緒に生まれたとされる第3の伝説のポケモンギラティナ。
しかしながら相当な暴れ者であったため、創造主たるアルセウスにより世界の裏側「破れた世界」に追放されたと言われている。
遠い昔の出来事とされている『LEGENDS アルセウス』の時代では、ギラティナもまだ改心しておらず、アルセウスへの反抗を企てていた。
そしてウォロという、同じく神の力を我が物にする野心をもった人間にコンタクトを取り、もののけプレートを授けて共謀。
彼にディアルガ・パルキアの情報を与え、代わりに彼のサポートを受ける事で時空の裂け目を作り出してキングたちを暴走させる。つまり、ウォロと並ぶ本作の黒幕であったということになる。
やがてプレートが揃い、間もなくアルセウスの元へ行けるというところでウォロが敗れてしまい、自ら姿を現して主人公の前に立ちはだかる。
「いいえ……まだ終わりではありません!!」
「感じませんか?心胆を寒からしめる異様な気配を!」
「ギラティナ 打破せよ!」
ギラティナ戦
ウォロがギラティナへ指示を出すようなモーションは無いが、事実上彼の7匹目のポケモンとして戦うことになる。......が、このギラティナ、戦闘の仕様も相まってとんでもなく強い。
- 1. ウォロ戦を終えても回復ができない連戦となる上、この戦いで敗北すると最初のウォロ戦からやり直し。
- (そもそも、前座のウォロ戦からして普通に強い。本作はその戦闘の仕様上、従来の作品と異なり「火力とすばやさが高いポケモンで上から相手を倒し、反撃させない」と言う戦術が不可能になっている。相手のポケモンを1体倒す→自分のポケモンの弱点を突けるポケモンが新たに出て来て、こちらが対応する前に即座に倒されると言う事が多い)。
- 2. この時に戦うギラティナにはオヤブンと同様のバフがかかっている。
- 3. 専用技の「シャドーダイブ」も溜め技という概念がない今作では1ターンで即座に攻撃する技になっており、しかも命中すると煙幕状態(回避率上昇)を展開するという追加効果となっている。
- 4. それ以外の技範囲も非常に広く、ストーリー中で手に入る伝説全員に対して、効果抜群を取って来ると言うえげつなさ。
対策としては「りゅうのはどう」や「あくのはどう」といった、必中かつギラティナの弱点をつける技で攻めるのがベストか。
その強さたるや、かがやきさまを越えたとも言われ、多くの歴戦のポケモントレーナーにトラウマを植え付けた。本作の戦闘システム上、高い素早さから一方的に蹂躙されることはないのが救いか。
クリア直後のレベルやポケモンの状態のままでは伝説のポケモンをもってしてもクリアは困難であり、勝利するためには多少面倒でも手間をかけてしっかりと準備することが必要となる。
しかし………
オリジンフォルム戦
ギラティナは 真の力を 解き放った!!
"アナザーフォルムの″ギラティナ勝利後にオリジンフォルムへと姿を変えて全回復。RPGラスボスの王道展開である「第二形態」で3連戦目へと突入する。
ここで満を持してBGMも『プラチナ』での専用曲「戦闘! ギラティナ」へ切り替わる。アナザーフォルムのHPを削り切った際の心電図が止まるような音から、原曲のサビを持ってきて一気に盛り上げるイントロは演出と合わせて非常に熱い。
......のだが、一方こちらの回復はないまま。つまり、ウォロのポケモン6体を含めてまさかの8連戦を強いられるという、ここまでの戦いで疲弊している多くのプレイヤーに対してはウルトラネクロズマ戦レベルの「絶望、トラウマ」とも言える状況である。
使用する技はアナザーフォルム時と変わらないが、オリジンフォルムはより攻撃的な種族値である上にシャドーダイブの威力が原作と同じ120に強化される。
攻略法
シャドーダイブは威力が上がった代わりに命中も100から80と20も落ちているため、シャドーダイブが外れるという事態も有り得る。こちらも運ゲーを強いる事が可能ではあるので絶望的な状況でも決して諦めないで挑みたい。
なお、簡単な攻略法としては、「クレセリアで受けてシャドーダイブのPPを使い切らせる」と言うのが有力。今作のクレセリアは、効果抜群シャドーダイブをも受けきれるその耐久力と、自己再生に状態異常回復と回避率アップがついてくる新専用技「みかづきのいのり」が非常に強力。シャドーダイブに対してみかづきのいのりを連発し続ければ、ギラティナを息切れさせる事が出来る。
いざとなれば、げんきのかたまりを大量に持ち込んでの力技と言うのも一つの手。向こうも6匹に対して実質8匹で挑んできているのだから卑怯とは言えまい。さらには力技ときのほうこうの急所に当たることを賭けて放つのも一つの手。
また、ノーマルタイプの高耐久ポケモンを出すとしばらく不一致はどうだんしか撃たなくなる為、一致シャドーダイブを完封できる。
勝利後
そんな恐ろしいまでのギラティナを何とか打倒すると・・・
なんとまさかの逃亡。あまりの一目散ぶりにウォロも「ふがいのない」と罵倒を漏らしたほど。
その後戻りの洞窟に潜伏していたところへまたもや主人公が現れ、抵抗も虚しく捕獲されて心を改めた様子。創造神への反骨精神を捨て、これからはヒスイ地方を護る事に決めたようだ。
それが遠い未来に於いて引き起こされる、ギンガ団のボスの凶行を止める事に繋がった…のかもしれない。
ちなみに、LEGENDSではポケモンに持ち物を持たせるシステムが廃止されており、たいせつなものカテゴリである「だいはっきんだま」を使ってアナザーとオリジンを切り替える。
入手方法はギラティナを捕獲する際にギラティナから入手できるというもの。ウォロ戦でのフォルムチェンジもこれによるものかもしれない。
余談
- 一度倒したボスポケモンが第二形態で復活する演出は、直近のポケモン剣盾におけるムゲンダイナ戦から導入されておりギラティナで2回目。あちらは第二形態についてはホップと剣盾姉弟と一緒に叩けるためギラティナほどの脅威ではないが。
ポケモンマスターズ
『LEGENDSアルセウス』の発売日は2022年1月28日だが、2021年12月27日にアプリゲーム『ポケモンマスターズ』ではマジコスシロナ(アナザー)&ギラティナが実装されている。マジコスシロナ(アナザー)が翌年2月28日までピックアップされていた事、ポケマスでの実装と同時期に追加された新規BGM「決戦!シロナ(ポケマスアレンジ)」もウォロ戦同様に前奏をベースにしたアレンジである事等から、意図していた可能性はある。
また、このギラティナは人工島パシオの遺跡(レプリカ)に興味津々だったりする。
メインストーリー「謎の石編」において、2024年2月に公開されたエピソードでは、ポケモンの言葉が分かるNによれば「アルセウスについて話すのを拒んでいる」と明かされた。
そして2024年3月29日にウォロ本人がパシオに登場(同時期に上記のマジコスシロナのピックアップがなされていた)。
2024年5月1日に追加されたエピソードでは、シロナ(更にディアルガはコウキ、パルキアはアカギ)のバディーになっている事からヒスイの時とは異なり、ウォロに利用される事はなさそうではあるが…
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