データ
概要
相手を周囲の空間ごと切断するという、くうかんポケモンの名称に恥じない攻撃。
ドラゴンタイプの特殊技の中でも威力100と高い分類に当たる。
ドラゴンの特殊技最高威力であるりゅうせいぐん2発とあくうせつだん2発ではややあちらに軍配が上がるが、あちらと違って威力低下を気にせず連発できるというのは大きい長所。長くパルキアをフィールドに居残らせたい場合は十分に採用の余地があるだろう。
『ポケットモンスター X・Y』からはりゅうせいぐんの威力低下により、2発撃った場合の期待ダメージはこちらが上になった。その点も踏まえると更に採用しやすくなったと言える。
なお、ルギアの専用技・エアロブラストとはタイプ以外の性能が全く同じ。意味合い的にトリックルーム、グラスフィールド等の技を破壊できそうだが解除できない。今でこそアイアンローラー等のフィールドを破壊できる技が登場しているにもかかわらずである。
ランダムバトルやインターネット対戦での負け確定切断の意味でも使われる事がある。
切断、ダメ、ゼッタイ。
初登場時の演出が若干微妙だった為か、プラチナでは波動を解き放った後に回転鋸を思わせるモーションが切り裂く形に変更され、第6世代以降は亜空間に消えた後に瞬時に斬撃を叩き込んで空間ごとバラバラにし、斬った空間が砕け散るというモーションへとグレードアップし、まさしく「あくうせつだん」に相応しくなった。
アニメ版では肩の結晶体が光り、腕に赤紫色のエネルギーを収束させ、腕を振り下ろして三日月型の光刃を発射する技となっている。
外伝作品・外部作品での扱い
ポケモン不思議のダンジョンシリーズ
『時・闇・空の探検隊』では、対となる「ときのほうこう」と同じく部屋全体わざとして登場。ときのほうこうと異なり硬直状態無しで使用できるうえ急所に当たりやすいため、そらのさけめでボスとして登場するパルキアには注意したいところ。
PPは5しかないが、仲間にした場合はかしこさ「たげい(PPが増える)」や「ようりょうよし(たまにPP消費無しでわざが使える)」があるためカバー可能。
『ポケモン超不思議のダンジョン』では基本PPが12とかなり増えている。
ポケモンGO
オリジンパルキアの専用技として登場。ときのほうこうと並び、ドラゴン技最強の威力を誇る。
ジム・レイドではフルゲージの威力160。それまで覚えていた「りゅうせいぐん」の完全上位互換となっている。
対戦では威力95、必要ゲージ50。純粋に回転率が上昇し、高火力を出しやすくなった。因みに、1/8で攻撃を上げる効果は付いていない。
また、フィールド効果としても実装されており、その効果は「空間を操って野生ポケモンと出会える範囲を広げる」こと。パルキアのアメ5個+ほしのすな5000を使用するたび、10分間の間、フィールド上のサークルが40mから80mに拡大する。
尚、習得方法は現状シンオウツアーで出現したパルキアのみが約10%の確率で覚えているが、シンオウツアーパールのバッジを持っていれば確定で覚えさせられる。すごいわざマシンで覚えさせることは不可能。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
モンスターボール・マスターボールから呼び出されたパルキアもあくうせつだんを使用する。
しばらくの間画面の上下をひっくり返し操作も上下左右の入力を逆にする…が、ボールで呼び出したファイターも影響を受ける為、使い所がないハタ迷惑なサポートとなっている。
余談
漢字表記にした場合は「あくう(亜空)/せつだん(切断)」となるのだが、大きなお友達ならともかく普通の小学校低学年の子供はこんな変換できようはずもなく「あく(悪)/うせつ(右折)/だん(弾)」等のような意味不明な解釈をされることもままある様子。
当たり前だが弾ではなく断であるため、特性・ぼうだんで無効にはされない(ここら辺は後に登場するきょじゅうだんと同じ)。
但し前述の通り亜空切断だが、この技は残念ながらきれあじの対象外である。
関連タグ
ときのほうこう…対となるディアルガの専用技。