概要
最強メガシンカACT.Ⅳにて、フレア団に囚われ研究されていたところをハリさんの協力で脱走し、その後の本編第1話でサトシたちと出会った「ジガルデ・コア」のZ1と呼ばれる個体。核の色は赤。
ユリーカのポシェットに入り込んだところを彼女に保護され、最新のポケモン図鑑にもデータが無く、プラターヌ博士が各研究機関に問い合わせても事例がなかったため、「プニプニしているから」との理由で「プニちゃん」と名付けられた。
ちなみに、プニちゃん(Z1)と「プニちゃんのおともだち」(Z2)は、それぞれ鳴き声が違う。
外見に反し、一人称が「余」で、サトシを「坊主」、ニャースを「化け猫」呼ばわりするなど、皇の姿を彷彿とさせる古風かつ尊大な口調(XY98話)。このことから、プニさん/プニ様という敬称が(一部ファンの間で)生まれた。
(ピカチュウを「電気ネズミ」と呼ぶことなく、「ピカチュウ」自体を認識していたため、ニャースを「ニャース」と認識しながら敢えて「バケネコ」と呼んでいたのかもしれない。確かに、普通のポケモンからしたら化け物じみているが…)
ダークライがピカチュウとニャースに見せた夢の中では、両者にカロス地方に訪れる危機について話しており、焼き払われた森をあっという間に蘇らせるという、ゼルネアスも真っ青な超常的な力を見せた。また、パーフェクトフォルムをピカチュウとニャースに見せた際に、「怖い姿」と2匹から心底恐れられていた(プニちゃんの自里に帰らないと変身できないと本人は言っていた)。
12/24の放送分では、終の洞窟でフレア団の襲撃を受けた時に10%フォルムとなってこれを撃退しそのまま逃走。結果ユリーカの前からも一時は姿を消した。
実はサトシ達と出会い、ポケモンと共にある彼らを見ている内に、「人間は悪しき存在」という認識に疑問を抱くようになり、もっと観察しその是非を確かめたいと考えるようになっていた。
その後はこっそりセルを通じて彼らを観察しており、危険を承知で自分を心配したり、怪我をしたホルビーを救うべく奮闘するユリーカたちを見て、彼女らをさりげなく手助けし、ホルビーの治療が終わるころには自らポシェットに戻り、再び一緒に旅を続けるようになった。
このあたりからZ2を案じてる時もユリーカにだけは努めて笑顔を見せる、事態が好転した際レギュラー陣と一緒になって喜ぶなど積極的に関わりを持つことが増えていく。
そして5/26の放送で、サトシとゲッコウガが見せたメガシンカを越えた絆の力に対し「人とポケモンの共存」を信じる意志を固めたらしく、サトシ達を名前で呼ぶようになり、セルや10%の力を彼らの捜索や支援に使用。Z2にも改めて自身の思いを伝えた。
その後の8/25の放送でカロスリーグ終了と同時に、フレア団によって心の中の怒りを暴走させられミアレシティを破壊し始めたZ2(50%フォルム)と再会。狂乱するもう一人の自分を止めるべく、自身も50%フォルムとなり壮絶な戦いを繰り広げる(この時、ユリーカにもキズナ現象と同じ感覚の共有現象が発生しており、サトシゲッコウガに続く「ユリーカジガルデ」または「ユリーカプニちゃん」の誕生か?と囁かれた)。
結果劣勢となった隙にフレア団に洗脳され、仲間のことすら分からなくなってしまうも、バシャーモ仮面と共に向かったユリーカがいつも聞かせていた『プニちゃんのうた』を泣きながら歌ったことで自ら洗脳を断ち切り、「調整者」の身分など関係ない一体のポケモンとして友の元へと帰還。
そしてフラダリが起動した伝説の巨石が日時計に接近しようとする中、奮闘するサトシ達を観て人間を信じる事にしたZ2と共に世界中のジガルデ・セルを吸収し、遂にパーフェクトフォルムに変身。その圧倒的なパワーで伝説の巨石を圧倒し、最後は「コアパニッシャー」の一撃で巨石を完全に破壊。フラダリの野望に終止符を打った。
全てが終わった後、ユリーカとお別れと感謝の対話を交わし、(消耗を癒すためか)Z2と共に空へと消えて行った。
・・・かに思われたが、10/20の放送にてXYパーティと割と早めの再開を果たす。
実は上記の戦闘で大元である巨石は破壊したものの、その負のエネルギーの大半はカロス地方の地中深くに根を張る形で残留し、再び各地に『植物の根(触手)』を発生させるようになっていた。
カロスが表面上は平穏に戻った後は、Z2と共にそれらの触手を虱潰しに駆除し続けていたが、伝説のポケモンである両者でも発生場所の特定は難しく、苦戦を強いられていた模様。
だが、残党のクセロシキがセルの力で発生させた触手の位置を感知し倒してみせたサトシゲッコウガを見て、自分達を上回るエネルギー感知能力を得た彼の力が必要と感じ、決着を着けた彼らの前に再び姿を表す。テレパシーで事情を説明し、ゲッコウガも承諾した事によって共にカロスを守る事になった。
そしてサトシにゲッコウガを彼の元へ必ず返す事を、ユリーカへ彼女がトレーナーになった時は再び一緒に冒険する事を約束し、森の奥深くへと去っていくのだった。
彼等が休息を取れるのはまだまだ先の話のようだ…。
余談
- 劇場版「ボルケニオンと機巧のマギアナ」では、後半でマギアナ救出のため敵陣に乗り込むサトシ一行に加勢し、10%フォルムとパーフェクトフォルム(TVシリーズより先)を披露。何気にフォルムチェンジを人前で堂々と使ったのは一時離脱直前以来だったりするが、本編で登場する際の事を考慮してか、この時はまだサトシ逹がパーフェクトフォルムを目撃する事はなかった。
- 一部ファンは、Z1を赤ぷに、Z2を青ぷにと呼んでいた。
- 進行する巨石を示したマップは、表示がポケモンGo Plus そっくりだった。
- 声の感じを例えると、Z1の声がミッキーマウスで、Z2はドナルドダックだという感想を目にすることがある。
- ペーパーマリオRPGにおいて、クラウダはプ二族をプ二ちゃんと呼んでいた。
Pixivでは
シリアスな部分はほぼなくユリーカとの戯れを主にした作品が多い。