ダークライ「帰っていいですか?」
概要
劇場版ポケットモンスター『ディアルガVSパルキアVSダークライ』のタイトルから生じたネタである。
この映画のタイトルは当初「ディアルガvsパルキア」として広報され、公開が迫ってからサプライズ的に「vsダークライ」が追加された。
しかしながら、誰もがパッケージモンスター同士の宿命の対決に期待していたところに突然のダークライ。いくら幻のポケモンとは言え、「時の神」vs「空間の神」vs「悪夢を見せる妖怪」では場違い感は否めない。
ディアルガ・パルキアと並べば次に出てくるのはギラティナかアルセウス(※)であろうし、ダークライのライバルと言えばクレセリアである。
『七夜の願い星ジラーチ」』以降の幻のポケモンを使った販促戦略もあり、商業主義を感じて眉を潜めたファンもいる。小学生だからと舐めてはいけない。
しかしながら映画が公開されてみると、むしろその場違い感こそがダークライのヒーロー性を後押ししていた。
偏見に基づいた迫害を受けながらも、1人の少女のためだけに立ち上がり、無謀にも神に挑むその姿は、多くの子供達に感動を与えた。
かくして公開後はこの並びが真剣な批判に晒されることはなくなったわけだが、それはそれとして面白くはあるので、以降は専らネタとして愛されるようになった。
公開直後から用例は確認されているが、大喜利として盛り上がり始めたのは2011年頃からの模様。以降は「○○VS××VSダークライ」の形で色んな対決に巻き込まれている。
大抵は強大な存在同士の夢の対決に割り込む役回りを押し付けられており、必敗の無茶振りである。そしてそんなことをまたしても何も知らない若かりし頃の某俳優がついてくることもしばしば。
ニコニコ大百科においては「VSダークライ構文」などとも呼ばれている。
2020年秋にはニコニコ大百科週間HOTワード第2位にランクインした。
(※)当時はまだ正式に公開されてはいなかったが、データ解析やバグ技により公然の秘密となっていた。