概要
ニコニコ動画に投稿されている『ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊』のチートバグ動画シリーズ。
高度なイベント制御技術と高い創作センスにより、原作プレイ済みの視聴者でもオリジナルの雰囲気を思い出せないほどにカオスなストーリーへと変貌している。
最初期はイルーム音楽が無かったが、途中からはところどころで使用されるようになりアクセントとなっている。
以下、ネタバレ注意
主な登場人物
ここでは当動画に登場する(濃すぎる)ポケモン達を紹介する。
こんこんズ
たるお(コリンク♂)・まろうこん(ロコン♀)が所属する探検隊。最初は二人だったが、後にモフリアス(ブースター♀)が(いつのまにか)加入した。
- まろうこん
とにかく金にうるさい性格で、探検に必要な品物を判断一つで売り払ったり、お宝を独り占めしようとしたり、そのために仲間の存在を抹消しようとしたり仲間そのものを売買したりと、金のためなら手段を選ばない。
気まぐれで物を破壊したりたるおをこらしめたりとやりたい放題の暴君。
大事なアイテムをなぜかジュースにして飲んだり、水飲み場でマグマを美味しそうに飲んだり(水飲み場?)、仲間であるはずの「たるお(コリンク イラスト下)」を食べたりと、食い意地もどこかぶっ飛んでいる。
ま族なだけあって戦闘能力も非常に高い。本来100が上限のレベルが255と突き抜けており、ディアルガ専用なはずの「ときのほうこう」を覚えている。
これだけでも十分恐ろしいのに「カク」まで保有しており、作中トップクラスの危険人物である。しかも抑止のために持っているわけではないため使用を躊躇せず、作中では実際に「カクこうげき」を発動させて町を か い め つ させてしまった。
ストーリー中盤では驚くことに氷漬けにする技まで習得。まろうこん曰く「頑張って習得した」とのこと。こおりタイプのロコンにちなみ「あろうこん」とも呼ばれている。なお、最初に氷漬けにされたのはたるおだった。
寝相が悪いというレベルではなく、ねごとやいびきだけでギルドを か い め つ させたことも。
また思いつきでダジャレを言うことがある。さむいよお
足が臭いらしいが、本人はそのことを隠したがっている。
まろうこんとしてはたるおを仲間として認識していないようだが、なんだかんだ一緒にいることが多く、SMプレイの相手としては優れているため、実際は相思相愛なのではないかと噂されている。
番外編にあたるはずのスペシャルエピソードでも当然のように出しゃばり、隙あらば「てんさいまろうこん」という自画自賛のようなエピソードへ改竄したがる。
- たるお
しかしながら筋金入りのまぞであるため、酷い目にあっても気にしないどころか頻繁に「(うれしい!)」などと発する始末。なお元はまぞではなかったようで、恐らくまろうこんによる調教の賜物と思われる。そのまろうこんからも「…………うわ。」「ここまで きたか……。」とドン引きされるほどの仕上がりだが、以降まろうこんによる仕打ちがより過激になっていったためまんざらでもない様子。
実物の水だけでなく地図上の海ですら溺れるほどのカナヅチ。
特技は高速で土下座を繰り返す、通称・マシンガン土下座。
原作の主人公にもあった突発的に過去や未来を視る能力「じくうのさけび」を持っている。しかしその内容がまるでどうでもいい場面ばかりなため役に立っておらず、まろうこんからは「たるおって ふしぎだけど ふしぎなだけだよね。」とバッサリ切り捨てられたり、ナレーションには「かくうのさけびをつかうんだよ!」と煽られてしまう。たるお自身も「すごく かすな のうりょく」と認めている。
この情けなさゆえまろうこん以外からもぞんざいに扱われることが多く、ナレーションにすらしょっちゅう罵倒されるという高次な被虐も見せる。
しかしながらゲーム的には主人公であることに変わりはないらしく、バトルではたるおが倒されると負け扱いになるためチームの足を引っ張るだけの存在に成り下がっていたり、死亡したり見捨てられたり等でストーリーから脱落するとその度にBAD □NDを迎えることになる。
まろうこんやモフリアスと違い、スペシャルエピソードには一切出てこない。
なおチーム名の『こんこんズ』はたるおが提案したもの。まろうこんに媚びたのがバレバレなネーミングだが当人はいたく気に入っている様子。
ちなみに開始当初は「はるお」だったのだが、ナレーションによる「たるお」発言以降たるおで固定されてしまった。
- モフリアス
原作ブースター♀と同じ癒し系女子なセリフをそのまま喋ることも(他に比べれば)多く、視聴者からは「モフリアスは癒し」と親しまれている。
しかしながら生真面目というわけでもなく、地形や画面を突き抜けてフリーダムに走り回ったり、不在キャラの代役やナレーションを務めたり、逆に本来いない場面でモブに混じって出てきたりなどある種のノリの良さを持っている。
戦闘力は極めて普通だが危険予知能力が高く、自分だけ画面から離脱して難を逃れようとすることが多いが、場合によってはたるおを庇うことも。
ドクローズ
罵愚の探検隊においてはマリルとルリリのチームとなっている。
- マリル♂
だがまろうこんに比べると実力は下なようで、どれだけ煽ったり脅したりしても軽くあしらわれてしまう。ウフフ かわいいね あのぞうきん
それでも諦めずに挑発し続け、ついにまろうこんを騙すことに成功するが……?
なおルリリによると昔は女の子だったらしい。
- ルリリ♂
一度まろうこんに凄みの効いた脅迫をされたにも関わらず、めげずに悪事を続けている。
ハッピーズ
罵愚の探検隊においてはスカタンク・ドガース・ズバットのチームとなっている。
三匹とも真面目で善良なポケモンであり、モフリアスと並び癒し枠として扱われることが多い。
NNはスカタン。非常に謙虚かつ気配りのできる男だが、自分の臭いに関してだけはダークライのしわざと頑固に言い張る。
世界滅亡の危機や巨悪に対しては毅然と立ち向かい、劣勢であろうとも最後まで決して諦めず仲間を鼓舞する主人公メンタルの持ち主。
それでいて正義を振りかざすことはなく、探検の見返りも多くを求めない清らかさを併せ持つ。
さがと間違えて「ギル」が通貨のゲームをプレイしてしまうなど少々抜けているところも。
原作から本性が真逆になっているためか、原作通りのセリフを喋っているだけなのに含意が真逆になっていることすらある。
NNはドガっち。ハッピーズの中でも特に真面目な性格で、そのためツッコミ役に回ることも多い。
まろうこんに対してその圧倒的な強さをカッコイイと称賛しつつ圧倒的なゲスさはやんわりと諭すなど、自分の信念を常に貫いている。
なぜかNNが一定しておらず、ズバッフィだったりズバリンだったりズバーニャだったりする。「ドモンです」と名乗ったことも。
非常に純粋な性格で、まろうこんですら本来は良いポケモンだと思っている。
天然ボケ気味な受け答えをすることもままあり、視聴者達から特に人気の高いポケモン。
その他
会話中、唐突に彼らに関する噂が入ってきたり、ストーリーが脱線して登場したりする。
伝説のポケモンのはずがどちらも相当なヘタレらしく、不名誉な噂が色々と流れている。ダメディアルガのほうが登場頻度が高く、登場する際にはよく咆哮するため、「いちいちはしゃぐディアルガ」、「りんごのディアルガ」など伝説とは名ばかりの酷いあだ名が数多く付けられている。
罵愚世界では有名なポケモンらしい。
作中で起こるありとあらゆる問題がダークライのしわざにされ、勝手に罪をなすりつけられている可哀想なポケモン。
冤罪に耐えかねて訴えかけたところで悉く無視されてしまうのも ダークライの しわざです。
一方でなんでもダークライのしわざにできるわけではなく、うまくごまかさないと即バレしてしまう模様。
起きた時に願いを叶えるという設定はそのままだが、性格がメスガキ化しており、提示された願いをその場で反故にして勝手にすり替えるなどやりたい放題になっている。
そのゲスさゆえ視聴者からは「ジラーゲス」と呼ばれている。
無関係なシーンで画面にいきなりジュプトルが映されたり、なんの脈略もなくジュプトルの名前が出てきては元の話題に戻っていることが頻繁にある。「えっ!? オレ!?」
別名「はっぱおとこ」
後半になってようやく本人が登場したが、ミスが多かったり生真面目すぎるせいで本末転倒な結果になったりなど残念なイケメンと化している。
ギルドメンバー
ご存知われらがギルドのおやかたさまなのだが、たるおの予知夢でシルエットの正体が明かされた際に「(あれは…プ あくのだいまおうでゲスか?」と、重大なネタバレが発生してしまった。しかもその後ペラップは「このはっけんは スゴイ! はやく おやかたの やぼうを とめよう!」と言っており、プクリン=あくのだいまおう説は割と有名なようである。
実際に登場してみれば「ボクは… あんこくせかいの おうと なるのだ」「ああ はやく せかいを しはいしたい!」「みんなには いずれきえてもらいます」など悪役そのものな発言を繰り返し、長い笑い声はもはや狂気を思わせるレベル。気に入らない奴は『キックブラスト』でぶっ飛ばし、まろうこんを100000ポケで買収したりと、やってることも悪役同然である。生まれたころはまだまっすぐ生きていたらしいが……。
プクリンがまだププリンではなくジュプトルだった頃のスペシャルエピソードでも、両親が筋金入りのゲスとまぞだったため、悪事に手を染めてこそいないが荒れていた。
「あくのだいまおう。それがワタシのゆめなのよ」という半分冗談の願いがジラーチによって知らない間に叶えられ、あくのだいまおうとして覚醒する。このときのステータスはレベル89、HP992、攻撃・防御・特攻・特防の4つすべて255とチート同然であり、わざの構成もにぎりつぶす+89、ブラストバーン+89、はさむ+89、ヘドロばくだん+89と、まろうこんといい勝負である。
原作と同じくおやかたさまの一番弟子。
他の(個性的すぎる)メンバーに比べると少々影が薄いが、スペシャルエピソードでは重要な役回りを果たす。
食事係兼へんせいじょ運営……のはずが猟奇的な食ポケ鬼に変貌してしまっており、二言目には食事の話題を出してくる。
ただ食べるだけではなく不安を煽ったり体を解剖して弄んだりと、作中屈指のホラー担当。
視聴者からは「チリーゲス」と呼ばれているが、ここまでくるとゲスというより狂人である……。
しかしながらおやかたさまには(食材として見つつも)忠誠を尽くしているようだ。
(本家でも まきつく→ほろびのうた とか アンコール→かなしばり といったえげつないコンボができたりする。)
たんけん(探検?短剣?)の実力がこれ以上上がらないとのことで実力は相当あると思われるが、
ギルド内での過酷な扱いからギルドを利用対象としてしか見れなくなっているようだ。
メンバーに対する仲間意識もほぼなく冷たい発言をするが、ドゴームとだけはそれなりに仲が良い様子。
スペシャルエピソードでは専らキマワールという名前で呼ばれる。
口癖である「きゃー!」は「きゃーーーーーーーすね!」など語尾が安定しない。
原作と同じくチリーンと同じ部屋を割り当てられている。
・ギルドの誓い
ひとーつ!
しごとは ぜったい サボらなーい!
いのちがつづく かぎり!
ふたーつ!
だっそうしたら にぎりつぶす
みっつー!
みんなえがおで あかるいギロチン
完全に真っ黒になってしまっている。特に3つ目は朝礼のたびにコロコロ変わったり、・・あとは忘れちまった
作中でも『くそギルド』と呼ばれてしまっている。
余談
第3回ヒテリスキャラ人気投票でまろうこんは見事1位に輝き、たるおも3位に入った。
モフリアス「私の存在」
まろうこんやププリンの技構成は、実は空の探検隊でも実機バグ技である程度再現が可能。
まろうこんの再現
てんさいププリンの再現
2018年12月2日から約5年を経て2023年9月3日、なんと動画投稿が再開された。
ヒテリス(特にシリーズもの)においてこのような事例は非常に珍しく、コメント欄には歓声の渦が巻き起こっている。