基礎データ
全国図鑑 | No.0358 |
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ホウエン図鑑 | No.151 |
シンオウ図鑑 | No.083 |
コーストカロス図鑑 | No.112 |
ヒスイ図鑑 | No.196 |
キタカミ図鑑 | No.143 |
英語名 | Chirean |
ぶんるい | ふうりんポケモン |
タイプ | エスパー |
たかさ | 0.6m |
おもさ | 1.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
とくせい | ふゆう |
タマゴグループ | ふていけい |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | チリーン | ちりんちりん(擬音語) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Chimecho | windchime(ウィンドチャイム)+echo(こだま・残響) |
ドイツ語 | Palimpalim | Palim-Palim(擬音語、パリンパリン・カランコロン) |
フランス語 | Éoko | écho(こだま・残響) |
韓国語 | 치렁 | 日本語名の音写+치렁치렁(chireong-chireong、ゆらゆら) |
中国語(簡体字) | 风铃铃 | 风铃(fēnglíng、風鈴)+铃(líng、鈴) |
中国語(繁体字) | 風鈴鈴 | 風鈴(fēnglíng)+鈴(líng) |
ヒンズー語 | चाइमेको | 英語名の音写 |
タイ語 | ชิรีน | 日本語名の音写 |
進化
リーシャン → チリーン
(夜・深夜になつき進化させる)
概要
『ポケットモンスター ルビー・サファイア』(第3世代)で初登場したポケモン。
風鈴に模した姿をしており、体の空洞に風などを反響させて鳴き声を発する。頭の金色の部分は吸盤になっていて、これで枝や天井にぶら下がる事ができ、手の代わりになる尻尾で器用に木の実を掴んで食べる。
鳴き声のパターンは全部で7種類あり、それぞれを上手く使い分けて仲間とコミュニケーションを取る。
怒ると衝撃波で敵を吹き飛ばす程の威力になる。夏の時期が近づくと活発に飛び回る。
NPCのトレーナー戦でも使用されず、特定マップで低確率で出現するポケモンだったので存在を知らないまま殿堂入りまで進めてしまったプレイヤーも多い。その分初めて遭遇した時に驚いた人も多かったとか。
アニメを見ていたファンなら姿と名前は知っているという人も少なくなかったのではないのだろうか?
風に流されるからなのか山岳部に生息していることが多く、特にホウエン地方ではおくびりやまの山頂付近にしかいない。しかしながら、風に乗って各地を旅するというハネッコじみた習性がある。
だけならまだしも捕まりにくい上に自滅技(「とっしん」)持ちという嫌がらせつき。
中々にやきもきさせられるポケモンでもある。
ダイヤモンド・パール(4世代)からは進化前のリーシャンが登場した。
pixivでは、その見た目から夏の風物詩のマスコットキャラとして描かれることがままあるようである。
風鈴だからか教え技で「こごえるかぜ」は覚えるものの、「あやしいかぜ」や「ぼうふう」、「おいかぜ」は覚えない。風を起こすのではなく、風に吹かれるのが風鈴の性だからだろうか……。
とかなんとか言っていたらLEGENDSアルセウスにて「あやしいかぜ」を習得した。今後も風技を習得してくれるのであろうか…?
同作の図鑑説明では自分より大きい獲物を音波攻撃で仕留める肉食性の傾向がある事が判明している。
しかし、基本的には臆病なので主人公が近付けば逃げる。あまり人の近付かない場所に住んでいるのも納得である。
サブ任務「お気に召します軒下は?」ではイソの家の軒先に住み着いた個体が登場。全ての個体が人を避けるわけではなく、賑やかな軒下を好む個体もいるようだ。
色違い
色違いは黄色っぽくになる。
対戦での性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
75 | 50 | 80 | 95 | 90 | 65 | 455 |
特性「ふゆう」+単エスパーの1匹だが、その中でも低種族値かつ比較先と似通っている技レパートリーからマイナーに属してしまうポケモン。
比較先はクレセリア、アグノム、エムリット、ユクシーと伝説のポケモンばかりでかなり厳しい。複合まで入れるならラティオス、ラティアスと更に伝説のポケモンが続く。一応この中では一番遅く、「トリックルーム」が使用できる。素早さ逆転からの「かなしばり」が使えるのが差別化のポイントとなる…かもしれない。しかし「トリックルーム」かつ鈍足だけで見れば一般ポケモンでもドータクン、オーベム、ムシャーナ、ランクルスとライバルが多い。このうちオーベムは「かなしばり」も使えてしまうので……
- 第5世代
リーシャン時限定のレベル技で「なかまづくり」を習得。味方に「ふゆう」を渡したり相手の特性を無効化したりする芸当を確立した。「スキルスワップ」と違って何度も「ふゆう」を渡せるという利点もある(もちろん「スキルスワップ」との両立も可能)。
- 第7世代
HP、防御、特防の種族値がそれぞれ+10されて75、80、90まで上昇。「じこさいせい」を交えた耐久型が使いやすくなった。
続く『USUM』で何と「ほろびのうた」と「トリックガード」を習得。「まきつく」+「ほろびのうた」という恐ろしいスタイルも生まれた。
この世代はフィールド系を使う機会も多いため、「なかまづくり」も相対的に使いやすくなっている。ただし、「ほろびのうた」と「トリックガード」は「なかまづくり」との両立はできないので注意。
ライバルが数多くいる中、種族値が高くないながらも個性的な数少ないポケモンである。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
- コジロウ
- マヨ(DP154話)
漫画版
- 宝珠守りの老夫婦(ポケスペ)
番外作品
『ポケモン不思議のダンジョン』
- 『時・闇・空の探検隊』でプクリン(おやかたさま)のギルドの一員である♀️の個体が登場。チームの編成、給仕係は彼女がやっていて、キマワリと仲が良い。
- 時の探検隊のパッケージでは彼女が描かれているが、同行イベントは無い(ちなみに、闇の探検隊はビッパが描かれている)。
- ダンジョンでは空の裂け目などに登場する。
『ポケモンGO』
- 2018年2月10日、第3世代実装第4弾の一員として登場。スペックそのものは能力が原作準拠なのでほぼ見向きもされないが、こいつの魅力は別にある。何と捕まえた時に「ほしのすな」が通常の10倍(1000)ももらえるのだ。イベントに関係なくほしのすなのボーナスがかかるポケモンは他にもいるが、こいつ以上のボーナスがかかるのは現状タブンネのみ。
- その為見かけたら是非とも確保しておきたいのだが、そんなお得なポケモンがわんさか出現するわけもなく、ラッキーやミルタンク並みの超低出現率となっている。根気よく探したい。
- 一応救済措置として、7kmのタマゴから進化前のリーシャンが孵るようになっている(リーシャンの実装前は10kmタマゴから直接チリーンが生まれていた)のだが、スペックの低さ故他のポケモンの方が明らかに良いので、こちらは一般的には外れ枠扱いとなっている。砂のボーナスがこちらにはないのでお得感もあまりない。
- アローラロコンや他のベイビィポケモンが孵るかとワクワクしていたら、リーシャンが孵化して肩透かしを食らった…という経験は誰しも一度は通る道であろう。
- 尚、上記の通り一般ルールでなら対戦で見向きされないだろうが、エスパーカップになると話は別。「おどろかす」+「シャドーボール」のコンボにより相手の弱点を付きつつ素早くスペシャルアタックを決めるという戦術を持ち、ノーマル複合が居ないパーティは油断しているとチリーンで壊滅する。限定ルールとはいえ、本家同様見た目で侮ると危険なポケモンである。
アニメ版
アニポケ・第1 - 第7シリーズ
レギュラーの手持ち
CV: 吉原ナツキ
アドバンスジェネレーション第84話『ヒワマキシティのフェザーカーニバル!!』から登場。ヒワマキシティのフェザーカーニバルの最中、チリーンに思い入れのあったコジロウと出会い、そのまま友情ゲットされた
詳細は当記事にて
その他
- マヨのチリーン
第154話『エアバトルマスター登場! グライオンVSハッサム!!』でエアバトルマスター・ミツゾーの孫・マヨのポケモンで登場し、ミツゾーのハッサムとエアバトルを繰り広げていた。こちらとはコジロウと接点はなし。
- その他
- 本編:161話
- 劇場版:ディアルガVSパルキアVSダークライ
【XY】
- 第73話『ファッションショーでバトルです! タツベイVSシュシュプ!!』:マーシュの振り袖コレクションで、チリーンとチリーンをイメージした振り袖を来たモデルが登場している。
- 第92話:モブで登場。
アニポケ・第8シリーズ
【リコとロイの旅立ち編】
- 第16話:モブで登場。
【テラスタルデビュー編】
- 第57話:テラスタル研修生のポケモンで登場。
漫画版
4章で宝珠守りの爺さんと婆さんのポケモンで2匹登場。エスパータイプの扱いに長けており、チリーンの力でテレパシー・念視・空中浮遊などができる。
ポケモンローカルActs
奈良県斑鳩町にブビィと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された(参照)。
橿原市のおふさ観音で風鈴まつりが開催されるが、斑鳩町と橿原市は隣同士の自治体ではない。
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0357.トロピウス→0358.チリーン→0359.アブソル(メガアブソル)
関連ポケモン等・グループタグ
その他