概要
ポケモンの使用するわざの中で、「風」を利用して相手を攻撃したり特殊な影響を与えるわざを指す。この「風」についてはかぜおこし、ぼうふうなどのひこうタイプだけでなく、ねっぷうやはなふぶきなどの他のタイプでも該当するものがある。
データ上では「すなあらし」も風技だが、以下の対応する特性には対象外。
技自体は第1世代から「かぜおこし」など多々あったが、ジャンルとして設定されたのは第9世代より。
音技のような「みがわり」を貫通するなどの共通する効果は無いが、そらをとぶ状態のポケモンにも命中し、その場合は威力が2倍になる効果を持つものが多い。
今現在、攻撃技のすべてが非直接攻撃であり、対象も相手全員であるものが多い。
システム上、次のような特徴を持っている。
- 特性「かぜのり」を持つポケモンが受けた場合、ダメージを無効にし、こうげきが1段階上がる。
- 特性「ふうりょくでんき」を持つポケモンが受けた場合、じゅうでん状態になる(かぜのりとは違い、ダメージは無効化しない)。
以上の通り、防御面寄りの新特性を意識して新設されたカテゴリだと現状は言える。
やはり一番大きいのはそれまで「ぼうおん」で止まる「ほえる」の完全上位互換だった「ふきとばし」が「かぜのり」で防がれるようになり、交代技の採用に選択の余地が生まれたことだろう。
なお「ふうりょくでんき」では防げないし、最後の一体などで失敗した場合にも発動しない。
意味不明なことに「エアカッター」はしっかり風技扱いなのに「エアスラッシュ」は対象外である。
技説明ではエアカッターが「鋭い風で相手を切りつけて攻撃する」、エアスラッシュが「空をも切り裂く空気の刃で攻撃する」とあるが、風か空気かの違いがそれほど重要なのだろうか。日本語以外の表記は、ほぼ同じだったり全く別物だったりと言語により差がある。
なおどちらも斬撃ではあり「きれあじ」の恩恵はちゃんと受ける。
「リーフストーム」・「マグマストーム」は名前に風要素があるが、対象ではない。
風技一覧
9世代時点。
物理 | |
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な-わ | はなふぶき |
特殊 | |
あ-た | エアカッター かぜおこし かみなりあらし こがらしあらし こごえるかぜ たつまき |
な-わ | ねっさのあらし ねっぷう はるのあらし ふぶき ぼうふう ようせいのかぜ |
変化 | |
あ-た | おいかぜ すなあらし |
な-わ | ふきとばし |
ぎんいろのかぜ・あやしいかぜも対象と思われるが、第8世代で廃止された為含まれない。