データ
| 初出 | LEGENDSアルセウス |
|---|---|
| 威力 | 95（アルセウス）→100（第9世代～） |
| 命中 | 80 |
| PP | 5（アルセウス）→10（第9世代～） |
| タイプ | じめん |
| 分類 | 特殊 |
| 範囲 | 相手全体 |
| 直接攻撃 | × |
| 追加効果 | 30％（アルセウス）→20％（第9世代～）の確率で相手をやけど状態にする。 |
| 備考 | 雨下では必中になる。 |
| 英語名 | Sandsear Storm |
概要
『LEGENDSアルセウス』で登場した、ランドロス初の専用技。
暑く焼けた砂塵の嵐を巻き起こして攻撃する。
長らく「だいちのちから」の90止まりであった最高威力を更新する、じめんタイプの特殊技である。しかも相手をやけど状態にする追加効果まで付いてくる。
命中率は低めに設定されているが、ダブルバトルでは範囲攻撃になる。
じめんタイプの範囲攻撃は、物理技を含めても「じしん」や「じならし」といった味方を巻き込む技ばかりで、相手のみに当たる技はグラードンやジガルデといった「禁止級」の専用技のみであった。その点でも画期的な技である。
どういうわけか「熱砂」よりも「嵐」の要素の方が強く出ており、（砂嵐ではなく）雨が降っていると必中になるという性質がある。
メタ的には他の四神専用技が全て雨で補正が掛かる事に合わせられたものと思われるが、ランドロスは明らかに「雨パ」よりも「砂パ」適性の方が高いポケモンなので、これは残念なところである。
通常シリーズにも引き継がれ、その際に細かな設定が変わっている。
特に威力は更に上昇し、3ケタに突入した。
対人戦での使い勝手としては、（メイン画像に反して）それまで主流であったれいじゅうフォルムとはステータスが噛み合わない事から、基本的にけしんフォルムでの採用となっている。
そのけしんフォルムにしても、「すなのちから」型は上記の仕様から命中率補正を期待できず、「ちからずく」型は特性発動の対象であるものの追加効果に期待できなくなると、あちらを立てればこちらが立たずといった状況である。
そもそも範囲攻撃になりようのないシングルバトルでは、命中安定を取って引き続き「だいちのちから」を使い続けるという選択も十分あり得る。
とは言え、けしんフォルム再評価の一端となるほどの強力な技には違いなく、覚えられるに越した事は無いだろう。
事実、第9世代のダブルバトルではテラスタルと合わせて様々な面で特殊型のけしんフォルムの使用率が上昇しており、「あまごい」役のけしんトルネロスと並んでいる姿は頻繁に目撃され、雨下でいのちのたま+ちからずくで強化された必中全体攻撃という悪夢のような光景が繰り広げられていた
