概要
「ひぐらしのなく頃に」に登場する人物。作中では既に故人。
園崎家へ婿入りする前は「折口宗平」という名前であり、東京で貿易の会社を営んでいた。また同年代の雛見沢御三家と交流があり、喜一郎とも旧知の仲だった。
原作、スピンオフ作品であるひぐらしのなく頃に鬼に登場。
コミック、アニメ版では未登場。
人物
戦時中、当時軍医であった高野一二三のはからいにより、他の雛見沢出身者と共に軍用の缶詰工場で勤めた。
終戦後、日本に引き揚げてきた際、軍の缶詰を瀬戸内海某所に隠し、闇市でこれを高値で売りさばいた。本人曰く、大陸出兵時に「食料倉庫の管理をしていた」と騙り、仲間たちと共謀して盗み出したという。
彼はここで得た財をもとに、明治維新後衰退の一途を辿り、廃村寸前だった雛見沢村の復興に尽力した。
しかしその後、宗平の元上官と名乗る男から、「人肉を食糧として缶詰に用いた」という醜聞を受け、人肉缶詰疑惑が世間で囁かれるようになる。
宗平は晩年までこれを否定していた。
明治維新後、村の衰退を招いた差別の目が再び雛見沢へと向けられることになる。
この不当な差別への抵抗は、のちのダム戦争、鬼ヶ淵死守同盟へと引き継がれることになる…
今でも園崎家では、彼の命日に缶詰を食べ、その偉業を讃える慰霊祭が行われている(ビジュアルファンブックより抜粋)。(詩音は幼い頃に葛西から人肉缶詰の話を聞いたことで、缶詰が苦手)
おはぎが好きで、生前、お魎の作るおはぎが好きだった。