以下には、「ひぐらしのなく頃に」のネタバレを含みます。閲覧には十分ご注意ください。
CV:ゆきのさつき
概要
「目明し編」で主人公となり、「ひぐらしのなく頃に」シリーズの主人公をつとめた一人となった。
ファミリーレストラン「エンジェルモート」でウェイトレスのアルバイトをしている。
興宮の学校に通っているが、よくサボっている。
容姿
双子の姉である園崎魅音とは大変よく似ており、服や髪型を変えると見分けがつかないほど。
一緒に生活していた頃は、たびたび入れ替わっていたずらをしていた。
髪はライムグリーンで、腰まである長いロングを一部まとめて黄色のリボンでお嬢様結びにしている。
(ただし、原作者によればこの髪色は、生まれつき茶髪や金髪・染めているわけではなく、キャラクターを区別するための配色であり、キャラクター本人が金髪や茶髪ではないとのこと。)
また姉の魅音に負けず劣らずと胸が大きい。
私服としてハイネック・ノースリーブの白いニットに黒のロングスカート、または短めのタイトスカートを着用している。
制服?としてグレーのジャケットに赤いネクタイ、紺の短めのプリーツスカート、
白いハイソックスの靴下を着用することもある。
ひぐらしのなく頃に祭で初出の、白い半そでシャツにストライプのリボンを結んだ夏の制服姿もよく描かれる。
護身用にスタンガンを携帯している。
人物・性格
魅音とは正反対に、女の子らしさを前面に出している。敬語で話す。挨拶は「はろろ~ん☆」
魅音が一見ガサツながら臆病な面があるのに対し、詩音は一見お嬢様風だがかなりしたたかな性格。
行動力があり、相手を自分のペースで引っ張って行く。仲のいい相手をからかっては面白がる。魅音に対しても一枚上手な対応が多い。
好きな男性のタイプも魅音と似通っており、魅音が好きになった悟史の面影を見出して淡い想いを抱く。
世話好きな性格で、面倒を見ると決めた相手に対しては献身的に尽くす。
基本的に冷静だが、激情しやすく、自分の立場や状況を忘れて行動しがち。その激情の根底に義侠心や責任感があることも多い。
出たとこ勝負なところがあり、暴走したり、一度間違った方向に行動し後に引き返せなくなることも多い。
女性であることを武器に自分が有利な状況に持ちこむ作戦に長けている。
幼少のころ葛西に吹き込まれた人肉缶詰の怪談話をきっかけに缶詰がトラウマとなる。
「きゅんきゅん☆」「くけけけ」「ぐぎゃぎゃぎゃ」など迷台詞も多い。
失踪した想い人である悟史の帰りを待ち続けている。
魅音とは「右手と左手のような関係」。よくからかっているが、姉妹仲はよい。
レナに対してはその勘のよさに高い評価を与えている。
沙都子に対しては、悟史の負担となっていたことから嫉妬に近い思いを抱いていた(ある世界では、悟史との約束に従い「ねーねー」として接することもある)。
「ごめん…みんな…もう間違わないよ…」
「沙都子を守ってみせる…!それが悟史くんとの約束だから。」
「竹を割ったような性格と呼ばれるよりも、むしろ餅をついたような女と呼ばれたい!それが私、園崎詩音ッ‼︎」
「離婚も失恋も、相手を愛した分だけ傷も深まります。 その落ち込みの深さは、決して悪いものじゃないと私は思います。」
家族構成
雛見沢の麓の街である興宮(おきのみや)に両親とともに住んでいる。
双子の姉・魅音は園崎本家で祖母・お魎と生活しているため、離れて暮らしている。
潜伏に利用していた興宮のマンションを自分の部屋として利用することもある。
家族ではないが、詩音のお目付け役・執事のような存在として、
父が組長をつとめる暴力団「園崎組」の幹部である葛西辰由が同行していることも多い。
以下には「ひぐらしのなく頃に」の重大なネタバレを含みます。閲覧には十分ご注意ください
経歴
出生から昭和57年まで
園崎魅音と同時に出生するが、跡継ぎの双子を問題視し忌避する園崎家の因習により、忌み子として扱われる。
魅音は「鬼(=園崎本家)を継ぐ者」、詩音は「出家させて寺へ閉じ込める者」という意味を名前に込められている。
幼少の頃は二人一緒に育つが、ある日引き離され、魅音は本家で跡継ぎ修行、詩音は聖ルチーア学園(全寮制)へ強制入学させられる。
昭和57年~
聖ルチーア学園での生活を嫌い、葛西の助力を得て脱走。興宮へ戻り、本家の目を逃れるため潜伏。
外出するときは魅音と連携の上、魅音として振舞っていた。
ある日偶然北条悟史と出会い、想いを寄せるようになる。
悟史の傍にいるために少年野球チーム「雛見沢ファイターズ」のマネージャー的役割を果たすようになるが、詩音と名乗る事は出来ず、ずっと魅音と偽って接していた。
やがて詩音はある事件をきっかけに、「詩音として」の自由を得る事となるが、皮肉にもちょうど同じ頃に悟史は失踪。
あらゆるツテを使い悟史を探すも一向に行方は分からないまま一年が経過。
ゲーム本編となる昭和58年の夏を迎える。
コミックアンソロジー「ひぐらしのなく頃に〜新奇譚集〜」収録の「Sister」「Start line」では、悟史を巡って確執があった沙都子との和解や悟史との闘病生活が詳細に描かれている。
余談
秋頃に咲く紫苑(シオン)の花言葉は「追憶」「君を忘れない」「遠方にある人を思う」。
別名、鬼の醜草(シコグサ)、十五夜草。
また、シオン属全般の英語の花言葉としては「patience(忍耐)」「daintiness(優美、繊細)」「symbol of love(愛の象徴)」などがある。
名言・迷言
以下名言は原作・旧版アニメ・コミック・ゲームから抜粋
- はろろ〜ん
- ええ、認めますよ。私は北条悟史君が大好きです。彼のことが大好きです。それっていけないこと?人が人を好きになることに何か理由が必要?
- 今日までの出来事が全て、夢だったらいいのになって何度も思った。だから、書いてみた。書いて夢になると信じて。ほら、よく漫画の中にあるじゃない?私の目の前に食べきれないほどのお菓子が積み上げてあって、それに手を伸ばし、まさに食らいつこうというところで、無粋に起こされて眼を覚ますの。それはとてつもなく長い夢で、私は一年以上も眠っていたことになる。そう。私は、監督の野球チームの試合のあと、有頂天に駆け出して、赤信号の横断歩道に踊り出して、バイクにはねられてしまった。それでずっとずっと一年以上意識が戻らなくて。ようやく、目が覚めるの。瞼を開けた時、そこには病院の天井が飛び込んでくる。それから、ずっと看病しててくれた悟史くんが覗き込んでくれて……流石にこれは出来過ぎか。でも、いいよね?そういうことにしても、いいよね?生まれてきて、……ごめんなさい。
- ごめん…みんな…もう間違わないよ…
- 沙都子を守ってみせる…!それが、悟史くんとの約束だから。
- ……私は悟史くんに頼まれた。いなくなった悟史くんに、沙都子を頼むって言われたんだ……!…そうだよ、沙都子はただの遊び友達じゃない。友達以上!家族だとすら思ってる!!
- 確かに確執はあったよ。こんなの理不尽だって。だけど、その事であんたが引け目を感じることはない。がんばれ魅音!私も詩音がんばる!
- 『可愛さ余って憎さ百倍』って言いません?
- 泣きたければ泣けばいい。でもね、泣いたって何も解決しない!何でなくの?泣けば、誰か助けてくれるから?助けてくれる人がどれだけ傷付いているかなんて、想像もつかないでしょ⁉︎
- あの子があんたを好きになったの…分かる気がする。
- 信じなかった日もあった気がする。…それを誰かに諭された日もあった気がする。.....信じ続けるって、大変なことだよね。
- 殺されたって死ぬもんか‼︎
- 涙は男を引き寄せる力がありますけど、繋ぎ止めて置く力はありませんからね。
- 大丈夫大丈夫!人類の歴史が始まって以来、”止まなかった雨”と”昇らなかった太陽”はありませんって!
- 竹を割ったような性格と呼ばれるよりも、むしろ餅をついたような女と呼ばれたい!それが私、園崎詩音ッ‼︎
- 沙都子!だめです!そんなことを言っては…一分一秒でも生きて、生きるの‼︎私が守るから……悟史くんの分も生きるの‼︎
- 離婚も失恋も、相手を愛した分だけ傷も深まります。 その落ち込みの深さは、決して悪いものじゃないと私は思います。
- 圭ちゃん、まだ死ぬ気は無いけど、下にいる"詩音”に伝えて。私たち、また生まれ変われるなら、次の時も双子がいいね!
- お見舞いに来てもいいですか…?脇に座ったり…本を読んであげたりしてもいいですか?……
- お姉に伝えて。いい女は死なないからッ!
迷言
- 私はやりますよ、園崎詩音はやりますよ。
- 自分の敵は何人だって殺せる! 私はそういうことが出来る人間なんですよ!
- アイツを殺して、1500秒もあれば全てを終わらせることが出来る!
関連イラスト
関連タグ
ひぐらしのなく頃に解 / 目明し編 / 祭囃し編
関連人物
関連コンビ・カップリング
園崎姉妹 詩魅 サトシオン さとさとしおん 詩沙 部活メンバー こころむすび
他の記事言語
ひぐらしのなく頃に業
基本性格は旧作と一緒。業でも旧作綿流し編に相当する綿騙し編から登場。
綿騙し編では不明だが、祟騙し編では俗に言う『ねーねーモード』で登場。この世界が梨花のしたループの延長にある以上当然のことではあるが……?