「僕は富竹。フリーのカメラマンさ」
概要
CV:大川透
野鳥や風景を撮るフリーのカメラマン。
雛見沢村在住ではないが、ダム戦争の少し前から、季節毎に東京から雛見沢を訪れ、一週間ほど滞在する。
村では顔と名前を知られた存在。
容姿
筋骨隆々たる体格。
緑の帽子をかぶり、眼鏡、ランニングシャツに登山用ズボンを着用。
常時カメラを持ち歩く。
人物・性格
物腰はやわらかく大らか、真面目で温厚。
村人とは面識があり、爽やかな性格ゆえ評判も悪くない。
部活メンバーにとっては有名人。ただし「メジャーデビューはしていない」と認識されているようだ。
「富竹ジロウ」はカメラマンとしてのペンネーム。
うぶ。女性遍歴は乏しい。最後に女性と手をつないだのは林間学校のフォークダンスらしい。
鷹野三四と交際中。尻に敷かれ、振り回されている。ナース萌え。
少しだけKYなところがある。鬼隠し編では野鳥カメラマンとしての癖で、無断で圭一を撮影してしまい、年下の彼にたしなめられるという一幕もあった。
本編お疲れ様会などでは、トミーとして、K(前原圭一)、イリー(入江京介)、クラウド(大石蔵人)と魂の兄弟(ソウルブラザー)であることを誓い、主にエロスや萌えの方面で活躍する。
この手の場面では前述のKY面が強くなっており、美少女がいればところかまわず「富竹フラッシュ!」と叫んで相手を激写する迷惑カメラマンとしての一面も持つ。
以下ネタバレ注意
……しかしその正体は、《東京》から入江機関への出向を命じられた自衛官であり、入江機関の監査役である。二等陸尉。陸上自衛隊・調査部の所属。機関の暴走等、有事の際には《番犬》の出動を要請、場合によっては指揮する権限を持つ。
もっとも、やたら体格の良い肉体(ただし鷹野曰く、お腹が出ているらしい)に加え、緑を基調とした服装、ブーツ、そして認識票を首から下げていることから、本気で所属を隠す気があるのか疑わしいが(一応、認識票はファッションアイテムとして流通しており、肉体も鍛えているミリオタの可能性もあるが…)。
ちなみに漫画版での犠牲者名簿では、雛見沢でペンネームを名乗っている関係上、富竹ジロウのみ仮名扱いされており、名字である富竹はともかく本名は不明ある。「富竹」の名字は雛見沢に入江機関が設立される以前から、東京や自衛隊関係者にそう呼ばれているため、本物である可能性が高い。
目に怪我を負う事故に遭うまでは、隊内の非正規戦部隊で射撃教官を務めていたという射撃のスペシャリスト。現在でもその腕前は健在で、彼同様に戦闘職であった小此木をもってしても「射撃のプロ」と言わしめ、砂利道を猛スピードで走る車内から的確に追跡車両を狙撃してみせた。
事故後に広報部の仕事を請けおった際に、カメラの魅力に気付いたという。
彼が定期的に雛見沢を訪れているのは、入江機関の定期監査、研究成果等の調査・報告、機関の予算見積りを行うことと、趣味である野鳥などの撮影をするため。
つまり、事実上の機関トップである鷹野三四とは、恋人であると同時に、監査対象という関係にある。
しかし彼女と、彼女を利用していたある組織の企みには気付いておらず、物語のほぼ全編にわたってその犠牲となってしまう。
惨劇を回避するための総ての条件がそろった最終局ではその死を回避し、その経歴に見合った活躍を見せる。そして一人救われない立場となった三四の前に現れると、彼女もまた雛見沢症候群の罹患者である事を指摘し、泣き崩れる彼女を優しく抱きしめた。
祭囃し編ではこのように、これまでの不遇っぷりが嘘のような活躍を見せたのだが、同時に「調子に乗って「僕は機関車、誰にも止められない」とうそぶき山狗の包囲を突破しようとしたら無様に取り押さえられてしまった」というネタ要素も投下されてしまった(機関車富竹)。
時報(富竹ジホウ)
各編において、彼の死をきっかけに話が急展開することから、ファンの間ではその事件や富竹自身を指して、「時報」と呼ばれている(逆にいえば彼が生存していればハッピーエンドが約束されているため、実は物語の真のヒロインであるとは原作者の竜騎士07の発言。余談だが『ひぐらしのなく頃に奉』のキャストコメントにて大川氏自身が富竹に関して「最初は本当に時報のような出演シーンでしたが」と話している)。
ノベルアンソロジー収録の「春に、一歩」では、鷹野三四との闘病生活が描かれている。
ひぐらしのなく頃に業では
ユーザーに「業は"ルール"が全く異なる」という事を最初に知らしめた、ある意味キーマンとなる。何故なら鷹野と共に失踪はしたものの死亡描写が無い、つまり上記の「時報」が発生しなかったからである。
その真相は、鷹野が終末作戦計画を上層部に告発することを決意したので、富竹も証人保護の為に一緒に雛見沢を脱出していたというもの。
「猫騙し編」にて生き延びる事に成功した梨花を訪ねた富竹は、雛見沢症候群研究の凍結という形で陰謀は灰色決着したがその代わりに鷹野は事実上お咎め無しになった事、入江診療所と悟志の治療は続けられる事-つまり梨花としては概ね理想的な結末になった事-を伝えた。
この事が梨花に「ルールXYZが変わってしまうほどの何かが起きている」事を気付かせたかどうかは不明だが、この後から梨花が祟騙し編での自分の最期を思い出すようになるという奇跡が起きたことから、ここでもある意味キーマンとなったと言って良いだろう。
名言
以下名言は原作・旧版アニメ・コミック・ゲームから抜粋
- 富竹フラッシュッ‼︎
- 訓練の賜物さ!
- 専門は野鳥の撮影でね、断った試しがないんだよ!アッハッハッハッ!ヘゥエ…
- 腕がまだ見つかってないんだって?
- ⋯君に誰かの助けが必要な時期があった事は知ってる⋯。その時君のそばにいるのは僕でありたかった。⋯鷹野さん⋯。まだ誰も死んでいない。今ならまだ取り返しがつく。なかったことに出来る。止めるんだ、こんな事は。
- 淋しい人だ…。
- 遅くなったね⋯君を迎えに来たよ。
- 君は、君がそうだと思っているような悪い人じゃないんだ。……やり直そう。…今度こそ、君の本当の人生を、……田無美代子の人生をやり直すんだ…。
- 君の罪はひょっとすると軽いものじゃないかもしれない。でも、大丈夫。…僕が一緒だから。…だから一緒に償おう。鷹野三四の罪を償おう。…そして、僕と一緒に田無美代子を、取り戻そう。その日まで、僕は決して君の側を離れない…!
- 世界は君を許さないかもしれない、でもそれが何だってんだい!僕が、君を許すよ・・・だから、一緒に生きよう。死ぬことは罪の償いにならない。生きて償い、世界に許しを乞おう。そしてやり直そう。そうしたらきっと思い出せる。君が本当はどんな人で、…どんな風な笑顔を浮かべていたかをね!
関連タグ
関連人物
サイトー(攻殻機動隊):中の人つながり。こちらも射撃のプロ。
関連コンビ・カップリング
その他
----
他の記事言語
これを見たあなた、どうか続きを編集してください。それだけがわたしの望みです。