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サマヨール

さまよーる

『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。
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基礎データ編集

全国図鑑No.0356
ホウエン図鑑No.149
シンオウ図鑑No.190
ガラル図鑑No.136
ヒスイ図鑑No.159
キタカミ図鑑No.140
ローマ字表記Samayouru
ぶんるいてまねきポケモン
タイプゴースト
たかさ1.6m
おもさ30.6kg
せいべつ50%♂・50%♀
とくせいプレッシャー/おみとおし(隠れ特性・第6世代から)
タマゴグループふていけい

各言語版での名称と由来編集

言語名称由来
日本語サマヨールさまよう+夜
英語・スペイン語・イタリア語Dusclopsdusk(夕暮れ)+Cyclops(サイクロプス、ギリシア神話の一つ目の巨人)
ドイツ語ZwirrklopZwielicht(薄暗がり)+Irrlicht(ウィルオウィスプ)+Kyklop(サイクロプス)
フランス語Téraclopeτέρας(téras、古代ギリシア語で怪物)+Cyclope(サイクロプス)
韓国語미라몽미라(ミイラ)+몽(夢)+monster(英語で怪物)
中国語(簡体字)彷徨夜灵彷徨(さまよう)+夜+灵(幽霊)
中国語(繁体字)彷徨夜靈彷徨(さまよう)+夜+靈(幽霊)
中国語(大陸・香港・台湾)夜巨人夜+獨眼巨人(サイクロプス)

進化編集

ヨマワル → サマヨール(LV.37) → ヨノワール(「れいかいのぬの」を持たせて通信交換(LEGENDSアルセウスでは使用))

おとうさんあそんでー!


概要編集

ヨマワルの進化形。

幽霊のような体型から一つ目ミイラのような姿になったが、体内は空っぽで人魂がひとつ燃えているだけというなんとも不思議なポケモン。一説にはこの人魂こそが本体だともいわれる。

ちなみにこんな見た目でもちゃんと口がある……のだが、口を開くとブラックホールのようにあらゆる物を吸い込んでしまい、吸い込まれたものは二度と戻れなくなるらしい。その後どうなるかは謎だとか。

 

また「妖しげな手の動きと一つ目で相手を催眠状態にして操る能力を持ち、手の動きを見続けた相手は魂を抜かれる」「包帯の隙間を覗き込もうとしただけでもアウト判定」とされており、作中では相当恐れられているらしい。


ちなみに『LEGENDSアルセウス』では包帯のような体構造をそのまんま包帯と形容しており、やはりモチーフはミイラ男という事で間違いないだろう。この頃から上記の能力についての噂が飛び交っていたようだが、レジェアルの時代からエメラルドの時代に至るまで誰も確かめた事はないらしい。


名前の由来はそのまんま「彷徨う」+「夜」と思われるが英語版では「Dusclops」であり、ギリシャ神話の単眼の巨神サイクロプスを意識したネーミングになっている。単眼でヒト型の体格をしているからか?(ただしタマゴグループは「ふていけい」に属す)

なお他の言語でもサイクロプスをイメージしたネーミングとなっている。


ちなみに3世代のみ手の指が4本になっており4世代以降は5本指になっている。ドラクエで言うところのゾーマデスピサロと同じような身体障害者に配慮した理由でのデザイン変更と思われる。


RSEでは四天王のフヨウが2匹使用。

リメイクのORASではそのうちの1匹がヨノワールに進化している。やりのはしらで野生出現する。


シンオウ地方が舞台の『ダイヤモンド・パール』では224ばんどうろでポケトレで出現。一方『プラチナ』ではおくりのいずみで低確率で出現する。


LEGENDSアルセウス』ではオバケワラに出現。

過去のシンオウ地方にあたるヒスイ地方でも生息していた。

彼らの持つあくのはどうがイダイトウだんごの生成に必要との事で、ストーリー中で必ず一体捕獲しなければならない。


対戦での性能編集

HPABCDS合計値
サマヨール40701306013025455
ヨノワール451001356513545525
進化後比較+5+30+5+5+5+20+70

体内が空っぽだからか、HPはかなり低い。しかし防御・特防が130と非常に高く、この2つだけで合計種族値の半分近くを占める程。なので意外と打たれ強く、高耐久ゴーストの先駆けであると同時に、ゴーストタイプ=妨害のイメージはここから始まったと言える。

ちなみにこいつの種族値はエビワラーと同じで、マスキッパより1高いだけ。

またカビゴンハガネールをも下回る素早さ25という壊滅的な遅さも、第4世代以降得たトリックルーム要員としての強みとなった。



第3世代の頃は安定運用ができるゴーストタイプの耐久型は彼(彼女)が唯一無二の存在であり、ダブルとして行われた公式戦でも「ふういん」サポーターとして活躍。2005年全国大会予選では、味方の自爆技をポケパークでもらえるタマゴ限定の技である「てだすけ」でサポートする型が脅威であった。

シングルバトルでは「だいもんじ」採用S下降補正カビゴン抜きのS4振り個体も存在していた。



第4世代では進化先にヨノワールが追加されたが、強化ポイントはほぼ不得意だった攻撃面がほとんどで耐久はほぼ据え置き。トリックルームの習得も追い風となった。

元々妨害が得意な事もあり、対戦ではヨノワールとサマヨールを同時に起用する光景がしばしば見られた。


第5世代では「しんかのきせき」というアイテムのおかげでレジスチルルギアを超える超防御力を手に入れてしまう(アイテムの恩恵は受けにくいが)。かなり低いHPも「いたみわけ」と好相性であり、特性同様、相手にプレッシャーを掛けられる。

しかも素の段階で耐久は確保されているので「メンタルハーブ」を持たせるのも一考である。

カビゴン等よりも遅いためヨノワールを差し置いてトリックルーム発動要員として採用する意義が出てくるのだ。


元はジュペッタの対…もといライバルであったのだが、もはやジュペッタなど眼中にないと言わんばかりの暴挙である。

しかもポケモン剣盾ではジュペッタを差し置いて登場するという暴挙に出る始末。

ただし戦闘面においては同じタイプで「ちからをすいとる」を持つガラルサニーゴというライバルが現れた。

シングルではガラルサニーゴの方が圧倒的に使用率が高いが、ダブルではS25かつ高耐久でトリックルームを使うサマヨールの方がよく使われている。というかガラルサニーゴが使用率で落ち着く一方サマヨールはダイマックスの仕様が追い風になり需要が爆増、そしてダブル環境トップメタの一角に上り詰めた。ヨノワールは泣いていい。

ちなみにサマヨール、ガラルサニーゴ共々耐久ではかのエースバーンでさえも止められる。

もっと正確に言えばエースバーンはふいうちやそれを元にしたダイアーク、

またはシャドーボール、それを元にしたダイホロウ程度しか有効打が無い。

そして特性リベロでタイプが変わった隙におにびなり色々と仕掛けられるのだ。

この世代で配布技でありORAS期以降互換切りにより没収されていた「てだすけ」がマシン技化しており、これを活かした型もこの世代向けに開拓された。


更にシーズン6使用率上位10が禁止指定の憂き目に遭うなかサマヨールはダブル11位と密かにスルーし、相変わらずダブル最メジャーの一角を張っている。

しかし、ここに来て元祖汚れ役が大躍進し、奇石の奪い合いが発生している。


通常環境でも強いが彼(彼女)がもっと強いレギュレーションがある。そう、「ゆびをふる」限定戦である。「ゆびをふる」で出る全ての技の内の多くを無効化できるゴーストタイプという優良タイプ、「しんかのきせき」による超耐久、ただでさえ実質16回でPP切れになる「ゆびをふる」のPPをゴリゴリ削る特性「プレッシャー」、これらが武器となってトップクラスの適性を誇るのである。


第9世代では碧の仮面によって解禁。テラスタルによってゴーストタイプの弱点を補完できるようになった。

シリーズ5シーズン11ダブルバトル環境ではそこそこ使われるようになった。テラスタイプはゴースト、あく打点で弱点を突かれないようにしてくれる上に「ルミナコリジョン」対策にもなるあくが最も主流で、次いであく打点での抜群攻めやドラゴン打点での等倍ごり押しを防ぐフェアリー、ゴースト無効に特化したノーマルが目ぼしいところ。この世代ではアローラキュウコンへの露骨な対策として「かわらわり」を持った個体も一定数見られる。

しかし弱点のはたきおとすわざマシンになっており思う様に動けてはいない。



番外作品編集

ポケモンGO編集

中間進化の中でも指一本のトレーナーバトル向けポケモン。進化して手が生えたからか、当初はゲージ技が全てパンチだった。しかしながら低いゲージ量が幸いして使いやすく、じわじわ削っていく戦法にはもってこいである。

又、2022年冬には一撃特化の「ポルターガイスト」も覚えられるようになり、二刀流が可能に。

特に中間進化のみが出られる進化カップではヤルキモノの役割破壊として採用率が大きく上がった。が、ヤルキモノがいわなだれを新たに習得し対面でサマヨールが負けるようになったため、それも過去の話となった……。

因みに進化するとパンチ技が全て没収され、あくタイプへの打点が「おんがえし」しかなくなってしまう。


ポケモンマスターズ編集

フヨウ&サマヨール編集

サービス開始時点から実装されている耐久力に優れた恒常☆5サポート。バディーズエピソードでヨノワールに進化可能。

ぼうぎょの数値が258、とくぼうの数値が262と高くパッシブスキルに「急所無効」もあるため、タンク役としても優れている。

ホウエンバディーズの全体急所バフ持ちであり、特に物理アタッカーでマスターパッシブスキルの効果で相手からの物理技を軽減できるマツブサ&グラードンとの相性は抜群である。

シャドーパンチ攻撃が必ず命中する
クリティカットG+味方全員の急所率を2段階あげる
きずなを見せて!自分の残りHPの割合が少ないほど自分のわざゲージをその場にいる味方1組につき最大で3増やす。(マルチプレイのときは自分の残りHPの割合が少ないほど味方のプレイヤー全員のわざゲージを最大で3増やす)。自分の残りHPの割合が少ないほど味方全員の攻撃を最大で4段階あげる
すてみタックル相手に与えたダメージの1/4を自分も受ける

バディーズ技

バディーズゴーストインパクト
★6EXアップ後、初めてバディーズわざをつかったときだけボルテージが2段階あがる

パッシブスキル

ひんし時能力引継ひんし状態になったときにあがっていた能力変化を替わったバディーズが1/2だけ受けつぐ
急所無効相手の攻撃が急所に当たらない

使用トレーナー編集

ゲーム版

 

アニメ版


漫画版


アニメ版編集

アニポケシリーズ編集

第2シリーズ・アドバンスジェネレーション編集

  • キミマロのサマヨール

AG61・62話で仮面ファントムを名乗る少年「キミマロ」の手持ちとして登場。

キミマロは御曹司であり、社長になる為に母親キミヨからポケモンと関わる事を禁じられていた(これは母キミヨが自身の身に起きた悲しい過去がある故に息子にもその辛い思いをさせたくない故の行動であった)が、父親から衣装を譲り受けられて「ファントム」としてコーディネーターをしていた。


戦闘力はかなり高く、シュウロゼリアを容易く倒し、サトシピカチュウの攻撃を一度も喰らわず、一方的に攻めていた。

シダケタウンのコンテストにも参加し、ファイナルでハルカと対決。圧倒的な強さで彼女のエネコを追い詰めるが、とどめの「はかいこうせん」を土壇場で完成させた「ふぶき」に押され、敗れた。


  • ジンダイのサマヨール

AG189・190話、3回目のサトシとのバトルにて登場。サトシのリザードンに「くろいまなざし」で交代を封じたうえで「あやしいひかり」で混乱させ、「シャドーパンチ」で倒している。続くサトシのフシギダネ相手にも上の技に「おにび」を加えて苦戦を強いさせるが、混乱が解けたフシギダネの「ソーラービーム」を食らって敗北した。


劇場版「七夜の願い星」ではマジシャンのバトラーの手持ちとして登場。サイコキネシスジラーチを拘束し、真実の目を開かせた。

鳴き声は「マ!」となっている。

『DPt』にゲスト出演した際にもバトラーの手持ちとして登場。

『ポケモンカードADV』でも「バトラーのサマヨール」としてカード化。


アバンのみ登場


第3シリーズ・ダイヤモンド&パール編集

  • DP61話

ポケモンコンテスト・ズイ大会に参加していたポケモンで登場している。


第7シリーズ(新無印編集

新無印16話のロケット・ガチャットでは2つともサマヨールが排出されたが、元トレーナーに裏切られて傷心するもサトシの言葉に心を打たれ彼と力を合わせたゲンガーに撃退された。



第8シリーズ編集

  • ハンベルのサマヨール

第74話『3人のエクスプローラーズ』にて、エクスプローラーズハンベルが若い頃、パートナーであるヨノワールはまだサマヨールであった。

詳細はこちら


漫画版編集

ポケットモンスターSPECIAL編集

性別♂️特性プレッシャー性格うっかりや個性かんがえごとがおおい

バトルチューブの134部屋目に出現。おくりび山出身と見抜いたエメラルドに出身地の土を射出された事で正気を取り戻した。

その後、ウソッキーと一緒にアトリエの洞窟に現れてエメラルドの手持ちになった。


  • 4章:フヨウの手持ちが登場。

DP物語編集

ヒロイン・ミツミの手持ちにヨノワールがいるが、ジュピターの回想でミツミがギンガ団から脱退した際にはまだサマヨールであった。



関連イラスト編集

彷徨える亡者の魂サマヨールのふういん!

宵闇にいざなう者


関連タグ編集

ポケットモンスター ポケモン RSE ORAS

ポケモン一覧 ゴーストタイプ ヨマワル ヨノワール


0355.ヨマワル0356.サマヨール→0357.トロピウス


4世代追加進化仲間編集


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