概要
『ポケットモンスター ルビー・サファイア』で初登場したキャラクター。
名前の由来は恐らく植物の「芙蓉」。
ホウエン地方の四天王の一人で、ゴーストタイプのポケモンの使い手。2番目に戦うこととなる。
「おくりびやま」の老夫婦の孫娘。他のゴーストタイプ使いであるマツバやキクコと比べると、ストイックなおどろおどろしい雰囲気は無く、明るい性格でおばあちゃんっ子である。
幼い頃からおくりびやまで修行をしてきたことで、ゴーストポケモンと心を通わせられるようになったらしい。
リメイク版の『オメガルビー・アルファサファイア』では、藤と蓮の花の咲き乱れる橋の先の幽霊屋敷のような部屋で、ゆらゆらと挑戦者を待つ。
戦闘開始時には花が咲き乱れ、舞い散る花びらの中霊気立ちこめるような演出が入る。
また、最初の挑戦では、対戦する前に一瞬ではあるが女の子らしき人物が見える。
ただし、主人公が前にいるため直視しないと分かりづらい(実はカメラアングルが他の三人と違いフヨウの背後から映すカットが一つだけある。視線が不自然に下に降りること、部屋の構造上その「視点」は壁際の椅子であることを考えると、椅子に座っている女の子の幽霊が下に降りて回り込んでいると考えれば一番筋が通る)。
クリア後におくりびやまに行くと何もないところに話しかけているフヨウの姿が見られる。
本人曰く『亡くなったおばあちゃんに話しかけている』そうだが、プレイヤーにはお墓しか見えない・・・
『ルビー・サファイア』の中でも、人気の高いキャラクターの一人。
pixivでは、本作が発売してかなり月日が経っているが、未だに根強いファンによって定期的にイラストが投稿され続けている。
容姿
頭部には大きなハイビスカスのような一対の髪飾りをしている。(どことなくキレイハナを思わせる)
服装は南国的な雰囲気のある青のチューブトップにパレオのみと、かなり露出のある格好をしている。
『ORAS』では絵柄の変化もあってリメイク前に比べやや幼い印象になった。
衣装は変わらないものの、服の色味は若干青色が薄くなっている。
他媒体
アニメ版には現時点では未登場。
ポケットモンスターSPECIAL
第4章より登場。一人称が「あちし」で、「~だかんね」など、かなり特徴的な喋り方をする。
ミクリの指示により、点字を読める盲目の少年に石版の意味を聞き出した。
ポケモンマスターズ
CV:渕上舞
相棒ポケモンはサマヨール→ヨノワール。サービス開始時点から実装されている耐久力に優れた恒常☆5サポート。
全体の急所率を上げることができるクリティカットG+と、自身のHP残量が少ないほど全体のこうげきを上げつつ技ゲージ回復をするトレーナー技「きずなを見せて!」を持っているので、物理アタッカーのサポートとしては優秀な性能を持っている。
加えてぼうぎょの数値が258、とくぼうの数値が262と高くパッシブスキルに「急所無効」もあるため、タンク役としても優れている。
初期は物理アタッカーに必要なバフを賄えるサポート力と高い耐久力、たとえ倒れてしまっても後続の仲間に自分のバフを引き継ぐことができるパッシブスキル「ひんし時能力引継」を買われ第一線で活躍していた。
しかし待ち侘びたバディストーンボードの拡張以降、思いもよらぬ形で最前線から引きずり下ろされてしまう。
バディストーンボードには回復手段やこらえる付与、回避率を上げるなどのスキルパネルはなく、場に居座るためのスキルは状態異常を即座に治す「異常解除」と攻撃を受けると確率で味方全体のぼうぎょを上げる「被攻撃時防御↑G4」、体力が減っていては焼け石に水とも言える「ピンチ時物理軽減3」のみ。
おまけに「すてみタックル」の反動を減らす「反動ダメージ軽減3」2枚に加え「ピンチ時威力上昇3」、「ピンチ時B技威力上昇5」とまるでアタッカーのようなパネルが並ぶ有様。
どうしてこうなった。
さらに前述の通り場に居座るためのスキルが少ないため、メインコンテンツであるチャンピオンバトル・エリートモードの主流となる速攻型オプションでは敵が攻撃するたびに技の威力が上がるため、数値以上に沈みやすいとまで言われるようになってしまう。
追い討ちをかけるように同じく物理アタッカーのサポートであるトウヤ&ミジュマルのバディストーンボードと☆6EXが解放。
トレーナー技で自分のHPが減っているほど味方全体にこうげきのバフをかけるという点は両者共通しているが、トウヤのトレーナー技「ひとりじゃない!」に確定で急所率を2段階、ぼうぎょを1段階上げるという破格の追加効果がついたことはフヨウにはあまりに痛手であった。
「ひとりじゃない!」は元々フヨウの「きずなを見せて!」とは異なりHPが満タンの状態でもこうげきを3段階上げられるため、フヨウは大幅にバフの速さで遅れをとってしまう形となる。
さらにトウヤのボードには「無傷登場時こらえる」や「スピーダーG」の使用後に「技後回避率アップ1」がついたことで場持ちでも差をつけられ、すっかり出番を奪われてしまった。
しかしホウエンのマスターバディーズであるマツブサ・アオギリが実装されたことで、ホウエンバディーズ唯一の全体急所バフ持ちとして再び注目が集まる。
特に物理アタッカーでマスターパッシブスキルの効果で相手からの物理技を軽減できるマツブサ&グラードンとの相性は抜群である。
☆6EX強化を実行すると衣装のカラーが色違いのサマヨールを思わせる薄紅色に変わる。
所持ポケモン
『ORAS』ではヨノワールがホウエン図鑑に追加されたことに伴い、切り札が変更された。
ルビー・サファイア・エメラルド
オメガルビー・アルファサファイア
- サマヨールLv.51
- ジュペッタLv.51
- ヤミラミLv.51
- ジュペッタLv.51
- ヨノワールLv.53
オメガルビー・アルファサファイア(エピソードデルタ後)
切り札がヤミラミに変更されている。
次に当たるプリムがメガオニゴーリを切り札にしているため、こちらもORAS初登場のメガシンカであるメガヤミラミを切り札にしたものだと思われる。