基礎データ
全国図鑑 | No.0354 |
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ホウエン図鑑(RSE) | No.147 |
イッシュ図鑑(BW2) | No.211 |
マウンテンカロス図鑑 | No.123 |
ホウエン図鑑(ORAS) | No.152 |
アローラ図鑑(USUM) | No.317 |
ウラウラ図鑑(USUM) | No.138 |
パルデア図鑑 | No.299 |
ローマ字表記 | Juppeta |
ぶんるい | ぬいぐるみポケモン |
タイプ | ゴースト |
たかさ | 1.1m |
おもさ | 12.5kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性1 | ふみん:「ねむり」「あくび」状態にならない |
特性2(第4世代から) | おみとおし:フィールドに出た際に、対戦相手の所持している「もちもの」を知ることができる。相手ポケモン全てに有効 |
隠れ特性 | のろわれボディ:自身が対象となった技を30%の確率でかなしばり状態にする |
おとしもの | カゲボウズのきれはし |
タマゴグループ | ふていけい |
各言語版での名称
ドイツ語・英語・フランス語 | Banette |
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韓国語 | 다크펫 |
中国語(簡体字) | 诅咒娃娃 |
中国語(繁体字) | 詛咒娃娃 |
進化
カゲボウズ→(LV37)ジュペッタ→(メガシンカ、ジュペッタナイト)メガジュペッタ
概要
第3世代『ルビー・サファイア』から登場したカゲボウズの進化後かつ捨てられたぬいぐるみに怨念が宿り動きだしたという、付喪神のような逸話があるポケモン。
赤く鋭い目付きをした真っ黒で刺々しいボディという、ポケモン界でも有数のホラーチックなデザインが特徴的。
いかにも実態がありそうだが、ポケパルレ/ポケリフレではどこに触れてもほとんど反応が変わらず、強いて言うなら全体的に体が透けている。
自分の体をハリで傷つけると呪いのエネルギーがより強まるが、逆にチャックになっている口を開くと、体内の綿に染み込んだ呪いが漏れてしまう(別におかっぱ頭のスタンド使いは出てこないし、したでなめるも覚えられない)。
事実バトレボなどの3D対戦では倒されると口のチャックが空いてしまうのが確認できる。なかなかに細かい。
薄暗い路地裏やゴミ捨て場を住処とし、自分を捨てた子どもに復讐するため探し回っているという。しかし大切にされると、満足して元のぬいぐるみに戻るとも云われている。
色違いになると水色ベースの美しいカラーリングになる。
ゲームでの特徴
RSE・ORAS
- 『サファイア』『エメラルド』では空の柱に出現するが、『ルビー』『ORAS』では出現しない。
DPt・BDSP
- 225ばんどうろ、226ばんすいどう、227ばんどうろ、ハードマウンテン外部(プラチナ除く)に夜、『BDSP』では全国図鑑入手後の地下大洞窟に出現するが、カゲボウズは野生で出現しないのでジュペッタからタマゴを生ませよう。
HGSS
ブラック・ホワイト・BW2
- 『BW』では13ばんどうろにカゲボウズが大量発生するが、『BW2』ではカゲボウズが出現しない代わりにストレンジャーハウスとチャンピオンロード入口にジュペッタが出現するようになった。
XY
サンムーン・ウルトラサンムーン
ソード・シールド
- 未内定。
スカーレット・バイオレット
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
64 | 115 | 65 | 83 | 63 | 65 | 455 |
初登場~第4世代
- かつてはゴーストタイプでは珍しい、高い攻撃を持つポケモンだった。特攻も高いほうだが反面、他のステータスは軒並み低い。元々冷遇気味だったが、かつて物理技だった「シャドーボール」を一番上手く扱えたポケモン。第四世代で技の物理特殊分離により救われたポケモンも多かったが、ジュペッタはそれによりダメージを受けた数少ないポケモンの1体である。そのうえ、対だったはずのサマヨールがヨノワールに進化できるようになったため、より不遇さが際だってしまった。
第5世代
- 悲劇は終わらなかった。ゴルーグなる輩に「こうげき種族値非伝説ゴーストタイプNo1」の地位まで奪われることに・・・・・・。さらにサマヨールが「しんかのきせき」で驚異的な防御と特防を手に入れたのに対し、ジュぺッタが手に入れたのは「ダストシュート」に「たたりめ」。
- 隠れ特性で追加された「のろわれボディ」も、効果そのものは非常に優秀なものの、元々の耐久が低いジュペッタでは技を封印する前に倒されてしまい、ブルンゲルでやった方がいい始末・・・・・・。何処かの唯一王と扱いがそっくりであるため、唯一霊という不名誉なあだ名まで頂戴してしまった。このままだとゲーフリと任天堂はジュペッタに呪われるんじゃないだろうか。
- 反面、ダブルバトルでは相手の「ダークホール」、「だいばくはつ」、「ねこだまし」を無効化できるトリックルーム使いとして重宝されており、地方大会の優勝メンバーにも入っていたことも。つまり、ダブルバトルの小細工の常套手段のほとんどが通用しない。トリプルバトルにおいても鬼畜性能を誇る「ダークホール」対策として活躍が期待される・・・・・かも知れない。
- また、ゴーストタイプだけあって「こごえるかぜ」「でんじは」「みちづれ」「ふういん」「トリック」等、習得出来る補助技も豊富。
- また、5世代では「しんかのきせき」や「ゴツゴツメット」「だっしゅつボタン」などの対戦向けの道具が増えたので、「おみとおし」での情報収集がより重要になってくるかもしれない。更に「コットンガード」を習得したのろわれボディなジュペッタが配布されたのも明るいニュースである。
- 対戦以外でも、特性のお見通しで野生ポケモンが持つアイテムを察知し、「どろぼう」や「トリック」でそれを奪って稼ぐ、といった活躍もする。しかし第5世代では入手に手間こそはかかるが、オオタチが隠れ特性に「おみとおし」を習得したため、最近は環境さえ整えばPP40の「ほしがる」を覚えるこちらを使う者が多い。
第6世代~
- そんな不遇の時代も経験した物の、第6世代の訪れで名誉回復を迎える事に。貴重なメガシンカを果たした他、はがねタイプの相性変化でゴースト技が通り安くなったのである。
- 以前貰った「ダストシュート」もフェアリータイプ対抗用として扱いやすくなり、新技「ゴーストダイブ」も「おにび」のダメージを稼げる高威力技。基本的にメガシンカ前提の扱いになった物の、以前より格段な強化を果たしたのであった。
第9世代
- 第八世代では登場しなかったが、第九世代ではムウマージやオドリドリらと共に再登場した。新要素のテラスタルは元々弱点が少ない単ゴーストタイプである故に他のタイプに変化する恩恵が少なく、何より素の貧弱さを補うメガシンカが廃止されているため、ジュペッタが戦いづらい環境となっている。また、鈍足低耐久故に積める機会は少ないが、「つるぎのまい」や「わるだくみ」といった強力な積み技も新規習得している。
- DLCの「碧の仮面」ではついに高火力な一致技「ポルターガイスト」を習得した。しかもSVにはゴルーグやアローラガラガラといったより攻撃力の高いゴーストタイプが内定していないため、ソウブレイズに次ぐ火力を叩き出せる。ソウブレイズはそれなりの素早さを活かすためにようきで運用されることが多いため、気兼ねなくいじっぱりに出来るジュペッタはソウブレイズ以上の火力を叩き出せることも多い。
使用トレーナー
ゲーム版
- フヨウ:四天王(ホウエン)※1
- ダークトリニティ:プラズマ団
- マツバ:ジムリーダー(ジョウト)※2
- メリッサ:ジムリーダー(シンオウ)※3
- シキミ:四天王(イッシュ)※4
- アセロラ:四天王(アローラ)
- ライム:ジムリーダー(パルデア)
※1:2体所持している。
※2:PWTおよびポケモンマスターズ
※3:強化後
※4:チャレンジモードにて使用。
アニメ版
- ハーリー(AG)
漫画版
- Saque/サキ(ポケスペ)
- コンコンブルの弟子(ポケスペ)
番外作品
『ポケモンGO』
- 野生の個体は出現率が低いため、基本的には進化前のカゲボウズから進化させることになる。ただし、カゲボウズは平地を中心に主に夜間に出現するため、傾斜地ではやや入手が難しい。とはいえ、イベント期間中は場所を問わずにかなりの数のカゲボウズが出現したため、この間に大量に捕まえておいたという方ならばそこまで入手には苦労しないだろう。
- 原作同様、HPと防御が低い反面攻撃が優れているが、ゲンガーと比べるとどのステータスもイマイチといったところ。しかし、ゲンガーの劣化かと言われると必ずしもそうとは言い切れず、純粋なゴーストタイプであるためエスパーわざを相手にばつぐんを取られない、現状ゲンガーは習得できないシャドークローを通常技に加えられるなどの点で差別化が可能。
- 特に、エスパーわざにばつぐんを取られないというメリットは大きく、場合によってはゲンガーよりも粘れることもある。特にかくとう技持ちのエスパーポケモンに対しては意外に相性が良いので、案外馬鹿にできない存在である。
- 他にも、はかいこうせんのダメージを軽減できる利点を生かして、ジム防衛の常連であるカビゴンやハピナスを相手に使えないこともない(ただし、前者はゴースト技のしたでなめるでばつぐんを取られる危険性があるため、油断は禁物)。少なくとも、攻撃面が優れている点でサマヨールよりかは活躍の機会には恵まれていると言える。後にメガシンカも実装され、アタッカーとしての性能にはより磨きがかかった。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- ハーリーのジュペッタ
- DP90話
- ポケモンサマースクール5日目のプログラムで、山頂の遺跡に通じる山道で参加者達を脅かす為に用意されたポケモンの一匹で登場。
- BW137話
- 勇者ウッデートを尊敬するゴーストポケモンで登場。
- 特別編『最強メガシンカ』
- Act1・4にメガジュペッタが登場。
- 劇場版『ボルケニオンと機巧のマギアナ』
- ジャービスによって強制的にメガシンカさせられたポケモンで登場。口ではなく目から「はかいこうせん」を発射している
- 新無印110話
- めざせポケモンマスター8話
- とある街で、民家に入り込みハートの形をしたものを盗んでいくという奇妙な行動を取っていた個体。体内に怨念も溜まっておらず、口のチャックを小物入れに使っていた。
- 元は少女から大事にされていたぬいぐるみであったが、引っ越す時に業者の不注意で放置されてしまい、時を経て家屋と共にボロボロになったとき、カゲボウズを経ずに直でジュペッタに転生した。器物がポケモンになる設定は昔から語られていたが、その瞬間が描写されたのは初。
- ハート型のものを集めていたのも、ぬいぐるみの時に少女から付けてもらった折り紙のアクセサリー(当然長い月日で朽ちてしまった)の代わりとなるものを探していたというのが真相である。サトシたち一行はカスミが(露天の前で一時間悩んで)買ったハートの髪飾りをプレゼントすることで心を通わせることに成功。
- 持っていた古ぼけた写真を手がかりに持ち主の少女を探すが、実は成長してジョーイさんになっていた事をタケシが気づき無事に再会。共にポケモンセンターで働く事となった。
- ジュペッタは大切にされるとぬいぐるみに戻ってしまうという設定もあったが、この個体はそうならずに済んだようだ。
- ちなみに
- DP90話・BW137話・XY82話と、ロケット団のニャースが変装する事が多い。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 第5章でロケット団三獣士・サキの手持ちが登場。高い実力を持ち、シルバーの手持ちとのバトルを支配し、サカキが自分の父親と知って動揺するシルバーの心の隙を突いてショックを与え気絶させている。
- 12章ではコンコンブルの弟子のポケモンで登場している。
外部出演
USJ
- グリーティングで一緒に写真を撮ったりできるし、ステージ上でイメージソングに合わせて踊ったりもする。こういった外部出演や大型コラボ及び着ぐるみでジュペッタを拝める機会などムウマ共々そうそうないと思われる。
関連イラスト
関連タグ
0353.カゲボウズ→0354.ジュペッタ/メガジュペッタ→0355.ヨマワル
同ゴースト単タイプ
- ムウマ/ムウマージ
- ヨマワル/サマヨール/ヨノワール
- アルセウス(もののけプレート)
- デスマス/デスカーン
- シルヴァディ(ゴーストメモリ)
- ヤバチャ/ポットデス ガラルサニーゴ/サニゴーン レイスポス
- ボチ/ハカドッグ コレクレー(はこフォルム/とほフォルム)
関連ポケモン等
その他
- メリーさん、メディスン・メランコリー:捨てられた人形の付喪神。
- 呪い
- 人形
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