概要
ポケモンの心を閉ざしてダークポケモンを生み出し、それを使って世界征服することを企んでいる。高い技術力や資金力からラルガタワーやダークポケモン研究所、絶海の孤島であるニケルダーク島のアジト等を待つ。
かなりやり手の組織らしく、当初はオーレ地方の大部分を掌握(パイラタウンは本来ゴロツキをまとめるギンザルからミラーボが主導権を奪っており、地下都市アンダーはヴィーナスが掌握。そして、水源豊かで平和なフェナスシティについても実は・・・?)している。
珍しいポケモンの捕獲にも長けているようで、幹部はダークポケモン化したエンテイ、ライコウ、スイクンをそれぞれ所持しており、切り札として使役している。
ちなみにシャドーのシンボルとなる組織ロゴはスナッチ団と同じく無い。
コロシアムの主人公によって幹部・ボス共々撃破されたが、5年後にあたるXDでも健在。
ボスや幹部がガラリと変化しており、組織の規模の大きさが窺える。
組織構成
シャドー幹部
コロシアム
XD
シャドーのボス
コロシアム
XD
- デスゴルド(総帥)
余談
コロシアムのラストではボスが逮捕されたことが明かされるが、XDの事件を得て、最終的に事実上更生して一介のダンサーとなったミラーボを除いたコロシアムに登場した幹部達のその後は不明。(第三世代当時から二次創作やファンの考察で逮捕、追放、脱退などの諸説はあるが公式には明かされていない。)
ただクリア後のボトムコロシアムでのんびり遊んでいた辺り、他の幹部も逃げきった可能性が高いだろう。
一方XDではストーリーのラストでデスゴルドを説得して自分と一緒に自首することを約束させたはずのエルデスを含めた幹部全員がオーレコロシアムにおけるローガン主催のバトル大会に参加しているため、一応全員法的機関の監視下にあるものの大会主催者であるローガンなどの依頼で大会期間中は身柄の拘束が延期されているか、もしくは司法取引によって興行であるバトル大会に参加(奉仕活動)することなどを条件に彼らには免罪や不起訴、執行猶予などの処分が下されたのかもしれない。
ちなみにエルデス以外の幹部達は言動的にシャドーで行った悪事について特に反省したりはしていない(例としてワズルは政治家としての再起を諦めていない)ようだが、
各リーグでボスを務めている幹部達に勝つと貰える主人公を称える称号の内容が(アルドスを除いて)どれも友愛の情を強く感じさせる妙にポジティブなものになっているため、シャドーを壊滅させた張本人であるはずの主人公のことを何故か気に入るようになったらしい。
一応ラブリナがオーレコロシアム勝利後の称号取得時のメッセージで「あなたの強さ、感激しちゃったわ!」と主人公に伝えていたり、逆に主人公が彼女に敗北した際の勝利セリフが「今度こそ勝っちゃった~!」と純粋にバトルでの勝利を喜ぶものとなっているため、シャドー云々とは別に主人公のバトルの強さにトレーナーとして魅了されたというのが正解なのかもしれない(実際この大会が開かれた理由自体が主人公の活躍がオーレ中に伝播したことで、ローガンを含めオーレ中のトレーナーが「主人公と戦いたい」と思いポケモンバトルに対する熱量が上がったことにあるため、主人公のバトルに他者を虜にする魅力があるのは展開的に見ても間違いない)。
本編のストーリー最終盤におけるエルデスのセリフや心情も踏まえると、決してお門違いな考えとは言い切れないだろう。
コロシアムでの先代幹部達が組織壊滅後に至ったのが上記の通り「ボトムコロシアムでのバトル三昧」であったこともあり、結局のところ彼らも根っこの部分では「ポケモンバトルを愛するポケモントレーナーの端くれだった」ということなのかもしれない。