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ヤミカラス

やみからす

ヤミカラスは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。
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基礎データ編集

全国図鑑No.0198
ジョウト図鑑No.208
シンオウ図鑑No.074
マウンテンカロス図鑑No.051
アローラ図鑑No.078
ヒスイ図鑑No.140
パルデア図鑑No.232
ローマ字表記Yamikarasu
分類くらやみポケモン
タイプあく / ひこう
高さ0.5m
重さ2.1kg
性別50%♂・50%♀
特性ふみん/きょううん(第4世代以降)
隠れ特性いたずらごころ
落とし物ヤミカラスの御宝
タマゴグループひこう

各言語版での名称と由来編集

言語名称由来
日本語ヤミカラス闇+カラス
英語・スペイン語・イタリア語Murkrowmurky(暗い)+murder(カラスの群れ)+crow(カラス)
ドイツ語KramurxKrähe(カラス)+Rabe(カラス)+Murks(やっつけ仕事)
フランス語Cornèbrecorneille(カラス)+ténèbre(闇)
韓国語니로우night(英語で夜)+crow(英語でカラス)
中国語(簡体字)黑暗鸦黑暗(暗い)+鸦(カラス)
中国語(繁体字)黑暗鴉黑暗(暗い)+鴉(カラス)

進化編集

ヤミカラスドンカラスやみのいし

カラス


概要編集

第2世代より登場したポケモン。

魔法使い三角帽子に似た頭部とホウキに似た尾を有する黒いカラスの姿をしており、嘴も魔女の鼻のようになっている。


不吉の前兆とされ、人間を森に誘い込んで散々迷わせるなど有り難くないポケモンとしての扱いを受けているが、仲良しのトレーナーにはキラキラと光るものをプレゼントする健気な部分も持ち合わせている。


キラキラとしたものを集めるのは種の本能で、ボスの献上品とするという側面もある。そのためなら自分より大きなポケモンやニャースと取っ組み合いとなったり、ガバイトの巣に忍び込むことも辞さない怖いもの知らず。


なお、人を迷わせるのは自己防衛の場合もあれば、単純に悪戯として行ったりと彼らなりの理由がある模様。迷わせる手段は単純に入り組んだ道に誘き寄せるといった手段が主であるが、ポケモンレンジャーではこれに「くろいきり」を発生させるというタチの悪いコンボをお見舞いして来る。

彼らの被害を避けるための戒めとして「ヤミカラスが飛ぶまでに家へ帰れ」ということわざがある様である。


日本神話に登場するカラスの中にはヤタガラスなどの神格化したものもいるが、このポケモンは特に魔女の手先としてのカラスのイメージを強く宿している。ヤタガラスはそのうちリージョンフォームか何かで登場することもあるのであろう。

ヤミカラス


魔女の要素を有してはいるが、対になるムウマ魔法使いに進化してしまったので、帽子のようなデザインは進化後にマフィアのソフト帽という形に昇華された。

色違いは明るい紫色で進化後も受継がれる。こんなに目立つ色で大丈夫なのであろうか?


初登場作の出現場所はヤミカラスという名前通り、夜のタマムシシティ周辺(7・16番道路)であった。ジョウト図鑑のポケモンなのにカントーにしか住んでいないって…

基本的に市街地周辺に生息すると考えて良さそうであるが、ハクタイの森ほうじょうのやしろといった森林やポニの大峡谷といった渓谷地帯にも住む。

不吉なポケモンということでハウオリ霊園やロストタワーといった死に関連した場所や15・16番道路(カロス)の様な廃墟でも確認されている辺り、適応能力は高い模様。


ヒスイ地方時代には今以上に不幸な存在であると恐れられていた様であり、『LEGENDSアルセウス』の図鑑説明では魔除けの呪いとして「すらかみ屋は繁盛繁盛」(すらかみ屋はヤミカラスのアナグラム)と唱えると良いとされた。


ヒスイ地方では群青の海岸や紅蓮の湿地に生息しており、距離がかなり空けても直ぐに気付かれてしまい、しつこく突進して来る。しかも、後者の「雲海峠」に住む個体群はオヤブンドンカラスが中心にいることもあって、1度気付かれれば、逃げ惑う最中に他個体に見付かって四方八方から攻撃を浴びる羽目となる。ヒスイウォーグルアヤシシを使って即座に撤退すると良いであろう。


名前の由来は闇+カラスとそのまんま。

余談であるが、ポケモンの生みの親である田尻智氏は中学生時代に暗闇の中で飛んで来たカラスを撃つ「闇夜のカラス」というゲームを考案してゲームコンテストに応募したエピソードがある。元ネタかは不明であるが…。


ゲームでの特徴編集

  • 初登場は『GSC』(第2世代)。『FRLG』(第3世代)以降ムウマと対となることが多く、『DPt』(第4世代)において揃って進化出来る様になった。

  • GSC』及び『HGSS』ではチョウジタウンロケット団アジトにいる個体が物真似して喋っており、怪電波発生装置がある部屋のパスワードを教えてくれる。
  • リメイク版『HGSS』ではロケット団幹部ラムダの声でしか開かないが、彼の声そっくりに物真似可能な模様。また、同じくアテナの手持ちで登場する。

  • また、元々未進化であるため、四天王・カリンの手持ちでも登場する。HGSSでは強化後にドンカラスに進化している。

  • 上記の通り、悪の組織が良く使う上にギンガ団のボス・アカギフレア団ボス・フラダリとの初戦で彼らの手持ちにおり、2戦以降からドンカラスに進化して立ちふさがる。

  • SM』・『USUM』では、ポニの大峡谷で野生のヤミカラス達がリーリエの前に立ち塞がるイベントが発生する。
  • 『SM』ではポニの大峡谷と終盤での出現であったが、『USUM』ではメレメレ島のハウオリ霊園に出現するようになり序盤で入手が可能となった(そのため、アローラ図鑑順番が大幅に変わった)。

性能編集

種族値

HPこうげきぼうぎょとくこうとくぼうすばやさ合計
608542854291405

  • ステータスは「すばやさ」が高い両刀アタッカーといった感じであるが、習得技が特別強いという訳ではなかった。耐久力も低く、「しんかのきせき」を持たせても抜群技には耐えづらい。

  • なお、『BW』(第5世代)で追加された隠れ特性はあのチート特性「いたずらごころ」であるが、進化すると「じしんかじょう」に変わってしまう。


  • リトルバトルではアタッカーやサポート要員もこなす万能ポケモンとして活躍する。低いとされる耐久力も、 同ルールで参加できる「いたずらごころ」持ちでは最も耐久力が高い と言う逆転現象が起こっている。

第9世代編集

  • ランクバトルが始まると、ダブルで脚光を浴び、トップメタの一角といえる程の活躍を見せている。シーズン1では使用率4位を記録しており、シーズン2以降は使用率はやや落ちたもののそれでも20位以内を維持している。


  • 環境が固定化されないように先制「おいかぜ」要員として鉄板であったエルフーンがリストラされた格好となったが、ヤミカラスしかまともな先制「おいかぜ」要員が存在しないならそれですら使うという辺りから、先制「おいかぜ」がどれだけ強力な戦術かが窺える。他にも「はやてのつばさ」で先制「おいかぜ」が可能なファイアロー何かもいるが、環境に跋扈するカイリューの「しんそく」が厄介なので余り安定しない。また、「おいかぜ」以外に「くろいきり」も採用理由の1つとなっている。対策必須の強悪コンビであるヘイラッシャ+シャリタツを一手で安定して対策出来るのは大きな強み。



  • 「さきおくり」は第8世代DLC解禁前の環境におけるヤミラミも使っていたぐらいで、この世代では正直ヤミカラスが「さきおくり」サポーターとしてヤミラミの需要を吸っている感がある。

  • 「あまごい」「にほんばれ」は天候パ対策だけでなくパラドックスポケモンの「こだいかっせい」のトリガー等にも活躍出来、実際パラドックスが解禁されたシリーズ2からは「にほんばれ」使用率が大きく伸びている。ただし、相手側も同じことが起こるので諸刃の剣ともなり得る。自身があく・ひこう複合なので相手の「いたずらごころ」で止められず、味方の「じしん」にも巻き込まれないメリットもある。

  • ただ、シリーズ2に入るとパラドックスパワーを受切れない場面も増え、先制「おいかぜ」サポーターの地位をファイアローに追われるケースも増えた。

  • シーズン8に入ると伝説ポケモンが解禁、より落ちやすくなった。さらに新たな先制「おいかぜ」持ちでアタッカーもこなせるトルネロスも登場し、立場がさらに危ういこととなった。こちらは「さきおくり」や「くろいきり」といった変化技や「イカサマ」を一致で使える点で差別化が必要になる。

  • 準伝説・パラドックスポケモン以上が使用不能なデフレ環境のレギュレーションHでも使われるが、「わるだくみ」サーフゴーへの対処として「くろいきり」を覚えることがこの頃の採用理由としては大きい。しかしタネが割れると対処が容易な上に先制「おいかぜ」要員はすでにエルフーンが解禁されているので、シーズン22をピークに少しずつ使用率が下がっている。





使用トレーナー編集

ゲーム版


アニメ版

  • リリー(無印241話)
  • ミチル(DP148話)
  • ゴウ

漫画版

  • シルバーポケスペ
  • カリン(ポケスペ)
  • アテナ(ポケスペ)
  • ヨコズキ ワキミチ(大好き!ポケモンバトル)


番外作品編集

ポケモンレンジャー編集

  • ライラの森ボスとして登場。他イトマルが4匹登場する。

ポケモンGO編集

  • 金銀組追加に伴い実装。実装当初は捕獲成功率が御三家と同水準に低い、進化先が未実装なため戦力にもなり難い、それなのにもかかわらず昼夜問わず頻繁に出現するといった理由から、嫌われがちなポケモンであった。

  • その後、ホウエン地方ポケモン登場や天候システム実装といった理由で、出現率は当初より大きく減少した。

  • そして2018年3月。「リサーチ」実装の都合か出現率が上がり、色違いも実装された。アップデート初日のみ捕獲成功率がかなり高かったが、ただのミスであった様で現在は従来通りの捕獲率へ戻っている。

ポケモンマスターズ編集

  • 「悪の組織・ジョウト編」でラムダが連れていたドンカラスが、『HGSS』で物真似していたあのヤミカラスであることが判明した

Newポケモンスナップ編集

  • フロレオ自然公園「公園(夜)」コースと、カクレ抜け道「抜け道(夜)」コースに出現。


アニメ版編集

アニポケサトシの旅シリーズ編集

レギュラーの手持ち編集

  • ゴウのヤミカラス
    • 新無印第83話で、キララの願いアンノーンの力によって突然夜となったことが原因で、周囲から不吉がられて落ち込んでいた所をゴウにゲットされた。

ゲスト編集

  • 無印184話
    • 森で悪戯ばかりしている3匹がジムバッジを磨いていたサトシ達の前に現れ、ファントムバッジを咥えて飛び去ってしまう。
    • 非常に頭が良く、サトシ達のバッジ奪還作戦をことごとく見抜いて失敗させた。しかし、サトシのヨルノズクの頭脳的作戦でファントムバッジを取返す。
    • コジロウの王冠まで奪ってしまったことでコジロウの標的とされ、ヤミカラスロボット「グレートヤミカラス1号」で襲われるが、ヨルノズクと連携してロボットをショートさせて撃退する。

  • 無印241話
    • 代々ポケモン魔法を研究しているリリーのポケモンで登場。

  • ミチルのヤミカラス
    • DP148話でミチルの手持ちで登場し、サトシ達にギラティナや激流の幻覚を見せていた。姉・ルチルはムウマを持っており、どちらも「やみのいし」で進化するポケモンである。

  • 僕達ピチューブラザーズ
    • 風船騒動の巻に登場(CV:坂口候一)。エンドクレジットでは「ヤミガラス」と誤植。
    • ピチュー(弟)を浮かせていた風船を嘴で割って落とすという役所。

その他

無印268話
AG11話・125話
DP60話・164話(絵のみ)
BW135話(イメージ)
XY129話
SM17話・18話・38話・73話・83話・90話・99話・106話・111話・112話
新無印9話・33話・54話
劇場版水の都の護神裂空の訪問者ディアルガVSパルキアVSダークライ破壊の繭とディアンシーみんなの物語

アニポケ・リコとロイの旅シリーズ編集

  • 58話:モブで登場


漫画版編集

ポケスペ編集

なにみてんだよ

  • シルバーのヤミカラス
    • シルバーの飛行要員で夜間の奇襲が得意。
    • ワタルから「性格がシルバーと似ている」といわれている。
    • シルバーが仮面の男によってホウオウに誘拐されたのが2歳であったため、ブルーと異なり鳥ポケモン恐怖症ではないことが分かる(一方のブルーの飛行要員はプリンカメックス)。
    • 体が非常に小さいのであるがシルバーを足にぶら下げながら飛ぶことが可能。
    • 第9章開始までにブルーから「やみのいし」を渡されており、マニューラと同時にドンカラスへと進化した。

  • 3章:シルバーと同じマスクド・チルドレンであったカリンが連れていたりする。
  • 9章:ロケット団幹部・アテナのポケモンで登場する。

関連イラスト編集

ヤミカラスヤミカラス

夕焼小焼日没


関連タグ編集


0197.ブラッキー0198.ヤミカラス→0199.ヤドキングガラルヤドキング


関連ポケモン等編集

同複合タイプ編集


やみのいし進化仲間編集


カラスポケモン仲間編集


他関連ポケモン等編集

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