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オレスシ……

基礎データ

全国図鑑No.0978
パルデア図鑑No.375
ローマ字表記Syaritatsu
ぶんるいぎたいポケモン
タイプドラゴン / みず
たかさ0.3m
おもさ8.0kg
せいべつ50%♂・50%♀
とくせいしれいとう/よびみず(隠れ特性)
タマゴグループすいちゅう2
おとしものシャリタツのウロコ

各言語版での名称と由来

言語名称由来
日本語シャリタツシャリ+反り立つ+龍(たつ)
英語・スペイン語・イタリア語Tatsugiri龍+握り寿司
ドイツ語Nigiragi握り寿司
フランス語Nigirigon握り寿司+dragon(竜)
韓国語싸리용シャリ+용(龍)
中国語(簡体字)米立龙米粒+立+龙(龍)
中国語(繁体字)米立龍米粒+立+龍

スシスシー

概要

ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』より登場。寿司のような見た目をしたポケモン。魚のようにも見えるがなんとドラゴンタイプの一種。その体はかなり小さく、力も弱い。

タマゴグループは魚類系が所属する「すいちゅう2」に分類されている。

シャリのように見えるのは喉袋で、膨らませて自身が上に乗っかることで獲物のエサに擬態する。基本的には水棲で泳ぎも得意だが、陸上でも体を起こした独特の体勢で這い回ることで活動することが可能。

"非力なドラゴンタイプ"は今や幾つも前例があるが、このシャリタツはそれを補う進化能力を持たない代わりに知能に長け、数あるドラゴンポケモンの中でも屈指の賢さを持つと言われる。

可愛らしい外見に反して食性は肉食で、主な獲物は鳥ポケモン。とはいえ、シャリタツ自身は己の非力さを自覚してもおり、常に単独では行動せず仲間と狩りをする習性を持つ。

その狩りの方法とは、自分が弱ったエサの振りをすることで獲物を誘き寄せ、仲間に襲わせるという非常に狡猾なものである(それを象徴するかのように、オージャの湖には様々な種類のハネが至る所に落ちている)。

特に、体躯や力に優れるが頭が悪いヘイラッシャとは密接な共生関係を築いており、自身が参謀となりコンビで狩りをする他、彼らの口の中に棲まうことで外敵より身を守って貰っている。

上述したように小さい部類に入るポケモンであるが、高さ0.3m/重さ8kgと、本物の寿司と比べると遥かにデカく重いため、箸などで摘むのは難しい…というかまず無理であろう。あくまで"ヘイラッシャ基準での"一口サイズといった所か。

アニポケ第8シリーズ第68話では、高さ1.0mのアチゲータが手掴みで持ち上げられる程度に小柄なポケモンとして描かれていた。ポケモンHOMEで高さを比較すると概ねそれが可能な体格差であることが分かる。

第74話の「フリード博士のポケモンゼミ」では、喉袋を膨らませた状態の体高は約0.2mほどであると紹介された。そのため、高さとして計測されているのは体長であると考えられる。

名前の由来は寿司用語の「シャリが立つ」に「(たつ)」をかけたものと思われる。

スシスシ…

おびき寄せる獲物の好みに合わせて体の色や模様が変化した「すがた」が3種類存在する。

それぞれの姿に固有の色違いが存在し、計6種類の姿(色)が存在することになる。姿によってヘイラッシャの専用技「いっちょうあがり」に付与される追加効果が変化する。

すがた色/色違い元"ネタ"効果
たれたすがた赤/白マグロ/イカ防御↑
そったすがた橙/茶エビ/アナゴ攻撃↑
のびたすがた黄/紅玉子/サーモン素早さ↑

ちなみに2023年現在、純粋なマグロモチーフポケモンは存在しない。

シースー!

ゲーム上の特徴

スカーレット・バイオレット

オージャの湖に生息。レベルが49~56と高い上、おきみやげで自滅する場合もあるので捕獲には注意。

また、ストーリーにおいてはレジェンドルートで関わることとなるが、詳細は後述する。

偽竜のヌシ

ペパー「『オレが ヌシー!』って 自己紹介してくれたら分かりやすいのにな!」

レジェンドルートで最もレベルが高い「偽竜のヌシ」に登場。

湖にポツンとある島には沢山のシャリタツがおり「スシスシー」「スシッスー」「スメーシー」などと鳴いているが、1匹のみ「ヌシヌシー」と鳴いており(体も他のシャリタツより一回り大きい)、話し掛けると

「オレヌシー!!」

と、事前にペパーが冒頭のセリフをいっていたのを見事にフラグ回収してしまう程の鳴き声を上げる。知能が高いって人語を理解しているという意味なのであろうか

その直後、藪から棒に後ろから現れたヘイラッシャに食べられるような形で合体、そのままヘイラッシャとのヌシバトルが始まる。

1度撃破した後、シャリタツがスパイスを食べるために1度ヘイラッシャの口より出て行くが、戻って来て再度食べられる―もとい合体。すると、スパイスの力でしれいとうの効果が強まったのか、それとも中で口移しでもしたのか、何とヘイラッシャの方が強化オーラを纏って2戦目となる。

特性とスパイスの力で二重に能力が上がったヘイラッシャをバトルの末に撃破したのもつかの間、スパイスを回収しようとしたペパーが気配を感じて振り返るとまだぬしシャリタツが残っており、

「オ…… オ……」「オレモヌシー!!」

とオーラを纏い、執念の第3ラウンドへもつれ込む。ヘイラッシャを倒せたレベルなら苦戦はしないであうが、物理と特殊傾向が入替わるのには注意。

要するに上の自己紹介は出オチでも偽りでもなく、シャリタツ&へイラッシャのコンビで「偽竜のヌシ」の正体であったというカラクリ(とペパーが話を纏めるところまで一連の流れ)である。

…事前に2匹の関係性を知っていたり、マップ上の紹介がドラゴンタイプなのにヘイラッシャがドラゴンタイプではない(水単タイプ)ことに気付ければ展開を読めたかもしれない。

倒すと湖でヌシであった個体がいる。

前述の通り、特性厳選が必要ないのでここでゲットしておくと頼りとなる。

オスーシー

性能

種族値

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
6850601209582475

設定通り、合計種族値は475とドラゴンタイプの最終進化ではクリムガンバクガメスジジーロンといった無進化ドラゴンの合計485を下回る最弱。種族値配分と合計は全フォルム共通。

しかし、力は弱い分特殊面は中々の高さであり、必要ない部分を削ぎ落とした無駄がない能力値となっている。

りゅうのはどうを始め、主要な水・ドラゴンの技も一通り覚えるが、タイプ一致技以外で覚える攻撃技は少なく、水タイプのサブ技として優秀なれいとうビームを覚えないのがネック。

キングドラウオノラゴンと比べると見劣りするスペックであるが、一方でちょうはつバトンタッチわるだくみおきみやげと補助技は豊富。

最大の特徴はダブルバトル専用特性『しれいとう』。

ダブルバトルヘイラッシャと共に出すと、ヘイラッシャの口の中に入ってそこから命令を出す。食べられているように見えるものの一体化することで、自身は技を喰らわず使う事も出来なくなるが、元より高いヘイラッシャの全能力を2段階向上させる。

なお攻撃が当たらなくなるだけで場にいることは変わらないので、状態異常のダメージは入り、ほろびのうたのカウントは進んでしまう。また、先にシャリタツが倒れた場合は、普通に2匹目のポケモンを出すことができ、その場合でもへイラッシャの能力は下がらない。

そのため

  1. レベル1+持ち物どくどくだまのシャリタツとヘイラッシャを場に出す。またはHB最脆個体+持ち物くろいヘドロのシャリタツとヘイラッシャではない適当なポケモンを場に出す。
  2. 前者の場合は特に何もする必要はない。後者の場合、シャリタツに「こらえる」を使わせた上で仲間がシャリタツに「とんぼがえり」系技を撃ち(必要なら敵からの攻撃も受けさせ)シャリタツのHPを1とした後、とんぼがえりの効果でヘイラッシャを出す
  3. いずれにせよ、これによりシャリタツはヘイラッシャと合体はするが直後にひんしになる
  4. ヘイラッシャの能力が上がり、シャリタツひんしで枠が空いたところに特性「きょうえん」のカラミンゴ or 「じこあんじ」が使えるポケモンを出し、能力変化をコピーさせる

というスシを補給した上で味方にスシを分け与える非道なコンボも開発されている。

ただし、これだけで3体分枠を取ってしまう上、見せ合いの時点でバレる可能性が高い。あくまでロマン重視戦法といえるであろう。

ちなみにランク戦などでは出来る限り役割は分散しない方が良いので併用が求められるが、自己暗示ととんぼがえりを併用出来るのはネッコアラのみ…であったが現在はじこあんじの技マシンが追加されたため、多くのポケモンが可能となった。ボルトチェンジの場合もミュウドーブルコバルオンが可能である。

スシッスー

隠れ特性は『よびみず』。

水技誘導&水技を受けるとダメージを無効化し自分の特攻を1段階上昇させるもので、シングルバトルでも有用。

同じ特性を有する他ポケモンと比べてもこちらの特攻の高さは随一である。

トリトドンも「よびみず」を持ち、シャリタツもトリトドン同様「カウンター」と「ミラーコート」を覚える。とはいえそこそこ足が速くてアグレッシブな上に、そもそも複合タイプが違うため、トリトドンとはまるで使用感が異なることであろう。

なるべくほのお4分の1、みず無効耐性を活かせるように積む隙がある対面を見付けたいところ。

もしシングルバトルで使うなら、低耐久を補う「きあいのタスキ」、火力を増強する「いのちのたま」が持ち物候補として目ぼしいところであろう。「こだわりスカーフ」を持たせてスイーパーとして運用するのもアリ。

テラスタイプは火力を追求出来る一致のものやドラゴン対策ができるはがねは当然のこと、一致ウエポンと「ばかぢから」という技構成のマリルリを特性込みでシャットアウト出来るどくも候補に挙がる。

なお、オージャの湖に生息するレベル51までの個体は攻撃技をミラーコートだくりゅうしか所持していないため、特性ちょすいドオーなど水技を無効化可能なポケモンが物理技のみで攻撃すれば、中盤でも安定して稼ぎに利用することが可能。

また、おきみやげで自滅することも多いためそれらのポケモン以外でもそこそこ高確率で勝利出来る。経験値を美味しく頂こう。

もっとも、捕獲したい場合は厄介な性質ではあるため挑発などで自爆を防ぎたいところ。

旅パにおいては火力、速度、一貫性、耐性、抜き性能に優れたアタッカーとして役立つ。特性がほぼ死んでいるので厳選の必要が実質ないのも美味しい。

テラレイドバトルにおいてはカウンターを習得した物理アタッカー殺しと化している。

弱そうな見た目に油断した脳筋プレイヤーが返り討ちに遭う事例が多発している。

……テラレイド攻略のオススメの大半が物理アタッカー系なのも、原因の1つではあるが。

ただし、野生個体と異なりミラーコートを習得していないので、特殊攻撃アタッカーをぶつければみずやドラゴンに弱点を抱えているタイプでもない限り楽に倒せてしまう。

レイドバトル個体はカウンターとこうそくスピンというシャリタツのタマゴ技3つのうち2つを覚えているので、その辺りの遺伝の目途がたっていないなら例え通常特性でも1匹キープしておく価値はある。

ヌヌ?スシー

アニメ版

アニポケ第8シリーズ

  • ブレイブアサギ号のシャリタツ達シャリタツ(アニメ)シャリタツ(アニメ)byトーナ
    • 第68話「新たなる空へ!ブレイブアサギ号!!」
      • レックウザライジング編」より新たにブレイブアサギ号に住み着いた3匹。ロイアチゲータに驚いて寿司に擬態したが、食いしん坊なアチゲータにそったすがたが喰われそうになった為に物凄い形相で反撃するがマードックに止められた。住み着いたのには深い理由があるらしいが、マードックが話す前にシャリタツ達が外へ飛び出してしまったのでわからずじまいになった。
    • 第77話「ランドウ、故郷(ふるさと)へ帰る」
      • ちらし寿司を作ろうとしたマードックから寿司桶を奪って逃走。アサギの海へと飛び出してうずまき島まで流れ、渦潮に飲み込まれそうになる。助けに来たマモルのウパーも巻き込まれる事態に発展。しかし、マイティGと彼のヌオーサメハダーによって助けられた(が、本ポケ達は始終楽しんでいた)。
  • 第69話「ぼくがポケモンで、キミがぼく!?」

キタカミの里の収穫祭で水ヨーヨー釣りらしき屋台に描かれていた。

Webアニメ

第4話「息をあわせて」で登場。3匹がオージャの湖にある橋を渡っていた。

ポケモンローカルacts

福井県高浜町にて、地域応援ポケモンカイリューヘイラッシャと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。

一説によれば、高浜町は寿司発祥の地とされている。

スシシシー

余談

  • 碧の仮面配信前のバージョンではそったすがたのシャリタツしか大量発生しない(しかもアイコン上では他の姿のシャリタツであっても、実際に登場するのはそったすがた)バグが発生していたが、配信後のバージョンではアイコン通りのシャリタツが出て来るよう修正された。
    • 修正前で他の姿の色違いを狙う際は自力で探すしかない。幸い、同作にあるサンドウィッチを食べるで色違い確率を上げられるが、オージャの湖はみずタイプだけでなくドラゴンタイプポケモンも多いため難易度は高め。
  • 2024年7月に最強のヘイラッシャレイドと並行してシャリタツの大量発生イベントが行われた。このイベントでは生息地ではない場所に出現するため、下記のようなシャリタツを捕まえることができた。
    • さじんのあかし・こうせつのあかし・ごうせつのあかし・のうむのあかしを持ったシャリタツ(そったすがた・のびたすがた)
    • レベル100のシャリタツ(たれたすがた)
  • とくこうの努力値が+2されるため、ドリンク代を節約したいトレーナにとっては努力値が振りやすいオージャの湖で彼らもまた狩られている。特攻は「知力」に置き換えられており、人気の高い魚料理がモチーフであることや、シャリタツ自身知能が高い設定もあるが……多分これは関係ないはず。

シャリ!シャリ!!

寿司との関係

寿司モチーフかつ意味を伴う鳴き声を操れるほど日本にかぶれているシャリタツだが、そうなると気になるのは各言語版でのローカライズ。

  • 英語版ではタツ+握り寿司で「Tatsugiri」と、かなり分かりやすい名前でドイツ語でも「Nigiragi」(ニギラギ)、フランス語でも「Nigirigon」(ニギリゴン)と、欧米圏では握り寿司が名前の由来となっているようである。
  • 英語版での彼らの鳴き声は何と、日本語訛りの英語(いわゆるJapanglish)として表現されている。
  • 英語ではヌシポケモンのことを「Titan Pokémon」(ギリシャ神話の巨神族に由来)と呼ぶのを反映してか、ヌシもしっかり「Taitaaan!」「Ai! Taitaaaaaan!」と名乗りを上げてくる。一方で島にいる通常サイズのシャリタツ達は「sushi」と「taitan」を混合させた鳴き声(「Suitan!」「Tashee!」など)となっている。国際寿司の日国際寿司の日byアサカ
  • 中国語版ではヌシのことを「宝主」(Baǒzhǔ)と呼ぶのを反映してか、ヌシも似た発音で鳴いている。簡体字では「啵啾啵啾~」(Bojiū-bojiū)、繁体字では「啵朱啵朱~」(Bozhū-bozhū)と名乗っている。一方で島にいる通常サイズのシャリタツ達は簡体字では「嗖~嘶~」(Sōusī)、繫体字では「速~嘻~」(Sùxī)などと、概ね日本語音写となっている。

寿司つながりの余談であるが、カロス地方ミアレシティには「ローリングドリーマー」というからておうが店番を務め、ふりそでウェイトレスを担当する寿司の店がある。同店はアローラ地方マリエシティパルデア地方のいくつかの町にも存在する(ただし、飲食だけでバトルは出来ず、シャリタツで殴り込み出来ない)。

ペパーもヌシとの戦闘前にシャリタツのことを寿司と呼んでおり、寿司はパルデアの食文化にしっかりと根付いているらしいことが分かる。なお、シャリタツ自身の味の程は不明であるが、オージャの湖の畔にいるとあるNPCが「何ていうか……その……おいしそうなポケモン見たよ」と述べており、シャリタツのことを美味しそうだと認識している人は一応いるようである。

生態に関する考察

コイキングヒマナッツと同じく図鑑上では「弱い」とされているポケモンだが、上記の通り種族値自体は特段低くはなく、特に特攻の高さにおいては並の最終進化系をも凌駕するほどである(というか、かの創造主とタメを貼れるレベル)。これで「弱い」とするならば大抵のポケモンが弱い扱いされてしまう気がしないでもない。

これに関しては、出現場所のオージャの湖は、説明不要の強さを持つギャラドスカイリューヌメルゴン、能力値的にはそれほどでもないが極めて攻撃的で凶暴なミガルーサなどポケモントレーナーにとって強いポケモン・危険なポケモンがうようよいるので、周囲のポケモンと比較すると弱く見えるという意味合いなのかもしれない。

ポケモン世界でどうなのかは不明であるが、我々が住む現実世界において、水辺で寿司に擬態する」という行動はどちらかというと頭が悪い部類に入る。そのため「実はそんなに頭は良くないのでは」という疑惑がかけられることがあったり、あるいは「水辺で寿司に擬態する奴が知能上位のドラゴンポケモンって…」とドラゴンポケモン達の知能を心配する声も。何せドラゴンタイプには多くの伝説ポケモン最強種族の大半がいるのである。「トップクラス」がどのレベルかは不明だが、大丈夫かドラゴンタイプ。

  • …とはいえ伝説ポケモンは研究者といえどもそうそう簡単に比較データが取れるとは思えないため、あくまで「調査可能な範囲内(=非伝説)でのドラゴンタイプ」の中でも賢いという見方をするのが妥当であろうか。ちなみにそのドラゴンの1匹であるカイリューは人間と同レベルの知能を有するといわれているが…。
  • ただし、図鑑に「死んだふりで相手をだます」「弱ったふりで 獲物をおびき寄せ仲間のポケモンに襲わせる。」と書いてあるとおり、本来は自身が弱ったフリをして囮となっているわけで、さらにはヘイラッシャと連携で狩りをし、互いの弱点を補い合いながら生活するため、その点では賢いといえる。
  • エサに擬態した状態が寿司のように見えるが、寿司を知っている人間にはそう見えているだけ(つまり、偶然似たような姿となっただけ)で、シャリタツ自身は寿司に似せようとは露ほども考えていない可能性もある。
  • シャリタツが生息するオージャの湖には、首に黄色い果実が実るトロピウス。尻尾が簡単に取れてしまうヤドン。自身の身を切り離して戦闘力を上げるミガルーサなども生息していることを考慮すると、切り離された彼らの体の一部に擬態しているとも考えることが出来る。

自分が餌のフリをして相手を誘き出すという手法は、一歩間違えれば本当に自分が餌として捕食されてしまうリスクとも隣り合わせということでもある。作中では描写がないが、ヘイラッシャとの連携が上手く取れずにそのまま捕食されてしまう個体もそれなりに存在しているのかもしれない。

ゲーム中では、ヘイラッシャとの連携はバトルをしている最中にしか拝めない上に、野生の個体はこちらを確認すると一定時間擬態のポーズを取った後でその場から一目散に逃げ出してしまうため、図鑑説明などでも語られる狡賢さのようなものは実感しにくい。

  • 人によっては、逃げているように見せかけてヘイラッシャの待ち伏せている場所へ誘導しようとしているのではないかとする解釈もある。勿論ゲーム中ではそんなこととはならないが、ヌシ戦での描写を見ると強ちあり得ない話ともいい切れないであろう。
  • 一方で、こうした個体は、ヘイラッシャとコンビを組めなかったいわば逸れ者で、身の危険を感じて本当にその場から逃げているのではないかという解釈もある。ヘイラッシャとシャリタツの生息数の比率がどうなっているのかは不明だが、仮に生息数に大きな隔たりがあり、シャリタツと比べてヘイラッシャの生息数が圧倒的に少なかったりすると、コンビを組めなかったり、別の個体とのヘイラッシャを巡る競争に敗れるなどしてそうした個体が出てくる可能性は十分に考えられる。

二次創作での扱い

登場して間もないながらも、寿司をデフォルメしたような可愛らしい外見から瞬く間に人気が上昇し、非常に描きやすいデザインである事もあってか2024年現在では1300件を超えるイラストが投稿されている。人語に似た鳴き声である事からも二次創作のストーリーを作りやすいというメリットもあるのだろう。

一方で、寿司に見える姿から実食してみたいという猛者ヘイラッシャと共に行動するという設定から、とくせいパッチを使ったNTRものを描くファンもおり様々な層の新たな扉を開いているようである…。

2次創作においては、パッチを用いて特性を「よびみず」へ変えられてヘイラッシャとコンビを組めなくなった個体の悲劇が良く描写される傾向にあるが、実際の生態において「よびみず」持ちの個体がどういった扱いを受けているのかは不明(というか、シャリタツに限らず隠れ特性持ちのポケモン全般にいえることであるが)。一般的にはヘイラッシャとコンビを組めないために周囲の他の個体からは蔑まれ、淘汰される存在として描かれることが多いが、中には「実は寧ろその逆で、誰に頼ることもなく1匹だけで過酷な生存競争を生き抜いてきた猛者なのではないか」という解釈もある。

知能の高さや、原作での駄洒落めいた鳴き声から、二次創作内では(片言ながらも)人間の言葉を当たり前のようにベラベラ喋っていることが多い。その後アニメ版で登場した際には、当然ながら他のポケモン同様「スシ」という鳴き声を発するのみに留まっており、人間の言葉を流暢に喋る描写はない。あくまで二次創作独自の表現である。

人によっては違和感や抵抗感を抱く者も少なくないため、作品を投稿する場合は、予め最初のページなどで「シャリタツが喋れる設定で描いています」等と一言断りを入れておくのが望ましいだろう。

全体的に丸みを帯びた体型をしていることもあってか、2023年に一大ブームを巻き起こしたあの魚とセットで描かれることも増えている。

その他

デザインを担当したのは、イギリス出身のデザイナーであるジェイムス・ターナー氏。前作『剣盾』ではアートディレクターを務めていたことでも知られる。氏は本作ではシャリタツの相方であるヘイラッシャの他、パルデアケンタロスや、オーリムフトゥー両博士のデザインも手掛けている。

メインモチーフが寿司であることは既に述べた通りだが、動物としてのモチーフはその生態から、魚の体表や口内の寄生虫を掃除し共生するホンソメワケベラや口内に寄生するウオノエ、あるいは「寿司に見える」という外見も加味すると、ウオノエの遠縁の親戚であるウオノシラミあたりがモチーフではないかと推測されている。

陸上での跳ねるような移動方法や鰭の形はトビハゼにも似ており、さらに目立つ色の姿で獲物をおびき寄せる生態は釣りに使うルアー(擬似餌)を思わせる。

2023年8月にポケモンWCS横浜大会開催を記念して、のびたすがたのシャリタツ(プレシャスボール入り&でかいきんのたま持ち)を入手できるシリアルコードが横浜各所で配布された。

なお、シャリタツは同大会のロゴにもヘイラッシャ共々描かれており、ある意味で大会を象徴するポケモンとして扱われている。

その人気からグッズ化を熱望する声も多く、2023年にステッカーが発売されたのを皮切りに、様々なグッズ展開がなされている。クレーンゲームの景品という限定的な形ながら待望のぬいぐるみも発売さた。その後ポケモンセンターで常設販売されるぬいぐるみとしてもシャリタツのすがた違い全種がラインナップ入りした(この際には、Twitterのトレンドにも“シャリタツ”が入るなどファンは大いに盛り上がった)。

2023年8月には、遂に全国寿司チェーン「くら寿司」とポケモンがコラボ。シャリタツ3種の姿をモチーフとした寿司ネタが登場した。

2024年1月にシャリタツにフォーカスした「だいスシ!シャリタツづくし」がポケモンセンターより発売された。

関連タグ

ポケットモンスター ポケモン

ポケットモンスター(架空の生物) ポケモン一覧

Ver第9世代 ポケモンSV
タイプドラゴンタイプ みずタイプ 複合タイプ
進化・形態無進化ポケモン すがた(ポケモン) たれたすがた そったすがた のびたすがた

図鑑番号順

0977.ヘイラッシャ0978.シャリタツ(たれたすがた / そったすがた / のびたすがた→0979.コノヨザル

同複合タイプ

第2世代キングドラ
第4世代パルキア
第8世代ウオノラゴン
第9世代ウネルミナモ

関連ポケモン等・グループタグ

グループドラゴンポケモン ヌシポケモン
コラボ福井ポケふた組
ヌシポケモンガケガニ オトシドリ ミミズズ イダイナキバ テツノワダチ ヘイラッシャ
関連ポケモン
ヘイラッシャ共生関係にあるポケモン。
アローラディグダ同じく鳴き声のバリエーションが多いポケモン。
ベロリンガポケモンスタジアム2寿司を食べるポケモン。

スシースシー

コメント

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  • ハートのスシ

    オレ、スッゴイスシ!ご!

    いつもコメント、スタンプ、いいね!ありがとうございます😭小さな頃の旗揚げ組を妄想してニヤニヤしている人がわたしだけじゃないと知って、嬉しくなります。 スシ語録でのタグ編集ありがとうございます!通知に気付いた時、思わずバンザイしてしまいました。これぞpixivの醍醐味! 今回いつもより投稿が遅れたのは、表紙で察すると思います……。テラスタルは……死ぬ…。 絵の上手い友達に「テラスタルってどう描くの?」と訊けば、サラッと「3Dモデル使えば?」と言われ、ギャップにビビりました。ツール切り替えるだけで読み込みが入る低スペックPCたんにはムリって事ですね…。地道に頑張ります……。 久々のおまけ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ーーーーーーーーーー  呼吸をする。浅く、深く。  目は開いている筈だが、意識はそれを認識していない。眠る夢を見るように、身の内へ意識を巡らせる。  オレ達シャリタツは「めいそう」を覚えないが、オレは意識を集中させたい時に瞑想をする。一人旅をしている時、修行していた人間の格闘家に教わったのだ。パルデアでは見かけないカイリキーを連れて、テンションが上がる度に上半身の道着を破く変わった奴だったが、強さは本物だったので、一時期付き纏ってやったのだ。  技に頼り切るのではなく、己の集中力や意志も必要なのだと。その男は言う。  きっとタイプや型など関係なく、突き詰めればシンプルな所に落ち着くのだろう。男とそのポケモン達のバトルを見て、オレは一種の悟りのようなものを得た心地がした。  だって野生とは言え、リキキリンのサイコキネシスをマッハパンチで突き破る型破り野郎どもだったのだ。脳筋にも程があるが、突き抜けた攻撃力は単純に脅威でしかないとあの時に思い知った。  思考が溶けるような、無に帰るような、呼吸する度に気管を通る冷たい感覚だけを感じ、ジッと佇む。  「───……」  腹の底を熱が唸る。水が徐々に沸騰していくようにエネルギーを練っていき、ワザとして発露させる寸前まで密度を上げる。  鱗が逆立ったまま波打つ。  エネルギーが膨張するにつれて、熱に引きずられるように感情が暴走する。  全身の血液が沸騰しているように熱い。臓腑を焼くような怒りが全身を駆け巡る。歯を食いしばって耐えるが、俯いて視界に映る真っさらな雪をスクリーンに、あの日の悪夢が何度も何度も上映される。  檻に詰め込まれてぐったりと動かない同族。  追いやられたポケモン達の悲鳴。  見る影もなく血と汚泥で濁る湖。  嗤う密猟者達。  ……沈んでいく相棒。  怒りが込み上げる。喉から轟々と雷が鳴く。  焼き尽くしてしまいたい!  壊し尽くしてしまいたい!  憎い。憎い憎い憎い!!悔しい……!  人間が! 人間に従うポケモンが!!  俺達の湖を荒らした奴らが!! 憎い!!  ───赦さねばならぬ……。  喉から迸るドラゴンタイプのエネルギーが暴発する寸前、長の声が反響する。頭蓋骨の内側に跳ね返るように、同じ鳴き声が繰り返される。  ───赦さねばならぬ。  ───さもなければ、己の業火で身を燃やし尽くす。  ───お前は、罪を、罰を、許しなさい……。  「ゔ、ぐっ、あ゙あ゙があ゙あああああああ!!」  迸る熱で周囲の雪が蒸発し、黒い地面が露出している。爪もないヒレで地面を掻いたところで、小さな身体では溝を掘る程度の事しか出来ない。ドラゴンの鱗は硬い地面を削ったところで欠けもせず、オレは持て余す怒りに身悶えて叫ぶ。  許せってどうやって? 旅に出て、人間に近付いて、理性で人間にもポケモンにも良い奴、悪い奴が存在していると解った筈だ。なのに、なのに!  「ゔゔゔぐ、ヴウゥゥ!!」  間転ぶように水気を帯びた雪の中へ飛び込む。熱した鉄板に水を垂らしたような音を立てて、鱗に触れた水が弾けて消える。  ───強くなれなんて、よく言えたものだ。  ぶつけ合った拳とヒレの感触が蘇る。  「オレ……、マズイスシ……」  熱が冷やされた体に雪解けの水が染みていく。身を焦がす憤怒から醒めると、怒りの中、ずっと脳裏に渦巻いていた密猟者と、ロー達の顔を思い出し、倦怠感と自己嫌悪が込み上がる。  守るために強くなれ。とか、なんて白々しい言葉なんだろう。  一番危険な生き物は、オレなのに。  
    14,795文字pixiv小説作品
  • 蛇使い女とシャリタツ

    蛇使い女ロジエ

    ロジエさんは怖いお姉さんです。 普段は優しい、モブはフルボッコ。
  • スシ、にんげんにあう。

    オレスシ。 よくあるはなし。 (再掲)
  • 流星のロックマンIFシリーズ・ヴィマナ編

    第21話・頂上決戦・池田湖・星空の終幕編

    はい、第21話です!! 1ヵ月掛かったわけ、50000越えが二本立てです だって、あんな生ゴミ第六神&スシ達の末路を お預けなんて失礼な生殺しだろうし・・・・・ 追記 うっかり忘れてたプレシャスちゃんのターン エテンへの必殺パンチとノボルの断末魔 そして最後にジーンの台詞を追加しました!! ごめんねプレシャスちゃん・・・・・
    60,342文字pixiv小説作品
  • 宝物

    この前上げた「出会い」とちょっと繋がっているのでもしよろしければそちらもどうぞ読んで頂けたら幸いです。 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20187277 シャリタツのぬいぐるみ発売決定に浮かれてそのままの勢いで書いているので、誤字脱字あったらすみません🙇‍♀️
  • ハートのスシ

    オレ、スッゴイスシ!ろく!

    コメント、スタンプありがとうございます! 毎回毎回楽しませていただいております🤤 ジャンプは買わず単行本派なのですが、見てしまった……ポーーーーラーーーー(´;ω;`)ブワッ 黒ひげにぶつかった時点で負けは覚悟してましたし、何ならサッチ枠でペンシャチベポ死ぬかもしれんと胃を痛くしてました。そしたらガッツリ描かれた破壊されるポーラータング……ア゙ーーーーー!!!?!? スシ風の呼び名とか考えていたせいで愛着が湧いていたところにコレですよ大・打・撃 ! 覚悟してたのと違う角度からチョップ喰らった気分……。でもそれでネタが浮かんでしまったから物書きって業が深い……。 おまけ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ーーーーーーーーーー  胸を張り、顎を引き、前を見据え、歩みを進める。  角張った仕草はこの数年ですっかり染み付いてしまった。まだ暫く帰ることはないだろうが、海兵然とした姿を見た家族はどんな反応を返すだろうか。  肩に掛かった重いコートが揺れる。……これを得るまでに時間が掛かってしまった。だが、もう問題はない。漸く我が親愛なる王の計画を進められる駒に成れた。  これで彼は一国の王に成る。そして国一つを踏み台に、やがては海を統べる海賊王になる!!  つい力が入っていた拳を解き、長い廊下の先を見据える。G-5支部基地長になった挨拶に、数年振りにマリンフォードへ訪れた。この廊下を歩いたのは一年前か……果たして俺の昇進はドフィにとって早くあれただろうか。  ワノ国の建物をモチーフに造られた内装はわざわざ木材をふんだんに使われ、ブーツで歩くと重厚感がある足音が良く響く。俺はこの自分の位置を知らせる床があまり好きになれず、さり気なく体重移動に気を配り、なるべく足音が控え目になるように調整して歩いている。  それが幸いしたのだろう。センゴク元帥とおつる中将の会話を一部聴き取る事が出来た。  一番突き当たりにある元帥の執務室。何故かその障子が拳一つ分ほど穴が空いており、そこから声が漏れ聞こえているようだ。  内容は幼い頃からセンゴク元帥が目を掛けていた海兵が、二階級特進する事が確定した、といった内容だ。おつる中将も面識があったのか、「あの子らしいじゃないか」と慰めるような、穏やかな声色だ。  「ああ。俺も、この子の生き様を誇ろう…───本日を持って、ドンキホーテ・ロシナンテ准将は海軍から除籍する」  聴こえた名前に動揺し、僅かに歩みが乱れる。  ロシナンテ?  三年前、十四年間行方知れずだった弟が見つかったと喜んだドフィの姿を思い出す。子供の頃、父親の首を持ってマリージョアへ向かった時から姿を消していた、ドフィに残された唯一の血縁。───唯一の、本物の家族。  未だ悪夢に魘される彼が魘されずに眠れた日。  心からの歓迎が伝わる様にと張り切って、様々な島を巡ってプレゼントを探した事もあった。  平常に見せかけていたが、ロシナンテをハグした時、指先の僅かな震えを隠せなかったドフィを思う。  あんなに、あんなに! お前はドフィに愛されていた!! 空白の十四年間を訝しむ周囲を押し切り、その腕に実の弟を囲い込んだ時の、ドフィの気持ちを!!  踏み躙ったのか! 裏切ったのか!!  俺達も怪しみながら、ドフィの精神が安定するならと不満を呑み込んだ。実力や才能はドフィに劣ってはいたが、天竜人の血が流れているには変わりない。使い所はあるだろうと、トレーボルが賛同したところも大きかった。  しかし、ロシナンテが来てから海軍の追撃が激化した。  撒いても撒いても、どこら情報が漏れるのか海軍の軍艦は現れる。  悪夢を見なくなっていたドフィが、再び悪夢に魘されるようになったのが、疑心の証。  気付いていた。しかし、踏み切れなかった。  唯一の、大切な家族だったからだ!  同じ弟でも、俺の弟とは大違いだ!  (*存在しない記憶)  この知らせを伝えた時、きっと声も震わせることなく「そうか」と答えるだろう。悲しみを押し殺し、何事も無かったように、こうなることが予定調和であったかの様に笑って、「本当の家族はお前達だけだ」と言うのだろう。  そして一人、夢に魘されるのだ。  俺達との約束を守り、王として君臨する彼が、夢を見せ続けてくれている男が、俺達に傷を見せる筈がない。  ロシナンテは、そんな彼の瘡蓋になれるかもしれない存在だったのだ。  行き場のない怒りが血液を巡る。嗚呼、愚かなロシナンテ。お前が今目の前に居たのなら、身体中の骨という骨を全て砕く程に殴れたのに。  帰ったらヤリスギ少佐から土産に貰ったワインを飲もう。  (*存在しない記憶)  こんな日はアルコールが無いと眠れないだろう。  (*帰ってもワインはない)
  • 吾輩はシャリタツではない

    「スシ……。スシ……。ワガハイ、スシ……」 「可愛いちゃんがすぎる」 思いつきのネタです。寿司だけに。 pkmn夢では無いと思ってタグはつけませんでしたが、必要そうであればご指摘お願いします。 2ページ目は補足なので、読みたい方はどうぞ。
  • 蛇使い女とシャリタツ

    シャリタツのお喋り

    シャリタツ可愛い。 ドラゴンタイプとゴーストタイプとあくタイプが好きな作者です。 設定とおまけの話です。
  • シャリタツとお菓子と。

    シャリタツとハーブティー

    シャリタツセラピー。今回お菓子要素薄め
  • ハートのスシ

    オレ、スッゴイスシ!よんのうしろ!

    今回の話には以下の点にご注意ください。 ・ナギナギによるオリジナル技 ・オリジナルの敵、犯罪組織の登場 モーマンタイ! と言ってくださる方はどうぞ読み進めてください🍣 私にオダセン聖のセンスは難し過ぎでした……。生温かく見逃していただきたく思います。 *今回表紙を描きましたのでそれに合わせてよんのまえ!の表紙も変更いたしました。
    11,350文字pixiv小説作品
  • 女王様と愛を望む迷い子達①

    ポケモンをいじめるモブがいます。 何でもいい人はどうぞ。
  • 湖の主と小さな竜

    ミロカロスとシャリタツ

    ポケモン達がおしゃべりしてます。 色々ありえない感じのお話なのでなんでもいいという方だけどうぞ。
  • ほんとうはこわいポケモン図鑑〜湖のスシにご用心

    ちいさくてかわいいシャリタツと人間の出会いの物語です。
  • ハートのスシ

    オレ、スッゴイスシ!よんのまえ!

    いつもコメント、スタンプありがとうございます!前回の作品に表紙二度見不可避タグを追加してくださった方もありがとうございます!!通知が来た時めちゃくちゃはしゃぎました。 今回はペンシャチ解放編です。書きたいシーンができたばっかりにバトルシーンが追加され、長くなりそうなので前半後半に分けました…。スシの出番は後半なので今回は影が薄い…🍣 いつも通りのおまけ。ペンギンと聞くとピングーとポッチャマが連想されるせいか、私の中のペンギンさんはこんなイメージある…。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ーーーーーーーーーー  温かいベッドに埋もれて至福の時間をまどろんでいた時、遠慮のない力で肩を揺さぶられて夢から醒めた。  「…なんだよぉ。」  もっと夢の海にたゆたっていたかった、とぐずった声を出せば、寝起きの悪いペンギンが目を半分閉じた状態で不機嫌そうにオレを見る。  「オレ、きょう朝メシとうばん…。」  「知ってるけど。」  「だからおまえも起きろよ。」  「なんで??」  ベッドに両手を突いてぐらんぐらんと頭を揺らしている姿は、側から見てると狂気じみてて怖い。いや、眠いだけって分かってるけど。  「だってさむいじゃん…。」  「まぁ朝だし、夏じゃねぇしな。」  「なんでオレはさむくても起きなきゃいけないのに、シャチはねてるの…。」  「オレは当番じゃないから…。」  「オレは起きなきゃいけないのに??」  「お前さては理不尽の塊か??」  そのキョトンとした疑問符だらけの顔はなんなんですかねぇペンギンさん。オレが朝メシ当番の時はお前を起こしたことありませんが??むしろ起こすと不機嫌にブチ切れるじゃん!!  この理不尽な幼馴染節は今に始まった事じゃない。コイツなりの甘え方だって知ってるし、昔からそういう遠慮のないところあったし。いちおうオレの機嫌を見てやってるとは知ってる。  ……叔父さんの家でも、森で暮らしてた時も発動してなかったからなぁ。反動かなぁ。  オレは思ったこと直ぐに口に出すけど、叔父さんの所に居た時はオレがペンギンを巻き込んでここに居るって思っちゃったから口数減ってたし、弱音も多かった。だからペンギンが自分を奮い立たせてオレの手を引っ張る役をずっと請け負ってくれていた。  ちょっと早く産まれただけなのに、「オレの方がお兄ちゃん!」なんて、両親が生きていたころ遊び半分で口にしていた言葉を使って、「オレの方が年上だから」って頑張ってくれた。  「もおおぉぉ…。わかったよ。オレも起きる。」  壁に掛けてあったペンギンと色違いのケープを羽織り、ベッドから降りる。振り返るとペンギンは……眠気に負けたのか腰を上げたへの字の格好で頭が枕に落ちていた。おおおい!!  「お前は起きなきゃダメだろ朝メシ係!!ほら!お前の羽織って!!」  「んんんん。おきてる。」  「体も起こせ!ほぉらぁ…起きろおぉぉ!!」  ペンギンの腕を引っ張って無理やり上半身を起こしてやれば、漸く渋々立ち上がる本日の朝メシ当番。引っ張った拍子に肩からずり落ちたケープを巻き直し、やれやれと洗面台へ足を向けるオレに、ペンギンから声が掛かる。  「あ、シャチ。ついでに皿並べるの手伝ってくんない?」  「いや、まぁ良いけど…。」  ほんと図々しいなこの幼馴染。大好きなのには変わりないけどさ。
  • ハートのスシ

    【番外編】スシと!子分の!スワロー島冒険記!

    いつもコメント、スタンプ、そしてタグ編集! ありがとうございます! シリーズを続けられる原動力です🥹 投稿が遅くて申し訳ないです……調子乗って番外編を書き出したら難産になってしまった……=͟͟͞͞(’、3)_ヽ)_ ピカチ○ウのんにゃんにゃみーみたいな感じの物を書きたくなって、書いていたらこんな感じに……。皆は小説を書く時、ちゃんとプロットを組もうね! あらすじ考えずに書くと書き直し地獄になるよ!! おまけ 絵本の内容とそれにつっこむ一同 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ーーーーーーーーーーー  誰が読むのか押し付け合い、ジャンケンで負けたペンギンが渋々絵本を開く。ペリペリと糊が剥がれる小さな音を立てて、色鮮やかな表紙は捲られた。 「むかしむかし、まだ海賊がヴァイキングと呼ばれていたころのお話  スワロー島は安定した気候と大きな島に近い立地のため、ヴァイキングに狙われやすい土地でした  食べ物をうばわれ、人々はいつもお腹をすかせています  ある日のことです  4人のこども達が森からやって来て言いました  『今晩、ヴァイキング共がやってくるぞ』  『追い返そうよ! いい考えがあるんだ!』  マフラーを頭にまいたリーダーのペーター  眼帯を身につけたお調子者のシャハル  クマの毛皮をかぶったベンタ  漁師の子シャーリー」 「おれ、毛皮にされてる!?!?」 「リョーシ、チガウー。オレ、スシ!」 「時代が進むにつれて補完されてったんだろうなー」 「他の絵本だと全員人間の姿だもんなぁ」 「彼らは壊れた鍋や布をマントかわりに、ヴァイキングのカッコウを真似していました  『なんてフキンシンなこどもだろう!』  怒るおとな達とはうらはらに、こども達はサンセイしました  『ヴァイキングなんてこわくない!』  『もうおそわれるのはこりごりだ!』  こども達におされて街のひとは準備を進めます  『街中に火を灯すんだ!』  たくさんの人があつまっているのが見えるように島を明るくするのだと、ペーターがハキハキと言いました  ペーターの言葉をきくとフシギとみんなその声にしたがってしまいます───  嘘つけ。めっちゃ渋ったじゃん。腰が激重だったじゃん。  『ありったけのガラクタをもってくるんだ!』  器用なシャハルが言いました  こわれたナベ。やぶけたカーテンやテーブルクロス。ボロボロの古着。いろんなものをつかってヴァイキングのカッコウをマネします  シャハルはあっという間に百人分の衣装を作ってしまいました」 「やってないやってない! 流石にムリ!」 「まーまーお伽話だし、派手にしたかったんだろ」 「『たくさんマキをあつめよう!』  ちからじまんなベンタが声をかけ、片手でつぎつぎに木をなぎたおしてたくさんのマキを作ります」 「切り倒した木は二本だけだったのに!? それにちゃんと街の人と一緒に作業してただけだよ!」 「大分盛られてるな」 「夜がきて、街中にたいまつが立てられました  ひとびとはたいこを鳴らし、大声をあげて、ヴァイキングになりきっておどります  スワロー島をねらっていたヴァイキング達はおどろきます  『しまった! もうほかのヴァイキングにおそわれてやがる!』  にげかえろうとするヴァイキング達をシャーリーが見つけます  『ヴァイキングをおいはらおう!』  シャーリーが海をおすと、大波がヴァイキングに向かっておしかえされます  『うわーー! 高波だーー! こりゃたまらん! にげろーー!』  波におされてヴァイキング達は追いはらわれました」 「いつも通りだな」 「いつものスッゴイスシだな」 「ここだけ史実通りだな」 「何も改変されてないな」 「ヴァイキングが居なくなり、島のひとはおおよろこびです。ひとびとは四人に言いました 『ありがとう! これでわたし達はお腹をすかせずにすむよ』 四人はニッコリ笑いました。 『みんなが幸せならオレ達もうれしいよ』 『困ったことがあってもみんなで協力すればだいじょうぶ!』 『ちからを合わせればどんなことだってできるさ!』 『みんなで島を守っていこう!』」 「「「言ってない! 言ってない!」」」 「ヴァイキング追い払ったあと、街に戻らないで速攻祠があった場所に向かったし」 「絵本だからなぁ。教訓を組み込まなきゃならなかったんだろ」 「にしたって誰だよこのオレら」 「お前らだろ」 「オレらだったわ……」 「森へかえっていった四人をおいかけると、島の神様があらわれて、四人のすがたはかがやきの中に消えてしまいました 四人のこどもは島の神様のおつかいだったのです ……うーん、あながち間違ってないような、でもまちがってるような……」 「あれは完全に事故だった」 「シャリタツが水を掛けて、驚いた拍子にだったもんな」 「スマヌー」 「こうしてスワロー島のひとびとは島の神様にかんしゃを込めてほこらをたてました そしてかしくてゆうかんな四人のヴァイキングをわすれないためにお祭りはできたのでした おしまい」 パタンと閉じられた背表紙に、一同は何となく拍手を送って締め括る。音読係をしていたペンギンは少し照れ臭そうに鼻の下を掻いた。 「こうして読み返して改めて思ったんだけどさ、あの時ペンギンが偽名を名乗ってくれて本当に良かったって思うわ」 「オレも『あの時のオレ良くやった!』って思う」 シャチとペンギンが顔を見合わせながら深く頷く。何故? と首を傾げれば、どこかうんざりした顔を浮かべて二人は言う。 「じゃないと今頃スワロー島にはシャチ、ペンギン、ベポの名前で溢れかえってる事になるんだよ」 「絵本の子供達にあやかってって名付ける親は多いからなー。いやぁ、ほんとあの時偽名を使って良かった! 絵本の中のオレ達のお陰だなー」 「……でも、それって結局ペンギンの行動なんだよね?」 「あれ、オレ達は絵本の中のオレ達の真似をしたけど、絵本のオレ達も絵本のオレ達の真似をしていて、その絵本の中の絵本に出てくるオレ達も絵本のオレ達を参考に動いていて………?」 「「「??????」」」  宇宙を背負って思考停止した3人の膝をヒレで叩き、現実に戻らせる。 タイムパラドックス系は考え出すとドツボに嵌るから、気にしないのが吉である。
    22,218文字pixiv小説作品
  • シャリタツとお菓子と。

    シャリタツとパンケーキ。

    シャリタツとゆるくお菓子を作ります。 今回はパンケーキ。 シリーズですが、どの作品から読んでも大丈夫です
  • ハートのスシ

    オレ、スッゴイスシ!カンワキューダイ!

    スタンプとコメント、いつもありがとうございます!いただく度にマスクの下で顔をニヤけさせています よんのうしろ!にエフェクト加工コラさんタグ追加ありがとうございます。うちのローさんは楽しく推し活させていく予定です コメントでも大人組をカッコいいと反応をいただけて、頼り甲斐ある大人の表現をしたかった身としては大変嬉しく思います😊 ところでポケモンに持たせる持ち物って、ポケモンのサイズによって大きさも変化するのか、そのままなのか……。ハチマキはどっかしらに結べば良いとして、眼鏡って掛けられない子多くない?と思いながら表紙を描きました。 サイズも合わないし、そもそも掛けられる耳もねぇ……!
  • 湖の主と小さな竜

    とある番の話

    コトブキとタマはシャリタツです。 頭のいい生き物は仲間をいじめることがあるそうな、イルカとか。
  • ポケットモンスター 冒険 青春 

    第30R あくのしれいとうを持ったシャリタツ!?シャリタツの暴走を止めろ!

    オージャの湖でシャリタツがヘイラッシャと共に湖中暴れまわっているニュースを見たキタ達は、ペパーと合流してシャリタツ達の暴走を止めようとする。しかしその裏で、ニシの恐るべき実験でもあった。

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