バクガメス
ばくがめす
初登場は『ポケモンSM』で、海外での情報でその存在を確認されたポケモン。国内では公式Twitterで夜中に公開された。
ジジーロンと対の関係になっているため、「サン」バージョンのみで登場する。
コータスとは近縁種で、異なる進化・適応を経た存在。
生息地の火山地帯で硫黄などの鉱物を摂取しており、特徴的な背中のトゲトゲしい甲羅には、それらエサに含まれた成分からなる爆薬の層が分泌される。
甲羅のトゲは衝撃を受けると火花を散らす性質があり、それが背中の爆薬に引火し大爆発を起こすという、戦車に使われるリアクティブアーマーのような性質を持つ。
腹の穴は爆風を逃がすための通気口であるが急所でもあり、そこを攻撃されると大ダメージを受けてしまう。その弱点をカバーしつつ前述の能力を活かすために、クチートと同様常に後ろを向いて戦うスタイルを取る。
狩りの際も岩に擬態して待ち伏せ、獲物が背甲に乗ると尻尾で叩いて起爆させることで仕留めるという、地雷のような戦術を好む。
このため爆発を起こしづらい湿気った環境は大の苦手で、雨の日は住処である洞窟の奥で静かに過ごしている。
顔から突き出したストローのような部位は鼻で、ここから噴き出す火炎攻撃や毒ガスも侮れない。甲羅の爆薬と同じ成分を残すフンも爆発する危険物だが、やろうと思えば色んな使い道がある模様。
モチーフ
名前の由来は厳密には不明。「爆発」＋「亀」＋「カメックス」などのアナグラムに怪獣らしさを加えた可能性はある。独特の鼻や甲羅の形状から、モチーフはマタマタと判断できる（顔だけなら河童や沙悟浄などに見えなくもない）。
炸裂する灼熱の糞を出すという生態と、亀型のドラゴンという点から、元ネタはタラスクやペルーダやガルグイユである可能性が有力であり、カロス地方で出す予定だったのがボツになった、または間に合わなかったのでは？と考察されることもある。 ヌメルゴンも、ル・カルコルをモデルとしているだろうことから、やはりフランスに縁があるのでは…。
見た目とタイプの（一見した）ギャップはチルタリスに通じる部分があるが、ガルグイユや龍亀、玄武など、亀と龍の繋がりを体現した存在は少なくない。チルタリスの鳥＋龍も同様。
尚、英語とドイツ語は2文字目と5文字目が入れ替わっているので表記・発音には注意。
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 60 | 78 | 135 | 91 | 85 | 36 | 485 |
合計種族値は485。亀のような見た目通り防御が飛び抜けて高く、素早さはかなり低い。
前述の生態故か、図体に似合わず攻撃のステータスはやや低めで、特攻がややある程度。そのため「りゅうのはどう」などをベースにした特殊型として使うのが好ましい。
タイプはレシラム、メガリザードンXと同じだが、一般のポケモンが持っているのはバクガメスが初。ほのお・ドラゴンの複合は半減・無効にされにくく、ドラゴンタイプでありながらこおりタイプと大幅に種類が増えたフェアリータイプを等倍に抑えるなど耐性も優秀。
亀仲間のアバゴーラ同様「からをやぶる」を覚えられる為、上手く積めれば高速アタッカーとしての活躍も期待できる。ただし36という素早さは臆病最速でも130族は抜けないため相手を選んで使いたい。
専用技の「トラップシェル」は相手の物理技を受けた際にダメージを与えるという一風変わった技。バクガメスの弱点であるドラゴン、岩、地面は物理技が多いため、自慢の物理耐久を生かして発動しやすい。
ポケモンGO
2023年6月末の「闇に揺らめく炎」イベントで初実装。現在はフィールドリサーチ・レイドのみでの出現となっている。
耐久型の種族値であるためトレーナーバトル向けの性能だが、ジム防衛に充てるのもいい。HPこそ高くはないがジム防衛では優秀なタイプ耐性が活かせるので、上手いことプクリンやサーナイトといった弱点が被らないフェアリータイプの前後に置いてあげよう。
現時点でジムに置けてGBLのスーパーリーグで出場可能な唯一のほのお・ドラゴン複合である。覚えるほのお技の種類が多く状況に応じて使い分けやすいという特徴を持つが、ゲージ技がいずれも55以上のためチャージに時間がかかってしまうのが難点。一方ドラゴン技は「りゅうのはどう」、それ他のタイプの技は「ラスターカノン」と必要量に見合わない威力の技のため基本的にはほのお技で攻めていくスタイルになる。
ポケモンマスターズ
リュウキ&バクガメス
以前からイベントのみ登場していたリュウキが2023年11月4日にプレイアブル化し、リュウキのバディで実装。
「トラップシェル」を使う事で相手のターゲットを自分に向け、自身に次回ダメージ防御状態を付与。更に相手が物理技で攻撃してくるとカウンターで攻撃する事ができるテクニカルロール。
技
| りゅうせいぐん |
|---|
| 自分の特攻を2段階さげる |
| トラップシェル |
| 発動待機状態になり、他の行動ができない。この技を再度つかうと発動待機状態を解除する。発動待機状態のあいだに物理技で攻撃を受けると発動待機状態を解除して相手全員を攻撃する |
| オーバーヒート |
| 自分の特攻を2段階さげる |
| ソウルをこめるよ！ |
| 自分の特攻と急所率を2段階あげる。自分の次回特殊技威力ブーストを1段階あげる |
バディーズ技
| 熱いソウルで叫ぶスターのドラゴンレイ |
|---|
| 自分の特攻があがっているほど威力があがる |
パッシブスキル
| スターのシャウト |
|---|
| 「トラップシェル」をつかったときに以下のすべての効果を発揮する。相手のターゲットをしばらくのあいだ自分に向ける。自分を次回ダメージ防御状態にする。自分の次回特殊技威力ブーストを2段階あげる。 |
| 初ピンチ時HP回復9 |
| 初めてピンチになったときだけ自分のHPを最大HPの90%回復する |
| 特攻ダウン無効 |
| 特攻がさがらない |
「ダメだ！勝負の最中に相手に背中は見せられない！」
ネタにされる。
ポケットモンスター ポケモン ポケモンSM ポケモンUSUM
ポケモン一覧 ほのおタイプ ドラゴンタイプ 亀ポケモン ドラゴンポケモン
0775.ネッコアラ→0776.バクガメス→0777.トゲデマル
関連ポケモン等
その他
- レイニー・タートロイド： 属性は水だが、「背中を見せながら戦う亀」というところで既視感がある。
- ガメラ：火炎を使いこなし、「甲羅を着た龍」と形容されることもあり、カキのバクガメスによる「ドラゴンテール」の使用方やポケゾリジャンプで見せた火炎を出しながらの回転は、サトシのゼニガメの「ハイドロポンプ」同様、ガメラの回転ジェットへのオマージュだと指摘されている。なお、ガメラも腹から火炎を発射したこともある。
- デストロイア：腹にエネルギーの放出孔があり弱点でもある赤い大型の怪獣。
- ヒート・ゲンブレム:こちらも炎の亀。
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