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チルタリス

ちるたりす

チルタリスとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
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基礎データ

ずかんNo.334
英語名Altaria
ぶんるいハミングポケモン
タイプドラゴン / ひこう
たかさ1.1m
おもさ20.6kg
とくせいしぜんかいふく / ノーてんき(隠れ特性)


進化

お寒いでしょう


初期最終メガシンカ
チルット チルタリス(Lv.35)メガチルタリス

※メガシンカ:チルタリスナイトを所持

概要

ポケットモンスター ルビー・サファイア』から登場するチルットの進化系。
元の特徴を受け継ぎつつ、白鳥のような大柄で首の長い成鳥となり、鶏冠と尾羽も大きく伸びた。

最大の特徴とも言える綿雲のような羽毛も増量し、胴体の前面をすっぽり覆い隠す程。
そのため一見から首・足・尾が飛び出している様に見えるが、背中側は青い胴体が丸見えになっている為、見る角度によって印象がかなり異なる。

彩雲


この羽は実際の綿や雲と似たような性質を持ち、上昇気流を効率よく受ける事で空高く飛翔できる他、本物の雲に紛れて青空を飛行する姿は殆ど見分けがつかないという、擬態の役割も果たしている。
また空気を大量に含んでいるため、多少の寒暖差にも適応できる保温性を持っており、濡れるとペシャンコになるのだが、アニメで初登場させたその姿は中々に必見の衝撃シーン。

加えて「ハミングポケモン」の分類通り、透き通った美しいソプラノのような鳴き声を持ち、その歌声を聞いたものは魅了され夢心地を味わえるらしい。
メロディを聴くと気分が良くなりハミングしてしまう、音楽好きなポケモンである模様。


…と、ここまではいかにも「正当進化」といった性質なのだが、更に特徴的なのはそのタイプ。
なんと複合のノーマルドラゴンに変わっており、姿からは全く連想出来ないが、ドラゴンポケモンの一種となっている。

曲がりなりにもドラゴンということで、口からは灼熱の火球を吐く事が出来、ゲーム上でも「かえんほうしゃ」などのほのお技をわざマシンで覚えられる。これはチルット時代には不可能だったもので、タイプ変更の賜物と言える。

人里離れた山奥に出現するという目撃談や、ポケモンレンジャーではしろいきりを発して逃走している描写から、以外にも警戒心が強い種族とも解釈できる。
そして怒らせようものなら、鋭い鳴き声で威嚇し、苛烈な制裁を加えるという竜らしい一面も持っている。

しかし基本的には心優しく人懐っこい性格で、心が通い合った相手を翼で包み込もうとする習性も報告されている。もふもふ
晴れた日の空をゆったりと自由に飛ぶ事を好み、美声の歌を響かせるという、至って穏やかなポケモンである。

生息地は高山帯や霧深い場所が殆どだが、『NEWポケモンスナップ』ではなんと火山帯にも出現する。
どうやら温泉で綿雲のような羽を洗いふわふわさを保っているらしい。
進化前のチルットも汚れた羽を清水や清流で洗う綺麗好きなポケモンとして知られており、ドラゴン化によって活動範囲も広まったという事なのだろう。

対戦におけるチルタリス

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計値
7570907010580490

チルット時代に比べると実戦的なステータスになったものの、元がノーマルタイプであった事に加えて進化も一度きりであるためか、強力なポケモンの多いドラゴンタイプとしてはかなり控えめな合計値に留まっている。

配分もドラゴンとしては珍しく耐久面に偏ったものとなっており、特性の「しぜんかいふく」の効果がそれを助長する。
そのため、タイプならではの耐性の多さも利用しつつ、独特な技レパートリーを活かした耐久型としての育成が基本となる。と言うかアタッカーにしたところで、この火力では決定打を与える事は困難である。

もっとも、同期・同タイプのボーマンダも特性「いかく」によって擬似的に高い物理耐久を作り出しており、その強力さ故に対策を組まないパーティの方が少ないため、どうしても彼らの巻き添えを食いやすい。ドラゴンの相性上彼ら自身にも弱いため、あまり自由に羽を伸ばせないのが実情である。
一応、耐久型ポケモンとしてはステータスが高い部類に入っているのだが…。

設定を反映して技としても「うたう」や「ほろびのうた」を覚えられる。
逆にひこうタイプの攻撃技は「ゴッドバード」と「そらをとぶ」ぐらいしか無く、見た目とは裏腹に戦闘スタイルはあまり鳥らしくない
そうかと思えば何故か「じしん」とか「ソーラービーム」、果てには似合わない「はがねのつばさ」といった技を取り揃えていたりと、登場以来かなり独特な路線を歩んでいる。


第4世代では大技「りゅうせいぐん」を習得したものの、相手を一撃で落とせる事の少ないチルタリスにとってはデメリットの方が大きいと言える。むしろ、同時に追加された「パワースワップ」を用いてそれを相手に押し付ける事の方が性に合ったと、ここでも独特な立ち回りになった。素の攻撃力が物理・特殊共にそこまで高い訳ではないことも、この戦法とのシナジー性に優れる。

第5世代では外見にぴったりな積み技「コットンガード」を習得。1回の使用で防御力を3段階も上げると、耐久力に磨きをかけた。
また、隠れ特性(夢特性)システムの実装に伴い「ノーてんき」を持った個体が登場。天候パーティへの対抗策という新たな役割も生まれた。
何故チルタリスがこの特性?と思うかもしれないが、「ノーてんき」の英名は「Cloud nine」(「Cloud」が「雲」であり、またこの語の意味は「幸せの絶頂」である)であり、この言葉とかけたものと思われる。
・・・が、同タイプのカイリューはこの実装で「マルチスケイル」を手にしてダメージを半減し始め、天候パーティの中心的存在となったキングドラには素の速さでも負けていて対抗しきれないと、いまひとつ存在感を発揮できないでいた。

第6世代に入ると、苦手とするフェアリー技「ムーンフォース」を習得するようになった。
タイプ内でも習得者が限られる希少な技であり、とも妖精とも縁遠いチルタリスが覚えた事には様々な議論を生んだが、その答えはメガシンカで明らかとなった。
詳細は専用の項目を参照のこと。

第8世代ではDLC「冠の雪原」から登場。
メガシンカの廃止に伴い弱体化したものの、新たにわざマシンで「ほのおのうず」、わざレコードで「ぼうふう」、教え技で「ダブルウイング」などを覚えられるようになった。


いずれにしても、ボーマンダやカイリューとは異なり、単体で場を制圧するのではなく他のアタッカーとの連携によって勝利を掴んでゆくタイプのポケモンと言える。
パーティに組み込むならば、いかに相性の良い味方と戦術を見つけられるかがポイントとなってくるだろう。

ポケモンGO

2018年2月10日に、第3世代の残りのメンバーの中の1匹として実装された。

野生の個体は存在しておらず、チルットのアメを集めて進化させることでしか入手ができないのだが…。
なんと、進化させるのにアメが400個も必要。
まさかのギャラドスホエルオーメルメタルと同じ扱いである。

さらに、そこまで進化させても性能面は悲惨そのもので、CPは1900台止まり、攻撃・防御・HPの種族値も軒並み低い。
技はドラゴンとひこうの両方の技を覚えられるが、ドラゴン技最強の「げきりん」を覚えられないために、やはりこちらも今一つといった印象はぬぐえない。ひこう技は「ゴッドバード」を覚えられるのでまだマシではあるが、わざわざチルタリスを手に入れずとも、より入手難易度の低いオニドリルヨルノズク等でも十分代用が利くので、正直こちらも微妙と言わざるを得ない。

と、ここでも不遇を極めていたが、2018年12月、事情が大きく変わった。
トレーナーバトルの実装で、3つのリーグごとに出場可能な最大CPが決められたことで、低いCPが逆に生かされるようになったのである。
火力の高いドラゴンタイプはCP合計こそ高いものの攻撃力によってその高さを維持していることが殆どで、CP制限の枠に収めようとすると耐久が低くなってしまう。その点チルタリスは元々耐久の方が高いため、CP制限の枠に収めても耐久が安定し、他のドラゴンタイプと大きく差別化できる。
そしてチルタリスは技発生の早いりゅうのいぶきを通常技に備えており、技の回転率が非常に良い。
この結果、目下スーパーリーグ(CP1500以下)にてドラゴンタイプのエースアタッカーとして大活躍を見せている
本編ではメガシンカによって多少待遇が改善されたが、GOではまさかのチルタリスのまま大出世である。
…ただし、フェアリーとこおりには弱いため、これら2つのタイプの技を習得でき、かつ現環境下で猛威を振るっているマリルリは大の苦手としている。もしも相手にマリルリを繰り出された場合、交代できるならエアームドクチート等対抗可能な別のポケモンに差し替えた方が無難である。

ちなみにチルット自体の出現率は低いわけではないが、水辺や雨といった場所や天候で出現率が上げられるコイキングホエルコ、ふしぎなはこで狙って出せるメルタンと違い天候「ときどき曇り」か「強風」でないと雨や晴れと違い狙いづらく大量発生するイベントでも第三世代実装時にしかなかった故に狙って集めることが困難であり、ある意味400飴進化組でも一番進化のハードルが高い。
そうした意見を受けてか、2021年5月15日にはチルットのコミュニティ・デイが開催されることが決まった。当日は大量のチルットが出現することになると思われ、この機を逃さず進化・育成用の飴の数を稼いでおきたいところ(ちなみに、限定技はこのすぐ後に実装されることになるメガチルタリスでの運用を想定してか、ムーンフォースになる模様)。

アニメのチルタリス

AG第64話「チルットの空! ハルカの心!!」にて初登場。
この時はサブタイトル通り群れからはぐれたチルットとハルカとの交流がメインの回であり、チルタリスはラストで合流した群れを構成するポケモンとして登場しただけに留まった(図鑑の検索はされた)。

その後85話「ヒワマキジム! 大空の戦い!!」で原作通りナギの手持ちで登場。
ナギの先鋒として、サトシが繰り出したジュプトルと戦った。
言うまでも無く相性では圧倒的に有利であり序盤は優勢だったのだが、バトルフィールドに設置されたポールを駆使して攻撃を躱し続けるジュプトルの速さに追いつけなくなり、空中で上を取られた挙句リーフブレード一発で地表に叩き落とされ敗北。
使用技も「つつく」に「りゅうのいぶきのみと、原作でパートナー枠だったとは思えない扱いを喰らうことに……。

そして101話「海の男! 四天王ゲンジ登場!!」でも原作通りゲンジの手持ちとして登場。
ゲンジの次鋒として、またしてもサトシのジュプトルと戦うことになった。
戦闘の舞台となった帆船に立つマストを樹に見立てることでジュプトルにチルタリスを上回る機動力を獲得させる、というヒマワキジム戦をなぞるシチュエーションで挑むサトシだったが、肝心のチルタリスの動きを読み切れずヒマワキとは逆にジュプトルの方がまともに反撃できないまま一方的にボコボコにされる。
そこで勝負に集中しきれていなかったサトシにゲンジは「雑念は捨てろ」と助言を入れ、心持を改めたサトシ側が一矢報いる……かと思われたが、これまたヒマワキの如く上を取って放たれたリーフブレードもあっさり回避されジュプトルは敗北。
終わってみればまともなダメージは全くなく、チルタリスの完勝であった

ちなみにこの戦闘でゲンジのチルタリスは「とっしん」「りゅうのいぶき」「ゴッドバード」「つばめがえし」「ソーラービーム」と、技4つ制限が明確化しだしたAG以降では珍しく技を5つ使用した。更にゴッドバードとソーラービームは溜め無しで放つ始末。
ヒマワキで負った不名誉を払拭して余りある活躍であり、流石四天王の手持ちと評価せざるを得ない容赦のない暴れ振りだったと言える。

主な使用トレーナー

ナギ
ミツル


型が多く、難易度的にも調整を行いやすいためか、ストーリー中ではむしろボーマンダやカイリューよりも登場の機会が多い。いわゆる「タイプエキスパート」もドラゴン・ひこう共に起用例があり、ベストパートナーとしている人物も2名(ナギ・ルチア)いると、扱いはかなり良い部類に入っている。
実現はしなかったが、アニポケにてハルカがチルットをゲットするフラグを立てた事もある。

モチーフについて

そもそも元ネタの「幸せの青い鳥」はキジバトがモチーフとされているので、明らかに育ちすぎである。
これには著者メーテルリンク氏の思想を体現しすぎてしまったため、あるいは東洋美術における人気モチーフの一つ「雲龍図」を取り込んだためといった説が唱えられている。ちなみに、ホウエン地方のモチーフとなった九州から同名の伝説的な力士が生まれていたりもする。

名前の由来は「チルット+コカトリス」と考えられる。
コカトリスは一般的に獰猛な怪物とされており、「鳥型のドラゴン」という点以外にさほど共通点は無いが、チルタリスの色違いがコカトリスの標準色とされる黄色になっている。コカトリスの特徴でもある毒の要素は少ないが、まるでセイレーンのように対象を破滅させる歌を習得し、相手にとって「毒」となるのは間違いない。
ちなみに、分類がハミングとなっているが、hummingbirdとはハチドリの事をさす。ハチドリにしてはでかいし、似ても似つかぬ外見なのは言わずもがなだろう。
また、チルとは琉球語(ウチナーグチ)でを意味する言葉であるため、モチーフは鶴である可能性も否定できない。

海外ではイタリア語の「Altair(アルタイル)+ Aria()」から“Altaria”の名で呼ばれている。ただし、アルタイルは体型の全く異なる鷲座に属する星の名であり、元を辿ればアラビア語の「飛翔する」が変化してできた単語である。

また、たとえば応竜飛竜、ピアサ鳥やケツァルコアトルなど、「鳥+竜」的な要素を持つ存在は世界中に確認できる。

関連イラスト

待機中
チルタリス


COTTON TO YOU
毛玉。



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青い鳥 雲龍

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