「ウルトラジャー!!」
概要
アニメ『ポケットモンスター サン&ムーン』において、アローラ地方を脅かすウルトラビーストへの対策のために結成されたチーム。
エーテル財団が発案し、それにポケモンスクールが協力する形で結成に至った。
目的はこの世界に迷い込んだウルトラビーストを退治することではなく、一時捕獲してから出現時に開いたホールから元の世界に返すこと。
それ以外にも、活動に支障が生まれる可能性がある周辺地域の調査も行われる。捕獲のためには特別に開発された「ウルトラボール」が使われる。
メンバー
(人間→載せるポケモン名)
メンバーはサトシらアローラスクール組6名と、それぞれのポケモンたち、そしてルザミーネのピクシー。
87話では追加メンバーとして新たにグラジオが、114話では餌付けされたメルタン達が加わった(グラジオの場合はスクールに通っていないので臨時としての側面が強い)。
サトシらは任務に際し、空中移動が可能な各々異なるライドポケモンを遠距離移動用として乗り込む。彼らもポケモンである為に非常時には身に付けている技で援護する。場合によっては104話の様に私的に使用する事も、126話でもポケモン達のみで出撃する稀有なケースもある。
任務時はライドウェアをベースにした伸縮性の高い色違いのコスチュームを着用(違いは肘当て、脚のアンクルガード、ヘルメット非装着)し、ライドポケモンはカタパルトから発射されるなど随所に国際救助隊や戦隊ヒーローを意識した特徴が見られる。
経緯
結成
「ウルトラガーディアンズ」という言葉の初出は55話。
ククイ博士とバーネット博士の結婚式に出席したルザミーネが、サトシたちに「今度ウルトラビーストが現れたら協力してほしい」と持ちかけた。ウツロイドとの交戦経験があるサトシたちを貴重な戦力と見込み、ウルトラビースト出現時の捕獲の手伝いを依頼。
「ウルトラガーディアンズの活動はアローラを守ることに繋がる」と聞いたサトシたちは快く了承、リーリエも少しの間はあったものの、笑顔で「協力します」と宣言する。
出動
本格的な初出動は61話のマッシブーン出現時。
オーキド校長によってルザミーネからの「緊急出動要請」が知らされ、いつの間にか教室の奥に造られていた通路を使って地下へ。一体どういう仕組みなのか、移動中に全員がウルトラガーディアンズの専用スーツへと「変身」し(リーリエはこの時がんばリーリエの髪型になる)、ポケモンたちにもガーディアンズの証であるペンダントが装着されるが、性別不明のロトム図鑑やサトシのメルタン、一時的なメンバーであるベベノムはオス寄りの為に腕や首にメダルを付けている。メスの場合は色が異なるリボン付き。
たどり着いた指令室で、サトシたちはモニター越しにルザミーネからの指示を受ける。彼女のピクシーや助手になったメルタン達から薬やきのみ、ウルトラボールを渡され、それぞれのライドポケモンに乗って「出動」。
ちなみにこの時ルザミーネの指示(というより願望)で、応答の言葉は「ウルトラジャー!」と決まった。同時に捕獲も特殊な部類に入る為に「ウルトラゲット」と呼称する。
マッシブーン発見後、女子勢は体力を奪われたカビゴンを介抱。
サトシのピカチュウがマッシブーン相手に苦戦する中、カキも加勢しようとするが、マッシブーンは筋肉質な身体のカキを仲間と思ったのか、いつの間にか筋肉の見せ合いに(同時にスーツの色も同色だった事も起因する)。その隙にサトシが投げたウルトラボールであっさり捕獲される。
そしてルザミーネたちが開いたウルトラホールから、マッシブーンは無事元の世界へ。ウルトラガーディアンズの初の任務は見事成功となった。