概要
ゲーム『ポケットモンスター サン・ムーン』および『ウルトラサン・ウルトラムーン』に登場するリーリエのゼンリョクを体現した姿。
過去作になぞらえてメガシンカと呼ぶユーザーもいる。
大切なポケモンを助ける為、そして異空間に消えた母の歪んだ野望を止めるべく、決意を固めたリーリエが心機一転してコスチュームチェンジした姿。
深窓の令嬢然とした衣装から全体的に活発なイメージを感じさせる服装になっており、髪もポニーテールにまとめて動きやすくなっている。
また、鞄も大きなスポーツバッグから小さなリュックサックに変わった。
ちなみに衣装はマリエシティのブティックで自分で買ったものである。購入時点では「気合いを入れないと着れない」と言って着替えなかったので、この衣装は本人なりのゼンリョクの表現らしい。
この衣替えと同時に内面的にも大きな成長を遂げ、その強い覚悟を持ったひたむきで一生懸命な姿をして、ハプウに讃えられたのが「がんばリーリエ」という称号である。
後に発売されたサウンドトラックには派生として「おこリーリエ」や「しんみリーリエ」といったタイトルのBGMが収録されている。
アニポケでは
『サン&ムーン』編44話からのOPで新規に挿入された映像に、このリーリエが一瞬登場している。
本編では51話にてウルトラビーストに連れて行かれた母(ルザミーネ)を助けにいく決意でこの姿になった。ゲームと服装は微妙に異なる。
リーリエが普段使用しているリュックのデザインはイメチェン後のものがそのまま取り入れられている。
アニメ版での名付け役はマオで、ポケモンに触れなくなった原因を思い出して落ち込んでいるリーリエを「がんばリーリエだよ!」と励ました。
52話でイメチェンしたことに触れた時にはスイレンと共に似合うと褒めていた。
ルザミーネを救出した55話以降は髪形と服装を元に戻しているが、61話以降はウルトラガーディアンズ活動時にこの髪型に変わるようになる。
また、がんばリーリエの髪型+変更前の元のワンピースと言う混在型も見られる様になった。
ポケスペでは
本作では回想シーンに登場。しかしその回想シーンにてルザミーネはこの姿を「なんて醜い」と断じており、この事はリーリエにとってトラウマとなっている(思い出すとパニック状態になるレベル)。
余談
ゲーム版の時系列ではとあるイベント後、コスモッグからコスモウムへの進化後に上述の通りコスチュームチェンジをした為、がんばリーリエとコスモッグだった頃のほしぐもちゃんが一緒に写るシーンはゲーム版にはない。
ただし上記の通りリーリエは最初の姿から大きく変わるのでかつてのほしぐもちゃんとして描いた方が分かりやすく、図鑑説明にもある通りコスモウムは事実上本当に動かないので相対的に主人公とリーリエのイベントが思い出のように進んでいく点も印象が残った結果だろう。
なお、『ポケモンカードゲーム』において、このがんばリーリエを描いたSRカードが存在するのだが、同カードゲームの人気急騰を受け、何と取引額が軽く50万を超える事態になっている。
幾ら何でも頑張り過ぎであろう。
サン・ムーン期終盤に登場したプロモ版に至っては更にその数倍の価値を有する。
そんなSRリーリエのカードだが、2022年6月現在の相場価格は何と90〜110万円前後となっている。どうしてこうなった。
むしろ100万円以下だと偽物を疑われるレベルだというのだから末恐ろしい。
『ポケモンマスターズ』では「がんばリーリエ」の名付け親のハプウが、兄グラジオに対してもそのゼンリョクで高みを目指す姿を見て「ゼンリョグラジオ」という称号を授けている。
グラジオ本人はそのネーミングを恥ずかしがっているものの、リーリエにはがんばリーリエとお揃いという事で好感触。
関連タグ
がんばルビィ!…同年に流行ったもの。10話で見せたZっぽいポーズも似ているとよく言われる。
今日も一日がんばるぞい!…同じく同年にアニメ化された他作品のネタ。