データ
初出 | 第1世代 |
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タイプ | どく |
分類 | 変化 |
威力 | - |
命中 | 85(第4世代以前)→90(第5世代以降)どくポケモンが使うと必中(第6世代以降) |
PP | 10 |
直接攻撃 | × |
範囲 | 単体 |
効果 | 相手をもうどく状態とする(はがね・どくには無効)。 |
概要
初代から存在する、相手をもうどく状態に出来る技の元祖。
自力で覚えるポケモンは多くなく、基本的に「わざマシン06」を使って覚えさせることとなる。
このわざマシン06であるが、わざマシンを使える種族でありさえすれば、それがどんな種族であろうと「どくどく」を覚えさせられる(例外はマギアナぐらい)というとんでもない代物であった。
毒素と縁がないポケモン達がどうやって毒素を出しているのかは永遠の謎。
ちなみに、元々『赤・緑』対戦機能自体が納品2週間前に急遽実装されたという事情がある。要するに、「どくどく」は対戦バランス調整前に開発されたため、原則全ポケモンが覚えられたということである。
主に耐久型や対耐久型として採用される。
ただし、「おにび」を習得できるポケモンに関しては、こちらの耐久力向上を狙って「おにび」を採用することが多い。
無効化出来るタイプが異なるので一概にどちらが良いとは言い切れないが。
初代では拘束系技と非常に相性が良く、拘束技+「どくどく」で相手を封殺してダメージを稼ぐ戦法も確立されていた。
また、当時は「やどりぎのタネ」と組むとどくどくのダメージに合わせてやどりぎのダメージも増える(※)という理不尽な仕様も存在した。まあ当時のくさは不遇なので日の目を見ることは無かったが。
※近年配信されたVC初代をやり込んでいる有志検証によると、追加ダメージが増えてしまう理由は「どくどく」で状態異常「どく」となったポケモンが状態変化「もうどく」となるためである。もうどく状態はターン毎の追加ダメージを増幅させる効果を持ち、「ねむる」では打消せず、戦闘中に打ち消すには交代するか「くろいきり」を使う(「やどりぎのタネ」との重ね掛けされていた場合は状態変化「やどりぎ」も同時に解除出来る)しかない。交代、「くろいきり」適用後・戦闘終了後に普通のどく状態となってしまうのは状態変化がその戦闘中でしか適用されないためである。
ネタの域を出ないが、もうどく状態ダメージ増幅は「やけど」にも適用される。もうどく状態のポケモンをやけどさせるには相手が「ねむる」でどく状態を解除して目を覚ました後、ほのおの攻撃技を当てた時の1割追加効果しかなく、実現難易度が高い。
また、長期戦対策に使用ポケモン全員に「どくどく」を持たせるのはザラであった(当時は回避戦術が強く、長期戦となりがちであったのでその対策としての採用である)。
その初代では、セキチクジムジムリーダーであるキョウに勝利すれば、上述のわざマシン06を得られる。
現在では「まもる」と組合わせてターンを確実に稼ぎダメージを増やす戦法「どくまも」が主流。
余りにも汎用的な技過ぎて、相手をどく状態にする技でありながらどくポケモンでやる必要がないというあんまりな状態であり、この点でもどくタイプの不遇が目に見えていた。
そのためか第6世代からどくポケモンが使った場合は必中(「そらをとぶ」「あなをほる」等で姿を隠してるポケモンにも当たる、はがね・どくには無効)となり、どく戦術面での優位性が向上した。
前述のわざマシン06は初代から第7世代まで、全く同じナンバーのまま維持されて来たが、第8世代ではわざレコード登場に伴うラインナップ大改変で遂に消滅した。そのため、この技をダメージソースとしている一部のポケモンは大打撃を受けることとなった。
その代わり、ガラル地方のほとんどのどくポケモンが新たにレベルアップ、タマゴ技の形で覚えるように。何気にそこそこ高レベルで習得するポケモンも少なくない。
どく以外で自力習得が可能となったポケモンは、元より毒を持っていそうなヌオー系統やガマゲロゲ系統、アギルダーなどや、耐久の高いツボツボやナマコブシ、ナットレイ系統、バルジーナ系統など。何気に図鑑説明文中に毒を持っていると言及されていたブラッキーやドククラゲが何故か覚えなくなってしまった(特に後者はどくなのにこの技を覚えられず、後述する『BDSP』での事情もあり一時期ネタにされた)。
強力な性能はそのままに、習得者だけが減少したため、習得可能という点が個性の1つとして考察されるようになった。
『ポケモンHOME』解禁により、過去作から技を覚えさせたポケモンを連れて来れるようになったが、ランクバトルで使えないため上記の状況は実質的に変わっていない。ランクバトルで過去作のポケモンを使うには技を全て忘れさせて『剣盾』レベル技に変更する必要があるため、ランクバトルで解禁される気配はない。
『BDSP』でわざマシンとして復活したものの、習得者は剣盾準拠で大幅に減っており、「ほぼ誰でも覚えられる」という特徴はなくなっている。剣盾に連れていけるポケモンの中でどくどくを覚えさせられるのは(例外的に全わざマシンを使えるミュウを除き)剣盾で自力(ないしタマゴ技)で修得できるものに限られている上、『ポケモンHOME』で別のソフトに連れて行った際、覚えていた技は反映されずソフト毎に別個で記憶されるので、ミュウや『剣盾』で「どくどく」を没収されたポケモンに『BDSP』で覚えさせてから剣盾で使う…ということは残念ながら出来ない。
第9世代のLC解禁により、わざマシンが復活。
それに伴いブラッキーやグライオン、そしてドククラゲも再度覚えられるようになった。
ちなみにアニメに於いてこの技を使うポケモンはその性質上か、アーボックやスカタンクやペンドラーといったどくポケモンがほとんど。それ以外で習得していたのはマノンのハリマロンとゴウのナマコブシしかいない(一応後者であれば自力習得出来るので分からなくもないが、前者は何故覚えていたのかは謎。技マシンでも使ったのであろうか)。
なお、この技のわざマシンを作る時に使われる素材のポケモンはアニメで名コンビを披露した
関連イラスト
関連タグ
猛毒:いうまでもなくこの技の元ネタ。英訳すると「Toxic」で、「どくどく」の英語表記も同じ。
どくどくタワー:任天堂発売の別のゲームに登場するステージ。英語名は「Toxic tower」で、こちらもどくどく=猛毒となる。