基礎データ
全国図鑑 | No.0537 |
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イッシュ図鑑 | No.230 |
ガラル図鑑 | No.134 |
ぶんるい | しんどうポケモン |
タイプ | みず / じめん |
たかさ | 1.5m |
おもさ | 62.0kg |
とくせい | すいすい / どくしゅ / ちょすい(隠れ特性) |
タマゴグループ | すいちゅう1 |
他言語版の名称
英語 | Seismitoad |
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イタリア語 | Seismitoad |
スペイン語 | Seismitoad |
フランス語 | Crapustule |
ドイツ語 | Branawarz |
進化
オタマロ → ガマガル(Lv.25) → ガマゲロゲ(Lv.36)
概要
オタマロの最終進化形で、ガマガルから一気にカエルらしい姿に変化した。
見た目に違わず泳ぎが得意で、口内の舌を長く伸ばす事も出来る。
青い体には頭部に2つ、両腕に2つずつ、背中に4つのヘッドホンじみたコブがある。
「振動ポケモン」の分類通り、このコブは力を入れると高速のバイブレーションを起こす機能があり、腕のコブの振動でパンチ力を倍増させて戦う。
ドクロッグ系統とは近縁種にあたるらしく、頭のコブからは神経をマヒさせる毒液を飛ばす事が可能。その為か、水・地面タイプながら「どくどく」を始めとしたどくタイプの技を多く習得する。
戦いでは頭から放つ毒液や、全身から放つじしんの振動波で相手を苦しめ、一撃で大岩を粉砕するパンチを相手に叩き込む。
また、そこまでの威力を発揮するコブのバイブレーションだが、上手く使えばマッサージに最適らしく、お年寄りには大人気のポケモンとなっている。
名前の由来は『ガマガエル+ゲロゲーロ(鳴き声の形容)』から。
モチーフとなった生物はヒキガエル(ガマガエル)で、先輩カエルポケモンのニョロトノはトノサマガエル、ドクロッグはヤドクガエルがモチーフとなっている。
なお、鳴き声はガマガエルというよりウシガエルのそれ。ガマガエルの鳴き声は意外と高いのである。
ゲーム上における特徴
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
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105 | 85→95(XYから) | 75 | 85 | 75 | 74 | 499→509(XYから) |
ステータスはHPが最も高く、それ以外はやや平均的。
種族値のインフレが激しい第5世代においては大した事がないように思えるが、タイプは前述通り水・地面となかなか優秀であり、素早さも同タイプのポケモンでは最も速い。
さらに特性の「すいすい」を利用すれば微妙に調整するだけでかなりのスピードとなる。
他の特性としては「どくしゅ」と隠れ特性の「ちょすい」がある。
「ちょすい」はサイクル戦向けの特性で、無天候で運用する場合はどくしゅよりも優先されやすい。もちろん雨パでもちょすい型の運用は可能。
「どくしゅ」は、登場以来長らく物理型にする意味が見出しづらい状況だったため、ハズレ扱いされることが多かった。第8世代の新技習得(後述)によって選択肢に入るレベルにはなったが、他2つの特性が優秀すぎて結局採用されないことが多い。
初登場のBWでは、両刀型の種族値なのはいいが習得できる技が特殊寄り、しかも水物理技を一切覚えない上水タイプの弱点対策必須品である「れいとうビーム」を覚えない(ふぶきも覚えない)という問題を抱えていた。
つまりくさタイプ対策に範囲の狭い毒技かめざめるパワー氷を用意しなければならず、しかも前者だと草毒複合やナットレイ相手に為す術がないのである。
一応BW2で教えわざとして氷技「れいとうパンチ」「こごえるかぜ」を習得し幾分かマシになったが、カエルに尻尾なんて無いもんだから「アクアテール」は手に入らなかった。
対戦ではこんな調子だったが、入手のしやすさとタイプのおかげでスーパーじゃないほうのサブウェイマスター対策にはうってつけのポケモンだった。
XYでは攻撃の種族値が上昇。特殊型の運用が基本だと思っていたトレーナーたちを困惑させた。
物理水技の追加でもあればよかったのだが当時はそんなものはない。
相変わらずれいとうビームも覚えない。カエルの後輩・ゲッコウガはきっちり覚えるのに…
そして第8世代、多くのポケモンがリストラの波に飲まれる中続投し、ついに念願の水物理技であるアクアブレイクやダイビングを習得した。これによりようやくXYで上昇した攻撃を生かした物理一辺倒の戦いができるようになった。
相変わらずたきのぼりやれいとうビーム、ストーンエッジは覚えないが、それでも一切覚えなかった水物理技を習得したのは大きく、報われたと言ってもいいだろう。長い舌を使った「パワーウィップ」も習得し、同じ水タイプ相手に繰り出しやすくなったのも大きい。
それどころか両刀型のステータスによる技の読みにくさ、流行しているバンギラスやドリュウズに強い、対抗馬のラグラージのリストラ等が重なり、ツイッターで検索すれば候補に「強い」や「対策」という言葉が並ぶ程流行っている。
さらに、超火力の水技を放つウオノラゴンが現れたことから、隠れ特性「ちょすい」型の需要も大きく上がった。ただし、インテレオンのキョダイソゲキは貫通されるので注意。
密かに剣盾で多くのポケモンから没収された「どくどく」を引き続きタマゴ技として習得可能なポケモンでもある。ヒキガエルモチーフのおかげといえよう。
禁止級伝説2匹ルールのシングル環境では、サンダーとカイオーガに強いHD「ちょすい」型が台頭している。遂行に使う攻撃技は物理と特殊のどちらでもいけるため、相手視点では厳密なところまでは型を特定しづらい。
第9世代ではリストラ。「すいすい」エースの世代交代の意味合いもあるのだろうか。ともあれこのリストラもあってか、ポケモンSVの初期環境では「すいすい」エースとしてフローゼルに注目が集まることとなった。
使用トレーナー
ゲーム版
※2:最初にサルノリを選んだ場合
アニメ版
- セインのパパ(BW65話)
- エドモンド(BW70話)
- ハンター(SM120話)
- ブルータス(新無印81話)
漫画版
- ゲーチス(ポケスペ)
番外作品
『ポケモンGO』
2020年の1月より、第五世代ポケモンの実装と共に登場。進化前のオタマロが出やすい為、基本的にはオタマロのアメを集めての進化が主な入手先となる。
CPはやや低めなものの、水・地面タイプならではの少ない弱点、そしてゲージ技の出が速く相手の攻撃を確率で下げるだくりゅうが非常に便利。
出が比較的早い通常技のマッドショット、安定打のだいちのちからと合わせて使うと相手からの被ダメージを抑えながら粘り強く戦う事が出来CP以上の活躍が見込める。上手く相手のこうげきを落とせたら後続のポケモンへの負担も減らせる為頼もしい一匹で、スーパーリーグやハイパーリーグでも運用価値が高い。もう一つのゲージ技ヘドロばくだんも、草タイプやフェアリータイプへの対抗手段が必要な編成で挑む場合に役立つ。
また相手のタイプにも寄るものの、弱点が少なく相手からの被ダメージを抑えながら戦える為GOロケット団との戦いではかなり有用な1匹。GOロケット団の面々はどちらかがゲージ技を使用した際に若干の隙が出来る為、手数が多く出の早いゲージ技と安定打のゲージ技を併せ持ち弱点も少ないガマゲロゲは活躍出来る局面が多く、頼れる存在となる。
アニメ版
- 初登場:BW65話でセインのパパから借りたポケモンで登場。
- エドモンドのガマゲロゲ
- SM120話:ハンターのポケモンで登場。
- ブルータスのガマゲロゲ
- 新無印81話で青ポケマニアのブルータスのポケモンで登場。青は青でも同じ青ポケマニアのアベル曰く「アクアマリン」との事。
その他
BW | 134話(イメージ) |
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新無印 | 72話 |
劇場版 | キュレムVS聖剣士ケルディオ |
余談
モチーフとなったヒキガエルはカエルの中では「水域依存性が低く↔みずタイプ」、「泳ぎが苦手で↔すいすい」、「乾燥にとても強い↔ちょすい」と「水」に関してはガマゲロゲとは対照的な特徴を持っている。
ヒキガエルをベースに一般的なカエルのイメージを盛り込んだのがガマゲロゲと言ったところだろうか。
関連イラスト
関連タグ
ポケモン一覧 ポケモンBW ポケモンBW2 みずタイプ じめんタイプ
0536.ガマガル→0537.ガマゲロゲ→0538.ナゲキ
カエルポケモン
フシギダネ/フシギソウ/フシギバナ
ニョロモ/ニョロゾ/ニョロボン/ニョロトノ
グレッグル/ドクロッグ
ケロマツ/ゲコガシラ/ゲッコウガ
ズピカ/ハラバリー