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ドクロッグ

どくろっぐ

ドクロッグとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
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基礎データ編集

全国図鑑No.0454
シンオウ図鑑No.130
イッシュ図鑑No.291
セントラルカロス図鑑No.126
ガラル図鑑No.223
ヒスイ図鑑No.100
パルデア図鑑No.176
ローマ字表記Dokurog
ぶんるいどくづきポケモン
タイプどく / かくとう
たかさ1.3m
おもさ44.4kg
せいべつ50%♂・50%♀
とくせいきけんよち / かんそうはだ / どくしゅ隠れ特性
タマゴグループひとがた

各言語版での名称と由来編集

言語名称由来
日本語ドクロッグ毒+髑髏+frog(英語でカエル)
英語・スペイン語・イタリア語Toxicroaktoxic(有毒な)+croak(ゲロゲロ鳴く)
ドイツ語Toxiquaktoxisch(有毒な)+quaken(カエルがクワックワッ鳴く)
フランス語Coatoxcoassement(カエルの鳴き声)+toxine(毒素)
韓国語독개굴독(毒)+개굴(カエルの鳴き声)+독개구리(イチゴヤドクガエル)
中国語毒骷蛙毒+骷髏(どくろ)+蛙(カエル)

進化編集

グレッグルドクロッグ(Lv37)

1番の押しポケ


概要編集

グレッグルの進化形。初登場の『ダイヤモンド・パール』ではグレッグルがノモセシティのマスコットになっているなど作中で親しまれている一方、こちらは悪役の手持ちとして登場する。


全体的に元の面影を残しつつも、より攻撃的な外見へと成長を遂げた。また進化に伴い、若干だが体色が薄くなっている。

頭部からはツノのような突起が生え、拳からも赤く鋭いトゲ(あるいはツメ)が伸びている。このトゲからはかすり傷でさえ命を落とすほどの猛毒を分泌している。

ちなみにこのトゲはグレッグル時代の中指が発達したと思われがちだが、よく見ると生えているのは手の甲からであり、ドクロッグの指の本数自体はグレッグルと同じ3本なので描く時は注意。


最も特徴的なのは喉元の真っ赤な毒袋。ここに溜まった毒液は、喉を鳴らすことで練り込まれより強力になる。戦いの前に喉を鳴らして練りこんだ毒液を、体内の管を通して拳のトゲに送り込む。

なお、毒袋のサイズはオスの方が大きい。


カエルらしく柔軟な身のこなしで攻撃を躱し、跳ねるように相手の懐に飛び込むと、えぐるような拳の一撃で猛毒のトゲを突き刺す。そして獲物を仕留めるとゲロゲロと雄叫びを上げる。

どくづき」はまさにこのポケモンのためにある技と言っても過言ではないだろう。


なお、グレッグルの毒は腰痛に効く鎮静剤に加工できるが、こちらの毒も薄めて数種の野草を混ぜ二晩煎じれば、強壮のになるらしい。


進化前同様モチーフはヤドクガエルと思われる。

名前の由来は「毒」+「髑髏」+「frog(英語: カエル)」。

なお、ドロッグと誤植される事もしばしば。名前の由来を考えれば覚えやすいだろう。


ソード・シールド』の図鑑説明に依るとガマゲロゲとは近縁種である模様。それを裏付けるかの如く、ガマゲロゲはみず・じめんタイプでありながらどくタイプやかくとうタイプの技をいくつも覚える。もっとも、ドクロッグの方はみずタイプの技をほとんど覚えないが。


ゲーム中での特徴編集

種族名HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
ドクロッグ8310665866585490
オオニューラ80130604080120510
イイネイヌ88128115588680555

どくかくとうタイプ」というタイプの組み合わせを有し、エスパーに対して4倍弱点を持つ一方で、フェアリーに強い格闘ポケモンという珍しい長所も持つ。

その見た目や「ふいうち」「ちょうはつ」などの習得技からよくあくタイプに間違えられるが、あくタイプは一切入っていない。


インファイトこそ覚えられるもののかくとうタイプとしては攻撃のステータスは並み程度であるため、アタッカーとして使うなら火力や素早さの補助が重要となってくる。

耐久面はかなり脆いが、回復技である「ドレインパンチ」を覚える他、優秀な耐性を活かして「つるぎのまい」「ビルドアップ」を積んで居座る戦法も可能。

物理型のみならず、「わるだくみ」を使えば特殊型もできる。サブウェポンも豊富で、「バレットパンチ」や「ふいうち」「しんくうは」「こごえるかぜ」など、半端な素早さを補う技も多数覚えられる。


総じて優秀なタイプと多彩な技を持つが、種族値は全体的に中途半端であり、タイプ相性が良くない相手だとそのまま力負けすることが多い。

パワー偏重な傾向が強い格闘ポケモンにおいては非常に珍しく、決定打こそ乏しいがとにかく多芸で器用なポケモンと言える。


最大の特徴は特性「かんそうはだで、みずタイプの技を無効にするほか「あまごい」や「あめふらし」と相性抜群。加えて、ダブルバトルで便利な「ねこだまし」「フェイント」「ちょうはつ」「ファストガード」などを覚えるため、「あまごいパーティ(雨パ)」のサポート、または雨パ対策に起用されることが多い。

隣で「なみのり」を使えば攻撃と回復を同時にできるのも長所。

代わりに晴れやほのお技にはすこぶる弱くなるため、晴れパ相手には他の面々以上に苦戦を強いられる。一応くさタイプには強いが。

耐性や弱点が独特なため扱いが少し難しいが、うまく動かせればとても強い。実際第4世代中期にエンペルトと組んで世界大会で優勝した経験も持ち(通称「ドクロエンペ」)、後期には雨パ対策要員として多くのカイオーガパルキアを葬ってきた。


また、蛙をモチーフにしたポケモンの仲間は何かと雨に強いシナジーがあるので、

以下のイラストのとおり、ニョロトノの「あめふらし」、ガマゲロゲの「すいすい」、そしてドクロッグの「かんそうはだ」という雨&蛙パーティを組んでも面白い。

XYでもが登場したため、よりバリエーションが豊富になった。

どちゃくしんの スワコが しょうぶを しかけてきた!


なお、蛙であり「かんそうはだ」持ちであるが、こおりタイプの技は覚えるのにみずタイプの技は「ひやみず」と「あまごい」しか覚えない


ちなみにアニメ版準拠設定のポケモンキャラクター図鑑では、青いカラーリングの通常個体でなく青緑の色違いが掲載されている事が多く、アニメに登場する個体も色違いが殆どである。

(え?色違いの出番が多かったヨルノズク?あいつは通常カラーで掲載なんだ。何故かって?察してくれ…。)

なおこの色のパターンはポケとるやLEGENDSアルセウスポケモンHOMEなど一部作品で通常色として採用されているほか、厳密にはゲームで色違いと設定された配色とは異なる箇所もある。(毒袋や爪の色が、色違い個体の持つピンク系統の色でなく、通常色に近い赤系の色であるなど)

一方、ポケモンGOや大多数の本編作品では、青いカラーリングが通常色となっており、色彩変更が行われたのかについては定かではない。


第9世代編集

テラスタルを獲得。火力や技範囲を増強しつつエスパー4倍弱点を消せるようになった。しかも元々「かんそうはだ」を持っているので、水弱点や炎耐性を持つテラスタイプに変わることで弱点を減らすこともできる。


これまでどく・かくとう複合は固有タイプだったが、今作ではLEGENDSアルセウスで初登場したオオニューラ系統や、碧の仮面で登場したイイネイヌなど、同複合タイプのポケモンが多く参戦した。

どちらも合計種族値で差をつけられているだけでなく、不要な特攻を削って攻撃など他の能力を高めた無駄のない配分をしており、さらに隠れ特性の「どくしゅ」も被っている。(イイネイヌは「どくしゅ」こそ持たないが、「どくのくさり」がよく似た性能をしている。)

こちらはオオニューラやイイネイヌが使えない「イカサマ」「こごえるかぜ」「ふいうち」「ひやみず」「いかりのまえば」といったテクニカルな攻撃技、「アンコール」「いばる」「てだすけ」「バトンタッチ」といった変化技を多く憶えられるので、物理アタッカー向けな性能の2匹と比べて、「かんそうはだ」による水耐性も併せたテクニカルな立ち回りによる差別化が重要になるだろう。


特にランクバトルでも使用率の高いウーラオスに対しては、あく・かくとう半減に加えてみず無効と、両方の型に強く出られるという特徴を持っている。

一方で、一致技を全て無効にする上に「おうごんのからだ」で変化技に耐性を持つ新ポケモン・サーフゴーに対しては、苦戦を強いられることとなる点には注意。



使用トレーナー編集

ゲーム版


アニメ版

  • サターン(DP)
  • ロケット団精鋭部隊(新無印24・74・75・90話)

漫画版


番外作品編集

ポケモンGO編集

2018年12月19日に実装された。

性能面でいうと、最大CPが低いが、通常技に「どくづき」「カウンター」、ゲージ技に「ヘドロばくだん」「ばくれつパンチ」「どろばくだん」と優秀な技を覚えられ、攻撃も高い。

ジムやレイドではライバルが多く厳しいかもしれないが、スーパーリーグ(CP1500以下)では十分活躍できるだろう。

スーパーリーグでは、耐久力が低いものの上記の恵まれた技のラインナップから幅広い相手対して有効打を有するために活躍の場はある。ねんりきなどのエスパータイプの技は二重弱点だが、現環境ではあまり飛んで来ないのも拍車をかけている。


ポケモンマスターズ編集

2022年8月25日に実装されたどくタイプのテクニカル。トレーナーズサロンでマリィとの親密度がLv100になると解禁される。

どろかけ相手の命中率を1段階さげる
スペシャルアップ自分の特攻を2段階あげる
ヘドロウェーブ10%の確率で相手をどく状態にする
しぇからしか!!自分の急所率を3段階あげる。自分を次回抜群威力上昇状態にする

バディーズ技

効き目ばっちりなポイズンレイ相手の命中率がさがっているほど威力があがる

パッシブスキル

異常確率上昇4技の追加効果で状態異常にするときの成功率をあげる
相手命中率↓時威力↑3相手の命中率がさがっているときは自分の技の威力をあげる
どく無効どく状態やもうどく状態にならない

ポケモンレンジャーバトナージ編集

ミッション『あやしいマシンをはかいせよ!』のボス。

ヤミヤミ団が仕向けて来るポケモンで、最序盤の鬼門。

どくガス(※原作では覚えません)やしばらく場に残る毒液の散布に加え、軽快に動き回るのでキャプチャがしにくいポケモンである。

しかし、ポケアシスト「でんき」が使えるパチリスを選んでいるとキャプチャは比較的楽に済む。


ポケモンスリープ編集

初期から実装されているポケモンの1体。食材を多く拾ってくる食材得意であり「ピュアなオイル」「マメミート」を拾ってくる。進化させるにはグレッグルをレベル28まで育てなければならないが、ドクロッグともども多くのフィールドに出現するためアメを集めるのは比較的容易である。なんならドクロッグを直接仲間にしてもよい。

拾ってくる食材はいずれも多くの料理で要求される汎用的なものであるものの、リリース初期はエナジーの低い料理でしか使えなかった事と、出現範囲の広さや出現率の高さが相まって、ハズレ枠として扱われる事も少なくはなかった。

しかしピュアなオイルやマメミートが使われる高エナジー料理が追加されると評価が一変。競合先がいずれも癖がある性能だったこともあり、特にピュアなオイルを調達する要員として採用されるようになる。


星3寝顔では毒袋をクッション代わりにうつ伏せで寝る、カエルっぽい姿を見ることができる。


アニメ版編集

  • サターンのドクロッグ
    • DP69話からギンガ団の幹部・サターンのポケモンで登場。同話がきっかけでタケシのグレッグルとは因縁を持つようになり、DP96・97話でカンナギ研究所ではグレッグルを気絶に追い込むなど完膚なまでに叩きのめした。しかし、DP152話のやりのはしら内での攻防の際、「かわらわり」により敗北した。

  • 新無印24・74・75・90話
    • ロケット団精鋭部隊のポケモンで登場。

その他

DP86話
XY103話
劇場版氷空の花束

関連イラスト編集

ドクロッグドクロッグ

ドクロッグドクロッグ


関連タグ編集

ポケットモンスター ポケモン DPt BDSP

ポケモン一覧 どくタイプ かくとうタイプ


0453.グレッグル0454.ドクロッグ→0455.マスキッパ


同複合タイプ編集


カエルポケモン編集

フシギダネ/フシギソウ/フシギバナ(メガフシギバナ/キョダイマックスフシギバナ)

ニョロモ/ニョロゾ/ニョロボン/ニョロトノ

オタマロ/ガマガル/ガマゲロゲ

ケロマツ/ゲコガシラ/ゲッコウガ

ズピカ/ハラバリー


薬が採れる仲間編集

パラス/パラセクト冬虫夏草
シードラ漢方薬の材料になるヒレと骨
ツボツボ漢方薬
ガバイトウロコでできた漢方薬
タマゲタケ胞子を乾かした腹の薬
ヤナップ/ヤナッキー薬草
チュリネ薬草
ボクレー万病に効く緑の葉を煮出した汁
アブリボン花粉団子のサプリメント
アママイコ剥がれ落ちた皮をすり潰した腹痛の薬
ネッコアラヨダレを薄めた麻酔薬
ヒメンカ治癒効果のある花粉

ポケモン関連編集

  • ズルズキン:こちらは真正の「あく・かくとう」複合。

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