データ
概要
第4世代から存在する技。
その名の通り弾丸のような速さで拳を繰出す先制技であり「マッハパンチ」の鋼版といったところ。
英語表記も日本語同様のBullet punch。そのまま読めば「ブレットパンチ」であるが、英語の発音としては「バレット」の方が近いであろう。
本来は鋼技なのであるが、覚えるのは何故か格闘が多い。同タイプに「マッハパンチ」があるというのに。
反面鋼でこの技を覚えられるのは少なく、最終形態ではメタグロス、ルカリオ、そしてハッサムの3匹のみ(しかも内一体は格闘との複合)。
他の先制技に比べ半減が多いというネックがあるが、特性(「ふしぎなまもり」除く)やタイプで無効化されないというメリットもあり、HPが残り少ない相手を仕留める際に重宝する。
「マッハパンチ」と選択となる場合もあるが、こちらはゴーストに無効化されないという強みを持つ。
メタグロスは「コメットパンチ」との併用で流れるような連続攻撃を決められ、その火力で一世を風靡した(通称「コメバレ戦法」)。
ルカリオは特に物理や二刀流で採用する場合、先制技として「しんそく」との選択となる。
だがこの技はハッサムのイメージが強いであろう。
この技が初登場したDP時代には覚えられなかったが、続く『プラチナ』で晴れて習得。
ハッサムの特性「テクニシャン」にタイプ一致が加わることで実質威力90の先制技となり、とても先制技とは思えないダメージが相手へ飛ぶこととなり、結果ハッサムの使用率は急上昇。一気に対戦環境へ躍り出た。
そしていつしか、ハッサムといえば「バレットパンチ」、「バレットパンチ」といえばハッサム、通称「バレパンマン」イメージが定着したのであった。
現在ではこれよりも遥かに高威力先制技持ちとしてファイアロー、メガクチートが登場したものの、前者は第7世代で特性調整、後者は「ふいうち」と不安定な上こちらも第7世代で威力が調整された点もあり特に競合はしていない。ハッサム自身はこの2者に対して不利ではあるが。
むしろ痛手なのは特性サイコメイカーを持つカプ・テテフの存在である。タイプ上は圧倒的に有利だがサイコフィールドによって先制技を封じられるためにバレパンとの相性が噛み合いすぎていたハッサムにとっては非常に厳しい環境となり、第6世代までと比較すると素早い上テテフに対して優位な鋼タイプの台頭もあり、なりを潜めつつあった。
しかし、第8世代以降は使用可能ポケモンが制限されてメガシンカも廃止。さらにバトルルールもシリーズ毎にどんどん変わって行く様になり、それによって環境も大きく変動するようになった。そのため、環境によっては再度バレパンハッサムが上位に食い込むようになっている。
第9世代でパラドックスポケモンが解禁されたシリーズ2では、ハバタクカミを筆頭に上位の高速ポケモンへの打点としての価値が上昇。バレパンマンことハッサムは使用率10位代をキープしている。
バレットと名前にはあるが、あくまで銃弾ではなく拳での攻撃なので「ぼうだん」では当然防げない。
関連タグ
でんこうせっか マッハパンチ しんそく アクアジェット ねこだまし
かげうち ふいうち こおりのつぶて フェイント しんくうは みずしゅりけん
他パンチ技
メガトンパンチ ピヨピヨパンチ れんぞくパンチ ほのおのパンチ かみなりパンチ れいとうパンチ ばくれつパンチ マッハパンチ きあいパンチ コメットパンチ シャドーパンチ スカイアッパー アームハンマー ドレインパンチ グロウパンチ アイスハンマー