データ
概要
第3世代から存在する技。
彗星のような勢いで相手を殴り付けて攻撃する。
追加効果が相手ではなく自分にかかる(しかも2割)珍しい技でもある。
断じて「コンソメパンチ」ではない。
ピッピ系統も習得する。
配信ポケモンでジラーチやデオキシスが習得していることもあった。
特に前者はタイプ一致に加え、特性「てんのめぐみ」によって追加効果発動率40%と割とシャレとならない状態であったりする。
登場した第3 - 5世代まではメタグロスの不動の主力技。追加効果で攻撃が上がったら文字通り手が付けられない。
……のだが、当時は鋼の通りはそれ程良いものではなかったため徐々に採用率が下がり始め、第5世代後期から他技にスペースを取られがちとなっていた。
ピクシーも覚えるが、物理攻撃力が低いため採用されることはない。
第6世代では命中率が90に上昇したものの、威力も90に落とされてダメージ期待値は低下。期待値だけ見ると「アイアンヘッド」(威力80+命中100)とさほど変わらない状況となってしまった。
追加効果が異なるので一概にはいえないが。
技威力が下方修正されたのが特殊技ばかりのため、この調整は極めて異質ともいえる。メタグロスが環境を席捲しすぎていたツケか、それとも新タイプ・フェアリーに弱点を突けるからか、はたまたメガシンカ能力と特性を考慮してのことであろうか?
ORASでメタグロスがメガシンカを得てこちらの採用率も上がる……と思いきや素早さ110を最大活用した方が強いため使用率は「アイアンヘッド」の方が上という事態が起きて当のメタグロスがこの技を切ってしまうということも起きた。
「つめとぎ」と相性が良く、その上で追加効果まで発動してしまえば以前のような圧倒的火力をぶつけられる……のに、第7世代で没収されてしまった。
一応攻撃に補正を掛けない場合は第6世代においては一定需要があった防御特化ニンフィアをギリギリで確1に収められるという強みがあり明確な採用理由があったものの、第7世代環境においてはニンフィアの使用率が大幅に下がった上に素早さ処理の仕様変更によりメガシンカ直後からメガメタグロス時の素早さで動けるようになったこともあってより使用率が下がってしまっている。
そして第7世代。
USMでは何とルカリオがこの技を使用可能となり、必然的に主力技として採用されることとなった。
今までルカリオが使う物理鋼技は先制技故に威力が低い「バレットパンチ」と、高威力だが命中不安な「アイアンテール」(威力100、命中75)しかなかったため、物理型が大幅強化されることとなった。
どうせならアイアンヘッドでも良さそうだが、メガシンカ後の特性「てきおうりょく」込みで鋼タイプ最速のS112から威力160の技を安定して連発出来る上に3割ひるみという、あわやワンサイドゲームのクソゲー待ったなしとなるので仕方ないだろう。なお「しねんのずつき」は覚えるが、こちらは不一致。
ちなみにポケモンをやっている外国人にこの技を「コメットパンチ(Comet Punch)」というと混乱される。
あちらではComet Punch=れんぞくパンチを指し、既に初代で使ってしまっているからである。
向こうではこの技は「Meteor Mash」と呼ぶので外国人と会話する時は覚えておこう。
「mash」は本来的には「すり潰す」「押し潰す」といった意味だが(マッシュポテトの「マッシュ」)、俗語的には「(ボタンなどを)強く押す」といった意味もあるので、“隕石の如く強打する”といった意味合いであろう。
また、「meteor」は日本では「メテオ」が、英語では「ミーティアー」(míːtiər)といった風に発音するので、その点も注意。
似たような例にLow Kick=けたぐりが存在する(英語でのローキックの呼称は「Low Sweep」)。
ところで、パンチ技なので特性「てつのこぶし」の効果が適用されるが、今のところデフォルトで両立しているポケモンは存在せず、「スキルスワップ」や「ものまね」や「ゆびをふる」等の手間をかけないとお目に掛かることは出来ない。仮に覚えてもこちらの方が強いが。
ポケモンGOでは
2018年2月のメタグロス実装で、当然この技も覚えられるものと思われていたが、実装当時メタグロスは覚えられなかった。
だが2018年10月にコミュニティ・デイが実施され、満を持して解禁となった。
肝腎の強さはというと、一言でいえばぶっ壊れ技であり、それまでのジム戦の環境を根底から覆してしまっただけでなく、メタグロス以外の鋼ポケモン需要が悉く暴落してしまう程の一大事を齎した。
何が強いって半分ゲージで威力100。威力が第5世代以前のそれだけでなく、半分ゲージなのでゲージが溜めやすく2連発まで可能。
フルゲージ技級威力がサクサク出せて2連発も出来るとあればあっという間に相手のHPが削れてしまい、はがねを弱点とするタイプは勿論、等倍程度なら容赦なく叩き潰されてしまう。
しかもメタグロスは「こうげき」「ぼうぎょ」が非常に高くはがねタイプ故に耐性が豊富にある。加えてはがね技自体がジム置きにノーマル、ドラゴン、いわ、フェアリーの多い現環境ではかなり通りが良い。
これにより討伐にも防衛にもメタグロスが大量に駆り出され、メタグロスに殲滅されないポケモン配置が求められるようになった。
当然ながら、トレーナーバトル(PVP)でもその圧倒的な破壊力は健在であり、今一つに軽減可能なタイプであってもまともに受ければ尋常ではないダメージを追わされる羽目になる。……タイプ相性って何だっけ?
本編ではルカリオに使用者が変わったこの技が再度メタグロスの下で輝ける日が来ようとは…。
2019年1月のアップデートで、ピクシーも使用出来るようになった。
…が、不一致技であることに加え、原作同様、ピクシー攻撃種族値が低いためにメタグロス程のぶっ飛んだ破壊力は出せていない。
PVPで同族戦であるフェアリーとの戦闘に持ち込まれた際や、ジム防衛で毒対策に使いたい場合には多少活躍の目が出るであろうか。
関連タグ
宇宙繋がり:りゅうせいぐん コスモパワー ムーンフォース つきのひかり はめつのねがい メテオドライブ メテオビーム
他パンチ技
メガトンパンチ ピヨピヨパンチ れんぞくパンチ ほのおのパンチ かみなりパンチ れいとうパンチ ばくれつパンチ マッハパンチ きあいパンチ シャドーパンチ スカイアッパー アームハンマー ドレインパンチ バレットパンチ グロウパンチ アイスハンマー