データ
初出 | 第3世代 |
---|---|
タイプ | はがね |
ぶんるい | 物理 |
いりょく | 100→90(第6世代) |
めいちゅう | 85→90(第6世代) |
PP | 10 |
直接 | ○ |
範囲 | 単体 |
備考 | 20%の確率で自分の「こうげき」が1段階上昇する |
英語名 | Meteor Mash |
概要
第3世代から存在する技。
彗星のような勢いで相手を殴りつけて攻撃する。
追加効果が相手ではなく自分にかかる(しかも2割)珍しい技でもある。
断じてコンソメパンチではない。
配信ポケモンでジラーチやデオキシスが習得している事もあった。
特にジラーチはタイプ一致に加え、「てんのめぐみ」によって追加効果発動率4割と割とシャレにならない状態だったりする。
登場した第3世代から第5世代まではメタグロスの不動の主力技。追加効果で攻撃が上がったら文字通り手が付けられない。
……のだが、当時ははがねタイプの通りはそれほどいいものではなかったため徐々に採用率が下がり始め、第5世代後期から他の技にスペースを取られがちになっていた。
第6世代では何と威力が90に下げられてしまった。
代わりに命中率も90まで微上昇したものの、ダメージの期待値は低下しており、期待値だけ見ると「アイアンヘッド」とさほど変わらない状況となってしまった(追加効果が違うので一概には言えないが)。
技の威力が下方修正されたのが特殊技ばかりの為、この調整はきわめて異質ともいえる。メタグロスが環境を席捲しすぎていたツケか、それとも新タイプのフェアリーに大きい顔をさせたかったのか、はたまたメガシンカの能力と特性を考慮してのことだろうか?
ORASでメタグロスがメガシンカを得てこちらの採用率も上がる……と思いきや素早さ110を最大活用した方が強い為使用率は「アイアンヘッド」の方が上という事態が起きて当のメタグロスがこの技を切ってしまうという事も起きた。
「つめとぎ」と相性がよく、その上で追加効果まで発動してしまえば以前のような圧倒的火力をぶつけられる……のだが、第7世代で没収されてしまった。
一応攻撃に補正を掛けない場合は第6世代においては一定の需要があった防御特化ニンフィアをギリギリで確1に収められるという強みがあり明確な採用理由があったものの、第7世代環境においてはニンフィアの使用率が大幅に下がった上に素早さ処理の仕様変更によりメガシンカ直後からメガメタグロス時の素早さで動けるようになったこともあってより使用率が下がってしまっている。
そして第7世代。
USMでは何とルカリオがこの技を使用可能になり、必然的に主力技として採用されることになった。
今までルカリオが使う物理はがね技は先制技だが威力が低い「バレットパンチ」と、高威力だが命中不安な「アイアンテール」しか無かったため、物理型が大幅に強化されることとなった。
「何でアイアンヘッドじゃないんだ」と言う声もあるが、仮にそれだとメガシンカ後の特性「てきおうりょく」込みではがねタイプ最速のS112から威力160の技を安定して連発出来る上に3割ひるみと言う、あわやワンサイドゲームのクソゲー待ったなしになるので仕方ない。なお、しねんのずつきは覚えるが、こちらは不一致なのであまり言われない。
ちなみにポケモンをやっている外国人にこの技を「コメットパンチ(Comet Punch)」と言うと混乱される。
あちらではComet Punch=れんぞくパンチを指し、既に初代で使ってしまっているからである。
向こうではこの技は「Meteor Mash」と呼ぶので外国人と会話する時は覚えておこう。「mash」は本来的には「すり潰す」「押し潰す」といった意味だが(マッシュポテトの「マッシュ」)、俗語的には「(ボタンなどを)強く押す」といった意味もあるので、“隕石の如く強打する”といった意味合いであろう。
また、「meteor」は日本では「メテオ」でお馴染みだが、英語では「ミーティアー」(míːtiər)といったふうに発音するので、その点も注意。
似たような例にLow Kick=けたぐりが存在する(英語でのローキックの呼称は「Low Sweep」)。
ところで、パンチ技なので特性「てつのこぶし」の効果が適用されるが、今のところデフォルトで両立しているポケモンは存在せず、「スキルスワップ」や「ものまね」や「ゆびをふる」等の手間をかけないとお目にかかることはできない。仮に覚えてもこちらの方が強いが。
ポケモンGOでは
2018年2月のメタグロス実装で、当然この技も覚えられるものと思われていたが、実装当時メタグロスは覚えられなかった。
だが2018年10月にコミュニティ・デイが実施され、満を持して解禁となった。
肝腎の強さはというと、一言で言えばぶっ壊れ技であり、それまでのジム戦の環境を根底から覆してしまっただけでなく、メタグロス以外のはがねポケモンの需要が悉く暴落してしまうほどの一大事を齎した。
何が強いって半分ゲージで威力100。威力が第5世代以前のそれなだけでなく、半分ゲージなのでゲージが溜めやすく2連発まで可能。
フルゲージ技級の威力がサクサク出せて2連発もできるとあればあっという間に相手のHPが削れてしまい、はがねを弱点とするタイプはもちろん、等倍程度なら容赦なく叩き潰されてしまう。
しかもメタグロスは「こうげき」「ぼうぎょ」が非常に高くはがねタイプ故に耐性が豊富にある。加えてはがね技自体がジム置きにノーマル、ドラゴン、いわ、フェアリーの多い現環境ではかなり通りがよい。
これにより討伐にも防衛にもメタグロスが大量に駆り出され、メタグロスに殲滅されないポケモン配置が求められるようになった。
当然ながら、トレーナーバトル(PVP)でもその圧倒的な破壊力は健在であり、いまひとつに軽減できるタイプであってもまともに受ければ尋常ではないダメージを追わされる羽目になる。……タイプ相性ってなんだっけ。
本編ではルカリオに使用者が変わったこの技が再びメタグロスのもとで輝ける日が来ようとは…。
2019年1月のアップデートで、ピクシーも使用できるようになった。
…が、不一致技であることに加え、原作同様、ピクシーの攻撃種族値が低いためにメタグロス程のぶっ飛んだ破壊力は出せていない。
PvPで同族戦であるフェアリータイプとの戦闘に持ち込まれた時や、ジムの防衛でどく対策に使いたい場合には多少活躍の目が出るだろうか。
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