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メタグロス

めたぐろす

『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。 
目次 [非表示]

基礎データ編集

全国図鑑No.376→No.0376
ホウエン図鑑No.192
イッシュ図鑑No.264
アローラ図鑑No.280
カンムリ雪原図鑑No.131
ブルーベリー図鑑No.139
ローマ字表記Metagross
ぶんるいてつあしポケモン
タイプはがねエスパー
たかさ1.6m
おもさ550.0kg
せいべつ不明
特性クリアボディ/ライトメタル(隠れ特性)
タマゴグループこうぶつ

各言語版での名称と由来編集

言語名称由来
日本語メタグロスmetal(英語:金属)+gross(英語:大きな、デブの)
英語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語Metagross日本語に同じ
フランス語Métalossemétal(金属)+colosse(巨人)
韓国語메타그로스日本語名の音写
中国語巨金怪巨(巨大で)+金(金属製の)+怪(怪物)

進化編集

ダンバルメタング(レベル20) → メタグロス(レベル45)

メガシンカ編集

メタグロス→メガメタグロス

600族チャレンジ④


概要編集

初登場は第3世代『ルビー・サファイア

ダンバルの最終形態。


ポケモン図鑑曰く、「2匹のメタング、合計4体のダンバルが合体して進化した姿」とされている(後のジバコイルをも思わせる描写である)。

しかし、ゲーム上では普通にレベルアップで進化するが、一体どこからメタングを調達するのかは謎に包まれている。


第3世代でボーマンダに続いて登場した600族のポケモン。

1つの世代で2体も登場したのはこの世代のみであり、怪獣系でもドラゴン系でもない唯一の鉱物系の600族でもある。性別不明なのも20年以上経った今でもこいつしかいない。なお、モチーフは今現在も全くの謎。強いていえば蟹だろうか?

ちなみに俗称として蟹と呼ばれることがかつてあったようだ。


4つの脳が磁力とサイコパワーで連結しており、並列処理を行うことで、無骨な外見に反しスーパーコンピューターを超える計算能力を有するといわれている。

カンムリ雪原ではシンボルエンカウントで出現するが、彼にとって住み良い環境らしく、氷点下になれば磁力が強まって体が活性化されるかららしい。


分類は「鉄脚ポケモン」だが、実際には4つの脚は足ではなくそれぞれが「前脚=腕」である。

なのでアーム部分を使用する攻撃は全てがパンチ攻撃となり、一切のキック技は覚えられないという地味にややこしいこととなっている。

メタングまでの様に腕を畳んで浮遊移動することもでき、連れ歩きモーションがある作品では移動する際にその形態を見せてくれる。

なお当然ゲームでは全く関係ないことではあるが、この脚と体型のせいで頭上部分に直接手が届かず、頭上の攻撃および頭部に取付けられることに対して無防備という体型的な弱点を抱えており、メガシンカしてもこの弱点はそのままである。

アニメではサトシのピカチュウを相手とした際、使用者のメタグロスは無防備な頭上からのアイアンテールで敗北しており、ファンより「サトシのピカチュウはメタグロスキラー」と称されている。


ドット絵のゲームでは見られないが身体の下部に普通に口があり、500kgを超える体重と四本の爪脚で獲物を押さえつけ、その口で捕食するという。

……何を食べているのかは不明だが進化前の図鑑説明を見る限りコイツらなんじゃ…

図鑑の検索の形のジャンルでは、どう見ても1匹のポケモンにしか見えないのに、何故かマタドガスタマタマなどの複数形の形に載っている(実際4匹のダンバルが合体しているので正しいのだが)。

登場時は一般ポケモンの中では最も体重が重いポケモンであったが、第7世代で更新された


我が世の春が来たぁ!

色違いはボディが銀色に近い白色、顔の×のパーツが金色となる。通称銀のメタグロス

色合いが人気なだけでなく、かつて『ORAS』発売時に色違いのダンバルが配信されたことがあり、所有者も多い。


シリーズではホウエン地方チャンピオンダイゴのパートナーとして知名度が高く、pixivでも彼と一緒に描かれることが多い。

それ以外では他ポケモンに振り回されてたり、簡略化されて萌えポケとされたりするイラストが多く、実は意外と可愛いヤツなのかもしれない…。



ゲームにおける特徴編集

RSEORAS編集

ダイゴの個体についてはダイゴのメタグロスを参照。


当時はダンバル自体が野生では出現せず、エンディング後(リメイクではエピソードデルタクリア後)にトクサネシティにあるダイゴの家に行くとプレイヤーへのメッセージと共にダンバルが置かれている。

ルビサファ当時はメタモンがいなかったので、まさに一品ものであった。

リメイク版である『ORAS』ではメガメタグロスとメガシンカできるようになった。


DPt・BDSP編集

クリア後に行ける228番道路にダンバルが出現する。

加えて『BDSP』では全国図鑑入手後に地下大洞窟にもダンバルが出現するようになる。

しかし、捕捉率は驚異の3

これ以降、トレーナー達は野生のダンバル系統確保に苦心するようになる……。


ハートゴールド・ソウルシルバー編集

ジョウト地方サファリゾーンで、もりエリアにいわばブロックを63個設置するとダンバルが、やまエリアにいわばブロックを56個設置するとメタングが出現する。

捕獲率に関してはお察し下さい


しかし、幸いにも

シロガネ山にいるレッドに勝利すること。

マサラタウンにある研究所でオーキド博士よりカントー御三家を貰う

シルフカンパニーでダイゴからホウエン御三家を貰う

ニビシティの博物館でダイゴに話し掛ける。

これだけの条件を全て満たすことで、ダイゴにフォレトスと交換して貰えるようになる。

ちなみに、この際交換に出すフォレトスのなつき度が最大であるとダイゴがはがねタイプについて熱く語る姿が見られる。毎日ぎゅーっとダンバルを抱きしめるらしい。


BWBW2編集

本世代ではなんとジャイアントホールの揺れる草むらに野生出現する。

一人のチャンピオンの切札でもあるポケモンが野生で出現するという事実は、初めて遭遇したプレイヤーにとっては、まさに衝撃であったことであろう(ちなみに同じBWで野生のカイリュー(ワタルの切り札)野生のミロカロス(ミクリの切札)も登場する)。

なお、当然ながら捕獲率はお察し(ry


XY編集

今回はダンバル系統自体が通常野生出現せず、メタングがフレンドサファリ限定で出る。

出現が3匹になるとたまに「ライトメタル」持ちが紛れて来るため注意。


SMUSUM編集

ホクラニ岳でダンバルが出現するが、『SM』限定ポニ島到着後にメタングがポケリゾートに遊びに来てくれる事がある。

むしろこちらの方が手に入れやすいかもしれない。


ストーリーにおいては、『USUM』アローラ四天王となったマーレインの手持ちで立ち塞がる(『SM』でもクリア後のチャンピオン防衛戦で使用していた)。


ソード・シールド編集

初期では出現せず、『冠の雪原』でようやく復帰。

カンムリ雪原の「雪中渓谷」に出現する。

が、まあ捕獲率は(ry


ただ、ヘビーボールという観点でいえば体重550kgであるメタグロスは補正が最大となるため、そういう意味では捕獲しやすくは(一応)なっている。


スカーレット・バイオレット編集

またもや初期の登場を逃しており、これまた『藍の円盤』まで登場お預け。

もはや最後の最後に登場することがお約束になってしまっているまである。


出現場所は寒冷地帯のポーラエリアであるが、今回は野生で出現するのはメタングまで(テラリウムドームの☆5または☆6のテラレイドバトルで粘ればメタグロスも一応出るが)。

勿論捕獲率(ry。色違いを狙うとなると捕獲するまでにパワーが切れるのも覚悟する必要がある

このため特にボールにこだわりがないなら、道具プリンターマスターボールを入手して使用するのが望ましい。


ちなみに、水上で出した場合、足を折畳んで浮遊する姿が見られる。

性能編集

種族値

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
80135130959070600

特に攻撃・防御が高く、550kgある割には素早さも中程度ある。浮いて移動できるからであろうか?

それ以外の種族値も水準高めとなっている。さすがは600族といったところ。

加えて弱点が少ない(ほのおじめんのみ)ことから非常に優秀なポケモン。

だが第6世代から弱点が2つ増えてしまった(後述)。


特性は「クリアボディ」。

相手からの「能力を下げる効果」を受け付けないというシンプルかつ強力な効果。

一方、夢特性は「ライトメタル」。

自分の体重が半分となるものであるが、元々の体重が重過ぎて「かるいし」を持たせてようやく「けたぐり」の威力が120から100にまで減るレベル

「クリアボディ」が強過ぎるのもあるが、それを抜きにしても完全にハズレである。

おまけに第9世代では「ヘビーボンバー」を習得可能になったので本当に邪魔でしかないという結果に。


扱える技は多く、代名詞である「コメットパンチ」が強力。

その他一致技の「しねんのずつき」や先制技の「バレットパンチ」、サブでは「じしん」「アームハンマー」「かみなりパンチ」「れいとうパンチ」、そして最後っ屁の「だいばくはつ」まで覚える。

なお、相性の良い「ヘビーボンバー」は第9世代まで覚えられなかった。こればかりはメガシンカの存在もあるのだと思われるが。


補助技は素早さを補う「こうそくいどう」「ロックカット」。

トリック」「でんじふゆう」と言った小技も。

BWでは「コメットパンチ」との相性が良い積み技のつめとぎも覚えられるようになった。なお、第7世代で没収されるも第9世代で自力習得技に変更された。中々器用なことで。


大抵の相手を高い攻撃力より放たれる「コメットパンチ」+「バレットパンチ」で落とせるという恐ろしい性能を有する。

物理防御の耐久調整で「(プレート)コメバレ耐え」という言葉がかつてあったほど。

しかしはがねタイプは半減されやすく命中率も低いことから、敢えて「コメットパンチ]を採用せず、受けにくるみずでんきに強い「アームハンマー」や「しねんのずつき」が優先される場合もある。


種族値の割に技威力のせいで火力が控えめで(それでも高いほうではあるが)、かつ命中率安定技に乏しいのが通年の悩みの1つだったが、第9世代の藍の円盤で念願の高威力かつ命中安定の一致技習得を果たした(後述)。


また、普段使わない特攻に95も入っているが、裏を返せば意表を突いた特殊型も可能。

ただ、技バリエーションが少し浅いため中々頭を悩ませる。

第8世代では無理矢理特殊型も開拓されたが、基本的にはお膳立てが必要となる。


第3世代編集

初登場にして大いに暴れた世代。

優秀な耐性と種族値、デバフに強い特性と事実上の専用技であった「コメットパンチ」を活かしてシングル・ダブル共に環境の中心に立った。


当時4振りメタグロスの素早さ実数値91は、素早さ調整の有名な指標となった。

このラインに達するかどうかが、低速隊を脱することができるかどうかの分かれ目であった。

同時に準速メタグロスの実数値122は中速帯の激戦区の1つであった。


シングルバトルではパワーを活かした「こだわりハチマキ」型、状態異常に強い「ラムのみ」型、「みがわり」を持った高速無限ハメ型に強い「せんせいのツメ」型が主。

さらにFRLGで「だいばくはつ」を獲得すると、不利対面でも1:1交換に持って行けることから死角がなくなった。


ポケモンリーグ2005中学生以上の部では決勝進出者9人中8人が使用。

環境に多かったカビゴンラティ兄妹にも強かったのがウリであった。


ただ、当時は厳選が非常に厳しく、効率的に通常のプレイヤーは実質的にトクサネシティのダイゴの家のダンバルでしか厳選できなかった(しなかった)。さらに、エメラルド以前はシンクロも存在しなかったため、ダイゴの家のダンバルはようき最速かいじっぱりA31が出れば、後は他個体値に一切関係なく厳選成功まであった。


なお『ルビー・サファイア』の公式攻略本には「サイコキネシス」「コメットパンチ」両採用の両刀で「たべのこし」所持というバトルタワー用型が掲載されていた。

当時発展途上であったポケモンバトル研究のレベルがうかがえる。


第4世代編集

天敵ガブリアスが登場して勢いが多少衰える。

しかし、そもそも耐性が強いこともあり世代末期のバトレボに存在した「結論パ」にも普通に使われた。

ガブリアスバンギラスのコンビがバトレボ環境で良く用いられたが、その内バンギラスに強かった。

この世代でも有利対面であるラティオスが良く使用されてていたのも追い風であった。


新規習得技では「バレットパンチ」が一番優秀で、メタグロスの「コメットパンチ」+「バレットパンチ」は数多くのポケモンの耐久調整の指標となった。

また、第3世代のカビゴンよろしく、素早さいたちごっこの前線にも立った。

ダブルバトルでは「だいばくはつ」のダメージが0.75倍に分散する仕様となったがまだまだ十分使えた。


ポケモンリーグ2007決勝大会中学生以上の部では「じこあんじ」型が使われ、見事日本一に導いた。

WCS2009優勝パーティには最速「こだわりスカーフ」+「トリック」型がエントリーされた。


GSダブルでは最遅90族抜かれ「おいかぜ」込み最速100族抜きの、素早さ無振り無補正で個体値18から19、実数値85という特殊な調整がメジャーな型の1つであった。


第5世代編集

新規に強力なほのおポケモンが続々追加され、既存のほのおポケモンも大幅強化。

弱点が突かれやすくなった。

また、「だいばくはつ」の防御を半減する仕様がなくなり、ダメージソースとしては実用外に。

しかしその一方、「ふうせん」登場や相性補完に優れる相方サザンドラ追加など得るものもあった。


シングルバトルでは「シュカのみ」を持たせつつ耐久調整してドリュウズガブリアスの「じしん」に備えつつ、一般的なガブリアスを「れいとうパンチ」+「バレットパンチ」で落とせる程度の火力を確保した型が用いられた。

ボルトロスの「10まんボルト」を意識した特防振り型、ラティオスを意識した「おいうち」型も使われた。


ジャパンカップ2012オンライン大会(ダブルバトル)では使用率1位を記録している。


第6世代編集

ここに来て厳しい調整がメタグロスを襲う。


コメットパンチ」威力低下に加え、ゴーストあくに弱点を突かれるようになってしまった

フェアリータイプの弱点を突けるようになった、「コメットパンチ」の命中率が微上昇したという強化を差し引いても大幅な弱体化で、使用率は急降下。

歴代唯一といって良いほどの冷遇期であった。


『ORAS』でメガシンカを獲得したものの、当時はまだ素早さ反映が遅く、そもそもはがね・エスパーが刺さりにくい環境であったということもあり余り伸びなかった。

とはいえ、ホウエン限定大会ではしっかり活躍するなど、全くの日陰者になっていたという訳でもない。


第7世代編集

フェアリータイプが大幅に増えたことや、メガシンカ仕様変更で素早さがいきなり反映されるようになり、(メガシンカ込みであれば)第一線に復帰するようになった。

だが「コメットパンチ」の威力は戻らず、「バレットパンチ」も無効化される手段が増えた。

そのためこの世代では「コメットパンチ」は捨てられ、高い素早さと好相性な「アイアンヘッド」が主軸となる。「バレットパンチ」「アイアンヘッド」両採用型も珍しくなかった。


一応USUM期のダブルバトルではカプ・テテフの「サイコメイカー」で「しねんのずつき」を強化するコンビも使われることがあり、第6世代よりもエスパー枠としての性質が若干強まったといえる。

また、耐久に厚く降って技の追加効果の試行回数を稼ぐ型も見られた。


第8世代編集

初期の登場を逃してしまいしばらくHOMEでお休みになってしまうが

冠の雪原」で遂に解禁。


新たにアイアンローラーボディプレスを習得。

しかし、ボディプレスはともかくアイアンローラーは素では使いにくく、専らダイマックス前提の物理技としての採用が主。

特殊技ではてっていこうせんワイドフォースメテオビームを習得。

特にメテオビームで特攻を強化すれば物理型にも負けない火力を出せるようになるので、不意を突ける。


高い耐久・耐性とダイマックスとの相性は良い。

じゃくてんほけんとつげきチョッキを持たせたダイマックスエースとしての適性は非常に高く、さらにダイマックス技の能力低下を「クリアボディ」で受け付けず、バンギラスのような4倍弱点もないため、対面性能は群を抜いて高い。

そのおかげで、使用率は10位台をキープし続けた。


ダブルバトルでは自身はダイマックスしつつ、味方にじならしを撃って貰うことで「相手全体に素早さ低下+タスキ潰し」「メタグロスは小ダメージでじゃくてんほけん発動+素早さ低下はクリアボディで無効」という強力なコンボも生まれまれた(メジャーとなり過ぎたため読まれやすいという欠点もあるが)。

ガオガエンの「すてゼリフ」対策としても有効である。


何気にこの世代ではこうこうのしっぽトリック型まで登場。

メガシンカを失った代わりに型の選択肢が増えたといえる。


第9世代編集

今回もまたもや初期参戦を逃し、ジャラランガにも先を越される中

ようやく「藍の円盤」において復帰。


この世代では遂に待望の「ヘビーボンバー」を習得。

ついでに「サイコファング」も習得し、命中不安が改善されて使いやすくなった。

その他新登場の「ハードプレス」、念願のいわ高火力の「ストーンエッジ」、あく打点兼妨害手段の「はたきおとす」も獲得している。

何気に「シャドークロー」「くさわけ」「きあいパンチ」まで増えている。それで良いのかてつあしポケモン。

特殊技であるが「みらいよち」もしれっと新規習得。


なお、この世代では「だいばくはつ」が自力習得技に変更されている

確かにメガメタグロスは手がなくなると相手に張り付いて自爆する習性があったが、そこまでして自爆したいのだろうか……?

因みにこの「だいばくはつ」は、A特化して「こだわりハチマキ」を持ってノーマルテラスタルを切ると、HB特化ヘイラッシャが1/2の中乱数1発。ここに「ステルスロック」のダメージが加わると、最低乱数でも104.7%入る。


環境としては補完が効いた600族ドラゴンが全員揃っていること、ハバタクカミという絶好の役割対象の存在が追風。

その一方環境に多いあく・ゴーストの存在が重く、エスパー複合がよりデメリットとなってしまっているのが痛い。


解禁早々ダブルの主戦力の1体となっていた。ダブルではパワーと耐久を活かしたいじっぱりHAdベースの「とつげきチョッキ」型が主流。エルフーンやガオガエン、ゴリランダーといったサポーターで攻撃を通すのがメインの使い方。シングルでも「とつげきチョッキ」型や「じゃくてんほけん」型として早速そこそこ使用されている。

だがこの世代でははがね枠のフィニッシャーとしてサーフゴーブリジュラスの壁が厚く、このインフレし切った2体と比べると陰りの見えるスペックと見做されるようになり、何より同複合タイプによりサイクルや崩しに長けたテツノカシラが台頭したため、往年ほどの使用率とはならなくなった。シーズン15よりシングル・ダブル共に早速勢いが衰えている。


準伝説・パラドックスポケモン以上が使用不能なレギュレーションHでも、競合するはがね枠のアタッカーであるブリジュラスドドゲザンが目の上のたん瘤となり、エスパー枠としてもクエスパトライエッサン♂に枠を追われるケースが激増。

それでもクエスパトラの「ルミナコリジョン」を「クリアボディ」で無効化できること、「サイコファング」でアローラキュウコンの対策ができることなどから、シーズン24から使用率が若干上がっている。


テラスタルとの相性は要考慮。

4つある弱点の補強と見るか、高い耐性を捨てると見るかはトレーナー次第であろう。

幸い、元の複合タイプを維持しつつ火力を補強するステラも登場しているため、その辺りも念頭に入れると良いであろう。

参考までに、シングルでは弱点僅少でほのお対策になるみず、「じしん」を増強するじめん、一致を増強するはがね、ゴーストやあくへの対策となるあく、じめんを露骨に対策するひこうがメイン。ダブルではシングルと同じようにみずやはがねも使われるが、ゴーストウエポン対策になるノーマル、ほのお対策になる上に雨パのごり押しやゴリランダーのくさウエポンにも強くなるドラゴンも使われる。





使用トレーナー編集

ゲーム版編集

※1:ダイゴのメタグロスも参照

※2:強化後及びPWT

※3:強化後

※4:PWT

※5:レンタルポケモン、メインストーリーのイベントのみ


アニメ版編集


漫画版編集

※トレーナーカードに記述


番外作品編集

ポケモンGO編集

2018年2月10日、第3世代実装第4弾として登場。

初期形態ダンバルは予想通り出現率が低い……どころではなく、何とメリープヨーギラス並みの超激レア枠に入っている

しかも駅前や工場などの都市部に出現する傾向にあり、住宅地や河原付近などにはほとんど姿を見せない。そのため田舎ではまず見掛けない。

ただし、メタグロス自身もレイドボスとして出現することもある他、近年では極稀に野生で出現するようになった。


孵化も10キロタマゴからしか出てこないので、アメを集めるのは至難の業。

レイド報酬で手に入る「ふしぎなアメ」の使用も考慮に入れておこう。

後述のコミュニティ・デイなど、ダンバル系の出現率が上がるイベントもないわけではないので、その辺りも要チェックである(レアポケモンの割に、一部地域のジムでよく見かけるのはこうしたイベントのおかげであるところが大きい)。


性能面で見ると、やはり原作では600族であっただけあってスペックは高く、バンギラスに迫る最大CPの持ち主である。

しかし、スペシャルアタック(所謂ゲージ技)が「ラスターカノン」「サイコキネシス」「じしん」と、フルゲージ技にもかかわらず性能の低いものしかなかったため、ステータスに見合う結果を出せていなかった。

このため原作での強さを想定していたトレーナーからは失望の声が多く、当初は外れ枠扱いをされていた。


ただ防御面に目を向けると「今一つのタイプが多く二重弱点もない」「エスパー複合なので、はがねなのにかくとうを等倍に軽減可能かつ技によっては弱点まで突ける」「最大CPが非常に高い」ことなどから、ジムにおける要塞として見出され、ハピナスやカイリューの後ろに控えるなどをしてジム防衛に役立つ場面が多く見られた。


特にジム攻撃要員として優秀なカイリキーカイリューミュウツーバンギラスに対してはタイプや技関係でいずれも互角以上に戦える。

また対サーナイトには一致攻撃技に耐性を持ち、かつはがね技で弱点を突けるという圧倒的に有利な相手なので、全く使えないワケではなかった。



そんな中、2018年10月に実施されたコミュニティ・デイの期間中に進化したメタグロスが、スペシャルアタック「コメットパンチ」を習得。


1/2ゲージ消費で威力も高い強力な技で、早い話がハードプラント」のはがねタイプ版。

それまでの「ラスターカノン」の倍以上のダメージ効率を叩き出せるようになった。

「高いステータス」と「強力な技」が両方揃ったことにより、アタッカーとして文句のつけようのないレベルまで躍進することになった。

はがねタイプを弱点とするポケモンは少ないのが難点だが、メインとなる技が相手の弱点を突きづらい点でカイリューボーマンダと共通しているのでゴリ押し上等と割り切ってしまえば良い


むしろ耐性が多いことで継戦能力が高いため、ゴリ押しが先の2匹よりやりやすいのが評価を高めている。

特に対ハピナスラッキーにおいては討伐時間こそカイリキーなどのかくとうタイプに譲るが安定性は抜群に高い(「マジカルシャイン」や「サイコキネシス」にも耐性がある)ため、討伐要員筆頭に名を連ねることとなった(カビゴンソーナンス等のジム常連組にも有効)。


また、高いタフネスのおかげで回復アイテムが節約できる。

バンギラス同様、発生時間が異常に短く避けられないライトポケモン特有の「おんがえし」を軽減できるのも大きい。


勿論ジム要員としての性能も増している。

そのため逆にメタグロスを相手取る際はしっかりと対策しないと返り討ちにされるので要注意。


少しでも倒されるリスクを減らしたいなら両タイプの技に耐性がありタイプ一致で弱点を突けるヘルガーガオガエンを連れて慣れて行く方が良いかもしれない。


さらに2019年には上記の技のうち「サイコキネシス」がフルゲージから分割2本ゲージの技に変更されたため、防衛用として考える場合回避しづらい「サイコキネシス」>回避しやすい「コメットパンチ」になることから、「コメットパンチ」を覚えていない個体も防衛用として存分に働けるようになった。


難点としては耐性がやたら多いため、ジム戦やレイドバトルの自動選出において高確率で紛れ込んでしまいやすい点だろう。

とはいえ、こちらは攻撃性能が高いため腐ることは余りない。タイプ相性さえ間違えなければ十分な強さを発揮してくれる。


GOロケット団でも耐性のあるタイプの多さから採用されやすい。

ただし、本来は有利などくフェアリーはノーマルアタックが「かみつく」のシャドウポケモンを繰り出すことも多い「あまえる」持ちくさ/どく複合タイプに繰り出す方が安定しやすいであろう。


又、ダイマックスでは最初に実装されたカントー御三家ガラル序盤ノーマルという割と初期の段階で参戦したという異例の優遇を得ている。

レイドバトルではあまり見かけなくなったエスパー技でキョダイマックスゲンガーキョダイマックスストリンダーに抜群を与えられることからトレーナーに重宝されている。


ポケモン不思議のダンジョン編集

その見た目からラストダンジョンに出てくるポケモンの常連となっている。

だが「本編で強いポケモンほどポケダンでは微妙」という法則の通り、それなりに強いが最強というわけではない。


敵として恐れるべきは部屋全体の敵を倍速化させるこうそくいどうやこちらを鈍足化させるこわいかおの2つ。

超不思議のダンジョン』以降でははかいこうせんにも注意したい。


では味方としてはどうかというと、全体攻撃も特に持たず、基本は近接戦闘専門なので今一つパッとしない。

あるとすれば先の「こうそくいどう」や何故か飛び道具となっている「コメットパンチ」くらい。しかも『超不思議のダンジョン』以降ではただの正面攻撃になってしまった。


一応色々覚えられる上にこのゲームでも「クリアボディ」は優秀なので後方支援には役立つ。

だが進化前のメタングが空中移動なのに対しメタグロスは陸上移動に弱化しているため、メタグロスしか覚えない技をどうしても使いたいのでなければ進化前で事足りるという悲惨さ。いかんともしがたいところである。


補足しておくと救助隊シリーズの場合、育成途中ならともかくかしこさを上げた後なら空中移動よりも陸上移動の方が優れている。

「すいすいあるく」か「どこでもいける」のかしこさをセットすることで移動性能は同等となるため。

また、これらのかしこさをセットした状態で水路やマグマに侵入し、そのままオフにすることで侵入不可地形によるワープが可能。

地形こそ限定されるが、アイテムや技に頼らず自力でワープができるのは地味ながら便利。


ポケモンマスターズ編集

ダイゴのバディで実装(ダイゴのメタグロス)。

メインストーリー・キリヤ編では、作中のストーリーのみであるが、キリヤが強いポケモンをレンタルしており、その中にメタグロスがいた。


大乱闘スマッシュブラザーズ編集

X以降に登場。

モンスターボールから出現すると、触れた相手を地面に埋めて「じしん」でふっとばす。


アニメ版編集

アニポケ第1~第7シリーズ編集

ダイゴの個体はダイゴのメタグロスDP117話の野生個体は銀のメタグロスを参照。


  • ヒトミのメタグロス

劇場版『裂空の訪問者デオキシスで初登場。

ロンド博士の研究所で新鮮な空気を取り入れるために使用されたり、一行をデオキシスのクローンの攻撃から守ったり、風車を動かす際にも使用された。


  • テツヤのメタグロス

AG125話から登場。

ロケット団に聖火を奪われた際には「ねんりき」でロケット団の動きを止めたり飛び降りたサトシを守っている。

決勝トーナメント3回戦でサトシと対戦時にはオオスバメを「サイコキネシス」で動きを封じて「はかいこうせん」で倒す。

しかし、気づかないうちにオオスバメに小さな傷をつけられ、ジュプトルに「タネマシンガン」でその傷を攻撃された事でそこからダメージを受けて「はかいこうせん」も外されて窮地になるも土壇場で「コメットパンチ」が炸裂しジュプトルを倒す。

最後はピカチュウに飛び付かれて直接「かみなり」を受けて敗北。


  • リラのメタグロス

AG169からで登場。サトシのピカチュウを「コメットパンチ」や「はかいこうせん」で倒す。

AG170話での再戦はフーディンとのバトルで疲弊したサトシのヘイガニをコメットパンチで倒す。

しかし、続くケンタロスと激闘を繰り広げ、最後は「コメットパンチ」と「とっしん」の衝撃で爆発が起きた後、相討ちとなった。


  • DP51話

ヨスガスタジアムで開催されたタッグバトル大会の2回戦で、サトシとシンジの対戦相手のポケモンで登場。

弱点の地面技対策に「でんじふゆう」を覚えていて攻撃を封じるなど防御も万全であったがヒコザルの「かえんほうしゃ」で倒された。


  • DP158話

町でジバコイルと共に激しい争いを繰り広げている野生の個体が登場。

普段は周辺の磁場で浴びた磁力を発散させるためにすり鉢状の大きな窪みでバトル稽古のようなことをしていたが、大岩が川の流れを堰き止めてその窪みに水が貯まってしまった事で町に降りてきてしまったらしい。

だいぶ苛立っておりニャースも通訳に苦戦していた。


大岩を取り除き、ヒカリミミロルのれいとうビームで貯まった水を凍らせた後、タケシピンプクが持ち上げて谷底に放り投げたことで窪みが元に戻り、ジバコイルと共にこれまで通り心置きなくバトル稽古を繰り広げるようになった。


ポケモンバッカーに参加するポケモンで進化前と共に登場。


  • アランのメタグロス

カロスリーグでメタングから進化して登場。

こうそくいどう」でピカチュウを翻弄するが、体格差と体形が仇になり頭の上に張りつかれて「10まんボルト」をこれでもかと浴びせられてしまう。

何とか振りほどいたもののダメージは大きく、頭上からダメ押しの「アイアンテール」を叩き込まれて敗北した。


  • XY130話のポケTV

なんとメタグロスが胸・メタングが肩パーツ・メガメタグロスが下半身と腕・ダンバルが頭を構成する巨大ロボ『メタグロス・パーフェクトフォルム』が爆誕した。

合体シーンも中々気合が入っており、中々のかっこよさを誇る。

 

  • SM129話

アローラリーグのバトルロイヤルに出場していたが、カキバクガメスのZワザ「ダイナミックフルフレイム」が直撃して敗北した。


  • 新無印7話

ホウジのハリテヤマに倒されていた。


  • シンジのメタグロス

新無印での新たな手持ち。ダイゴとのバトルを想定してサトシとの特訓で使用。

「こうそくいどう」による翻弄と驚異的なパワーでゲンガーを追い詰めるも、ゲンガーがサトシの歴代ほのおポケモン達の特訓の成果で新たに覚えた「おにび」でやけどになってからの「シャドーボール」を食らい敗北した。


アニポケ・第8シリーズ編集

オリオさん

ライジングボルテッカーズのメカ好き・オリオのパートナーで3話(2話OP)より登場。詳細は当記事にて。



漫画版編集

基本的にダイゴの手持ちで登場することが大半である


ポケットモンスターSPECIAL編集

こちらでも4章からダイゴの主力で登場。

13章ではメガシンカを成し遂げられるようになっていたが、本編から数か月前に生体エネルギーを提供した影響で消耗しており、章開始時点でようやく再度メガシンカできるまで回復したばかりであった。


6章ではヒースのトレーナーカードにメタグロスの記述があることがルビーサファイアの発言から見られる。


余談編集

TIMレッド吉田の相棒ポケモンでもあり、「ホームラン」というニックネームが特徴。


関連イラスト編集

『 さぁ 始めよう!! 』意思

2匹のグロスコメットパンチ


関連タグ編集

ポケットモンスター ポケモン

ポケットモンスター(架空の生物)

ポケモンRSE ポケモンORAS

ポケモン一覧

はがねタイプ エスパータイプ

複合タイプ

2進化ポケモン 群体ポケモン

ダンバル メタング

銀のメタグロス ダイゴのメタグロス


図鑑番号順

0375.メタング0376.メタグロス(メガメタグロス)→0377.レジロック


同複合タイプ


600族・最終進化系

世代ポケモン
第1世代カイリュー
第2世代バンギラス
第3世代ボーマンダ メタグロス
第4世代ガブリアス
第5世代サザンドラ
第6世代ヌメルゴン
第7世代ジャラランガ
第8世代ドラパルト ヒスイヌメルゴン
第9世代セグレイブ ブリジュラス

第3世代メガシンカ組


シングルバトル最強クラスのポケモン


他関連ポケモン等

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