基礎データ
全国図鑑 | No.0042 |
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カントー図鑑 | No.042 |
ジョウト図鑑 | No.038 |
ホウエン図鑑 | No.064 |
シンオウ図鑑 | No.029 |
イッシュ図鑑 | No.062 |
セントラルカロス図鑑 | No.146 |
アローラ図鑑 | No.081 |
カンムリ雪原図鑑 | No.145 |
ヒスイ図鑑 | No.035 |
ローマ字表記 | Golbat |
ぶんるい | こうもりポケモン |
タイプ | どく/ひこう |
たかさ | 1.6m |
おもさ | 55.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | せいしんりょく/すりぬけ(隠れ特性) |
タマゴグループ | ひこう |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ゴルバット | ghoul(英語でグルー)+gore(英語で流血)+bat(英語でコウモリ) |
英語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語 | Golbat | 日本語名に同じ |
フランス語 | Nosferalto | Nosferatu(英語で吸血鬼)+alto(高い) |
韓国語 | 골뱃 | 日本語名の音写 |
中国語(簡体字・繁体字) | 大嘴蝠 | 大的(dàde、大きい)+嘴(zuǐ、口)+蝠(fú、コウモリ) |
中国語(香港) | 大口蝠 | 大的(dàde、大きい)+口(kǒu、口)+蝠(fú、コウモリ) |
ロシア語 | Голбат | 英語名の音写 |
ヒンズー語 | गोलबैट | 英語名の音写 |
タイ語 | โกลแบท | 日本語名の音写 |
リトアニア語 | Golbatas | 英語名より |
進化
ズバット→ゴルバット(Lv.22)→クロバット(なつき進化)
概要
第1世代『ポケットモンスター 赤・緑』から登場したズバットの進化系。進化したことで目が生まれたが、いきなり体が顔といわんばかりの体格となってしまった。特にポケットモンスター青の狂気に満ちたドット絵は一部で評価が高い。
ポケモン界の吸血生物を代表しており、人やポケモンの生血が大好物。月の出ていない真っ暗な夜には活発に飛び回り、ストローのように穴の開いたキバで一瞬にして300ccもの血液を吸い取ってしまう。しかし吸いすぎて体が重くなって飛べなくなり、落ちて他のポケモンの餌食になってしまうことも。
また、キバは硬い皮膚でも楽々貫ける程鋭いが、空洞なため意外にもろく、空腹の余りはがねタイプのポケモンに噛みついた結果欠けてしまうもある様だ。結構ポンコツである。
細長いだけの足が変化した事で歩けるようにもなり、相手に忍び寄る事が出来るようになった。恐らく、ズバット 族の中でも一番歩行に適した種であるといえる。
ポケモンスタジアムの解説によれば、吸った血によって血液型が変化するとんでもな特徴を有する。
こうした血生臭い生態を持ちながら、仲間には優しいらしく、吸い取った血液を飢えた仲間に分け与える事もあるという。これが本当の血を分けた兄弟という奴であろうか?実際のチスイコウモリも飢えている仲間に自分が吸った血を分け与える生態が確認されている。
名前の由来は「ghoul(身震いする)+bat(コウモリ)」。断じて「黄金バット」も「怪傑ズバット」も関係ない…はず。
ゲームでの特徴
- 地方・作品にほぼ高頻度で出現するポケモンであり、悪の組織御用達でもあったため、恐らくゲーム内で最も遭遇回数が多いであろう存在。その出現率は最早シリーズ恒例となっており、彼の鳴き声を聞かずしてポケモンは語れない。
初代・FRLG・ピカブイ
- ストーリーにおいてはセキチクシティのジムリーダー・キョウ、四天王のキクコ、『ピカブイ』ではロケット団のアポロが使用して来る。
- ただ、後述する初代のキクコの場合は性能がポンコツだった事もあり、攻撃技が「つばさでうつ」のみ。「あやしいひかり」だけはそこそこ鬱陶しいが、残りのわざが下位互換の「ちょうおんぱ」と混乱を直してしまうくろいきりという時点で……。
金銀クリスタル・HGSS
- うずまき島やスリバチ山等に生息。ストーリーにおいては、ライバルであるシルバー、『HGSS』ではロケット団幹部のランスの手持ちで登場。
- シロガネ山に登場するLv.53個体は、野生エンカウントとしては『金・銀』の中で最高レベル個体となる。
- ちなみにロケット団幹部の代表的なポケモンとして、ランスの場合はゴルバットを挙げる人が多い。ドガースやマタドガスも使うもののもう1人が凄まじいことからであろう。実際、アプリゲーム『ポケモンマスターズ』でのバディーでもゴルバットである。
RSE・ORAS
DPt・BDSP
BW・BW2
- 『BW』では13ばんどうろとジャイアントホール、『BW2』では夢の跡地・タワーオブヘブン・ストレンジャーハウスに出現する。
XY
- 野生では出現せず、地繋ぎの洞窟に出現するズバットから進化させる必要がある。
SM・USUM
- スーパー・メガやす跡地等に出現。ストーリーにおいてはスカル団幹部のプルメリや、用心棒でありライバルのグラジオの手持ちで登場。
ソード・シールド
- 当初は出現しなかったが、DLC『冠の雪原』にて復活した事で登場連覇記録は守られた。
LEGENDSアルセウス
- 基本的に夜や洞窟に出現。
スカーレット・バイオレット
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
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第1世代 | 75 | 80 | 70 | ※ | 75 | 90 | 390 |
第2世代以降 | 75 | 80 | 70 | 65 | 75 | 90 | 455 |
※第2世代以前の「特攻」・「特防」は「特殊」へ纏められていた。
- しかし初代では悲惨極まりない使い勝手であった。というのも、
- ……と、欠陥だらけのポンコツっぷりを見せ付けていた。旅でもとても使えたもんじゃない。
第2世代以降
- 「つばさでうつ」が威力60に上昇しさらに進化後にクロバットが追加され、中継ポケモンと化した。クロバットは戦闘でもその速さを活かして扱いやすく、地味にこの形態となってやっと「そらをとぶ」対応になるので旅でも扱いやすい。かくしてゴルバットに進化しても早々にクロバットを目指される事になってしまった。
第4世代
- やっとというかようやく「そらをとぶ」に対応(進化前ズバットも)。旅要員としても使いやすくなった。技も大分充実して来たため、ゴルバットも戦う意味を見出せた。しかしやはり「クロバットで良い」風潮は変わらなかった。
第5世代
- 自身もタイプのお陰で毒とならないのだ。教え技で固定ダメージ技の「いかりのまえば」も覚えるので、猛毒ダメージと組合わせると害悪さに拍車が掛かる。また、「くろいきり」を覚えさせることで相手の積みを妨害することも可能。"速い"クロバットと、"硬い"ゴルバット、どちらを使うのかはお好みで。
第8世代
- 上記の技のうち、「くろいきり」以外を没収されてしまい、耐久型での運用が厳しくなってしまった。特に、「どくどく」はクロバットは従来通り習得出来るので実に不憫である。BDSPでは「はねやすめ」は復活したが「しんかのきせき」が登場しない、という事態に陥っている。
使用トレーナー
ゲーム版(本編)
- キョウ:ジムリーダー(カントー)
- キクコ:四天王(カントー)
- シルバー:金銀クHGSSライバル
- マツブサ:マグマ団リーダー
- アオギリ:アクア団リーダー
- ホムラ:マグマ団幹部
- ウシオ:アクア団幹部
- アカギ:ギンガ団ボス
- マーズ:ギンガ団幹部
- ジュピター:ギンガ幹部
- ランス:ロケット団幹部
- アポロ:ロケット団幹部
- ホミカ:ジムリーダー(イッシュ)
- プルメリ:スカル団幹部
- グラジオ:スカル団用心棒・SM・USUMライバル
- ノリマサ:ゴルバットマスター
- ツバキ:キャプテン(ヒスイ)
ゲーム版(番外作品)
- タケシ:ジムリーダー(カントー)
※ポケモンスタジアム2
アニメ版
- タケシ
- キョウ(無印32話)
- コーム(無印75話)
- マグマ団したっぱ(AG)
- ホムラ(AG)
- バンナイ(AG119話)
- キクコ(AG)
- ギンガ団したっぱ(DP)
- ポケモンハンターJの手下(DP45話)
- マーズ
- プラズマ団(BW)
- ゴウ
漫画版
番外作品
ポケモンスタジアム金銀
ミニゲームで「ゴルバットのどうくつたんけん」があり、ルールは洞窟を進んで出口に着くまでに多くハートを持った者が勝ち。道中にいるコイルに触れたり、他のゴルバットから勢いを付けてぶつかられるとハートを落とす。
なお、このハートの正体は…
ポケモンマスターズ
ランス&ゴルバット
悪の組織編において登場した敵バディーズであったが、2023年9月6日からプレイアブル解禁となった、ひこうタイプのサポートロールで、EXロールはテクニカル。
彼の冷酷さを象徴する要素の1つであるなつき進化先を持つゴルバットだが、『私自ら 捕まえた ズバットを 手塩にかけて 育てて来たのです』『そして ゴルバットの 信頼を 裏切れないのですよ!』とかなり愛情を注いでおり、「進化するのも時間の問題」「進化するとメンツに関わるから進化キャンセルしているのでは?」とネタとされている。
技
あやしいひかり |
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相手をこんらん状態にする |
SPガードG |
味方全員の特防を2段階あげる |
エアスラッシュ |
30%の確率で相手をひるみ状態にする |
怒りをみせましょう |
味方全員の素早さと命中率と急所率を1段階あげる+次回特殊技威力ブーストを1段階あげる |
バディーズ技
もっとも冷酷と呼ばれたフライングレイ |
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追加効果なし。 |
★6EXアップ後、初めてバディーズわざをつかったときだけボルテージが2段階あがる。 |
★6EX+EXロール解放後、威力が1.5倍になる |
パッシブスキル
ランスの作戦 |
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技が成功したときに自分のわざゲージを1増やす。技で攻撃を受けたときに自分のわざゲージを1増やす。 |
技後特攻アップG1 |
技が成功したときに味方のバディーズ全員の特攻を1段階あげる |
混乱相手自身攻撃率↑5 |
相手がこんらんにより相手自身を攻撃する確率を増加させる |
グラジオ&ゴルバット
2023年11月1日に実装。トレーナーズサロンでグラジオの親密度が100となると解禁される、どくタイプのサポート。
技
どくどくのキバ |
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50%の確率で相手をもうどく状態にする |
プラスパワーG |
味方全員の攻撃を2段階あげる |
くろいきり |
相手のあがった能力をもとに戻す |
必ず守るさ……! |
味方全員の防御と特防と急所率を1段階あげる |
バディーズ技
ベストな技を繰りだすポイズンインパクト |
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追加効果なし。★6EXアップ後、初めてバディーズわざをつかったときだけボルテージが2段階あがる |
パッシブスキル
初ピンチ時HP回復4 |
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初めてピンチになったときだけ自分のHPを最大HPの約40%回復する |
妨害状態解除 |
初めて自分がひるみ状態やこんらん状態やバインド状態になったときだけその状態を解除する |
どく無効 |
どく状態やもうどく状態にならない |
主人公&ゴルバット
報酬で貰えるタマゴからズバットが孵化することがある。バディとすることが可能で、進化させてゴルバットをバディとするっことが可能。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
〈レギュラーの手持ち〉
〈ゲストなど〉
- キョウのゴルバット
- 無印32話でサトシのヒトカゲとのバトルで登場。「つばさでうつ」「いやなおと」で攻撃するがヒトカゲの「かえんほうしゃ」と「ほのおのうず」で黒コゲになり敗北した。
- コームのゴルバット
- 無印75話でセキエイ大会初戦の対戦相手コームの手持ちで登場。サトシのキングラーとバトルし、スピードと行動範囲の広さを生かした戦いをするが、キングラーの「はかいこうせん」の一撃で倒された。
その他
悪の組織が使うことが多く、AGではマグマ団幹部・ホムラとしたっぱ・怪盗バンナイ(AG119話)・DPではギンガ団幹部のマーズとしたっぱ・ポケモンハンターJの手下(DP45話)、BWではプラズマ団も使用している。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
- 第1章のシルフカンパニー戦からキョウのゴルバットが登場。キョウの腕に装備され、かまいたちでグリーンにダイレクトアタックしている。口に「ちょうおんぱ」の膜を張る事で、違う場所の様子を映し出す事ができ、キョウ敗北後は能力でグリーンが祖父のオーキドを探し出した。
- その後、キョウが行方不明となったことで2年程グリーンの手持ちとなるが、第2章の四天王戦でキョウと再会して返還される。キクコのゴルバット戦では目が見えないグリーンと共に戦い、キクコのアーボックの「死化粧」作戦をきゅうけつで得たキョウの血液で封じ込め、ゲンガーが二度と影に入れないようあやしいひかりで鍾乳洞を照らして影の長さを制限する等、大活躍する。
- 2章でキクコの手持ちが登場。通常のゴルバットとは顔付きが異なり白目なのが特徴。キョウのゴルバットのちょうおんぱを妨害する「ちょうおんぱ」を出すことが可能。
- 5章ではレッドとグリーンを奇襲するためロケット団三獣士チャクラにいてだきの洞窟で捕まえられるが、カンナのパルシェンに倒されて捨てられる。
- その他にも、9章ではラムダ、11章では新生プラズマ団したっぱ、14章でプルメリの飛行手段として登場している。
関連イラスト
関連タグ
0041.ズバット→0042.ゴルバット→0043.ナゾノクサ