基礎データ
ずかん | No.310 |
---|---|
英語名 | Manectric |
ぶんるい | ほうでんポケモン |
タイプ | でんき |
たかさ | 1.5m |
おもさ | 40.2kg |
とくせい | ひらいしん/せいでんき/マイナス(隠れ特性) |
※ひらいしん:(第4世代以前)自分以外に向けられたでんきタイプの技(「ほうでん」など全体対象は除く)が全て自分に放たれる。
(第5世代)上記の効果に加え、でんきタイプの技のダメージを受けず、でんきタイプの技を受けると「とくこう」が上がる。
※せいでんき:直接攻撃の技を受けた時、3割の確率で相手を「まひ」状態にする(バトル時)。
手持ちの先頭にいるとでんきタイプの野生のポケモンに会いやすくなる(フィールド上)。
進化
ラクライ → ライボルト(レベル26) → メガライボルト(メガシンカ、ライボルトナイト)
概要
『ポケットモンスタールビー・サファイア』(第3世代)に初登場したポケモン。
ラクライがLv26で進化する。
名前の由来は恐らく、「ライ(雷もしくはライオン)+ボルト」。
ライボルトの近くにいつも雷が落ちる為に、雷から生まれたと考えられていた。
鬣からいつも強い電気を発生させている為、そこから出る火花で山火事を起こす事もある。
……わざわいポケモンよりもよっぽど災いを起こしてる気がする。
戦いになると、空気中の電気を鬣に集めて、頭上に雷雲を発生させる。
また人前には滅多に姿を見せず、雷の落ちた場所に住処があるといわれている。
素早さの秘密は筋肉を電気で刺激する為で、雷と同じスピードで大地を駆け抜けるらしい。
初登場のルビー・サファイアでは貴重な電気枠なため、ひこうタイプとみずタイプのジム戦、四天王のプリム戦で大活躍…と思いきや、電気等倍で地震を撃ってくる綿鳥や弱点技でも半分削れない狂った特殊耐久と回復技持ちの慈しみポケモン、高い耐久と一撃技持ちのトドがそれぞれ切り札のせいで紙耐久も災いしてシナリオでは本来有利なタイプに返り討ちにされまくった悲劇のポケモン。次世代の後輩とは扱いが雲泥の差である。おまけに対戦あるいはリメイク版においても同世代が電気無効の水御三家であり、中々厳しい。
容姿
特徴的な鬣(たてがみ)をもったポケモン。垂直に逆立った黄色の鬣をしており、前足や後ろ足の腰部分にも黄色の毛を生やしている。見ようによっては、インドの神々の兜っぽい。それ以外の部分は青系統の体色である。
ゲーム上の特徴
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ |
---|---|---|---|---|---|
70 | 75 | 60 | 105 | 60 | 105 |
「とくこう」と「すばやさ」に秀でている。「すばやさ」においてはガブリアスをわずかに上回る105となっている。
しかし、他のステータスは決して高くはない。
第三世代
攻撃技では「10まんボルト」「かみなり」「かみくだく」などを覚えるほか、補助技では「でんじは」「じゅうでん」などを覚える。
この時代では一般的なでんきタイプの技しか覚えない上に、能力傾向はサンダースに似通りつつも全体的に劣っており、差別点はレベル50戦において「かみくだく」を使用できる点、「せいでんき」によってある程度接触技を敬遠できる点くらいしかない有様だった。
第四世代
「かみくだく」が物理化したことでサブウェポンとして機能しなくなったが、「かえんほうしゃ」「オーバーヒート」を新たに使えるようになった。「めざめるパワー氷」との相性もよく、攻撃範囲においては他のでんきタイプにはない強みを持てるようになり、ひとまず劣化サンダースの立場からは脱却。
さらに、HGSSでは「すりかえ」がタマゴ技で追加され、「こだわりメガネ」「こだわりスカーフ」を自身で活用しながらも、いざという時は相手に押し付けることも可能になった。なまじ攻撃範囲が広いだけに特殊受けを呼びやすく、使う機会は案外多い。
ただし、できることが増えたとはいえ、耐久の低さ故に反撃で返り討ちに遭うケースや、「でんじは」などによる「まひ」で機能停止する場面も少なくはなく、弱くはなくなったものの使いやすいとも言えない強さだった。
第五世代
ダメージを与えつつ交代できる新技「ボルトチェンジ」を習得。この技自体はでんきタイプが共通で得たものだが、ライボルトにとっては非常に相性がよく、「こだわりスカーフ」を持たせて先手で使って退散したり、こだわりアイテムを「すりかえ」で押し付けてから後続に繋ぐなどの戦術が取れるようになった。
また、特性「ひらいしん」にでんき無効、でんき技を受けると「とくこう」1段階UPの効果がついた。でんき技読みで無償降臨+火力アップの繰り出しが可能なほか、「でんじは」で「まひ」をもらわず、ダブルバトルで味方に向けられたでんき技を吸収することもできる。
決して派手な強化ではないものの、第四世代時点での運用上の問題点はほぼ是正され、大幅に使いやすくなった。
なお、「ひらいしん」自体は同タイプに「すばやさ」で勝るゼブライカが新登場しているが、とくこう」はこちらの方が高い。
また、隠れ特性として「マイナス」を習得。ギギギアルと組んでも良いが、見栄えを重視するなら「プラス」の特性を持ったデンリュウと組んでみよう。
第六世代
ライボルトがメガシンカできるようになった。種族値が大幅に上がり、かつ特性「いかく」で大活躍しているが、メガシンカ前の特性「ひらいしん」が活躍を後押ししている点が見逃せない。でんき技を受けて無効化しつつ「とくこう」を上昇させてからメガシンカ、という綺麗な流れを作ることができるのは、やはり「ひらいしん」のおかげである。
また、でんきタイプ共通の仕様変更で「まひ」しなくなり、メガシンカしてからも機能停止することはない。
通常のライボルトの運用についてはこれまでと同様だが、メガライボルト対策の特殊受けを呼ぶことが増え、結果として耐久潰しの「すりかえ」が通りやすくなった。一方で、メガシンカポケモンには「すりかえ」が無効となるため、使いどころに注意が必要。
第七世代
自身には何の調整も入らなかったが、Zクリスタルを持ったポケモンに対しても「すりかえ」が無効化されるようになり、通常のライボルトの立ち回りがさらに厳しくなった。積みアタッカーに通りにくくなったことは大きな向かい風。
第八世代
メガストーンとZクリスタルがなくなったことにより、「すりかえ」が再び通りやすくなった。
他方、自身もメガシンカを没収され、数少ないサブウェポンだった「めざめるパワー」「シグナルビーム」が廃止、肝心のこだわりアイテムの「すりかえ」もダイマックスで一時的に無効化されるなど、逆風が凄まじい。
使用トレーナー
ゲーム版
- テッセン:ジムリーダー(ホウエン)
- マチス:ジムリーダー(カントー)
- コレア:フレア団科学者
- スパーク:チームインスティンクトリーダー
アニメ版
- テッセン(AG59話)
- ダツラ(AG135話)
- コレア(XY)
- カロス地方のジュンサー
漫画版
アニメ版
- テッセンのライボルト
- AG59話でテッセンのラクライがロケット団を撃退した時に進化。再戦ではサトシのコータスと対戦しコータスのオーバーヒートに耐え「じゅうでん」を使って電気技の威力を高め「でんげきは」を食らわし雪辱を果たした。
- AG135話
- サトシとのバトルでは使用しなかったが、ダツラのポケモンで登場している。
- DP42話
- 電気タイプのポケモン訓練センターで、ポケモンブリーダーのユースケと電気技のコントロールの訓練をしていたラクライが登場。本来鳥ポケモンのブリーダーであるユウスケは電気タイプ専門のポケモン訓練センターに派遣された事に納得いかず、訓練にも本気になれずにラクライを落ちこぼれだと決めつけていた。
- しかしそのラクライが落ちこぼれどころか他の個体よりも強い力を持っていると気づいたタケシは訓練の手助けをしていく事にした。タケシのアドバイスやタケシのブリーダーとしての態度を見てユースケもラクライの訓練を真剣にやるようになる。そしてラクライの頑張りを見て感動したコジロウやニャースの手助けもあり、電気技のコントロールが徐々に出来るようになる。
- ムサシがラクライを捕まえようとしたその時ライボルトに進化。代わりにピカチュウを捕まえて逃げ回るムサシに対し完璧にコントロールできるようになった「かみなり」でムサシのメカに命中しピカチュウを助ける。
- そして戦いぶりを見ていたセンターの所長はライボルトを合格(卒業)とみなし、さっそく発電所への派遣を決め、ユウスケもブリーダーとしてライボルトの旅立ちを見送った。
- XY編
- カロス地方のジュンサーのポケモンで登場。
- XY102話でコレアのポケモンで登場し、サトシゲッコウガと対峙した。
その他
XY | 38話・40話・41話 |
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新無印 | 132話 |
劇場版 | 七夜の願い星・裂空の訪問者・波導の勇者・氷空の花束・超克の時空へ・ボルケニオンと機巧のマギアナ |
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
4章ではテッセンのラクライが進化して登場。特性「かそく」によって更に速くなるアクア団幹部・シズクのテッカニン相手に「かげぶんしん」で対抗し、押さえ込んで「かみなり」で相打ちに持ち込み倒れた。しかし…
エックスのエレク
・性別:♂️ ・ 特性:ひらいしん↔️いかく
・性格:やんちゃ ・個性:イタズラがすき
ミアレシティの停電による電力不足を補うためのエネルギー源として、プリズムタワーに電力を供給していたでんきポケモンの中の1匹。プリズムタワーでフレア団の仲間であるミアレ出版編集長とのバトルでエックスのガル&コガルのメガシンカを目の当たりにし、自分もメガシンカを欲するようになり、彼の後を追う。
ミアレシティ郊外の木の上にメガシンカのための「ライボルトナイト」を見付け、飛行服を着てスカイバトルの練習をしていたワイに頼もうとスーツを脱いで普段着に着替えようとしていた彼女の服を奪ったが、けろけろ(ケロマツ)に取り返される。しぶとくウイングスーツを着せようとした挙句、ワイの頭にしがみついたままライボルトに進化。
結局その場に居合わせたシトロンの協力でメガストーンは発見できたが、メガストーンを狙っていたフレア団の男と争奪戦になってしまい、その最中にエックスのポケモンとなった。
メガシンカ状態では雷雲を呼び稲妻を落とす力を得る。
フレア団のアジトでは、あえてメガシンカしないことで特性の「ひらいしん」を利用して吸収盤の電力を奪った(その際にメガシンカしてたのはガルーラのガル&コガルだが、外見が異なるのは子供のコガルの方である為、当初フレア団も気づかなかった)。
ニックネームの由来はライボルトのフランス語の名称「Elecsprint(エレクスプリント)」から
関連イラスト
関連タグ
ポケモン一覧 RSE
メガライボルト
309ラクライ→310ライボルト→311プラスル
犬ポケモン
ガーディ/ウインディ ヒスイガーディ/ヒスイウインディ
ブルー/グランブル デルビル/ヘルガー
ドーブル (エンテイ・ライコウ・スイクン)
ポチエナ/グラエナ
リオル/ルカリオ
ヨーテリー/ハーデリア/ムーランド
トリミアン ジガルデ10%フォルム
イワンコ/ルガルガン(まひる・まよなか・たそがれ)
ワンパチ/パルスワン ザシアン ザマゼンタ
ボチ/ハカドッグ パピモッチ/バウッツェル
オラチフ/マフィティフ
同でんき単タイプ
ピチュー/ピカチュウ/ライチュウ
ビリリダマ/マルマイン
エレキッド/エレブー/エレキブル サンダース
メリープ/モココ/デンリュウ ライコウ
プラスル マイナン
コリンク/ルクシオ/レントラー パチリス
シママ/ゼブライカ
シビシラス/シビビール/シビルドン
デンジュモク ゼラオラ
ワンパチ/パルスワン バチンウニ レジエレキ
パモ ズピカ/ハラバリー
その他
ジンオウガ:配色、及び電気繋がり。