注意書き
pixiv内の「エックス」タグはロックマンXの登場キャラクターをはじめ他作品との競合が発生しやすいため、キャラクタータグとしては当記事のように「エックス(ポケスペ) 」の利用を推奨する。
プロフィール
名前 | エックス |
---|---|
一人称 | オレ |
ニックネーム | エッP |
性別 | 男 |
年齢 | 12歳(第12章) |
誕生日 | 11月6日(蠍座) |
血液型 | AB型 |
身長 | 149cm |
体重 | 40kg |
出身地 | アサメタウン |
将来の夢 | 無し |
登場章 | 第12章 |
登場巻 | 「ポケットモンスターSPECIAL X・Y」1-6巻 / シリーズ通巻:55巻〜 |
持ち物 | ポケモン図鑑、メガリング |
代名詞 | 籠る者 |
概要
第12章(XY編)の主人公。 幼い頃にアサメタウンに引っ越してきて以来、ワイ・サナ・トロバ・ティエルノと共に幼馴染5人組として育った少年。サナからは「エッP」と呼ばれている。
キャラの濃さに定評のある歴代主人公(図鑑所有者)の中でも更に異色な重度の引きこもりというかつてない(というか主人公らしくない)人物像のキャラクター。
物語開始時点で毎日のワイの呼びかけや怒鳴り込みにも応じず数年間に渡って自分の部屋に閉じこもり続けており、ワイ以外の友人たちからは ほとんど諦めの視線で見守られていた。
幼少の頃はポケモンバトルのジュニア大会をガルーラの「ガル」&「コガル」を駆使した圧倒的な実力で優勝し、将来が有望な天才ポケモントレーナーとして期待されていたが、多くの人々からの好奇の視線に晒され身勝手な扱いを受ける中で 大人たちへの不信感を募らせて行き、特に当時記者にガル達の試合後の疲労もエックスも許可していない強引な取材を受けた等の体験から、マスコミ等の報道関係者を嫌悪している。
その後は前述のように自室に引きこもるようになり、ここ数年間は親友・世話をしてくれる身内とも顔を合わせないほど周囲との関わりを一切断ち、ガルの世話も放棄していた。
基本的には何事にも消極的で、部屋や狭い所に三角座りで居座るスタイルを取っており、口を開けば人を苛立たせるくらいのひねくれた物言いをすることもしばしばあるが、「自分のせいで他人が傷付く」のは耐えられず、仲間や巻き込まれた人を守るために迷わず戦いに挑む勇猛さを見せており、ぶっきらぼうな言動の裏を考察しないと窺い知れないが相当な思慮の深さが垣間見える。
親しくなった人の穴を指摘したツッコミをよくするが、棒読みで言う。
「観察力」、「洞察力」、「判断力」、「瞬発力」共に優れており、非常に物事を敏感に感じてしまうらしく、それ故に「うさんくさい大人」に対して警戒心が強い。
更に旅に出たことにより、色々刺激され、並外れた「勘」のよさを持つようになった。
長年ポケモンバトルからは離れていたもののその実力は確かなもので、出会った直後のポケモンにもポケモン図鑑の情報を基に的確な指示を与えたり、長いブランクの後でもジム戦でバッジを勝ち取るなど、卓越したバトルセンスを発揮している。エックス自身もかなり身軽。
またジム戦で好勝負を繰り広げたあとには子供らしい無垢な笑顔を見せる一面も。
5巻にて捕獲は下手であることが判明した。ガル以降に手にした後述の手持ちポケモン達の入手手段は全員「捕獲」ではなく、他人から貰ったものか対話の末に手持ちになったもののどちらかである。さらにエックスはガルをパートナーにしていたジュニア大会終了後から数年間引きこもりを続けていた都合上、手持ちを増やしたり、そもそも外に出て野生ポケモンと出会う事は一切なく、捕獲に関する情報を得られるメディアも完全に断っていたので、仕方ないと言えるだろう。
幼い頃、ガル達の試合後に強引なマスコミ記者に絡まれていたところを助けてくれたとある人物から ポケモンとの絆の象徴としてメガリングを渡され、「たとえフレア団に襲われる原因であったとしても 決して捨てられないもの」として現在でも身に着けている。
ちなみに上記のジュニア大会優勝時に得た賞金にはほとんど手をつけておらず、今回の旅においてはそれが潤沢な資金源となった。
旅路
アサメタウンで自分の部屋に閉じこもる日々を過ごす中、突如現れた伝説ポケモン同士の戦闘とエックスの持つメガシンカの可能性を狙うフレア団の襲撃により故郷の家を失い、同じく大切な物を失った幼馴染の4人と共に否応無しに旅に出る羽目になってしまう。
そんな緊急事態にあっても あくまで外界と関わる事を拒み、しばらくはサイホーンの背中にテント状の小部屋を作って引きこもり続けていたが、いつフレア団の襲撃を受けるかわからない状況への危機感からか、あるいはポケモンバトルへの情熱が蘇りつつあったのか 徐々にバトルの訓練やメガシンカへの考察にも積極性を見せるようになる。
容姿
これまでの主人公と同様、ゲーム版XY男主人公のデザインを基にしつつ、顔つきにはポケスペ独自の絵柄も現れている。
山本サトシ自身「目の形はシルバー、エメラルド、ファイツの系統」と述べている通り ややツリ目の鋭い目つきをしている(ファンの間ではゴールド系統の目とも)が、劇中では無気力な表情からジト目気味に描かれることも多い。
引きこもり気質 故なのか寝巻き姿で居たがる傾向がある。(確かに公式で「スポーティーな出で立ち」と表現されているカルムの服装は彼の気質にそぐわないのかもしれない)
所持ポケモン
メガシンカできるポケモンが中心のため第6世代のポケモンはマリソのみである。
ニックネームは各ポケモンのフランス語名の捩り。
特性 | しんりょく | 性格 | がんばりや | 個性 | ちょっぴりごうじょう |
---|
元々は「エックスが外に出るきっかけになれば」とのトロバの計らいでプラターヌ博士から預かっていた三匹の内の一匹。
一連の騒動の中でトレーナー未定のまま旅に連れていたが、メイスイタウンで改めてエックスの手持ちにすることをティエルノが提案し、二度目のフレア団の襲撃を受けた際にはエックスの指示をすぐに理解してフレア団のホルードを倒した。
「オレの手持ちになっていいことなんてない」と初めは仲間にするのを拒んでいたが、後の話によれば「(ニックネームを)なんてつけるかずっと考えてた」らしく、実は最初から手持ちにする気満々だった模様。(本人曰く「自分が心に決めていることなんでもかんでも正直に話す人間ばかりとは限らないし―――」とのこと)。
サラメとの修行でハリボーグに、クセロシキのカラマネロとの戦いでブリガロンに進化した。
エックスの手持ちの中では唯一メガシンカできないため決定力には欠けるが、硬い殻の防御力が自慢でフレア団が行う相手トレーナーへの直接打撃を狙った卑怯な戦闘の迎撃時には、よく盾として敵の直接攻撃をあえて受けに行っている。ハリマロンの頃はホルードの地面をえぐれる耳パンチを受けても無傷で逆に拳にダメージを与えており、ハリボーグ時はヒトツキの全力の突きを跳ね返し、その鉄壁さはブリガロンになってからも背中の甲羅に受け継がれている。
ちなみにハリマロン時にあった後頭部の穴状の模様は、通常のハリマロンとは向きが反対の右側だった。
図鑑所有者たちの御三家タイプローテーションをご存じの方は彼がハリマロンを使うことに当初違和感を覚えたかもしれないが、第11章でラクツが所謂〈主人公〉として正式にカウントされているためイッシュは一つの地方で二回分のローテを回していることになり、これによってカロスは6つ目の地方でありながら7回目のローテに値することになる。
名前の由来はMarisson(仏:ハリマロン)。
エックスが幼少時からパートナーにしているポケモン。袋の中の子供にも「コガル」と言うニックネームが付いている。 エックスが引きこもっていた間はティエルノが世話をしていた。
親のガルはもとより、子供のコガルもまた 数年前のジュニア大会時代からガルに負けない打撃攻撃と防御が出来るほど非常に高いポテンシャルを発揮していた強力なポケモン。……なのだが、この子供もエックスの引きこもりに同調するように長年母の袋の中に閉じこもっていた。
ガルーラの子供は生まれて3年で親離れすると言われているが、この影響かコガルは未だ親離れをしておらず、身体も小さなまま成長していない。
しかしフレア団から初の襲撃を受けた際にエックスたちを守ろうと戦う中でメガシンカの力に目覚め、親子ともに少しずつバトルの世界に戻りつつある。ガルの怪力の強力さは勿論の事、メガシンカしたコガルだけでも敵を叩きのめせる。
特にメガガルーラの姿が変わるのは子だけで、親のガルーラの見た目は一切変わらないという最大の特徴を利用し、フレア団基地では複数の手持ちを出して「誰をメガシンカさせてくるか?」と思考と対策を練っていた相手の裏をかいて、既にメガシンカさせていたコガルを死角に送り込んで奇襲をかけるといった信頼がなせる駆け引きを見せた。
親子ともどもマリソと仲が良い。
名前の由来はKangourex(仏:ガルーラ)。
サラメ(ヒトカゲ→リザード→リザードン←→メガリザードンX)♂Lv.40
プラターヌ博士とのポケモンバトル後にエックスはこのヒトカゲに何かを感じたようで「よければそのヒトカゲもください」とちゃっかりと頂いた。
尻尾の炎が消えないように尻尾を抱える癖があり、戦闘中も待機中も常に抱えたまま。
プラターヌ博士曰く「ドジっ子だった」らしく、エックスたちと出会った際はうとうとしながらうっかり花畑に火を付けていた。
バトル面も最初は博士に不安を感じられていたが、マリソとの練習バトル、そしてエックスの手持ちとして悪と戦う事で逞しく成長していく。
マリソとの修行でリザードに進化した。
実は常に尻尾を抱えていたのはメガストーンを尻尾の先に隠していたからだということが判明。グリーンのメガリザードンYと同時に、メガリザードンXにメガシンカした。
尚メガシンカしても尻尾を抱える癖はそのままである。
プリズムタワーで電力供給していた一匹のラクライだったが、フレア団と繋がっていた出版編集長のゴロンダとガルとの戦闘を見て、エックス達の後を付いてきた。
メガシンカするポケモンにはメガストーンを欲する本能があり、ワイにメガストーンをスカイスーツを着て取ってもらおうとワイの服を盗んだり、顔面にしがみ付いたりしているうちにライボルトに進化した。
ライボルトナイトを見つけたつかの間、それを狙うフレア団の下っ端と遭遇し、エックスに「いっしょに戦うかい?」と誘われ手持ちに加わった。
つい先ほどまでエックスの手持ちのポケモンではなかったとは思えないほど、良いコンビネーションを魅せた。強力な電撃技を使う。
特性は「ひらいしん」。この特性を利用してフレア団基地では「装置」に流されるはずだったエネルギーを吸収して装置の発動を阻止するなど、バトル以外でも活用している。
名前の由来はÉlektek(仏:エレブー)。
元はメガリングをくれたコンコンブル老人のゲンガーだったが、ゴーストタイプのくせして非常に目立ちたがり屋で自分が活躍できる場面しかやる気を出さない等、コンコンブルは彼を上手く扱えず、持て余していた。
エックスは上手く言いくるめ、やる気を出させた上にメガシンカに成功。エスプリのオーロットを撃破した。
キクコのゲンガーのように影に潜るヒット&アウェイ攻撃が得意。自分が主役級に活躍できそうにない場面だと拗ねてそっぽを向くが、それでも何だかんだエックスの指示には従ってくれている。
特性はふゆう(第6世代まで。現にラスマは上記のとおり浮くどころか、寧ろ地面の影に入ることが多い)
名前の由来はEctoplasma(仏:ゲンガー)。
フレア団との決戦を想定し、アサメ組のタイプ弱点を補えるメガシンカ可能なむしタイプ枠として捕獲を狙ったポケモン。
生息地ではない15番道路に出向きライバルのストライクと長年の決闘を繰り返す日常を送っていたが、フレア団によってストライクが生命エネルギーを奪われ倒れてしまった(死んでいるわけではない)ため力を持て余していた。
エックス達がバトルでストレスを発散し、ストライクの状態を気遣う交流をした後「ストライクが元気になるまでの間一緒に行こう、強敵と戦うので修行になる」と説得され手持ちに。
普段は腕を組んで目を瞑るポーズで佇んでいるが、その姿勢のままあまり動かずに、真後ろから投げられた物をハサミの先端で掴んだり、複数匹の素早いルチャブルの奇襲攻撃をかわしてエックスの手持ち仲間に攻撃を任せる連携ができるなどの高い見切り能力をもつ。ハサミで硬い機械も壊せる。
エスプリが化けたワイに気付いたエックスの指示とは言え、女の子の頭をハサミでカチ割るという強烈なダイレクトアタックをしたこともある。
「エックス…、痛い。痛いよ」
「わたしはワイよ。あなたの幼なじみの」
「ルット、やれ」
バキャ!!
尚イクスパンションスーツのメットが破損しただけで、中身の人は無事だった。
名前の由来はScarabrute(仏:カイロス)。
関連イラスト
関連タグ
- イエロー・デ・トキワグローブ、ファイツ:同じく捕獲が苦手な図鑑所有者。ただ、ファイツの場合は図鑑とボール自体が苦手。なお、12章で3人とも直接の接点はないが…?