「あたしは マチエール だよ これから よろしくね♪」
概要
「ポケットモンスターX・Y」の殿堂入り後に発生するハンサムイベントで登場する少女。
幼く見えるが、年齢は16歳。
ニャスパーのもこおと路地裏で生活する孤児だったが、ハンサムの厚意により、彼の事務所であるハンサムハウスで暮らす事になる。
ミアレのギャングたちのリーダー(とは言っても周りに担ぎ上げられていただけだったようだが、なんと腕っぷしは本当に上らしい)であり、字が読めなかった代わりに外国の言葉を話せるハイスペックさを秘めた少女(ミアレは海外からの観光客が多く、彼らの会話を聞くうちに話せるようになったらしい)。ハンサムと出会ってからは彼の手ほどきで読み書きもこなせるようになったが、上記の事情ゆえか彼女の台詞は漢字なしで表記される。
もこおを通じて、相手の心を読むことができる。
因みに外国語を話すシーンでは、ソフトの言語設定を英語以外にしていると英語になり、英語に設定していると日本語になる。
ハンサムは保護者としてマチエールに接し、上記の通り彼女に読み書き算盤と言った勉強も教えていた。
しかし、マチエールはハンサムに助けられてばかりで自分は何も出来ず、迷惑をかけていると悩むようになり、内緒でアルバイトを始める決心をする。
だが、彼女が見つけたアルバイトは、元フレア団の科学者クセロシキによる特殊スーツ「イクスパンションスーツ」の開発に関わるものであった。彼女はそのことをまるで知らずにこの計画に協力する事になる。
そして、クセロシキはスーツを着せたマチエールを「エスプリ」という名前で操り、ミアレ美術館の絵画に『潜入の証』として落書きをしたり、路地裏でバトルした相手からのモンスターボールを強奪するという事件を起こした。
しかし、ハンサムと主人公の活躍によって事件は解決。クセロシキは和解した後自首し、操作機能を破棄したスーツと手持ちのカラマネロとクロバットをマチエールに託した。
が、これを最後にハンサムの国際警察としての仕事は終わりを告げ、彼はカロス地方を旅立つ事になっていた(元々ハンサムはカロス地方での任期切れが迫っており、イッシュ地方における事件の掛け持ちもしていた)。
こうして、ハンサムはマチエールをハンサムハウス二代目所長に任命し、カロスを旅立った。
マチエールはハンサムとの別れを大変惜しんだが、最終的に、二代目所長としてミアレシティの皆のために働くことを心に誓う。
そうした彼女の顔に浮かんでいたのは、天使のような笑顔であった。
ポケモンシリーズ20周年を記念して制作されたショートアニメ『ポケモンジェネレーションズ』の第17話にも登場する。日本語版の声優は内田真礼が担当。
イラスト検索の注意点
名前の「マチエール」とは、本来美術作品の材料や材質、素材を意味するフランス語である。故に「マチエール」だけで検索すると彼女と関係ないイラストまでヒットするので、検索の際には「ポケモン」のタグも入れると無難。
手持ちポケモン
ハンサムエピソード第5話
クセロシキのスーツ実験に付き合っていた時の手持ち。これらは路地裏で街の人たちから盗んだポケモンである。(4回目のみクセロシキから借りたポケモン)
バトル時には「ポケモントレーナーの エスプリ」と表記される。
バトルは立て続けに4回行われる。
1回目
2回目
3回目
- ペルシアン(Lv.66 ♀)
4回目
ハンサムエピソード終了後
ハンサムイベント終了後、ミアレシティのハンサムハウスにて会話をする事ができる。火、木、土曜日には彼女がスーツを着ており、その時に1日1回だけバトルができる。
これらのポケモンはクセロシキから譲り受けたポケモン。
ハンサムエピソード第5話と同じくバトル時には「ポケモントレーナーの エスプリ」と表記されるが、エピソード時と異なりスーツ内の素顔が見えるようになっている。
ポケットモンスターSPECIAL
本作ではポケモン預かりシステム管理人クロケアの助手の一人として登場。クロケアのことを慕ってるが他の助手達と違い預かりシステムのことをよく知らず手伝えないことを気にしており、彼の助けとなるためのバイトをしている。
しかしそのバイトの内容はゲーム同様フレア団によるイクスパンションスーツの実験であり、「エスプリ」としてフレア団に従事していていた。フレア団が壊滅してないこともあって彼らに操られるまま悪事を行っていたが、それ以上にゲームとは決定的に異なる点があった…。
「マチエール知ってたよ。このスーツ着てなにをやったか。ぜーんぶ」
それはエスプリとしての行っていた事を把握しており、進んでフレア団に協力していたという点。元々本作のマチエールは孤児ではなく両親も健在だが彼女に「コワイこと」ばかりする人でなしであり、身の安全のために家出。ミアレシティの路上で同じような孤児たちと暮らし始めるも、街の人から「ミアレギャング」と呼ばれ誰も助けてくれなかったという生い立ちだった。ずっとコワイままの人生を送っていたがイクスパンションスーツを着ることで何もコワくなくなったこともあり、自分の意思でフレア団の命令に従っていたのであった。
「フレア団をたおせば、みんなマチエールにコワいことしなくなる?」
「フレア団をたおせば、みんなやさしくしてくれるかな?」
ただし前述の通りバイトを始めたのはクロケアのためであり、自分にコワイことをしないクロケアと仲間達だけは強く慕っていた。そしてクロケア本人もマチエールを道具扱いするフラダリに激怒するなど大切にしてくれておりこれが改心のきっかけとなる。
LEGENDSZ-Aの発売後はどのような形で彼女に会えるのだろうか?という期待の声もある。