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基礎データ

全国図鑑No.0983
パルデア図鑑No.369
キタカミ図鑑No.188
ローマ字表記Dodogezan
ぶんるいだいとうポケモン
タイプあく / はがね
たかさ2.0m
おもさ120.0kg
せいべつ50%♂・50%♀
特性まけんき / そうだいしょう
隠れ特性プレッシャー
タマゴグループひとがた

各言語版での名称

ドイツ語Gladimperio
英語・スペイン語・イタリア語Kingambit
フランス語Scalpereur
韓国語대도각참
中国語(簡体字)仆刀将军
中国語(繁体字)仆斬將軍

進化

コマタナキリキザン(Lv.52)→ドドゲザン(アイテム「かしらのしるし」を持っているキリキザンを3体以上倒してからレベルアップ)

ドドゲザン[将軍]


概要

スカーレット・バイオレット』で初登場を果たしたポケモン。

キリキザンの進化形で、第5世代(『ブラック・ホワイト』、『ブラック2・ホワイト2』)出身としては初となる、原種からの追加進化形である(リージョンフォームでは、『ソード・シールド』のガラルデスマスから進化するデスバーンが初)。


キリキザン同士の合戦に勝ち続け、大軍勢の頂点に立つ事ができた個体だけが進化できるということで、同種族の中でも希少種の模様。その希少性はゲーム内の進化条件(後述)にも反映されている。


いかにも威風堂々とした容姿に違わず、キリキザンやコマタナの大軍勢を率いて戦うが、ドドゲザン自身は難しい作戦を考えるのが苦手で、数と力にもの言わせるゴリ押し戦法が主流。

また強い力を得たにもかかわらず、土下座して油断させてから騙し討ちすることもあるなど、姑息で卑怯な性格に輪がかかっている。戦いの中で"生き抜き勝ち残る"ためにはなりふり構わないということだろう。


名前の由来は恐らく「首領(ドン)」+「土下座」+「斬」だろう。また分類名は「大刀」あるいは「大統」とも読める。

ちなみに、ジグザグマ以来の名前に濁音が4つあるポケモンでもある。


英名は「Kingambit」。「キングズ・ギャンビット」というチェスの戦術に由来している。

何故チェス関連が?と思われるかもしれないが、コマタナは「Pawniard」(由来:ポーン)、キリキザンは「Bisharp」(由来:ビショップ)と彼らの名前の由来になった駒のグレードが進化する毎に上がっていく法則を持っているため(集団で生活する生態をチェスや将棋に喩えたのだろう)。なのに、当のドドゲザンが戦略を立てるのに向かない性格というのはなんとも皮肉なものである…。


容姿

ダークヒーロー然とした進化前から、面頬を被り陣羽織を着込む、戦国武将を思わせる姿へと変化した。

ボスの証である頭部の刃は日本刀のように巨大化した他、口元から大きく横に伸びた髭のような黒い刃が特徴。胴体から生える三日月型の刃も非常に長く婉曲した形状になり、キリキザン以上に近寄り難い全身凶器と化した(よく見ると敵を挟み込んで切断する処刑器具を思わせる形状になっている)。一方で、進化前の主な武器だった両腕の刃はやや小さくなっている。


後頭部には一際長い黒髪が垂れており、髪の先を曲げる事でドドゲザンが座る椅子になる。

戦闘時はもちろん眠る時でさえどっしりと座ったままで、移動時でもなんと髪に座ったままフワーっと浮き上がってホバー移動を行う。

ケッキングヤレユータンですら移動の際は両足を使うというのに、この大将と来たら意地でも立ち上がらないつもりのようだ。ただ頭部の刃のせいなのか、首が後ろに持ってかれがち。


土下座した姿は三本角と脇腹の刃の存在も合間ってカブトムシ(形状からコーカサスオオカブトのことか?)に見えるという意見も一定数あるが、タイプは進化前から変わっていない。


ゲームにおける特徴

進化条件

前述の通り第5世代出身のポケモンの追加進化はこれが初めて。元々キリキザン自体が普通に強いポケモンであり、そのキリキザンがまさかの進化を果たした(事前情報もなかった)事で多くのユーザーから驚きの声が挙がった。

そもそも追加進化自体、数値の低さから対戦で使われないポケモンに与えられる進化が殆どだったので、対戦でもそこそこ使われるキリキザンが進化するのは異例である(古い例でいえば初代のラッキー、第三世代以前のサイドンなどがいる)。


その条件は例によって特殊で、「アイテム『かしらのしるし』を持つキリキザンを3体以上倒した後にレベルアップする」というもの。

この「かしらのしるし」はコマタナの群れを連れたキリキザンが確定で所持しているもので、単独でいる通常のキリキザンは持っていない。群雄割拠の中から抜き出て頭を従える大将とならねばならない、という設定を反映したものである。


かしらのしるしは進化の条件である以外の効果は無く、また相手が持ってる事でのみ意味があるもので、自分のキリキザンに「かしらのしるし」を持たせる必要はない。

また、とどめを刺すのが進化させたいキリキザンであればいいので、他のポケモンに削ってもらっても構わない。とりあえず「かしらのしるしを持ったキリキザンを味方のキリキザンで倒す」と覚えておくとよい。


該当の個体を捕獲したり、どろぼう等で手に入れた「かしらのしるし」には売る以外の用途は全くない……と思いきや、実は群れの個体でないキリキザンにトリックすりかえでかしらのしるしを押し付け、それを自身のキリキザンに倒させる事でも倒した数にカウントされる(しかも押し付けた道具は戦闘終了後に手元に戻る)。2体目以降を育てるときに役立つので、ひとつ持っておくといいだろう。


また、キリキザンが率いる群れの出現率は低めに設定されているので、サンドウィッチの「そうぐうパワー」で出現率をアップさせるのも良い。

例えばポテトサラダ6つ、マヨネーズ、ケチャップ、ヨーグルト、クリームチーズを使ったサンドウィッチを作れば簡単にあくタイプのそうぐうパワーLv2がつくのでオススメ。


性能

HABCDST
ドドゲザン100135120608550550
キリキザン65125100607070490
比較+35+10+20±0+15-20+60

素早さ以外はキリキザンから順当に強化されており、配分としてはガチグマに似た高耐久の物理アタッカーに仕上がった。種族値合計は550と通常ポケモンの中では優秀であり、さらに特攻を極力削った無駄のないステータスが魅力。

物理耐久に至ってはあの伝説のポケモンのディアルガと同等である。

一方で素早さは移動手段の影響か、進化前のキリキザンより下がっている。


専用技「ドゲザン」は必ず命中する威力85の物理あくタイプ技。つまり威力の高いだましうち、というかネーミング的にも技の趣旨的にも、少し威力の上がったどげざつきである。

土下座して油断を誘って攻撃するから必ず命中するらしい。カシラとは思えない狼藉であるが、数多の頭目に打ち勝ち頂点へ立つにはこのくらいの腹芸は必要ということなのかもしれない。

むしろ、難しい作戦を考えるのが苦手といいつつ不意打ちのレパートリーが増えているのはさすが悪タイプの頭目と言ったところか。


高ステータスで「ふいうち」が使えるだけでも十分強く、「ハサミギロチン」といった役割破壊技や「つるぎのまい」などの積み技、「でんじは」などの変化技も使える。ハサミギロチンはゴースト相手に無効だが、そこは悪技の出番である。

高耐久で素早さが低いため「メタルバースト」も使いやすい。

ドドゲザンミラーマッチ対策の「けたぐり」もしっかり覚える。

しかし素早さが高くないため「ふいうち」は読まれやすく、「おにび」や「アンコール」に対して非常に弱いのが欠点。 特に「そうだいしょう」を活かすために最後の1匹で殿を務める場合は、一度でも「ふいうち」を「アンコール」で縛られたら相手がミスしない限り敗北がほぼ確定してしまう。


専用特性「そうだいしょう」は、味方の倒れた回数に応じて、繰り出した際に攻撃わざの威力が上昇するというもの。発動時には「ドドゲザンは 倒された 仲間から 力を もらった!」というメッセージが出る。

上昇率は1体につき+10%で、+50%が最大値となる。この補正は通常の能力変化(ランク補正)とは別であるため、つるぎのまいなどの攻撃アップとは乗算されるのが利点。

しかし火力アップの手段として見ると効果としてはそこまで高くはないため、単体で勝負したいならば進化前と同じく、「いかく」持ちの相手に強く出られる「まけんき」での使用もいいだろう。


ちなみにこの「そうだいしょう」、ひんし状態の味方の数ではなく味方がひんしになった回数を参照するため、パーモットベラカスの「さいきのいのり」を使えば、たとえ3vs3であっても20%以上の補正を受けられる。

あくまでロマンの領域になるが、パーモットとベラカスを両方選出し、どちらか片方がヒメリのみを使ってさいきのいのりを計3回使ったうえでパーモットとベラカスが両方倒れれば、3vs3戦であっても+50%の補正を受けられることになる。

ちなみにドドゲザン自身がやられてから復帰させて出した場合でも変わらず「倒された 仲間から 力を もらった!」と出るのだが、いったいどういう仕組みなのだろうか……。



対戦での活躍

第9世代(スカーレット・バイオレット)

ランクバトルシリーズ1では貴重なあく枠かつサーフゴーに有利なポケモンとして高い需要を誇った。あまりに増加したためマスカーニャが「けたぐり」を搭載し出したのを始めとしてかくとう技で包囲され、ドドゲザンの方もHBに厚く振る必要に追われた。


火力アイテムとしては場持ちを高められる「とつげきチョッキ」、「つるぎのまい」との打ち分けができる「いのちのたま」、同じく打ち分けができる上に反動ダメージが無い「くろいメガネ」が目ぼしいところ。

性格は高い攻撃種族値を持っていることから実数値で得できるように攻撃に努力値を振る・振らないにかかわらずいじっぱりを選ぶのが主流。


パラドックスポケモンが解禁されたシリーズ2においてはハバタクカミに強い枠として環境に生き残った。

シリーズ3においては新たに追加された四災の内イーユイ以外に強いことから立場を保った。ただし、四災対策でかくとう技やかくとう「テラバースト」を持つポケモンが増えたことからドドゲザンはそのあおりをまともに受けることとなり、「ポケモンHOME」での使用率ランキングは20位台にまで下がってしまっている。もう一つ、純粋に悪タイプ物理アタッカーとしての役割を素早さの高いパオジアンに奪われたという一面もある。

その後、四災対策としてフェアリーテラスタル型が増加している。


「まけんき」アタッカーということでダブルバトルでも活躍している。初期環境ではまともな優先度「おいかぜ」サポーターがヤミカラス程度しか存在しないが、そちらの「おいかぜ」でサポートするエース型が主流。

ヤバソチャ参入後はそちらの「トリックルーム」と「いかりのこな」でサポートされるトリパエース型も見られるように。ヤバソチャはゴーストタイプなので、「いかりのこな」でかくとう4倍弱点であるドドゲザンを守れる。

ダブルバトルでは一時期低迷していた時期があったが、シリーズ5にヒスイウインディが増加すると「まけんき」型として再浮上。その後もシリーズ6のガオガエンの追加によりそこそこその地位を保っている。


用意する場合、レイド産は高個体値だが、特性がミスマッチなプレッシャー(隠れ特性)になりがちなのが少し面倒。


テラスタルは複合タイプの関係で格闘タイプに4倍弱点を抱えるため、弱点でも2倍に抑えられるテラスタルとの相性は良好。一致タイプでは「ふいうち」・「ドゲザン」の威力を上げる悪タイプ、「アイアンヘッド」の威力を上げる鋼タイプどちらも相性がいい。ただし鋼テラスタルは他にも大量に候補がおり、その候補も600族中心に強力なポケモンがほとんどなので非常に対策されやすく、わざわざドドゲザンでやる理由は薄い。

また格闘4倍を逆手に取り、格闘タイプ相手に敢えて居座ることを狙ったゴースト・飛行・フェアリータイプ、やけど対策・耐性強化を兼ね草テラスタルに強く出られる炎タイプも面白い。


その他

テラレイドバトルにおいても豊富な耐性を持つ積み技持ち物理アタッカーとして需要が高く、特に星7ゲッコウガレイドでは手軽な攻略要員候補として役立つ。というのは、相手の持ち技のうち「ハイドロポンプ」以外全てに耐性を持ち、かつ「かげぶんしん」を無視する必中の「ドゲザン」を「つるぎのまい」で強化でき、さらには「でんじは」で麻痺による行動制限、あるいは「バークアウト」によるデバフを狙えるためである。よしんば自身が倒されても復活すれば特性「そうだいしょう」の効果が乗るうえ、ゲッコウガが撒く「どくびし」もはがねタイプのおかげで無効にできるのだ。この他最強のインテレオンレイドにも討伐隊として多くのトレーナーが起用した。


使用トレーナー


アニメ版

アニポケリコとロイの旅シリーズ

46話~『テラスタルデビュー編OP「Willで初登場。


余談

普段は座っている椅子ごと浮かしてホバー状態で移動するが、専用ワザの『ドゲザン』を使用した際に見せるお尻が海外で注目を集めている


キリキザンの進化としては完璧すぎるビジュアルと性能に対して、名前と土下座という設定が付与されている事から賛否が多かった。一応言っておくが名前と専用技以外に土下座要素は微塵も無い(図鑑でも一切触れられていない)上に元々キリキザン自体手段を選ばない戦い方をする卑怯もいいとこなポケモンなのでやっている事自体はコマタナ時代から微塵も変わっていなかったりする。


関連イラスト

Autumnそうだいしょう

土下座コンビドドゲザン


関連タグ


0982.ノココッチ0983.ドドゲザン→0984.イダイナキバ


第9世代追加進化


関連ポケモンやキャラクター等


その他

  • サムライ:歴代最強クラスの攻撃力を誇る武士型メダロット。外見が似ている。
  • 卑劣様:色違いの色や頭目な容姿と立場に汚い実利主義者という点から、連想した者も多かった様子。
  • どげせん/謝男:土下座を武器に押し通る男の先駆け。
  • Dr.ワイリー:ヒゲが生えてて土下座が代名詞の悪役。姿はどことなくブレイドマンを彷彿とさせる。

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