基礎データ
全国図鑑 | No.0923 |
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パルデア図鑑 | No.024 |
ローマ字表記 | Parmot |
分類 | てあてポケモン |
タイプ | でんき/かくとう |
高さ | 0.9m |
体重 | 41.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | ちくでん/しぜんかいふく/てつのこぶし(隠れ特性) |
タマゴグループ | りくじょう |
各言語版での名称
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | パーモット | パモ+パモット+マーモット |
英語・スペイン語・イタリア語 | Pawmot | Pawmi(パモ)+Pawmo(パモット)+marmot(マーモット) |
ドイツ語 | Pamomamo | Pamo(パモ)+Pamamo(パモット) |
フランス語 | Pohmarmotte | Pohm(パモ)+Pohmotte(パモット)+marmotte(マーモット) |
韓国語 | 빠르모트 | 日本語名の音写 |
中国語(簡体字) | 巴布土拨 | 巴掌(bāzhang、てのひら)+布(bù)+土拨鼠(tǔbōshǔ、マーモット) |
中国語(繁体字) | 巴布土撥 | 巴掌(bāzhang、てのひら)+布(bù)+土撥鼠(tǔbōshǔ、マーモット) |
進化
パモ→パモット(レベル18)→パーモット(一緒に1000歩あるいてからレベルアップ)
概要
『ポケモンSV』から初登場した、パモの最終進化系。電気袋組の中では珍しく2進化する。
体格が若干成長し毛が大きくハネた位と、近年のポケモンには珍しく、ピジョン→ピジョット並な順当な進化を遂げる。
というかパモからパモットの時点でも殆ど変わっていないので、本当にパモが立って毛がハネただけにしか見えない。
ふわふわの体毛はバッテリーとなっており、電気自動車に匹敵する電力を蓄えることが可能。身体能力も非常に高く、水上でのバトルでも浮き袋の足場に頼らず泳いだまま戦闘ができるほど。
普段はおっとりとした気質だが、いざ戦いとなると電光石火の身のこなしで敵を叩きのめし、掌の発電器官から電気を帯びた掌底を喰らわせるという。
色違いは進化前と同じく桃色ベース。
でんき・かくとうの複合からあるオリポケを連想したプレイヤーも多い。
ゲームでの特徴
スカーレット・バイオレット
野生では出現せず、パモットが「一緒に1000歩あるいてからレベルアップ」での進化となる。初見で解った人はいたのだろうか…?
なお、同じ世代登場かつ同進化のアノホラグサはオコゲ林道、ベラカスはDLC『藍の円盤』においてテラリウムドームで野生出現する為、唯一野生で出現しないポケモンである。
ストーリーにおいては、ライバルであるネモの手持ちで登場。歴代ライバル同様に彼女のエースポケモンはパートナーポケモン(パルデア御三家)であるが、初代のグリーンのピジョットや前作ホップのウールー/バイウールーの様に彼女の手持ちで代表するポケモンとして描かれる事が多い。
ネモのパーモットも参照。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
70 | 115 | 70 | 70 | 60 | 105 | 490 |
進化前同様、初のでんき・かくとうの複合タイプで、このたび両タイプには全ての複合が埋まる事になった。
見た目通り攻撃と素早さが高い速攻物理アタッカー向けの種族値となっている。さながらゴウカザルからとくこうを大幅に削ったような数値である。
弱点はじめん、フェアリー、エスパーの3タイプ。
専用技としてでんこうそうげきを覚え、謂わばでんき物理版もえつきると言った性能。
威力もそれに見合ったものとなっているが、かくとう単タイプになりひこう技が受けきれなくなるためご利用は計画的に(おまけにひこうタイプはパーモットより早いポケモンが多い)。逆に言えばでんきタイプをなくすことでじめん技が弱点でなくなる(とはいっても無効化や半減はされないので過信は禁物)ことを利用して相手のじめん技を読む戦術もあることは片隅にでも置いておいて損はない。でんき技が効かないじめんタイプ持ちの相手やパーモットより素早い相手などには通用しないが、かくとう弱点だが物理耐久が非常に高くインファイト一撃で倒れそうにない相手などに有用。
それ以外の威力80を超えるでんき物理技はワイルドボルトぐらい。
また、てあてポケモンの名に違わず習得者の少ないさいきのいのりも習得可能。
かくとうタイプの一致技としてはインファイト、かわらわり、ローキック、けたぐり、マッハパンチ(タマゴわざ)、つっぱりといった状況に応じた物理技を一通り覚えてくれる。防御は70しかないのでボディプレスを使いたければ、ビルドアップで積むなどの下準備が必要となる。
このかくとうセンスに反し、投げ技は使えない。
でんきタイプなんだし、サブウェポンが不安だなと思ったプレイヤーの諸氏は安心してほしい。
3色パンチ、タネばくだん、かみくだく、じゃれつくとそこそこタイプ範囲が広く、苦手な相手にもそれなりに食らいついてくれるし、特に3色パンチは夢特性のてつのこぶしとは相性が良い。
おまけにタマゴわざでねこだましが使えるのでリスク無しにがんじょうやきあいのタスキを封じられる。
初心者にも非常に使いやすい性能をしているので育成次第ではストーリーでのエースになってくれる事であろう。
「でんこうそうげき」はテラスタル中に使用した場合、でんきタイプがなくならない。そのため、テラスタルアタッカーとしての素質があると言える。
シングルバトルシリーズ1環境ではマスカーニャとサザンドラなどに強いことからそこそこ使われる。自身が素早さで勝る相手であるサザンドラは耐久無振りかその近くなら上からのインファイトで確定1発に持って行けるし、A252で「てつのこぶし」込みの「マッハパンチ」ならH4型が確定2発であるためこちらが「きあいのタスキ」型であちらが「こだわりスカーフ」型でも問題ない。マスカーニャは流石に上を取ることはできないが、サザンドラと同じように「マッハパンチ」で縛れる。
カイリューに対しても、テラスタルを切らなければ「れいとうパンチ」、「しんそく」と相性の良いノーマルテラスタルを切れば「インファイト」や「マッハパンチ」、という択を迫ることができる。
そのような強みもあって、シーズン2には使用率34位を記録。
だがシリーズ4辺りになると、既に素早さインフレに取り残されて完全に環境から遠ざかり、その潜在能力を持て余すようになった。
ダブルバトルでも独特の一致技範囲を持つ「ねこだまし」使いという事で、初期環境で一定数使われる。
レギュレーションHシングルバトル環境においては、コノヨザルの「いのちがけ」とパーモットの「さいきのいのり」でイダイトウ♂の「おはかまいり」のカウントを稼ぐ「コノヨパモイダイトウ」なる型が存在する。
しかし何と言っても強力なのは「アンコール」である。パーモットの1つ1つの型はそれほど対処困難ではないが、あらゆる型をまとめて対処するとなるとバフ技で強化してパワーやスピードで薙ぎ倒すしかないため、そこに「アンコール」が刺さるという寸法である。それこそがパーモットの真の強さである。
また、このレギュレーションでは火力も速度もデフレしておりパーモットで火力や速度が不足しない場面も目立つため、「ほっぺすりすり」すらカットした純粋なアタッカー型の割合も多い。
シーズン24最終7位構築に王道のでんきテラスタル「こだわりハチマキ」型が残るなど、その実力を遺憾無く発揮した。
パーモットに限らず、連れ歩き進化は効率的な方法がある。
ポケモンセンターなど建物の屋根にパモットを乗せて主人公が屋根を降りれば、パモットは主人公を探して勝手に屋根の上をぐるぐる回るので、そのまま何分か放置すれば進化条件を満たす。主人公だけが屋根の上に乗って、パモットを地面で歩かせてもよい(Ver.1.0.1で確認。Ver.1.0.0では不可能)。
余談だが、パモ系統は泳ぐ事が出来、水上マップでは立ち泳ぎを行う。ただしなみのりは覚えられないので注意。
使用トレーナー
番外作品
ポケモンマスターズEX
- ネモ&パーモット
- 2023年8月8日、PokémonPresents発表と共にネモのバディとして新ロール「スピード」を引っ提げて登場。第9世代初の実装ポケモンである。
- 特筆すべきはトレーナー技「本気で戦ろう!」で、自身を含めた味方1体に次回ダメージ防御&こらえる状態に、つまり2回の行動保証を1手で付与できる上にバディーズ技のカウントを2つ進められる破格の性能。
- 他には「EXスピーダー」で自身の素早さを6段階上げられるので、これによってスピードロール共通で素早さが高いほど威力の上がるバディーズ技や、強力なシンクロ技「でんこうそうげき・迅」を叩き込む速攻戦を得意とする。
- パッシブスキルは、行動するたびに自分の攻撃が2段階・急所率が1段階上がる「技後攻撃2急所率1↑9」、バディーズ技が急所に当たりやすい「B技急所狙い1」、初めてバディーズ技を使った時にシンクロ技の使用回数が回復する「初B技後S技回数回復1」。総じてバフが自己完結しており、上記のトレーナー技2つと合わせてどんなバディーズとも組める性能となっている。
アニメ版
アニポケ・第8シリーズ
- ネモのパーモット(詳細はこちら)
Biri-Biri
『ポケモンSV』1周年記念に公開されたYOASOBIによるインスパイアソング。
楽曲の原案は著・武田綾乃氏によるweb小説『きみと雨上がりを』。
ジャケットに抜擢されている他、MVの映像内でもネモの手持ちポケモンとしてパモの頃から様々なシーンに登場する。ただし、原作小説にはパーモットは登場しない。
もう1つのモチーフ
ゲーム内で明確な言及はないが、パーモットはもう1つのモチーフとして心肺蘇生が取り入れられているのではないかと考えるプレイヤーもいる。
その理由として、
- 分類が「てあてポケモン」
- でんきタイプ→除細動、かくとうタイプ→心臓マッサージ
- ひんしになったポケモンが復活する「さいきのいのり」
- 電気が流れている両手→2枚1組の電極パッドを持つAED
- 更に専用技「でんこうそうげき」の仕様が、双方の電極パッドを通じて強力な電流を流し、一度使うと電極パッドは使用不可になるAEDの特徴とおおまかに一致
等、心肺蘇生を思わせる要素が各点で見受けられる。
海外のWikiでも起源の1つとして除細動器が考えられている。
また、ネモがパモ系統を連れている理由として、モンスターボールを投げるのが下手だったり、ペパーが「生徒会長、意外と体力無いんだな……」と言及していたりしたことから、ネモの身体に有事があった際の保険ではないかと考えるプレイヤーもいる。
関連イラスト
関連タグ
0922.パモット→0923.パーモット→0924.ワッカネズミ