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サザンドラ

さざんどら

サザンドラとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。
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基礎データ

ずかん No.635
ぶんるい きょうぼうポケモン
タイプ あく / ドラゴン
たかさ 1.8m
おもさ 160.0kg
とくせい ふゆう


※ふゆう:じめんタイプの攻撃技を無効にする

他言語版の名称

英語 Hydreigon
イタリア語Hydreigon
スペイン語Hydreigon
フランス語Trioxhydre
ドイツ語 Trikephalo


進化

123


モノズジヘッド(レベル50) → サザンドラ(レベル64)

容姿

サザンドラェ…


三つ叉の首を持つドラゴンの姿のポケモン。進化したことでさらに首が一つ増え、とうとう3つになった。
しかし両手の頭には脳みそが入っていないため、「頭」と言うよりは「頭部の機能を備えた腕」という方が近いかもしれない。目や舌などもあるが、感覚器官として機能しているのかは不明。しかし腕の頭も物を食べることは出来るので、食道はちゃんとある様子。図鑑では「両腕の頭」という、生物的には良く分からない表現がされているが、腕には良く見ると関節があるので、やはり手の代わりに頭がついている形なのだろう。

またそれまで目元を覆われていた毛は逆立ち、赤く鋭い眼光をさらすこととなった。
背中の羽も左右対象に合計6枚に増えた。

体色は毛の部分は紺色で、お腹の模様は赤色をしており、それ以外の部分は青色をしている。
色違いは、毛の部分は灰色に近くなり、お腹の模様は青色に、それ以外の部分は緑色をしている。

開発者によればデザインのモチーフは、ヤマタノオロチと雑誌『ニンテンドードリーム』の2011年5月号で述べられている。三つ首と名前の響きから、あの特撮キャラクターの影響もありそうだが、そこは流石に明言されていない。また、本来は戦車をイメージしたポケモンになるはずだったらしく、体の模様にその名残がある。

概要

『ポケットモンスター ブラックホワイト』(第5世代)に初登場したポケモン。
名前の由来は恐らく『サザン(頭と羽を足した数が9のため、九九の3×3<さざん>)+ドラ(ドラゴン)。』また、語感からヒドラやサウザンドをかけた可能性もある。
ジヘッドLv64で進化することが出来る。
組み合わせとしては初登場となるあく・ドラゴンタイプポケモンの最終形態で、第5世代における600族ポジションにあたる。

分類どおり、性格は非常に凶暴。
6枚の羽で空を飛び続け、動くものを敵もしくは獲物と判断して襲いかかり、3つの頭ですべてを喰らい尽くし、破壊してしまう、まさにあくタイプ、つまりおおかたの属性で言う闇属性の凶悪さを極限かつ究極なまでに体現した存在と言える。
ちなみに進化前の2形態も食べることばかり考えている。

大器晩成型のポケモンとしては、カイリューLv55ウルガモスLv59 を抜き、なんと60越えのLv64でようやく進化する。
歴代ポケモンの中で最も進化が遅く、その都合上後述するトレーナーはLv.64未満という本来ではありえないサザンドラを使ってくる。
BW1ではLv40前後のモノズがチャンピオンロードで登場するのみであったため、第5世代でのレベル差による経験値減算の仕様も相まってサザンドラまで育て上げるのに苦労した人は多いはず。
BW2ではジヘッドがLv50前後で登場するようになったものの、育てるのに手間がかかるのは変わらない。

性能面

図鑑No.635 サザンドラ


HP92攻撃105防御90特攻125特防90素早さ98
これまでの600族と言えば全て攻撃の方が高い傾向にあったが、サザンドラは特攻が最も高く設定されており、その種族値は125ラティオスの130に次ぐ高さで、伝説を除いたドラゴンタイプで第2位の値である。
一方、素早さの面では、低くはないが98という微妙な種族値のため、激戦区である素早さ100族を抜けないのが難点。
尤も、非最速で良いと割り切ることもできるので、最速必須のラティオスと違って気軽に特攻補正がかけられることから、火力はサザンドラ>ラティオスになれる場合も多い。

弱点を補完する複合タイプではないため弱点自体は多く、サザンドラ自身が初登場した第5世代までは4倍弱点こそ無かったが、第6世代からは新しくフェアリータイプが登場したため、4倍弱点が出来てしまった(あくタイプドラゴンタイプの両方とも弱点)。
だが、一方で耐性も7つと多く(半減6つ・無効1つ)、600族相応の耐久力、そして上記の高い攻撃性能の受け辛さが重なり、なんだかんだで実力は高いポケモン。

主な技はタイプ一致の特殊技のりゅうせいぐん」「りゅうのはどうあくのはどう
潰しのだいもんじ」「かえんほうしゃが基本。
サブはバンギラスヒードランエンペルトに有効なきあいだま」「だいちのちから
高耐久の地面タイプや、「ふうせん」持ちのヒードランに刺さる安定技のなみのりが上がる。
またXYでは、不一致技ではあるがフェアリー対策としてラスターカノンも候補に上がるだろう。
サザンドラの火力と素早さを考えると不一致でもかなりの有効打になり得るだろう。

攻撃種族値も"105"もあるので、二刀型もやれたりするが技スペースは厳しい。
ウルガモス用のストーンエッジ」「もろはのずつきか、「こだわりスカーフ」を持った時の交代読みやタスキ潰しとしてとんぼがえりならば候補に挙がる程度。
OARSで教え技として復活したばかぢからハピナスレジアイスへの奇襲やバンギラスへの安定技として使うことが出来る。
他の物理型ではタイプ一致のかみくだく、最終進化形の定番じしん等がある。
物理ドラゴン技も「げきりん」などを覚えるが、基本特殊技を使った方が扱いやすいので採用はまず無いレベル。

一方で補助技は乏しく、有用なのはみがわり」「でんじは」「ちょうはつ」「リフレクター」「はねやすめ位しかない。
このため採用しても1つくらいで、(セミ)フルアタ構成になりやすい。

高火力技が多く揃っており、読みに頼り切った戦術をしなくてもよく、高種族値であることからあくタイプとしてはバンギラスと並んで最高水準の能力である。
一方で、先述した微妙な素早さの関係で他のメジャーなドラゴンタイプに先制を取られてやられてしまうことが多く、ドラゴンタイプとしての評価は微妙。
多くの「メジャーなポケモンの対策」がサザンドラに対してはあまり有効でないことが強み(ふいうちが半減、汎用ドラゴン対策のめざ氷や冷凍ビームで即死しない等)であり、弱い者いじめに特化した性能といった評価が長く続いている。

BW時代はシングルの評価は最後まで上がらなかったが、ダブルバトルでは半端な素早さを補いやすく、加えて、主力の特殊ドラゴン技の使い勝手が物理のそれを上回る(ダブルだと「げきりん」でどちらを攻撃するかはランダム)ため、シングル以上の活躍ができていた。

第6世代では前述したフェアリータイプの登場でさらに評価が下がると思われた。
しかし環境的にはむしろ動きやすくなったと言う評価が非常に多い。

まず、あく技がはがねタイプに半減されないという仕様変更のおかげで、一致あくのはどうだけで圧力をかけられる相手が増え、さらに自身もあくタイプであるため、はがねタイプでは止められなくなったゴースト及びあくタイプの技を半減できる。攻撃技で固めやすいサザンドラにとって「ふいうち」半減は大きい。
天敵と言われたフェアリーも、むしろ自身の弱点であるかくとうタイプやドラゴンタイプの牽制として相性が良い。

また、サザンドラと共通した弱点を持たないギルガルドと言う最高の相方を得た。サザンドラとギルガルドの組み合わせは俗にサザンガルドと呼ばれている。
無論、全ての相手の攻撃をいなしきれるかと言うとそうでもなく、複合タイプには注意を払わなければいけない(ウルガモスバシャーモガブリアスなど)また、きもったま持ちのゴロンダメガミミロップには格闘技1本でまとめて面倒を見られてしまう。
これらを対策するべく、マリルリニンフィアファイアローなどでさらに補完を取る形が多い。
最高の戦友を得たお陰で、第6世代で着実に数を増やした。

とは言え、やはり仲間ありきのポケモンと言えるのも事実だったりする。
サザンドラ自体のスペックは600族とは言え尖ったスペックと言うわけでもなく、ましてや第6世代では高威力特殊技が軒並み弱体化しており、天敵も多いため、止まる時は結構呆気なく止まってしまう。特にサザンドラ1匹が残ってしまうと悲しみを背負う羽目になりがち。
やっぱり600族とは言え、サザンドラもあくタイプと言う事なのだろう。

第7世代ではアローラ図鑑からハブられてしまったが、「しまスキャン」でモノズを入手できる為図鑑に載らないながらも使用自体は可能。
しかし環境的にはフェアリー全盛期と言う物凄い環境的逆風が待ち受けていた。
このせいであくタイプは大半が環境から駆逐される異常事態となっており、ほぼラスターカノン一本しか有効打を持たないサザンドラも例外なく数を減らしてしまっている。
(ダブルでは味方でフォローできる為生き残っているものの、シングルでは殆ど顔すら見なくなった)

ギルガルドメタグロスとは好相性のままだが、現状の環境においてトップメタに居座るのが相方毎見れるミミッキュなのが何よりも痛い。
ああ見えてミミッキュは一番高い能力は特防である為、特化してやっと6割しか削れない
環境と言う意味で火力も耐久も厳しくなってしまった為か、相方の方から見捨てられる事態に陥ってしまっている。いるだけでフェアリーを呼ぶのはやはり問題なのだろう……。

一方であくタイプを持つ故「いたずらごころ」の影響を受けない強化点もあるが、当のいたずらごころの第一人者いたずらごころを捨てた為あまり報われない。

持ち物は火力を追及するいのちのたま」「こだわりメガネ、微妙な素早さを補うこだわりスカーフが基本。
BW時代では小回りを利かせたまま一撃の威力を上げる「ドラゴンジュエル」もよく使われた。
素早さで勝てないボーマンダゴウカザルテラキオンへの攻撃を耐えるためにきあいのタスキで無理矢理迎え撃つという方法もあるが、あまり見かけない。

遺伝技に設定されている「あくのはどう」と「だいちのちから」は、BW1の頃ではそれぞれ同時遺伝が出来ず、第4世代のわざマシンと教え技を利用しなければ遺伝が不可能であったため、HGSSやプラチナ版を持っていない人はGTSでLv1モノズを探す作業から入らざるを得なかった人も多い。
BW2では教え技で両方とも追加される事となり、遺伝の心配がないどころか同時に持つ事も出来るようになった。
XYでは再び「あくのはどう」のわざマシンが登場しているので、「だいちのちから」の遺伝だけ考えれば良い。ただし1から作る場合はBW2で教えた個体を親にしなければならない点は注意。
ちなみに同時遺伝する場合は、BW世代では♂が両方覚えていることが条件だったが、XYでは♂♀が片方ずつでも問題ない。

トリプル火炎放射!!


なお、2016年1月現在、せっかくの三つ首を活かす三刀流的な特性は持ち合わせていない。

各作品におけるサザンドラ

BW1

ゲーーーチス


シナリオ終盤で本性を表したゲーチスが、実際ではありえないLv.54の個体を使用してくる。
ボス系NPCトレーナー共通である全ての個体値が30(いわゆる6U)に加え、
覚えている技もりゅうのはどう/きあいだま/なみのり/だいもんじと実戦仕様な構成。
余りの強さに発売数カ月ほどは「CS252H4の努力値が振られている」というデマが信じられていたほどであった。
また、サザンドラの弱点である氷・虫・格闘・ドラゴンタイプを持つポケモンが仲間にいたとしても、格闘タイプ以外はサザンドラのいずれかの技で弱点を突かれて返り討ちにあってしまうので、苦しめられたプレイヤーも多いのではないだろうか。
直前に捕獲することになる、泣く子も黙る禁止伝説レシラムゼクロムを出したとしても、微妙にLv差がある上に素早さ種族値で負けているため、ほぼ確実に返り討ちに遭うと思っていい。

以上述べたように力押しでの突破は難しいが、特定のポケモンを利用することで、標準的なレベルでも倒すことは可能である。
まずは弱点を突くことができ、かつ返り討ちに遭うことのないポケモンを使う方法で

  • ズルズキンのとびひざげり。高耐久なのできあいだまで弱点を付かれても耐えられる。
  • ダゲキのインファイト。急所に食らっても「がんじょう」で耐えることができる。
  • ダイケンキなど、弱点を突かれない不一致でふぶきやメガホーンを使う。

もう一つはサザンドラを抜ける素早さを持つポケモンで弱点を突く方法で

また、パーティに対抗できるポケモンが全くいない場合でも
  • 最初に繰り出すデスカーンが耐久型のため、先に積み技や薬を積みきっておき、そこから最後まで無双する。
  • 特性が「がんじょう」かつ低レベル(Lv10程度)のダンゴロにおいしい水を延々と飲ませ続ける。

などなど、凄まじい強さながら一応何とかする方法は用意されている。

BW2(ゲーチス)

ゲーチス


BW2でも引き続きゲーチスの手持ちとして登場。ブラックキュレム(ブラック2)・ホワイトキュレム(ホワイト2)を倒すと戦闘に入る。
レベルが2つ下がってLv52となっているが、クリアしたブラック2からチャレンジモードキーを貰えば前作よりもレベルが上がった状態を見る事が出来る。

今回はなんといのちのたま持っており、凶悪さに拍車がかかる…かとおもいきや、
技構成がかみくだく/ドラゴンダイブ/いわなだれ/やつあたりとまさかの物理特化なため、前作に比べると苦労はしない様子。
上記の通り攻撃の種族値もそれなりに高く、「いのちのたま」効果込みのドラゴンダイブの威力は馬鹿にならないが、はがねタイプに半減されてしまう

BW2(アイリス)

あたしの先鋒!


BW2ではゲーチスだけでなく、アイリス先鋒として使用してくる。
最初の挑戦ではりゅうのはどう/チャージビーム/なみのり/かえんほうしゃを覚えている。
チャレンジモードや強化後は、前作のゲーチスと同じ技構成(りゅうのはどう/きあいだま/なみのり/だいもんじ)になり、なおかつレベルも76(81)と非常に高くなる。

XY

トレーナーの手持ちとしての登場はしないものの、チャンピオンロードにおいてジヘッドと共に野生として登場するようになる。
しかも進化必要レベルが64に対し、野生のサザンドラは59である。
ちなみに姿を現すのは洞窟外のみで、エアームドと同じぐらい低確率である。

ポケナガ

ノブナガのベストリンク。「ランセの伝説」編ではイクサに出してはもらえないようだが…

マグナゲート

ネタバレ注意

マグナゲートと∞迷宮でも、ホワイトの図鑑説明にあった「3つの頭で食べつくしてしまう」が出てくる。
見た目も性質もゾロアスター教に登場するアジ・ダハーカのような存在であるとされていた。
事実、物語の途中で登場するムンナも、何度も食べられそうになるところで命懸けの逃亡を繰り返してきたのである。
ゲームのパッケージでも、主人公に襲い掛かるような構図で描かれている通り、まさしくBWでの設定通り。

…と思われたが、

それらの背景・構図は夢を思い通りに操り、ムンナが主人公を洗脳するために都合よく作り変えた誤情報であった。
その正体は主人公をポケモン世界に呼んだ「命の声」の化身。
例えて言うなら、時の探検隊・闇の探検隊のクレセリアの立場である。
キュレムに襲撃されて一度は消滅するものの、あくまで実体ではないので、エンディングで再び姿を見せている。
BWの恐ろしく凶暴なイメージからはとても想像がつかない、心優しく茶目っ気もある「きれいなサザンドラ」。唯一変わらないのは食欲くらい。
そのために食費はかなりのものになっているらしく、スワンナママのお店では一度所持金が足りずにツケて貰った事がある。
ちなみに主人公がいない間にちゃっかり仲間入りする。「命の声」ェ…

スワンナの店で働いてるサザンドラ



性別が廃止されたため、中性的なイメージも相まって性別は不明。特定の層には残念な仕様の性別廃止であったが、性格の可愛さゆえか、どちらで妄想しても都合が悪くならないようになっているとプラスに考えるべきだろう。
サザンドラは性別が『サザンドラ』で良いと思う。♂とか♀とかじゃないさ

主な使用ポケモントレーナー

ゲーム


アニメ
  • コテツ / ベストウィッシュシーズン2に登場。イッシュリーグ4回戦の先鋒として繰り出される。本人曰く「秘密兵器」でその実力は高い。
  • カリータ / 劇場版ポケットモンスター『ビクティニと黒き英雄 ゼクロム(白き英雄 レシラム)』に登場するキャラクター。「白き英雄」では色違いの個体となっている。

関連イラスト

プラーズマー
暗黒竜サザンドラ


なみのりサザンドラ
言えるのかぁっ!!



関連タグ

ポケモン一覧 あくタイプ ドラゴンタイプ 600族
キングギドラ ケルベロス ヤマタノオロチ
ドードリオ ダグトリオ レアコイル:サザンドラと同じく、3つの頭を持つポケモン。
サメハダー:分類が同じ「きょうぼうポケモン」。
アクジキング:同じあく・ドラゴンタイプのポケモン。
きれいなサザンドラ:その見た目から物騒なイラストが多い中、かわいく描かれたサザンドラには、こちらのタグが付けられることがある。
ニンサザニンフィアとのカップリング。ニンフィアのタイプ(フェアリータイプ)反映以後のトレンド。

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