「アイリスねー! とっても つよかった きみのこと ぜったいに わすれない!」
概要
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』で初登場したキャラクター。
『ホワイト』では、イッシュ地方ソウリュウジムジムリーダーを務めるドラゴンタイプのエキスパートであり、キャッチコピーは「竜の心を知る娘」。
ドラゴンポケモンと共に暮らす竜の里の出身であり、ソウリュウシティ市長のシャガにポケモンの腕前を見込まれてからは、里を出て彼と共に暮らしている。
そのため2人に血の繋がりはないが、アイリスはシャガを「おじーちゃん」と家族のように親しんで呼ぶ。
年相応にとても無邪気で活発な性格。ぴょんぴょんと跳ねながら「こっちだよ」といって案内してくれる様子もまた可愛らしい。
その反面、ジムリーダーを務めるだけあってポケモントレーナーとしての実力は侮れない。
なお、まだ幼いためかセリフ表記を漢字に設定していても、彼女は平仮名のみで話す。
BW2
2年後の『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』ではアデクに代わりイッシュリーグの新たなチャンピオンに就任。
シリーズではシロナに続く歴代二人目の女性チャンピオンである。また、アイリスがもし11歳未満である場合はグリーンを抜いて歴代で最年少チャンピオンでもある。
こちらでは台詞中に漢字が使用されており、やや成長した印象を受ける。
「おもいでリンク」によると、「竜の里を出るなら見聞を広めチャンピオンを目指すこと」という約束に従いシャガがアイリスをトレーナーとして鍛えていた際、アデク直々の使命が来てアイリスとアデクが勝負し、勝利したアイリスがチャンピオンの座を継ぐこととなった。
容姿
非常にボリュームがある髪を腰下まで伸ばし、ツーサイドアップのように頭の左右と後ろの毛先を結っている。
この特徴的な髪型はドラゴンをイメージしてデザインされており、前髪はドラゴンの上顎から取り入れた意匠である。(シャガの髭が下顎に相当)
BW2
町なかで会う際は『BW』と同じ格好だが、ポケモンリーグでチャンピオンとして登場する際は七夕の織姫をモチーフにしたような衣装を着ている。
ちなみにこの衣装はシャガより贈られたもの。
手持ちポケモン
名前 | レベル | タイプ | 使用技 |
---|---|---|---|
オノンド♀ | Lv41 | ドラゴン | りゅうのまい・りゅうのいかり・ドラゴンテール・ダメおし |
クリムガン♀ | Lv41 | ドラゴン | なしくずし・リベンジ・ドラゴンテール・つじぎり |
オノノクス♀ | Lv43 | ドラゴン | りゅうのまい・ドラゴンテール・きりさく・ダメおし |
攻略
『ブラック』でジムリーダーを務めるシャガと使用ポケモン・技構成は全く同じであるが、手持ちの性別と切札オノノクスの特性が異なっている。(シャガは「とうそうしん」、アイリスは「かたやぶり」)
御三家のタイプの攻撃ではダメージが半減するので、他タイプで攻撃したほうが無難。
こおりタイプを手持ちに入れると有利。
切札オノノクスは2度「りゅうのまい」を使用してから攻撃へ入るので、無双状態となる前に倒したいところ。
BW2
イージーモードではレベルが4つ下がり、チャレンジモードでは4つ上がる。
強化版
イージーモードではレベルが5つ下がる一方で、チャレンジモードでは5つ上がり、切札オノノクスのレベルは何と83。
やりこみ要素ではあるが、BDSPが発売されるまでは当時ポケモン本編史上最高レベルのチャンピオンであった。
なお、チャレンジモードでは全ポケモンが持ち物所持となる。
(サザンドラ…ものしりメガネ・ラプラス…こうかくレンズ・ボスゴドラ…ちからのハチマキ・アーケオス…ひこうのジュエル)
また、クリア後のチャレンジモードではクリムガンがボーマンダと交代し(持ち物はそのまま)、ラプラスの持ち物がフォーカスレンズに変更される。
ちなみにアーケオスのみオスである。
攻略
ドラゴン3匹+化石系ひこうタイプ(アーケオス)に同族対策のはがねとこおりをプラスしたパーティ。
あくまでもドラゴン中心パーティであるが、怪獣や恐竜モチーフの非ドラゴンタイプが混存しているパーティはワタルを連想させる。
いつもと雰囲気の違うチャンピオン戦のBGMが流れたまま初手でBGMの雰囲気と相反しているサザンドラが出たことで驚いた人も多かったのではないだろうか。
前作でのアイリスもLv43のオノノクスを用いており、ゲーチスと同じく「あり得ないレベルのポケモンを使う」仕様を継続している。
今作のNPCトレーナーはポケモンに強力な持ち物を持たせている場合が多く、アイリスもその1人。
切り札のオノノクスはきあいのタスキ+りゅうのまい+ダブルチョップorげきりんという対人戦でもありそうな子供泣かせの構成。
前作のゲーチスのサザンドラよろしく先制技持ちがいないせいで全滅をやらかした人もチラホラ。
別方面では今回のメダルラリーの「手持ち1匹でチャンピオンを倒す」のクリアに緊張感を感じさせる要因にもなっていたりする。
相性に関しては、かくとうやこおりタイプ技を習得していれば3・4匹ほど弱点を突くことが可能。
ボスゴドラに至ってはかくとう・じめんが4倍弱点となっているので、そこを突くと効率が良い。
耐久型ポケモンがいないので、悠長にステータス上昇技を繰返す余裕は余りない。
特に切り札であるオノノクスに対しては前述のようにりゅうのまいを覚えているため、やけどなどの状態異常攻撃による持久戦に持ち込むのは危険である(かいふくのくすりを使われて状態異常ごと全回復されてしまうため)。
こうした相性の関係か、こちらの編成によっては四天王や同じくドラゴンタイプを主体とするシャガより楽に突破できて拍子抜けしてしまう場合がある。
強化後はLv76(+2)、チャレンジモードの場合はレベルが5上がってLv81(+2)となる。
PT内容もラプラスの持ち物がフォーカスレンズになる他、クリムガンが持ち物そのままでボーマンダに変更される。
こちらもいのちのたま+りゅうせいぐんというエグイことをやらかしてくるので旅パで挑む際は注意。
アニメ版
アニポケ
CV:悠木碧
アニメ『ポケットモンスター』の第4シリーズ『ベストウイッシュ』(BW)編におけるヒロイン。
詳細は「アイリス(アニポケ)」の記事を参照。
ポケモンジェネレーションズ
CV:日高里菜
第13話「反乱」に登場。
プラズマ団の急襲を受けたポケモンリーグへクリムガンと共に駆けつけた。
その他媒体
ポケモンマスターズ
CV:竹達彩奈
通常版
バディはオノノクス。
メインストーリー第9章をクリアすると仲間にできる。
レアリティがEXになると、黄土色と赤を基調とした衣装が追加される。
チャンピオンになった後の『BW2』の設定での登場だが、メインストーリーで加入する通常版アイリスは私服姿で、チームスキルもチャンピオンではなくジムリーダーになっている。
性能は自身で攻撃・素早さ・急所率を上げられる自己完結アタッカー。
しかしメインウエポンがげきりんであるため、常に混乱自傷のリスクが付き纏う。
ポテンシャルで「こんらん無効」を付ければ解決だが、バディストーンボードに「混乱時威力上昇5」のパネルがあるため、敢えて1ランク下の「こんらん耐性9」を付けることで自傷のリスクをやや残した方が高火力にできる。
余談だが、配布バディーズの☆6EX解禁を決めるTwitter投票のルールは上位3組までの☆6EXが解禁されるというものであり、アイリスは8位となり入賞を逃していたのにもかかわらず、上位3名のフウロ・ジュン・コルニより先に☆6EXが解禁されたため一部では物議を醸した。
アナザー
チャンピオン姿のアイリスは「アイリス(アナザー)&サザンドラ」として2021年3月18日に実装。
レアリティがEXとなると、青と黒を基調とした衣装が追加される。
実装時にはエピソードイベント「パシオに輝く竜の新星」が開催され、新米チャンピオンとして他地方のチャンピオンに導かれながら成長しようとする姿が描かれた。
性能はワイドブレイカー・バークアウトをスキルによって効果を倍増にして、相手全体の火力を削ぎつつ攻撃するテクニカル。
一通り弱体化が終わった後は、スキル必中化で外れる心配がないドラゴンダイブや、スキルで威力が大幅上昇したバディーズ技で攻めて行ける。
自らが中心になって攻めていくも良し、味方の補助に徹しても良しの幅広い活躍が可能なバディーズになっている。
ハロウィン
2022年ハロウィンでのアイリスは2022年10月17日から11月3日の期間限定で実装。
バディにアーゴヨンを連れている。
エピソードイベント「異界とつながる夕闇の宴」にてまだ進化前のベベノムの時に知り合い、ハロウィンで交流して絆を深めた事で進化を果たし、改めてバディーズとなる。
どくタイプ強化のゾーン「もうどくゾーン」にできる技を持っており、自身の火力だけでなく、味方全体のどくタイプ技の強化が可能になるアナザーのとまた違うテクニカルとなっている。
また、パッシブスキルにより、毒タイプに変化した高威力のはかいこうせんを使える。
最大威力267の高威力技で単体火力を出しやすく、チームのメインアタッカーとして活躍を見込める。
攻撃ヒット時に確率で敵をどく状態にできるパッシブスキルを有し、攻撃を行う中で自然と相手を状態異常にできるため、高難度バトルでも活躍させやすい。
関連イラスト
チャンピオン