基礎データ
全国図鑑 | No.0634 |
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イッシュ図鑑 | No.274 |
マウンテンカロス図鑑 | No.143 |
ガラル図鑑 | No.387 |
パルデア図鑑 | No.371 |
ローマ字表記 | Dihead |
ぶんるい | らんぼうポケモン |
タイプ | あく / ドラゴン |
たかさ | 1.4m |
おもさ | 50.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
とくせい | はりきり |
タマゴグループ | ドラゴン |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ジヘッド | 二・次(ジ)+di-(ギリシア語由来の倍数接頭辞、2)+head(英語で頭) |
英語・スペイン語・イタリア語・ポーランド語 | Zweilous | zwei(ドイツ語で2)+jealous(嫉妬)+zealous(熱心な) |
ドイツ語 | Duodino | duo(デュオ、二人組)+Dino(モノズ) |
フランス語 | Diamat | di-(ギリシア語由来の倍数接頭辞、2)+Tiamat(ティアマト) |
韓国語 | 디헤드 | 日本語名の音写 |
中国語(簡体字) | 双首暴龙 | 双(shuāng)+首(shǒu)+暴(bào)+龙(shǒulóng、龍)+暴龙(bàolóng、ティラノサウルス) |
中国語(繁体字) | 雙首暴龍 | 雙(shuāng、双)+首(shǒu)+暴(bào)+龍(shǒulóng)+暴龍(bàolóng、ティラノサウルス) |
ロシア語 | Цвайлос | 英語名の音写 |
タイ語 | จิเฮด | 日本語名の音写 |
進化
モノズ → ジヘッド(レベル50) → サザンドラ(レベル64)
概要
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』(第5世代)に初登場した四足歩行型のドラゴン系ポケモン。
モノズがLv50になると進化する。
名前の由来は恐らく「ジ(ジ<di>:ギリシア語接頭辞で"2"を意味する)+ヘッド(<head>:"頭"を意味する)」だろう。
体型・顔つき・体色のいずれともモノズの面影を色濃く残すが、首は二つに増えて背中に翼らしきものもついた。ちなみに進化して頭頂部にある毛も2つはねている。
しかしまだ飛べないようで、本当に飛べるのはサザンドラになってから。
生態
こいつらの頭は非常に仲が悪いらしく、どの図鑑でもとにかく不仲だとアピールされている。
解説文をまとめると
「争うようにエサを食べ、相手より多く食べることで主導権を握ろうとするのでいつも食べ過ぎてしまう。また縄張りのエサを食べ尽くすと他の土地へ移動するが、どちらに進むかでよくケンカするため傷だらけ」とのこと。
こうして2つの頭が争い続けることで誰の手も借りずに強くなれるため、決してデメリットばかりではないようだ。
こんなヤツでも「ジヘッドはケンカしている!」とかならずにちゃんとトレーナーの指示を聞くのだから大したものである。
ただし、両方とも可愛がってあげないと片方が嫉妬してまた喧嘩を始めてしまう。
また、テラスタル時には冠であるはずのテラスタルジュエルを背中にマウントするようになっている。
他の頭部を複数持つポケモンでは誰かが代表して冠を被るため、これも不仲に配慮した特例なのだろう。
- 大器晩成
育てると「やっとここまで来た」という思いも、「まだここか」という思いも感じさせられるポケモンである。BWでは第二形態にしてLv50も必要という鬼畜仕様であったが、BW2ではチャンピオンロードに野生で出現するようになった。
同じ経験値タイプに属するコモルーがボーマンダに進化するのがちょうどLv.50なので、同じ600族でありながらコモルー系統の最終進化に必要な経験値分を稼いでようやく1段階進化ということになる。
その上この時点でのステータスは合計420。苦労の割にはそこそこといった感じで、努力が報われるのはもう少し先(経験値としてLv.50から最低171430)となる。
ゲーム上の特徴
名前 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
モノズ | 52 | 65 | 50 | 45 | 50 | 38 | 300 |
ジヘッド | 72 | 85 | 70 | 65 | 70 | 58 | 420 |
サザンドラ | 92 | 105 | 90 | 125 | 90 | 98 | 600 |
進化したことで全体的にステータスが上昇している。進化前同様「こうげき」が高いため物理アタッカーとして育成するのが妥当なのだが、更に進化してサザンドラになると「とくこう」の種族値が急上昇し、「こうげき」の値を遥かに超えた明確な特殊アタッカーになってしまうのが難点。
また、進化後の特性がふゆうである事に対しジヘッドの特性ははりきりのため、特性込みの「こうげき」種族値は実質153相当にもなる。これは伝説、メガシンカを除くとあくタイプ、ドラゴンタイプで最高の数値である。
この関係上、進化後の放つ「りゅうせいぐん」・「あくのはどう」よりもジヘッドの放つ「げきりん」・「かみくだく」の方が威力が高い。
対戦でメジャーなのは圧倒的に進化後だが、進化前である事を活かしジヘッドに「しんかのきせき」を持たせればなかなか面白い戦いができるだろう。
命中不安とは割り切って付き合っていくしかない。
上記の以外の技候補としては、リスクも伴うがタマゴ技「もろはのずつき」も一級品の威力を秘めている。
難点としてはサザンドラが覚えて、ジヘッドが覚えられない技が多々あることである。
特に「じしん」を覚えられないのがなかなかの痛手。このためはがねタイプのポケモンを突破するのが困難である。
この点は遺伝技の「ほのおのキバ」である程度は軽減できるが、特性の「はりきり」による命中不安は更に増す事となる。
使用トレーナー
アニメ版
- リュウキ(SM)
漫画版
- 七賢人(ポケスペ)
- ペタシ(ポケスペ)
アニメ版
- BW100話
- アイリスの幼馴染であるショウブが預かって育てているポケモンとして2匹登場。そのうち1匹はサザンドラに進化した
- リュウキのジヘッド
- SM118話で登場。最初に挑戦したカキのアローラガラガラを倒し、続くサトシ戦ではクリムガンと共にモクロー・メルタン(初バトル)とダブルバトルを繰り広げるが、モクローが「ブレイブバード」を覚えた事で逆転負けした。
その他
新無印 | 4話・80話 |
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劇場版 | ココ |
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
同複合タイプ
600族・中間進化系
関連ポケモン等
- テツノコウベ:サザンドラの未来の姿?
- ドードー:シリーズ初期からいる有名な二つ頭のポケモン。進化すると3つの頭になるところも含めて先輩のような存在。なお元々は1つの頭だったが進化して2つの頭になり、その2つの頭で争い、片方の頭を割ってしまうことで頭が増えて進化するという与太話が有名で、頭同士で攻撃し合うことで強くなるというジヘッドの特徴のある意味で元ネタとも言えるかもしれない。
その他
- オルトロス:双つの頭を持つ伝承に伝わる犬もしくは狼の化け物。