データ
初出 | 第5世代 |
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タイプ | かくとう |
分類 | 特殊 |
威力 | - |
命中 | 100 |
PP | 5 |
範囲 | 単体 |
直接攻撃 | ✕(第5世代のみ○) |
効果 | 自分の残りHPと同じダメージを相手に与えた後、自身はひんし状態になる |
英語名 | Final Gambit |
概要
第5世代から存在する技。
自らを犠牲に、相手に自分の残りHPの全てをぶつける技。まさに「命がけ」。
英語名は「Final Gambit」。Gambitとは、チェスにおける(ポーンなどを捨てごまにする)さし初めの手を表す言葉。ここにFinalが加わると、「最終戦略」「最後の賭け」を意味し、まさに命がけの行為とも言える。
設定ミスなのかなぜか特殊技扱い。
(後述の神風特攻に掛けているのかもしれない。「特殊攻撃」の略称が特攻のため)
基本的な使い方は言うまでも無く相手の手持ちを確実に減らす事。
ダメージは固定ダメージ扱いの上、仕様上仕掛ける側は残り体力が多いほど、仕掛ける相手は「物防や特防は高いがHPが低い(或いは残り体力が少ない)」相手が良い。
(なお、いのちがけ習得ポケモンの中で高HPトップ3は、コノヨザル・ビクティニ・ミガルーサ。)
その為、この技を採用する場合はHPと素早さに努力値を全振りし、持ち物もこだわりスカーフである事が多い。なにこの神風特攻。
他にもあえてスカーフを持たせず、場作りしてから「いのちがけ」する場合もある。
第七世代から登場したZクリスタルでZ化すると威力180の自滅しない必中格闘技になるが特殊技なのでまともに使えそうなポケモンはアギルダーしかいない(ルカリオもできないことはないがまずメガ化するため)。
この他、アローラベトベトンやナゲツケサルに自身の特性を渡す手段としても活用できる。
例えばツボツボのあまのじゃくをナゲツケサルに渡せばインファイトを連打して要塞化を図ることができる。
欠点は先制技に弱い事。
先制で削られてしまうと「いのちがけ」のダメージも減らされてしまい、倒せなくなる可能性がある。第7世代でサイコメイカーを持つカプ・テテフが登場したことにより多少使いやすくなった。
なお、無効化された場合は死なないのでご安心を。
ポケダンでは自身のHPを1まで減らし減らした分のHPと同じ額のダメージを与える。
死にはしないが倒しきれなかったり、悪天候の状態で使えばすぐに倒れることは確定なので注意。
また、「ダメージの実数値が使用者の体力と同じ」という点を逆手に取り、伝説ポケモンなどのHP個体値厳選兼みねうち代わりに使用される事もある。
使用者のHPの最大値や素早さとの兼ね合い、そしてタイプの都合上ゴーストタイプには無効になる仕様もあるため汎用性のある方法ではないが、いのちがけの使用者のHP実数値を厳選対象の個体値最高の場合の最大HPよりも1少ない状態に調整しておき、1ターン目の先攻でいのちがけをする事でVの場合以外は一撃でひんしにできるため、通常は捕獲前に判定しづらいHPの個体値厳選を容易に行うことができ、さらにみねうちよりも簡単にHPを1に出来るためその後の捕獲も容易になる。
なお、じばく等と同様に最後の一匹が使った場合は必ず判定負けになってしまうので注意。
余談
なお、ツチニンもタマゴ技でいのちがけを覚えられる。
進化後のテッカニンにとってはなかなか有用な技なのだがそれと同時にヌケニンもいのちがけを使用できる。
もちろんヌケニンにこの技を使わせても1ダメージにしかならない。
ハピナスをいのちがけで倒そうものなら上の絵のような凄惨な状況になるのは言うまでもない。
ちなみにふしぎなまもりはベトベトンやナゲツケサルへの引継ぎ対象外の特性なので注意。
また、いのちがけを覚えたポケモンとまねっこを覚えたハピナスを用意することでハピナス自身もいのちがけを使用することができる。
某実況者の手により実現の難しいロマン技であることがわかっているが、ハピナスの膨大なHPゆえに凄まじい火力を叩き出すことができ、決まれば爽快である。
関連項目
使用後ひんしになる技