基礎データ
地方図鑑
アローラ図鑑(SM / USUM)
| No.026 / No.033
|
---|---|
カントー図鑑 | No.026 |
進化
ピチュー→ピカチュウ(なつき進化)→アローラライチュウ(アローラ地方でかみなりのいしを使用)
※通常種と進化条件は同じ。
概要
第7世代『サン・ムーン』で新たに発見されたライチュウのアローラ地方におけるリージョンフォーム。正式表記は「ライチュウ(アローラのすがた)」。
通常種と比べて尻尾や耳が丸くなり、目や体の色も大きく変化した。色違いはさらに体色が濃くなり、より日焼けしているように見える。
新たにエスパータイプが追加され、初の組み合わせである「でんき・エスパー」の複合となった。
大型化した尻尾にサイコパワーを集中させることでサーフボードのように浮遊することができ、常に尻尾に乗ったサーフィンスタイルをとる様になるなど、かつてのなみのりピカチュウを彷彿とさせる。それ故に「陸サーファー」の異名で呼ばれ、バトルの際も滑るような浮遊移動で相手を翻弄しながら、星形に成形した独自の10まんボルトをお見舞いする。
ほっぺを揉むと電気袋から甘い香りがし、メカニズムは解明されていないがサイコパワーが関係していると言われている。また、なぜ姿を変化させたのも解明されておらず、アローラの人々は「パンケーキでも食べたんじゃない?」と特に気にしていない様子。ライチュウ自身もアローラ秘伝のパンケーキが大好きで、このような進化を遂げた秘密がそれにあるとか ないとか。ちなみにゲーム中にはマラサダこそよく見かけるもののパンケーキ自体は未登場。
ゲームでの特徴
野生で見かける機会が滅多にない(冠の雪原のダイマックスアドベンチャーや下記のSVのイベントくらい)上、リージョンフォーム故に進化する手段が初出のSM・USUMしかないため、入手はやや面倒。
SM・USUM
- アローラ地方では「かみなりのいし」を使うと必ずアローラライチュウになる。原種は過去作から連れてくるか、USUMでウルトラワープライドでウルトラホールで「かみなりのいし」を使用すれば進化する。
- ストーリーにおいては、ライバルのハウが2戦目で加わったピチューの最終進化で、バトルでは必ず先発で出してくる。
Let's Go!ピカチュウ・イーブイ
- 原種ライチュウがいればヤマブキシティのポケモンセンターでNPCのエリッチとの交換で入手できる。……当然だが、『ピカチュウ版』の相棒ピカチュウは進化できないのでトキワの森にいる別個体を捕まえて進化させよう。
ソード・シールド
- DLC第一弾「鎧の孤島」でガラル地方でも解禁。アローラディグダを探すイベントで、40匹まで見つけたときの報酬として入手できる。また、過去作から連れてきた個体でも覚えている技をすべて放棄するのと引き換えにガラルマークを付与することができる。ガラル地方ではピカチュウからアローラライチュウへの進化は相変わらず不可能なので注意。一応冠の雪原のダイマックスアドベンチャーで出現するものの、狙って出せるものでは無い。
- DLC使用レギュレーションのRTAでも利用価値があり、これを主要攻略要員とした日本語版シールドのDLC使用RTAで、日本語版シールドとしては史上初の4時間切りでの世界記録が達成された。
スカーレット・バイオレット
- ポケモンHOMEから輸入可能。
- セイジ先生の授業においてアローラライチュウが映ってたりする。
- 藍の円盤で未内定組を除き、ほとんどのアローラの姿がテラリウムドームや交換イベントで入手難易度が緩和する中、アローラライチュウのみ入手イベントを用意して貰えなかった。
- …と思いきや、2024年の4大サマーイベントの第1弾にて2回目の最強のピカチュウ開催と共に行われるピカチュウ系統の大量発生イベントにてブルーベリー学園のテラリウムドーム内に期間限定で登場することが決定した。
- 勿論出現場所は南国の環境を再現しているコーストエリアでのみ大量発生し、それ以外のエリアでは原種のライチュウが出現する。
- 本来テラリウムドームではライチュウは原種のみ登場(かみなりのいしを使っても原種にしか進化しない)し、ブルーベリー図鑑にもアローラライチュウのページは存在しないが、なぜアローラライチュウが現れたのかは不明。過去や未来・並行世界から別の存在を一定時間転移させる現象を引き起こすテラスタルの結晶によるものか、或いは一種の突然変異としての形での進化を起こしたのだろうか?
性能
種族値
比較 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
原種 | 60 | 90 | 55 | 90 | 80 | 110 | 485 |
リージョンフォーム | 60 | 85 | 50 | 95 | 85 | 110 | 485 |
増減 | ±0 | -5 | -5 | +5 | +5 | ±0 | ±0 |
- 種族値は物理面が5ずつ低下した代わりに、特殊面が5ずつ上昇した。
- 場が「エレキフィールド」の時、素早さが倍になる固有特性「サーフテール」を持つため、エレキフィールドを展開できるカプ・コケコと、タイプ・物理耐久両方で致命的となった「ふいうち」や「かげうち」を無効化し、一致となるエスパー技を強化する「サイコフィールド」を展開できるカプ・テテフと、弱点のじめん技を半減し、サブウェポンとして覚えられる「くさむすび」を強化する「グラスフィールド」を展開できるカプ・ブルルと相性が良く、全体的に守り神がもたらすフィールドの恩恵を受けやすい、アローラならではのポケモンといえる。特にカプ・コケコとカプ・テテフは使用率が高い為、相手が発生させたフィールドを容易に利用することが可能である。ただしフィールドの重複はできないので、一度に利用できるのはいずれかとなる。
- 分かりやすい速攻型のポケモンだが「とくこう」は100に満たない(カプ・コケコと同値)。戦術もそうだが火力がフィールド依存になりやすい点は注意が必要。
- またZクリスタルの一種「アロライZ」を持っている時、「10まんボルト」を専用Zワザ「ライトニングサーフライド」へと昇華させることが可能。攻撃Zワザでは珍しく、100%でまひ状態にする追加効果を持つ。
- なお、アローラライチュウの隠れ特性は存在せず、「ひらいしん」を持つピカチュウから進化させても「サーフテール」に変化する。見た目は浮いているが、「ふゆう」も持っていない。また、発表時にはなみのりピカチュウの再来のようなものを期待したトレーナーもいたが通常個体では「なみのり」を覚えられない。
- USUMでは特定の条件を満たすことで「なみのり」を覚えたピカチュウを入手することができるため、容易に波に乗ったライチュウを育てることができるようになった。ただし「ねこだまし」や「アンコール」といったタマゴ技や、ピチューの時に覚えることができる「わるだくみ」などとは両立ができない。
第8世代
第9世代
- 新規取得した技は物理に「くさわけ」「とっしん」、藍の円盤では新技「はやてがえし」更に一時期配布個体限定だった「がむしゃら」、特殊に「テラバースト」、藍の円盤から一致技の「サイコノイズ」やサブウェポンになり得る「みわくのボイス」、変化技に「かいでんぱ」「スキルスワップ」「サイコフィールド」、碧の仮面より「うそなき」と豊富なラインナップを獲得した。
- では環境ではどうなのかといえば、前述したとおり入手難易度が高いことと、環境がエスパータイプ全体に不利だからかまったくといって良いほど使われていない。
- 3DSを頼らない直近作品からの輸送でもある程度個体値がVになってしまうダイマックスアドベンチャー頼りになり、テラバースト等に関わるA0C0といった要素の厳選難易度が高いのもアローラライチュウが少ないことに拍車をかけてるのだろう。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
- ノア(SM編)
- ハウ(SM編)
番外作品
ポケモンGO
野生の個体は存在せず、ピカチュウから進化させて入手させることもできない。また、進化形なので、フレンドとの交換で入手可能な7kmタマゴからも当然ながら孵化することはない。
- では、どうすれば入手できるのかと言うと、不定期でジムにレイドボスとして襲来してくる個体を倒した上で、ゲットチャレンジでゲットしなければならないという、まさかのアブソルやクチートと同じ仕様となっている。しかも、★★★なので、ソロでのクリアもやや困難と言うプレイヤー泣かせな仕様となっている。アローラガラガラと比べればまだマシだが。
- ゲットチャレンジも意外と難しく、位置がかなり遠い上に的も小さく、さらに時折大きくジャンプしてこちらの狙いを外しにかかってくるなどかなり厄介。「威嚇後に生じる隙に丁度合うタイミングでボールを当てる」というレイドボス捕獲の基本を徹底しなければ無駄にボールを消費することになるだろう。
- なお、性能面はエスパータイプが付与され、ゲージ技に「かわらわり」に代わって新たにエスパー技の「サイコキネシス」が加わったこと以外は通常のライチュウとあまり変わりはない。強いて言えば種族値が全体的にやや上昇していることくらいだろうが、そこまで気になるほどでもなかったりする。
- 唯一のでんき・エスパー複合という立ち位置自体は原作と変わっていないのだが、システム上特性の存在しない本作においては、でんきタイプとしてもエスパータイプとしても中途半端な性能に留まっており(しかも通常技にエスパー技がない関係上、エスパーポケモンとして運用することは現状ではかなり難しい状態である)、わざわざ育てる価値があるかと言うと微妙な所だったりする。
- 耐性面でも、エスパータイプが付与されたことで、じめんタイプの他にもむし・あく・ゴースト等苦手とするタイプが増えている。かくとうやエスパーを軽減できるようにもなっているので、一概に弱体化しているとも言い切れない面はあるが…。
- 可愛らしい見た目やその入手難易度の高さを考えると、どちらかと言えば愛玩用・コレクション用のキャラクターと言えるだろう。
ポケモンマスターズ
ハウ&アローラライチュウ
初期から実装。
上述の通り、先発で出してくる事からハウのバディで実装。メインストーリー11章をクリアすると仲間になる。
1ゲージ技の「でんきショック」と全体攻撃の「ほうでん」の2種類の攻撃手段を持つ。「スペシャルアップ」で特攻2段階、トレーナー技の「アローラの風ー!」で素早さ3段階、回避率1段階上昇させることができる。
バディストーンボードも拡張済みであり、特に「素早さ↑分B技威力↑」のパネルは強力であり、トレーナー技で最大威力に自力で持っていくことができる。アタッカーとして足りないのは急所バフのみなので、そこを補える編成を組めば現在でも主力電気アタッカーとして活躍できる。
技
でんきショック | 10%の確率で相手をまひ状態にする |
---|---|
スペシャルアップ | 自分の特攻を2段階あげる |
ほうでん | 30%の確率で相手をまひ状態にする |
アローラの風ー! | 自分の素早さを3段階+回避率を1段階あげる |
バディーズ技
常夏のイノセントスパーキングギガボルト |
---|
追加効果なし |
パッシブスキル
初ピンチ時HP回復4 | 初めてピンチになったときだけ自分のHPを最大HPの約40%回復する |
---|
Newポケモンスナップ
- ニジイロビーチと夕方のコピアリーフにて登場。アローラライチュウがレンティル地方で野生化している事から、実はレンティル地方はアローラ地方に近いのかもしれない。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
アイテムのモンスターボールの中から出現。
ピカチュウが初代から、ピチューがDXから登場する中影も形もなかったライチュウだったが、本作にてようやく登場できた。
サーフボードに乗って浮遊し、呼び出したファイターの敵に向かって突進して電気属性のダメージを与える。突進速度は速く移動範囲も広いが、帰るまでの時間が少し短い。
スピリッツとしても登場。南国アローラを意識したかフィールドはコトブキランド、ランクはHOPEのサポーターで効果は埋まらなくなると言う物。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
1話からOPの「アローラ!!」のムービー中で浮きながら移動している。
- ノアのアローラライチュウ
- SM13話のパンケーキレース回にて初登場。昨年の優勝者であるウエイトレスのノアの手持ちポケモン。彼女のパンケーキ屋を接客の手伝いをしており、そのため基本的には人当たりはいいのだが、サトシのピカチュウとは互いに対抗意識を持ち、「ピカチュウのなつやすみ」の個体のように互いにガンを飛ばし放電し合った。レース参加者の中では唯一浮遊しているポケモンでパンケーキを手に持ちながら余裕で移動することが出来る。背中に乗せて走ったピカチュウはよくやった。その後もククイ博士とバーネット博士の結婚式にノアと共に出席していたりとちょくちょく出ている。
- SM84話:登場しているが、ノアのか不明。
- SM86話:リゾート客?の手持ちで登場。
- ハウのアローラライチュウ
- こちらでもハウの手持ちとして登場。予選のバトルロイヤルに挑戦して勝ち残った事で本戦入り。本戦1回戦ではオーキド校長のアローラナッシーと対決し、きあいだまで勝利している。
- 新無印37話:恐らく観光客の手持ち。
- 新無印115話・122話:観客席にいる。
関連イラスト
関連タグ
0025.ピカチュウ(キョダイマックスピカチュウ)→0026.ライチュウ(アローラライチュウ)→0027.サンド(アローラサンド)
電気袋組
世代 | 電気袋組 |
---|---|
1/2 | ピチュー→ピカチュウ(キョダイマックスピカチュウ)→ライチュウ(アローラライチュウ) |
3 | プラスル・マイナン |
4 | パチリス |
5 | エモンガ |
6 | デデンネ |
7 | トゲデマル |
8 | モルペコ |
9 | パモ→パモット→パーモット |
進化関連
- 進化前が原種仲間