相棒ピカチュウ
あいぼうぴかちゅう
『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ』にて、主人公(カケル/アユミ)のパートナーポケモンとなる特別なピカチュウ。
マサラタウンへとやって来て主人公と出会い、ゲットされる。
見た目やCV(大谷育江)は当時の一般的なピカチュウと大きく変わらないが、同作のリメイク元である旧『ピカチュウ』の仕様(ひいてはそのモチーフであった「サトシのピカチュウ」)を踏襲して、ライチュウに進化させられないことを最大の特徴とする。
『ピカチュウ』当時は正直デメリットしか無く、ストーリー終盤にはピカチュウをパーティから外してしまう本末転倒な光景も見られていた反省か、以下のようなメリットもふんだんに盛り込まれている。
- 無進化を補う特殊なステータスやわざが設定されている(後述)。
- 従来のひでんわざにあたる「ヒジュツ」を覚える。
- ポケパルレのように触れ合える。
- 服の着せ替えと「前髪」部分のセットができる。
- 絶対に色違いにはならない。
- 交換することも逃がすこともできない。
また、通常のピカチュウもトキワの森で野生出現するようになっているため、ライチュウの図鑑登録にも支障は無い。
余談だが、『Let's Go! イーブイ』でライバル(シン)はピカチュウをパートナーにするのだが、この個体は特別なピカチュウではなく、最終的にはライチュウに進化もする。
対戦面
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
相棒 | 45 | 80 | 50 | 75 | 60 | 120 | 430 |
通常 | 35 | 55 | 40 | 50 | 50 | 90 | 320 |
ライチュウ | 60 | 90 | 55 | 90 | 80 | 110 | 485 |
俗に「種族値」と呼ばれる内部ステータスが、上記のように全面的に強化されている。
かつ、それに上乗せされる「個体値」と呼ばれるステータスも全て最大値(6V)で固定される仕様となっている。
特に「すばやさ」の120という値が目を引く。なんとライチュウの値を超えてしまっている。
作中ではマルマイン、サンダースに次ぐでんきタイプ3位の俊足、他タイプとの比較では、じめんタイプ最速のダグトリオや初代トップメタの一角であるフーディンと同速という水準である。
「サトシのピカチュウ」が速さを売りとしており、直接ライチュウにスピードを活かして勝利したこともある経歴を踏まえているのだろうか…?
加えて「相棒サイン」と呼ばれる戦闘中に使えるお助けモードがあり、相棒ピカチュウが場に出ているときにこれを用いると必殺技「ピカピカサンダー」を発動できる。
基本的な仕様は「おんがえし」に準じるが、タイプ一致かつ特殊技化している。
他にも、でんきタイプ全体で初となる先制技や、過去の特殊個体である「なみのりピカチュウ」と「そらをとぶピカチュウ」を意識したような技も習得可能で、最後まで第一線で活躍させられるだろう。
ただし、これらの中には物理技も含まれている点には注意。
技名 | 分類 | タイプ | 威力 | 命中率 | PP | 追加効果 |
---|---|---|---|---|---|---|
ピカピカサンダー | 特殊 | でんき | - | 必中 | 20 | だいすき度で威力が変動 |
ばちばちアクセル | 物理 | でんき | 50 | 100 | 15 | 先制技。必ず急所に当たる |
ざぶざぶサーフ | 特殊 | みず | 90 | 100 | 15 | 30%の確率で相手をまひさせる |
ふわふわフォール | 物理 | ひこう | 90 | 95 | 15 | 30%の確率で相手をひるませる |
下2つは元になったと思われる「なみのり」「そらをとぶ」と分類・威力・命中率・PPが一致している。その上で優秀な追加効果が付き、「そらをとぶ」に見られた溜め時間は省略されていると、上位互換と言って差し支えない使い勝手になっている。
カケルのバディーズとして2024年1月31日に実装。サポートロールで、EXロールはスピード。
トレーナー技「カントーの分析」で味方全員の次回特殊技威力ブーストを1段階上げつつ、「カントーサークル(特殊)」を展開する事が可能。2回まで使う事のできるトレーナー技「レッツ 前進っ!」でバディーズ技発動可能状態までのカウントを1減らす事もできる。
パッシブスキルの効果でトレーナー技を使った時に味方全員の素早さと回避率を1段階、自分の防御と特防を1段階上げたり、技で攻撃を受けた時に味方全員のHPを回復する等、耐久力にも優れる。