ひこうタイプの技であるそらをとぶを覚えた特別なピカチュウ。通称「空ピカ」。
概要
初登場は「赤緑」時代。任天堂やコロコロコミックが連動して行ったキャンペーンから生まれた。
なみのりピカチュウとは対になる存在。
技の使用時には風船を身体に巻きつけた独自の方法でそらをとぶ。
二次創作では、風船じゃなくフワンテでそらをとぶイラストもある。
そらをとぶ繋がりでANAのポケモン企画で登場したり、配布が行われたりもした。
ただし、なみのりピカチュウと比べるとラインナップはかなり少ない。
前述通りANAの企画にはよく顔を見せてたが、それ以外ではほぼなみのりピカチュウの方が圧倒している。
その理由はやはり実用性にあり、そらをとぶがピカチュウの主力である電気技とあまり相性が良くないことや2ターン攻撃で使い勝手が良くない事が挙げられる。
そらをとぶは電気技を半減する草タイプにこそは効果抜群なものの、なみのりピカチュウのように電気タイプの砦となる地面(+岩)タイプを突破する事ができない。
せめて特性がふゆうになれば…
仮にダイマックス可能な第8世代にも何らかの形で実装されていれば、「ダイジェット」で自身と味方の素早さをアップさせるサポート戦術が行えるので、通常の個体とは違った構築が組める等その評価はもっと違ったものになっていた可能性もある。
第四世代ではHGSSに付属するポケウォーカーの限定配信コース「きいろのもり」で登場し、久々にその存在を思い出した者も少なくない。
第五世代には秘伝扱いである為ポケシフターで送ることはできないが、ふうせんというアイテムが登場しており持たせる事で疑似的にそらをとぶピカチュウにする事ができる。
LPLE(第七世代)では相棒ピカチュウに覚えさせるヒジュツの1つとして「ソラワタリ」が登場。これを発動すると、ピカチュウが風船を利用した乗り物を操縦して主人公を目的の場所まで運んでくれる。また、「そらをとぶ」と似た性能の技「ふわふわフォール」を習得できる(但し、溜め技ではない)。
外伝作品の『ポケモンGO』では、2020年7月に行われたアニバーサリーイベントにおいて登場。
微妙にデザインが描き直されており、特に風船を胴体に括りつけるリングが半透明のエネルギー状になっているのが特徴。色違い個体も実装されており、運が良ければ遭遇することができた。翌年の2021年には、同作が5周年を迎えたことを記念して、数字の5を象った風船が追加された(こちらにも色違い個体が存在する)。
なお、一部の帽子ピカチュウと同様、ライチュウに進化させることはできない。
ポケモンSVでは早期購入者特典として、通常プレイでは覚えられないそらをとぶを覚えている特別なピカチュウが配信された。このピカチュウはテラスタルもひこうタイプになっており、そらをとぶをタイプ一致で使えることにくわえてじめんタイプの技が当たらなくなるなど、それなりに実用的な性能を持っている。
ただし、このピカチュウはかみなりのいしでライチュウに進化できてしまうの注意が必要。
なお、今作ではピカチュウにわざマシン123を使うとなみのりを覚えさせることができるため、早期購入特典のピカチュウにわざマシンを使うことで「そらをとぶなみのりピカチュウ」も作ることができる。
ポケモンカードゲーム
コロコロコミックやANAのプロモーションカードで配布された物、DPt期以降の一般収録された物が存在。
プロモーションカードはコロコロ版、同じ構図でバックに飛行機が描かれたもの、技とイラストの両方が異なるものが存在する。
いずれも共通して無色3つでコイントスで裏ならワザ自体が失敗。表なら次の相手のワザを受けない。というもの。
「弱点を克服したピカチュウ」という図鑑説明の通り、弱点がないどころか本来弱点の闘タイプに対する抵抗力まで獲得している。
「このカードはライチュウに進化できない」という注釈がついている。ピチューからの進化も不可能。
「そらをとぶピカチュウVMAX」に進化する「そらをとぶピカチュウV」も存在する。
関連タグ
キャプテンピカチュウ:アニポケにおけるそらをとぶピカチュウ
表記揺れ